ヘッドセットから自分の声が聞こえる原因|Windows 11の「聴く」・サイドトーン・Discordのテストを止める方法【2026年版】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
声を耳へ戻す設定は、Windows・ヘッドセット本体・アプリに分かれています。マイクは止めずに、戻す側だけを切ります
通話もしていないのに、話すたびにヘッドセットから自分の声が聞こえる。こだまのように少し遅れて返ることもあれば、耳元でほぼ同時に聞こえることもあります。マイクの音を自分の耳へ戻す設定は、Windows、ヘッドセット本体、通話・配信アプリのそれぞれにあり、どれか1つがオンなら声が返ります。
Discordのマイクテストや配信ソフトを止めても返るなら、Windowsの「このデバイスを聴く」、再生デバイスの「レベル」にあるマイク、ヘッドセットのサイドトーンの順に1つずつオフにします。どれもマイクの入力はそのままで、自分へ戻す音だけを止める設定です。
遅れて聞こえるか、すぐ聞こえるかだけでは原因を決められません。複数の設定が同時にオンのこともあるので、1か所変えるたびに話して比べてください。ソニーのWH-CH510のように、通話中のサイドトーンを止められない機種もあり、その場合は通話に使うマイクを分けて対処します。
目次
診断いつ声が返るかで、最初に見る場所を決める
通話アプリと録音・配信ソフトをいったん閉じ、Discordのマイクテストも止めた状態で、普段の声量で話してください。それでも返るのか、特定のアプリを開いたときだけ返るのかで、見る場所が分かれます。
| 声が返るタイミング | 考えられる経路 | 最初に見る場所 |
|---|---|---|
| Discordの設定画面でテストしているときだけ | Discordのマイクテスト | 「テストを中止」を押す |
| 通話・録音アプリを全部閉じても返る | Windowsの設定、ヘッドセットのサイドトーン | 「このデバイスを聴く」から順に |
| OBSなどの配信・録画ソフトを開いたときだけ | ソフトの音声モニタリング | ソフトのモニター設定 |
| USBマイクにヘッドホンを挿しているとき | マイク側のモニター | ヘッドホンをPCに挿し替えて比べる |
| Bluetoothのヘッドセットで通話中だけ | 通話モードのサイドトーン | 機種の説明書、通話用マイクの変更 |
| 特定の相手と通話中だけ、少し遅れて返る | 相手のスピーカーの音を相手のマイクが拾っている | 相手に一度ミュートしてもらう |
声を戻しているマイクを無効にしたりミュートしたりすると、そのマイクからの返り音は止まります。ただし、通話の入力にも同じマイクを使っていると、相手への声も止まります。別のマイクから声が返っている場合は、ヘッドセットをミュートしても止まりません。オフにするのは、自分の耳へ戻す設定だけです。
マイクブーストは相手へ送る声の音量に、Discordの入力感度は音声を送り始めるしきい値に関わります。ブーストを下げると声が小さくなり、入力感度の設定によっては小声が送られなくなったり、雑音まで送られたりします。どちらも自分の耳へ声を戻す設定とは別なので、先に戻す設定を探してください。
Windows「このデバイスを聴く」のチェックを外す
「このデバイスを聴く」は、マイクに入った音をスピーカーやヘッドホンから鳴らすWindowsの設定です。マイクが音を拾っているかを確かめる手順でオンにする設定で、確認のあとにチェックを外し忘れると、通話していなくても声が返り続けます。
- Windowsキー+Rを押し、
mmsys.cplと入力してEnterキーを押します。設定アプリの「システム」→「サウンド」→詳細設定の「サウンドの詳細設定」からも同じ画面が開きます。 - 「録音」タブで、使っているマイクを右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「聴く」タブの「このデバイスを聴く」にチェックが入っていれば外し、「OK」を押します。
- 普段の声量で話し、声が返らなくなったか確かめます。
チェックが入っているときは、すぐ下の「このデバイスを使用して再生する:」に、声を鳴らしている出力先が表示されます。チェックを外すだけで、マイクの録音や通話への送信は変わりません。
マイクが複数あるなら、録音タブの全部を見る
「録音」タブには、ヘッドセットのマイクのほかに、USBマイク、Webカメラのマイク、PC本体のマイク端子などが並びます。普段使うマイクのチェックが外れていても、別のマイクの「聴く」がオンなら、そのマイクが拾った声が返ります。話したときにレベルメーターが動く録音デバイスから順に、「聴く」タブを開いて確かめてください。
確かめるために、いまオフの「このデバイスを聴く」をオンにする必要はありません。変える前の状態を控えておくと、ほかの経路を調べたあとで元に戻せます。
再生側再生デバイスの「レベル」にマイクがあればミュートする
