ASUS TUF Gaming Gold EVOシリーズ発売|1000W/1200W電源の特徴と選び方【2026年7月】

ASUS TUF Gaming Gold EVOシリーズ発売|1000W/1200W電源の特徴と選び方【2026年7月】

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ASUS TUF Gaming Gold EVO 発売 / 2026年7月17日
ASUS TUF Gaming Gold EVO
ミリタリーグレードコンデンサーと8年保証を備えた1000W/1200W電源が登場
ASUS JAPANは2026年7月17日、電源ユニット「TUF Gaming Gold EVO」シリーズを発売しました。1200Wの「TUF-GAMING-1200G-EVO」と1000Wの「TUF-GAMING-1000G-EVO」の2製品で、いずれも80 PLUS Gold認証・ATX 3.1・PCI Express 5.1に対応します。市場想定価格は1200Wモデルが税込36,980円、1000Wモデルが税込30,800円です。
8年保証80 PLUS Gold / ATX 3.11000W 30,800円/1200W 36,980円(税込)

出典:ASUS JAPAN プレスリリース(PR TIMES)ASUS公式 技術仕様ページヨドバシ.com(実売価格参考)にもとづきます。

高性能なグラフィックスカードを積んでゲーミングPCを組もうとすると、電源ユニット選びで「容量は足りているはずなのに動作が不安定」「変換アダプターを使っているせいでコネクタが心配」といった悩みにぶつかることがあります。最新世代のグラボは瞬間的な電力要求の変化が大きく、電源側の設計が数世代前のままだと、容量に余裕があっても不安が残ります。

ASUS JAPANが2026年7月17日に発売した「TUF Gaming Gold EVO」シリーズは、1200Wと1000Wの2モデル展開で、こうした不安に部品レベルで応える設計を採っています。ミリタリーグレードのコンデンサー、基板を保護するコンフォーマルコーティング、デュアルボールベアリングファン、フルモジュラー方式、そして8年間のメーカー保証まで、容量の数字だけでは見えない部分に耐久性への投資が集中しているのが特徴です。

電源の新しい設計指針であるATX 3.1そのものの解説は、当サイトのATX 3.1 電源 完全ガイドで規格書レベルまで掘り下げています。本記事では規格の基礎説明は最小限にとどめ、TUF Gaming Gold EVOシリーズだけが持つ耐久設計の中身と、1000Wと1200Wのどちらを選ぶべきかという実践的な判断に絞って解説します。

目次

要点まず何が起きたか

1200Wと1000Wの2モデル、80 PLUS Gold・ATX 3.1・PCIe 5.1に対応

ASUS JAPANは2026年7月17日、電源ユニット「TUF Gaming Gold EVO」シリーズを発売しました。ラインアップは定格出力1200Wの「TUF-GAMING-1200G-EVO」と1000Wの「TUF-GAMING-1000G-EVO」の2製品。いずれも80 PLUS Gold認証を取得し、ATX 3.1およびPCI Express 5.1に対応します。市場想定価格は1200Wモデルが税込36,980円、1000Wモデルが税込30,800円で、高性能GPUを搭載したゲーミングPCやクリエイター向けPCを想定し、電源容量だけでなく部品の耐久性や保護設計にも重点を置いた製品です。

スペックコネクター構成とATX 3.1対応

TUF Gaming Gold EVOシリーズは、最新世代の高性能グラフィックスカードで採用されている16ピンの「12V-2×6」電源コネクターを標準搭載しています。12V-2×6は12本の電力用接点と4本の信号用接点を備え、最大600Wの電力をPCI Express拡張カードへ一本で供給できる規格で、従来のPCI Express 8ピンケーブルを複数本まとめる変換アダプターを使わずに、電源ユニットからGPUへ直接接続できるのが利点です。ATX 3.0からATX 3.1で何が変わったのか、12V-2×6コネクタの仕組みや焼損リスクとの関係まで詳しく知りたい方は、ATX 3.1 電源 完全ガイドで規格書レベルの解説をまとめています。

付属コネクターは1200Wモデル・1000Wモデルともに共通です。12V-2×6だけでなく、従来型のPCI Express 6+2ピンコネクターも3基用意されているため、幅広いGPUや拡張カードに対応できます。

コネクター1200Wモデル1000Wモデル
マザーボード 20+4ピン11
CPU 4+4ピン22
PCIe 16ピン(12V-2×6)11
PCIe 6+2ピン33
SATA66
Peripheral(周辺機器)33

