CS2「VAC was unable to verify your game session」の原因と対処|BANとの違い【2026年10月】
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CS2で競技マッチに入ろうとすると「VAC was unable to verify your game session.」と表示され、先に進めないことがあります。VACはValveのアンチチート(Valve Anti-Cheat)で、VAC保護サーバーに接続するPCのゲームファイルなどを調べる仕組みです。
この文言はBANの通知ではありません。BANのときは「VAC banned」「You have VAC ban on record」といった別の文言が出ます。まずSteamの設定でVACステータスを確認し、BANが付いていなければ、変更が小さく戻しやすいものから順に1つずつ試します。1つ試すたびにCS2を起動して入れるか確かめ、入れたらそこで終わりです。
画面に出た英語の文言は、そのまま下の一覧と照らしてください。文言に別のプレイヤーの名前が入っているなら、問題があるのは自分のPCではない可能性があります。「cannot play on secure servers」「insecure mode」「RESTART TRUSTED」といった別の文言なら、それぞれ原因が文面に書かれているので、一覧で当てはまる項目から入ってください。管理者権限のコマンドやブート設定は最後の手段で、変更した覚えがなければ触りません。
目次
文言画面の文言で確認する場所を絞る
文言はCS2のゲームファイル内の英語表記(SteamDatabaseが公開しているCS2のローカライズファイル)と、Steamサポート「VACにより切断されました:セキュリティ保護されたサーバーでプレイすることはできません」を出典にしています。日本語に訳されて表示される場合も、この一覧の英語の原文と意味を照らしてください。CS2のローカライズファイル(英語)
BAN最初にVACのBANが付いていないか確認する
Steamを起動し、「Steam」→「設定」→「アカウント」を開きます。VACステータスの下にある「詳細はここをクリック」で、どのゲームでBANを受けているかが分かります。BANが表示されていなければ、「unable to verify」はBANとは別の問題として手順に進みます。
BANが付いている場合は、手順を試しても直りません。VAC BANは永久的で、Steamサポートでも解除できません。誤って発行されたと判明したときだけ、自動的に解除されます。詳しい扱いはSteamサポートの「VAC禁止を受けました」にまとまっています。
Valveは、スクリプトやカスタムスキンなどのMODに見せかけてチートを仕込み、他のプレイヤーのBANを招く手口があると注意しています。プレイヤーを有利にするゲームの改変は、VACがチートとして扱う対象です。出どころの分からないMODと同じく、検索で見つけた回避・修正ツールは、エラーの対処に使わないでください。
出典:Steamサポート「Valveアンチチートシステム(VAC)」「VAC禁止を受けました」。Valveアンチチートシステム(VAC)
手順安全な順に確認する
1つ試すたびに、CS2を起動してVAC保護サーバーのマッチに入れるか確かめます。入れたらそこで終わりにして、後ろの手順には進みません。同じ文言が出るときだけ次へ進みます。
1. SteamとCS2を終了してPCを再起動する
Steamサポートは、エラーがすべてのサーバーで続く場合、Steamを終了してコンピューターを再起動すると解決することがあると案内しています。最初に試す手順で、設定の変更もいりません。
2. Steamからそのまま起動し、起動オプションを確認する
CS2は、Steamの外から起動した場合と、起動オプションに -insecure を付けた場合は、ゲームファイルの署名を検証しないモードになり、VAC保護サーバーに入れないと文面に書かれています。デスクトップのショートカットや別のランチャーからゲームの実行ファイルを直接開いていないか、Steamのライブラリから起動し直してください。
ライブラリでCS2を右クリックして「プロパティ」を開き、起動オプションの欄に -insecure が入っていれば消します。ほかの起動オプションも、いったん全部消して入れるか試すと切り分けやすくなります。消す前に、欄の内容をすべてコピーしてメモ帳などに貼り付けて保存してください。直らなかった場合や、直ってから元の設定に戻したい場合は、保存した内容を同じ欄に貼り直します。fpsを稼ぐための起動オプションは、直ってから1つずつ戻すと原因が分かります。起動オプションの考え方はCS2の設定ガイドにまとめています。
3. ゲームファイルの整合性を確認する
ライブラリでCS2を右クリックして「プロパティ」→「インストール済みファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」を選びます。数分かかることがあります。ゲーム側の文面でも、ファイルの署名が無効な場合は起動オプションとインストール状態の確認を促しています。Steamサポートは、ハードディスクのデフラグやウイルススキャンなど負荷の大きい処理の最中や、複数のゲームで同時に実行することを避けるよう案内しています。「再取得します」と出て止まるときは整合性確認が0%・99%で止まる原因を確認してください。
4. 干渉するソフトを止めてから遊ぶ