PC本体の3.5mm端子にヘッドセットを挿しているときは、再生側の設定も見ます。Realtekのオーディオを使うPCなどでは、再生デバイスのプロパティの「レベル」タブに「マイク」「ライン入力」の項目があり、マイク端子から入った音をそのままスピーカー側へ流す音量になっています。
mmsys.cplの「再生」タブで、ヘッドセットをつないでいる出力デバイス(「スピーカー」「ヘッドホン」など)を右クリックして「プロパティ」を開きます。- 「レベル」タブに「マイク」や「ライン入力」の項目があれば、横のスピーカーのボタンでミュートにするか、音量を0にします。
- 「OK」を押して、話して確かめます。
この項目が表示されないPCもあります。表示されなければ、次のサイドトーンへ進んでください。録音デバイス側の「レベル」タブにある「マイク」は、録音や通話に使う入力の音量なので下げないでください。
本体ヘッドセットのサイドトーンを切る・下げる
サイドトーンは、ヘッドセットのマイクが拾った自分の声を、そのままイヤーカップへ戻す機能です。マイクモニタリングとも呼ばれ、自分の話し声が相手にどう聞こえているかをつかむために使います。設定はWindowsではなくヘッドセット本体か各社の設定ソフトにあるので、「このデバイスを聴く」を外しても残ります。
| メーカー・機種 | 設定する場所 | 止め方 |
|---|---|---|
| SteelSeries GGでサイドトーンを設定できる機種 | GGの「Engine」でヘッドセットを選び「Audio」 | 「MIC SIDETONE」をOFFにして、右上の「Save」を押す |
| ロジクールG G HUBでサイドトーンを設定できる機種 | G HUBのヘッドセットの画面で、イヤホンのアイコン | 「SIDETONE」のチェックを外す |
| ロジクールG435 | 本体のミュートボタン | 2回押し、LEDがオレンジ色に1回点滅すれば無効(2回点滅は有効) |
| Razer Synapseでサイドトーンを設定できる機種 | Synapseでデバイスを選び「MIC」 | 「MIC MONITORING (SIDETONE)」をオフにするか、レベルを下げる |
| ソニー WH-CH510・WI-C100・WI-C200・WI-C310 | 設定なし | 通話中のサイドトーンは音量調整もオフもできない |
SteelSeriesのArctis Pro WirelessとNova Pro Wirelessは、ベースステーションからもサイドトーンを変えられます。表にないメーカー・機種は、説明書や設定ソフトで「サイドトーン」「Sidetone」「マイクモニタリング」「Mic Monitoring」を探してください。同じメーカーでも機種で操作が違い、G435の本体操作をほかのロジクール製品にそのまま使うことはできません。
G435はミュートの操作と取り違えない
G435は、ミュートボタンを短く1回押すとマイクのミュート、2回押すとサイドトーンの切り替えです。2回押したつもりが1回になると、声は返らなくなっても相手に声が届きません。押したあとはLEDの点滅回数を見て、通話アプリで声が届いているかも確かめてください。
切るか、小さく残すか
オフにして自分の声量がつかみにくくなったら、小さく残す方法もあります。SteelSeriesのGGでは「MIC SIDETONE」を1にすると、まわりの音がわずかに聞こえる程度になります。G435は、ミュートボタンと音量アップボタンを同時に1回押すと上がり、音量ダウンボタンとの同時押しで下がります。
アプリDiscordのテストと配信ソフトのモニターを止める
Discordのマイクテストは、自分の声を鳴らす機能
Discordの「ユーザー設定」(左下の歯車)→「音声・ビデオ」の「マイクテスト」で「確認しましょう」を押すと、選んでいる出力デバイスから自分の声が再生されます。テスト中に声が返るのは正常な動作で、「テストを中止」を押せば止まります。
ボイスチャンネルにつながったままテストを始めると、テストを終えるまで自分のマイクと相手の声がミュートされます。通話中に試すと急に会話が途切れるので、通話の前か後に済ませてください。
OBSは「音声モニタリング」を「モニターオフ」に
OBS Studioで配信・録画をしているなら、「編集」→「オーディオの詳細プロパティ」を開き、マイクの行の「音声モニタリング」を「モニターオフ」にします。「モニターのみ (出力はミュート)」を選ぶと、自分には聞こえたまま配信や録画からマイクの音が消えるので、声を止める目的では選ばないでください。
ほかの録画・配信ソフト、ボイスチェンジャー、仮想ミキサーにも、「モニター」「試聴」といった名前や出力先の割り当てで、マイクの音をヘッドセットへ流す設定があります。そのソフトを閉じると声が止まるなら、そのソフトの設定を見直します。
機器USBマイクの端子とBluetoothの通話モード
USBマイクのヘッドホン端子に挿しているとき
USBマイクのヘッドホン端子にヘッドホンを挿していると、マイクが拾った声をその端子からも鳴らす製品があります。HyperX QuadCast Sは、マイクのモニターとPCの音の再生のために、ヘッドホンをマイクのヘッドホン端子へつなぐ作りです。