※ASUS公式の技術仕様ページにもとづきます(2026年7月時点)。コネクター構成は容量にかかわらず共通で、違いは定格出力のみです。

耐久性TUF Gaming Gold EVOだけの設計ポイント

TUF Gaming Gold EVOシリーズの核となるのは、容量の数字よりもむしろ内部部品の作り込みです。5つのポイントに分けて見ていきます。

ミリタリーグレードコンデンサー耐久性を高めるため、黒色メタリックのミリタリーグレードコンデンサーを採用しています。さらに低ESRの日本製コンデンサーを組み合わせることで、電力供給の安定性と変換効率を高め、発熱や動作音の抑制につなげているとしています。電源が不安定だとゲーム中の強制終了や再起動、最悪の場合はほかのパーツへの影響につながる可能性があるため、容量だけでなく内部部品の品質で選ぶ視点が重要です。
基板を守るコンフォーマルコーティングプリント基板には、湿気やほこり、ごみなどが原因のショートから守るコンフォーマルコーティングが施されています。ASUSは従来のTUF Gamingシリーズでも基板保護コーティングを耐久性の主要機能として採用してきました。PCケースを床置きする環境や、ほこりが入りやすい場所で使う場合には特に安心材料になります。
デュアルボールベアリングファン冷却ファンにはデュアルボールベアリング方式を採用し、一般的なスリーブベアリング方式と比較して最大2倍の耐久性を備えるとしています。動画編集や3DCGレンダリング、生成AI処理など高負荷状態が長時間続く用途でも、ファンの耐久性は電源自体の寿命や安定性に直結します。
フルモジュラー方式とエッチングケーブルすべての電源ケーブルを着脱できるフルモジュラー方式を採用し、使わないSATAケーブルやPCI Expressケーブルを取り外してケース内部の配線を整理できます。付属ケーブルは表面に模様を刻んだエッチングケーブルで、柔軟性と取り回しのしやすさを重視した仕様です。なお異なる電源同士でモジュラーケーブルを使い回すのは、内部配線がメーカー・モデルごとに異なるため危険です。必ず本製品に付属するケーブルを使用してください。
8年保証と保護回路本体サイズは1200W・1000Wともに幅150×奥行き150×高さ86mm、重量は1200Wモデルが約1.867kg、1000Wモデルが約1.72kg。平均故障間隔(MTBF)は40度環境で12万時間以上とされ、過電力・過電圧・低電圧・短絡・過電流・過熱に対する保護機能も搭載します。メーカー保証は8年間で、電源ユニットはCPUやGPUよりも交換頻度が低い部品であることを考えると、複数世代のPCで使い回す前提でも安心材料になります。ただし競合の高級電源には10年保証を採用する製品もあり、保証期間だけが突出しているわけではありません。
アイドル時もファンは常時回転ASUS公式の技術仕様によると、TUF Gaming Gold EVOシリーズは低負荷時にファンを完全停止させる「0dB(セミファンレス)」機能には非対応です。一部の上位電源では低負荷域でファンを止める設計を採用していますが、本シリーズは負荷にかかわらずファンが常時回転する仕様のため、極端な静音性を最優先したい人は他モデルとの比較も検討する価値があります。

選び方1000Wと1200W、どちらを選ぶべきか

一般的なゲーミングPCであれば、1000Wでもかなり余裕のある容量です。高性能GPUとハイエンドCPUを組み合わせ、SSDやケースファンを複数接続する構成でも、1000Wモデルが有力な選択肢になります。市場想定価格も1200Wモデルより6,180円安く抑えられます。一方、1200Wモデルは消費電力の大きい最上位GPUや、電力制限を引き上げたCPU、高負荷の拡張カードを組み合わせる場合や、将来的なGPU交換を見据えて容量に余裕を持たせたい場合に向いています。

1000Wモデルが向いている人

  • 高性能GPUを積んだ一般的なゲーミングPCを組みたい
  • コストを抑えつつATX 3.1へ移行したい
  • SSDやケースファンを複数搭載する程度の拡張性で足りる

1200Wモデルが向いている人

  • 最上位クラスのGPUと高消費電力CPUを組み合わせたい
  • 将来的なGPU交換を見据えて容量に余裕を確保したい
  • 高負荷の拡張カードや複数ストレージの増設を予定している
容量は大きければ大きいほど良いわけではない

