HyperX QuadCast 2 フロストは買いか|24bit/96kHz・タップミュート・旧型との違いを解説【2026年版】
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24bit/96kHz・タップミュート・旧型との違いを解説
出典:日本HP公式サイト「HyperX QuadCast2 コンデンサーマイク」製品ページにもとづきます(2026年8月時点)。
ゲーム実況やライブ配信を始めようとすると、ヘッドセット内蔵マイクの音質に物足りなさを感じる場面が出てきます。かといって本格的なXLRマイクを導入するにはオーディオインターフェースが別途必要になり、最初の一台としてはハードルが高く感じられがちです。
HyperX QuadCast 2 フロストは、USBケーブル1本をパソコンにつなぐだけで使えるコンデンサーマイクです。24bit/96kHz録音、4種類の指向特性、タップミュート、前面のマルチファンクションノブ、着脱式ショックマウント、3.5mmヘッドホン出力までを備え、ゲーム実況からテレワーク、ポッドキャスト、ボーカル録音まで幅広く対応します。
この記事では、タップミュートの仕組み、マルチファンクションノブの実際の操作性、4指向性それぞれの使いどころ、旧型からの買い替え判断、ショックマウントの着脱機構、NGENUITY非対応OSでの制限といった、単体モデルとしての深掘りに絞って解説します。USBマイクとオーディオインターフェースをどちらにすべきか、他機種と比較しながら選びたい場合は、ゲーミングPC向け マイク・オーディオインターフェース構築完全ガイドもあわせて参考にしてください。
目次
総合判定結論|買うべきか
- ヘッドセット内蔵マイクからUSB接続だけで音質を上げたい人
- 配信中にタップミュートや前面ノブで素早く操作したい人
- ホワイト系のゲーミングデスクで見た目も統一したい人
- 家族の生活音が入りやすい部屋で環境音を極力拾いたくない人
- 32bit/192kHzやARGBのこだわりが必須の人
- 将来的にXLRマイク+オーディオインターフェースへ発展させたい人
製品概要HyperX QuadCast 2 フロストとは
HyperX QuadCast 2は、人気USBマイク「HyperX QuadCast」をリニューアルした後継モデルです。従来モデルで好評だったタップミュート、4種類の指向特性、内蔵ポップフィルター、ショックマウント、3.5mmヘッドホン出力を引き継ぎながら、録音品質を24bit/96kHzへ引き上げています。接続端子はUSB-Cへ変更され、付属する3mのUSB-CケーブルとUSB-A変換アダプターにより、USB-C端子とUSB-A端子のどちらを備えたパソコンでも接続しやすくなりました。フロストはホワイトを基調としたカラーモデルで、日本HPの希望小売価格は22,801円(税込)です。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | AN1D9AA(フロスト) |
| 接続端子 | USB-C(USB-Cケーブル3m・USB-A変換アダプター付属) |
| 録音対応 | 24bit/16bit・44.1kHz/48kHz/96kHz |
| マイクカプセル | 14mmエレクトレットコンデンサー×3基 |
| 周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
| 指向特性 | カーディオイド/オムニディレクショナル/バイディレクショナル/ステレオ(4種) |
| ヘッドホン出力 | 3.5mmジャック |
| 本体重量 | 335g(マイク単体) |
| 付属品 | デスクスタンド、着脱式ショックマウント、USB-Cケーブル、USB-A変換アダプター、クイックスタートガイド |
| メーカー保証 | 2年間 |
| 希望小売価格 | 22,801円(税込) |
録音品質24bit/96kHz対応で声を細かく録音できる
HyperX QuadCast 2の大きな特徴は、最大24bit/96kHzで録音できることです。ビット深度が高くなると、小さな声から大きな声まで余裕を持って記録しやすくなります。サンプリングレートが高くなることで、音声編集やボーカル録音に使える情報量も増えます。
ゲーム実況やライブ配信では、単に声が大きく聞こえるだけでなく、発音や声の輪郭が明瞭であることが重要です。QuadCast 2は、ヘッドセットに内蔵された小型マイクから音質をアップグレードしたい人に適しています。
ただし、24bit/96kHzに設定しただけで、すべての配信やボイスチャットの音質が劇的に向上するわけではありません。Discordや配信ソフトで安定性を優先する場合は、24bit/48kHzで運用しても十分です。96kHzは、動画用のナレーション、歌、楽器、編集を前提とした音声収録で活用しやすい設定です。