ヘッドホンをPC本体の端子に挿し替えて声が止まれば、マイク側のモニターが原因です。モニターの音量の変え方は、マイクの説明書や設定ソフトで機種ごとに確かめてください。
Bluetoothのヘッドセットで通話中だけ返るとき
Bluetoothのヘッドセットやイヤホンのマイクを通話アプリで使うと、通話用のモードに切り替わり、機種によっては通話中にサイドトーンが入ります。ソニーのWH-CH510、WI-C100、WI-C200、WI-C310は、通話中のサイドトーンの音量調整もオフもできません。
こうした機種では、Discordの入力にPCのマイクやUSBマイクを選び、ヘッドセットのマイクを使わないようにします。通話モードへの切り替わりを避ける設定は、Bluetoothイヤホンが通話モードになる原因と解除方法で手順を確かめられます。
相手側特定の相手との通話中だけ遅れて返るとき
特定の相手と話しているときだけ自分の声が少し遅れて返るなら、相手側で音が回り込んでいる可能性があります。相手がスピーカーで聞いていると、スピーカーから出たあなたの声を相手のマイクが拾い、それがあなたに送り返されます。
相手に一度マイクをミュートしてもらい、そのあいだ声が返らなくなるか確かめます。止まれば相手側の送信経路を切り分けます。相手がスピーカーを使っている場合は、ヘッドホンに替えてからミュートを解除し、声が返らなくなるか比べてください。これで止まれば、スピーカーの音をマイクが拾う回り込みが原因と判断できます。ミュートだけの結果で、回り込みや機器の故障とは決めつけないでください。
反対に、相手から「自分の声やゲーム音が返ってくる」と言われたら、あなたのマイクが音を拾っています。その切り分けはDiscordで自分のゲーム音が相手に聞こえる原因の手順が合います。
確認声が返らないことと、相手に届くことを分けて確かめる
自分の声が聞こえなくなっても、マイクまで止まっていれば直ったことにはなりません。最後に次の順で確かめます。
- 通話・録音アプリを閉じた状態で話し、声が返らないことを確かめます。
- Windowsの「設定」→「システム」→「サウンド」で、入力のマイクを選んでプロパティを開き、「マイク テスト」でテストを始めて数秒話します。テストを止めたあと「記録されたサンプル」を再生し、自分の声が録音されていれば入力は生きています。
- 通話アプリを開き、入力デバイスが普段のマイクになっているか確かめます。Discordのマイクテストで声を確かめた場合は、最後に「テストを中止」を押します。
- 実際に通話し、相手に自分の声が届いていることと、自分の耳には声が返らないことを確かめます。Windowsの録音テストだけでは、通話アプリから相手への送信までは確認できません。
- ヘッドセットを接続し直し、アプリを起動し直しても声が返らないか確かめます。戻るときは、直前に開いたアプリと、USB・ワイヤレス・3.5mmのどれでつないでいるかを控えておくと、メーカーに問い合わせるときに伝えやすくなります。
Windowsのマイクテストでは録音できるのに、Xbox Game Barの録画に声が入らない場合は、Xbox Game Barの録画にマイク音声が入らない原因の手順で録画側のマイク設定を確かめてください。
自分の声は止まったのに相手の声まで聞こえなくなったときは、出力先がずれています。ボイスチャットで相手の声だけ聞こえない原因の手順で、通信デバイスとGame/Chatのバランスを確かめてください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|送る声は止めずに、耳へ戻す設定だけを1つずつ切る
Discordのテストや配信ソフトを止めても声が返るなら、Windowsの「このデバイスを聴く」、再生デバイスの「レベル」のマイク、ヘッドセットのサイドトーンの順に1つずつオフにして、話して比べます。
USBマイクにヘッドホンを挿しているならマイク側のモニター、Bluetoothで通話中だけなら通話モードのサイドトーンを疑います。「マイク テスト」の録音で入力を確認したあと、実際の通話で相手に声が届き、自分の耳には声が返らないことを確かめてください。
あわせて読みたい
- HP「マイクに自分の声が入っているか確認する」
- 富士通 製品ガイド「ご購入時に音量を調節できる項目」
- SteelSeries「How to manage Sidetone on your headset?」
- ロジクール G435 セットアップガイド(PDF)
- Logitech「Enable and disable Sidetone to hear your voice back」
- Razer BlackShark V2 HyperSpeed マスターガイド(PDF)
- ソニー「ヘッドセットで通話をしているとき、自分の声が大きく聞こえたり、エコーがかかったように聞こえたりする」
- Discord「マイクテスト」
- OBS Studio「Audio Mixer Guide」
- HyperX QuadCast S クイックスタートガイド(PDF)
- Microsoft サポート「マイクの問題を解決する」