Steamサポートは、このエラーの原因としてサードパーティ製ソフトの干渉を挙げ、次のソフトを実行しているなら、プレイ中は無効にするよう案内しています。CCleaner、PowerShell、Cheat Engine、IObit Start Menu 8、DLLインジェクター、ハイパーバイザー、Steam Idlersの7種類です。ハイパーバイザーは仮想マシンを動かす基盤のソフトです。仮想マシンのソフトを常駐させているなら止めます。この切り分けで、Windowsのセキュリティ機能を切る操作はしません。
CS2が「unverified files」として具体的なファイル名を表示したときは、そのファイルに関連するソフトを削除するか無効にするよう文面が求めています。表示されたファイル名は控えておきます。
5. Steamサービスを修復する
Steamサポートは、このエラーがSteamサービスの失敗を意味する場合もあるとして、Steamサービスの修復を案内しています。管理者権限が必要なコマンドを使うので、手順はSteamサービス エラーの対処で確認してから実行してください。
6. 通信とセキュリティソフトを確認する
VACサーバーとの接続が切れる原因について、Steamサポートは接続、セキュリティソフト、常駐アプリ、サードパーティ製アンチチートの4つに分けています。セキュリティソフトとファイアウォールは無効にせず、有効なままSteamとCS2の通信が遮断されていないかを確認します。お使いのセキュリティ製品の通知履歴やブロックの記録と、通信を許可しているアプリの一覧で、SteamとCS2が許可になっているか見てください。Steamの更新直後から出始めたなら、Steamの許可設定が古いまま残っている可能性があります。許可を作り直す場合は、その製品のマニュアルや公式の手順で操作を確認してから行い、変更後はSteamを終了して起動し直します。
BitTorrentなどのP2Pソフトや、Webサーバー・FTPのソフトが帯域を使っているなら止めます。通信量を制限するソフトや、IPアドレスを隠すソフトを入れている場合も、プレイ中だけ止めます。デュアルWANルーターはSteamと互換性がありません。VAC保護サーバーでは、サードパーティ製のアンチチートを併用しないことも求められています。
回線そのものが不安定なときはSteamに繋がらない時の切り分けが先です。
7. Windowsのシステムファイルを検査する
Steamサポートは、システムファイルの破損が原因の可能性があるとして、管理者として開いたコマンドプロンプトで sfc /scannow を実行し、終わったら再起動するよう案内しています。
手順の出典:VACにより切断されました:セキュリティ保護されたサーバーでプレイすることはできません、セキュリティ保護された接続に失敗しました、ゲームファイルの整合性確認
ブートブート設定は、自分で変更した覚えがある場合だけ
Steamサポートの「VACにより切断されました」には、ブート設定を既定値に戻す手順も載っています。VAC保護サーバーでは、カーネル整合性チェック、カーネルデバッグ、データ実行防止(DEP)が既定の設定である必要があるためです。テスト署名モードやカーネルデバッグなどを自分で有効にした覚えがない通常のPCでは、この手順は行いません。
Microsoftは、BCDEditで一部の起動オプションを変えるとPCが起動しなくなる可能性があると注意しています。オプションを削除する前に、BitLockerやセキュアブートの停止が必要な場合もあるとしています。ドライバー開発などで自分が設定した内容がはっきり分かるときに限り、Steamサポートの手順で戻します。BitLockerを使っているPCは、回復キーを先に控えてください。自分で設定したか分からない場合や、会社・学校のPC、メーカー製PCの場合は、実行せずにSteamサポートかPCメーカーへ相談します。
戻すコマンドはSteamサポートの該当する節にそのまま載っているので、ここには転記しません。実行したらPCを再起動し、CS2でVAC保護サーバーに入れるか確かめます。
出典:Steamサポート「VACにより切断されました」、Microsoft Learn「BCDEdit /enum」「BCDEdit /deletevalue」。BCDEdit /deletevalue、BCDEdit /enum
パーティ名前入りの文言は、自分のPCが原因とは限らない
「VAC was unable to verify the game session for ○○」の○○は、メッセージ中で置き換えられる部分で、プレイヤーの名前が入る形です。自分の名前が出るのではなく、パーティの別のメンバーの名前が出ているなら、検証できていないのはその人のPCの可能性があります。
この場合は、自分のPCに手順を試す前に、名前が出た本人に上の手順を共有します。本人がBANではないこと、Steamから通常起動していること、起動オプションに -insecure が無いことの3つを先に確かめてもらうと早く片づきます。
相談先それでも直らないとき
手順を試しても同じ文言が出る場合は、画面に出た英語の原文をそのまま撮影し、発生した日時、試した手順、VACステータスの表示、起動オプションの内容を控えてSteamサポートへ問い合わせます。VACの仕組みを回避するツールや、出どころの分からない修正ファイルは試さないでください。
FAQよくある質問
まとめBANか、起動方法か、ファイルか、干渉ソフトか
「VAC was unable to verify your game session」はBANの文言ではないので、まずSteamのVACステータスでBANの有無を確認します。BANが無ければ、PCの再起動、Steamからの通常起動と起動オプション、ゲームファイルの整合性確認、干渉ソフトの停止、Steamサービスの修復、通信の確認の順に進めます。ブート設定は自分で変更した覚えがある場合だけで、内容が分からなければ実行しません。名前入りの文言は、パーティの別のメンバーの確認を先にします。