操作性タップするだけで瞬時にミュートできる仕組み
マイク上部にはタップトゥミュートセンサーが搭載されています。配信中に咳が出そうなときや、家族に話しかけられたときでも、マイクの上部を軽くタップするだけでミュートできる仕組みです。日本HP公式サイトでも「タップするだけでミュートに切り替えられる」機能として案内されています。マウスでOBS StudioやDiscordの画面を開く必要がないため、ゲームを中断せずに音声を止められます。
ミュートの状態は、マイク本体のLEDインジケーターで確認できます。配信開始前にマイクがミュートされたままだったり、休憩中の会話が配信に入ったりする、いわゆる「放送事故」を防ぎやすくなる点が実用面での効果です。マウス操作なしで指1本で止められることは、キーボードから両手が離せない対戦ゲーム中でも扱いやすい理由になっています。
設定変更マルチファンクションノブで配信中に調整できる
QuadCast 2では、前面にマルチファンクションロータリーノブが追加されました。このノブを使って、マイクゲイン、再生音量、モニタリング音量、指向特性をソフトウェアなしで切り替えられます。設定を変更するたびにアプリを開く必要がなく、配信中でも手元で調整できます。
自分の声が小さい場合はゲインを上げ、キーボードやPCファンの音を拾いすぎる場合はゲインを下げるといった操作が可能です。3.5mmヘッドホン端子にイヤホンやヘッドセットを接続すれば、遅延を抑えて自分の声をリアルタイムで確認できます。
旧型QuadCastでは、本体底面のダイヤルでゲインを調整し、別のダイヤルで指向特性を切り替える仕組みでした。QuadCast 2では主要な設定が前面のノブに集約されており、操作の分かりやすさが改善されています。
収音方式4種類の指向特性と実用シーン
QuadCast 2は、カーディオイド、オムニディレクショナル、バイディレクショナル、ステレオの4種類に対応しています。
ひとりでゲーム実況やテレワークをする場合は、マイク正面の音を中心に拾うカーディオイドが基本です。マイクを囲んで複数人で会話するときは、全方向から音を拾うオムニディレクショナルが使えます。対面形式のインタビューでは、マイクの前後を収音するバイディレクショナルが便利です。ASMR、楽器演奏、臨場感を重視した録音では、左右の広がりを記録できるステレオが向いています。
ゲーム実況だけで使用する場合は4種類すべてを頻繁に切り替えることはありませんが、配信以外の用途にも使えるため、長期的には活用範囲が広いマイクです。切り替えは前面のノブから即座に行えるので、ゲスト対談だけオムニディレクショナルへ変える、といった使い方もしやすくなっています。
振動対策着脱式ショックマウントとポップフィルターの構造
デスクにマイクを直接置くと、キーボードを強く押した音や、机に物を置いたときの振動がマイクへ伝わることがあります。QuadCast 2には、振動を軽減するショックマウントが標準で付属しています。
新しいショックマウントはポゴピン式の接点を採用しており、日本HP公式サイトでも「左か右に10°回転させるだけで脱着可能」と案内されています。工具を使わずマイク本体だけを素早く取り外せるため、持ち運びや収納がしやすくなりました。ショックマウントの接続部は3/8インチと5/8インチのネジ規格に対応しており、市販のマイクアームにも取り付けられます。マイクを口元へ近づけることでゲインを下げやすくなり、キーボード音や部屋の反響を抑えやすくなります。
本体にはハニカム構造のメッシュによる内蔵ポップフィルターも備わっています。「パ行」などを発音したときに発生する強い息の音を軽減できるため、購入直後から配信に使えます。より厳密にポップノイズを抑えたい場合は、外付けのポップガードを追加してもよいでしょう。
デザインフロストカラーはホワイト系デスクと相性がよい
AN1D9AAは、白を基調としたフロストカラーのモデルです。ブラックとレッドを基調とした従来のHyperX製品とは雰囲気が異なり、白いPCケース、ホワイトモニター、白いキーボードやマウスと統一しやすいデザインになっています。
フロストモデルのライティングはブルーで、本体内部から淡く光ります。ライティングエフェクトはソリッド、ブリンキング、サイクリング、ライトニング、ウェーブ、VUメーターの6種類が用意されており、声量に合わせて光るVUメーターモードなど、見た目だけでなく実用的な使い方もできます。ブラックモデルではHyperX RED系のライティングが採用されているため、音声性能だけでなくデスク全体の配色で選ぶことができます。
QuadCast 2 Sのように自由なARGBカラーへ変更することはできませんが、派手すぎないブルーの光は、テレワーク用のデスクにもなじみやすい印象です。
留意点コンデンサーマイクなので環境音には注意が必要
QuadCast 2は高感度なコンデンサーマイクです。声の細かなニュアンスを録音しやすい一方で、キーボード、マウスクリック、エアコン、PCケースファン、室内の反響も拾う可能性があります。