電源容量は余裕を持たせすぎても意味がありません。実際に必要な容量を大きく超える製品は価格が上がるだけでなく、低負荷域での運用が続くと変換効率も上がりにくくなります。使用するCPUとGPUの推奨電源容量を確認したうえで選んでください。GPUごとの目安はGPU別 推奨電源容量 完全早見表にまとめています。

価格TUF Gaming Gold EVOの価格

製品定格出力市場想定価格(税込)
TUF-GAMING-1200G-EVO1200W36,980円
TUF-GAMING-1000G-EVO1000W30,800円

発売直後の販売価格は販売店によって差があり、1200Wモデルを税込41,090円で掲載している量販店も確認できました(2026年7月時点)。購入する際は複数店舗の実勢価格を比較することをおすすめします。価格だけを見ると、安価な1000Wクラスの80 PLUS Gold電源より高めですが、ATX 3.1・12V-2×6・フルモジュラー方式・基板保護コーティング・デュアルボールベアリングファン・8年保証までを含めた、耐久性重視のプレミアムモデルとして位置づけられます。

おすすめTUF Gaming Gold EVOをチェックする

1000Wと1200Wのどちらを選ぶか迷う場合は、上で紹介した目安を参考にしてください。Amazonの実勢価格は変動するため、購入前にリンク先で最新の価格を確認することをおすすめします。

FAQよくある質問

TUF Gaming Gold EVOの1000Wと1200W、結局どちらを買えばいいですか
GPUとCPUの合計消費電力に余裕を持たせたいなら1200W、コストを抑えたいなら1000Wが基本の考え方です。一般的な高性能GPU構成なら1000Wでも十分足りますが、最上位クラスのGPUや将来の載せ替えまで見据えるなら1200Wを選んでおくと安心です。
今使っているATX 3.0電源から買い替える必要はありますか
容量が足りていて、12V-2×6ケーブルへの対応が済んでいるなら、必ずしも買い替える必要はありません。本製品が主に対象にしているのは、これから新規に電源を購入する人や、旧世代の変換アダプター運用から乗り換えたい人です。
8年保証はどこまでカバーされますか
公式発表によると、TUF Gaming Gold EVOシリーズには8年間のメーカー保証が付属します。電源ユニットはCPUやGPUに比べて交換頻度が低い部品なので、複数世代のPCへ流用する前提でも安心材料になります。ただし高級電源のなかには10年保証を採用する製品もあり、保証期間だけが突出しているわけではありません。
フルモジュラーのケーブルは他社の電源と共用できますか
できません。モジュラー電源のケーブルは、コネクタの形状が同じでも内部の配線がメーカー・モデルごとに異なる場合があります。TUF Gaming Gold EVOに限らず、電源を交換する際は古い電源のケーブルを流用せず、必ず新しい電源に付属するケーブルを使用してください。

まとめTUF Gaming Gold EVOはこんな人におすすめ

ASUS TUF Gaming Gold EVOシリーズは、ATX 3.1対応という規格面の新しさだけでなく、ミリタリーグレードコンデンサー、基板保護コーティング、デュアルボールベアリングファン、フルモジュラー方式、8年保証まで、部品レベルで耐久性を積み上げた電源ユニットです。容量選びに迷ったら、一般的なゲーミングPCなら1000W、最上位GPUや将来の拡張まで見据えるなら1200Wという基準で選ぶと失敗しにくくなります。

まとめ

TUF Gaming Gold EVOシリーズは、ATX 3.1・80 PLUS Gold・フルモジュラー方式という基本性能に加え、ミリタリーグレードコンデンサーと8年保証で耐久性を積み増した電源ユニットです。1200Wモデルが税込36,980円、1000Wモデルが税込30,800円という価格は、同クラスのATX 3.1対応Gold電源の中では高めの部類に入りますが、部品の作り込みと保証期間まで含めて考えると納得感のある価格設定です。

選び方に迷った場合は、一般的な高性能ゲーミングPCなら1000Wモデル、最上位クラスのGPUや将来のGPU交換まで見据えるなら1200Wモデルを基準にしてください。ATX 3.1や12V-2×6コネクタそのものの仕組みをさらに詳しく知りたい方は、ATX 3.1 電源 完全ガイドもあわせてご覧ください。

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ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。