HAGSのデメリットは?ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリングのオン・オフ判断と戻し方|カクつきも切り分け
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不具合が出たときだけ同じ条件で切り替えて比べる
「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング(HAGS)をオンにするとゲームが重くなる?」という疑問への答えは、環境によっては性能や動作に差が出る可能性はあるものの、常にデメリットが出る設定ではないです。
Microsoftの説明では、HAGSはCPUが担っていたGPUスケジューリングの細かな処理の多くをGPU上の専用プロセッサへ移し、CPU負荷を減らす機能です。Microsoftは目立つ変化がないことを想定しており、全環境でfpsが上がるとも下がるとも説明していません。
今の動作に問題がなければ、オン・オフを頻繁に切り替える必要はありません。症状がHAGSの変更後に始まった場合は、設定を戻した後に同じゲーム・場面で改善するか確かめます。RTX 40/50シリーズでDLSSフレーム生成を使う場合は、HAGSをオフにするとその機能を使えなくなる点にも注意してください。
目次
結論HAGSのデメリットは全環境共通ではない
HAGSの主な注意点は、環境によってゲームやGPUを使うアプリの動作が変わる可能性があり、切り替え後にWindowsの再起動が必要なことです。設定を変えても性能が変わらないこともあります。
機能の初期導入時、Microsoftは対応ドライバーを段階的に検証しながら展開しました。PCの構成や利用状況すべてを事前に網羅できないため、HAGSは任意の設定として導入されています。これは「オンにすると不具合が起きる」という意味ではなく、個々の環境で結果が異なる可能性を踏まえた扱いです。
不具合がないなら現在の設定を保ちます。オンにした後から同じゲームで問題が出た場合に限り、オフへ戻して再起動し、同じ場面で変化を比べてください。
注意点オン・オフを試す前に知っておきたいこと
比較オン・オフの判断基準
| 状況 | 判断 | 次にすること |
|---|---|---|
| 特に不具合がない | 現状維持 | 設定を変えず、ゲームやドライバーを通常どおり使う |
| HAGS変更後にカクつき・停止が始まった | 元の状態へ戻して比較 | 再起動し、同じ場面・設定で再現するか確認 |
| オフにしたが変化がない | HAGS以外も調べる | ゲーム更新、GPUドライバー、温度、バックグラウンド処理を一つずつ確認 |
| DLSSフレーム生成を使う | オンを保つ | オフでの比較後はオンに戻して再起動 |
HAGS単体の影響を比べるなら、DLSSフレーム生成をHAGSオン・オフの両方でオフにして、ほかの設定もそろえます。普段の遊び方での快適さを比べたい場合は、DLSSフレーム生成を使う状態と、HAGSをオフにした状態を別々に記録してください。後者はHAGSだけでなくフレーム生成の有無も変わるため、結果をHAGS単体の差とはみなせません。
手順HAGSを安全に比較する方法
- 現在の設定と症状を記録する。カクつきの出るゲーム、場所、画質設定、発生頻度を書き留めます。可能なら同じ場面で複数回プレイし、設定変更前の状態を確認します。
- 設定画面を開く。Windowsの「設定」から「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」→「既定のグラフィックス設定を変更する」へ進み、「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング」を切り替えます。項目が表示されない場合は、GPUとドライバーが対応していない可能性があります。
- Windowsを再起動する。再起動を省くと切り替え前後を正しく比べられません。ゲーム内の画質・解像度・上限fpsなど、ほかの条件は変えずに再起動します。
- 同じ条件で再確認する。同じゲームの同じ場面を遊び、カクつきやアプリ停止の有無を比べます。一度だけの印象で決めず、同じ条件で数回確認してください。
- 改善しなければ元へ戻す。差が見られない、または別の問題が出た場合は元の設定に戻し、再起動します。レジストリ編集やドライバーの削除は、この比較のために行う必要はありません。
次の確認HAGS以外の原因も切り分ける
オフにしても症状が変わらないなら、HAGSが原因とは限りません。GPUドライバーの更新直後に始まったか、ゲーム内の画質・フレーム生成設定を変えたか、GPU温度や使用率が高くなっていないかを確認します。複数の設定を同時に変えると、改善した項目を特定できなくなるため、一つずつ試してください。
HAGSの比較だけでは解決しないGPU処理遅延の切り分けは、dxgkrnl.sysの負荷とGPUドライバーを確認する手順も参考になります。
まとめ問題がなければ現状維持、症状があれば比較する
HAGSはGPUスケジューリングの一部をGPU側へ移す機能で、全PCに共通する性能低下やfps向上が決まっているわけではありません。今問題がないなら設定を保ち、変更後に症状が出た場合だけ、再起動を挟んで同じ条件でオン・オフを比較するのが基本です。
比較しても改善しないときは元の設定へ戻し、ドライバーやゲーム側など別の原因を確認します。DLSSフレーム生成を使う場合はHAGSをオンにしてください。
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出典:Microsoft DirectX Developer Blog「Hardware Accelerated GPU Scheduling」、Microsoft「Navigating the Redesigned Graphics Settings page」、NVIDIA Streamline SDK「DLSS Frame Generation Integration FAQ」、Microsoft Learn「D3DKMT_WDDM_2_7_CAPS」