静かな個室では使いやすいマイクですが、家族の生活音が入る部屋や、反響の強い部屋では調整が必要です。ゲーム実況ではカーディオイドへ設定し、マイクを口元へ近づけ、ゲインを必要以上に上げないことが重要です。マイクを遠くに置いたままゲインを上げると、声だけでなく周囲の音まで大きくなります。付属スタンドでも使用できますが、キーボード音を抑えたい場合はマイクアームと組み合わせたほうが調整しやすくなります。
OBS StudioやDiscordのノイズ抑制機能も併用できます。ただし、ノイズ抑制を強くしすぎると声が途切れたり不自然になったりするため、最初にマイクの位置とゲインを調整してからソフトウェア側を設定するのがおすすめです。
対応環境Windows以外でも使えるがソフトウェアには制限がある
QuadCast 2は、PC、Mac、PS4、PS5、Nintendo Switch、Steam Deckなどに対応しています。USB接続のため、対応機器では基本的なマイク機能をドライバー不要で利用できます。
一方、HyperXの設定ソフト「NGENUITY」はWindows向けです。macOSやLinuxではNGENUITYを直接利用できないため、ライティングエフェクトの変更や指向特性の細かな調整をソフトウェア側から行いたい場合はWindows PCが必要になります。Macで録音するだけなら大きな問題はありませんが、前面のノブでは操作できない細かなカスタマイズを重視する人は注意が必要です。
上位モデルQuadCast 2 Sとの違い
上位モデルのHyperX QuadCast 2 Sは、32bit/192kHz録音とARGBライティングに対応しています。QuadCast 2 Sは108個のLEDを搭載し、約1,670万色のライティングを設定できます。日本HPの希望小売価格は32,000円で、QuadCast 2より約9,000円高い設定です。
音声を本格的に編集する人や、配信画面に映るRGBライティングを細かく作り込みたい人にはQuadCast 2 Sが適しています。一方、ゲーム実況、ボイスチャット、テレワーク、一般的な動画ナレーションが中心なら、24bit/96kHz対応のQuadCast 2でも十分です。ARGBが必要なければ、QuadCast 2のほうが価格と機能のバランスに優れています。
買い替え判断旧型QuadCastから乗り換える価値はあるか
旧型HyperX QuadCastは、ショックマウント、4種類の指向性、タップミュート、ポップフィルターを備えており、現在でも基本機能は充実しています。ただし旧型はマイク側の端子がUSB Miniで、ゲイン調整も本体底面のダイヤルを使い、指向特性の切り替えも別のダイヤルで行う仕組みでした。旧型の録音品質は最大16bit/48kHzです。
QuadCast 2ではUSB-C接続へ変更され、24bit/96kHz録音と前面のマルチファンクションノブが追加されています。旧型で音質や操作性に不満がなければ、急いで買い替える必要はありません。しかし、USB-Cへ統一したい人、音声編集を行いたい人、配信中にゲインやモニター音量をノブ1つで操作したい人には、QuadCast 2へ移行するメリットがあります。
適性早見HyperX QuadCast 2 フロストがおすすめな人
Q&Aよくある質問
購入先HyperX QuadCast 2 フロストの入手先
実売価格は販売店やセール状況によって変動するため、日本HP公式価格の22,801円を基準にしながら、そのときどきの最新価格を確認するのがおすすめです。Amazonで購入する場合は、フロスト(ホワイト)が選択されているかを注文前に必ず確認してください。
総括まとめ|音質と操作性を両立したUSBマイク
HyperX QuadCast 2 フロストは、24bit/96kHz録音、4種類の指向特性、タップミュート、ヘッドホンモニタリング、着脱式ショックマウント、内蔵ポップフィルターを備えた多機能USBマイクです。USB-Cケーブルを接続するだけで使えるため、ゲーム実況やライブ配信を初めて行う人でも導入しやすくなっています。
前面のマルチファンクションノブからゲインや音量、指向特性を操作できる点は、旧型からの大きな進化です。旧型のUSB Mini接続・底面ダイヤル操作に不満があった人ほど、乗り換えのメリットを感じやすいでしょう。コンデンサーマイクのため環境音を完全に遮断できるわけではなく、マイクを口元へ近づけ、ゲインを下げて使用することが重要です。
ARGBライティングや32bit/192kHz録音が必要ならQuadCast 2 Sが候補になりますが、ゲーム実況、テレワーク、動画制作を中心に使うなら、QuadCast 2の性能で十分です。音質、操作性、デザインのバランスを重視し、ホワイト系の配信環境を作りたい人にとって、HyperX QuadCast 2 フロストは有力な選択肢です。




