Slay the Spire 2 v0.109.0ベータ配信|「用意周到」が手札全保持の強力カードに・新ネオーレリック2種追加
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
「用意周到」が手札を丸ごと保持する強力カードに変化
早期アクセス中のデッキ構築型ローグライク『Slay the Spire 2』は、開発と並行してベータブランチで頻繁にバランス調整が行われています。せっかく組み上げたデッキの前提が、アップデート1回で崩れてしまうことも珍しくありません。
Mega Critは2026年7月17日、ベータブランチ向けアップデート「v0.109.0」を配信しました。新ネオーレリック「ダウジングロッド」「ネオーの供物」の2種が追加されたほか、サイレントの「用意周到」はターン終了時に手札を丸ごと保持できる効果へ、ネクロバインダーの「亡霊の儀」は廃棄札のエセリアルカードを一斉再使用する効果へ、それぞれ全面的に作り直されています。アイアンクラッドとディフェクトの高火力カード、複数のレリック、ボス2体の難度、マルチプレイとUIにも調整が入りました。
本記事では、公式パッチノートに記載された変更点を省略せずに取り上げ、それぞれがデッキ構築や戦闘中の判断にどう影響するかまで踏み込んで整理します。特に「用意周到」と「亡霊の儀」は、単なる数値調整ではなくカードの役割そのものが変わる規模の変更です。
目次
要点v0.109.0で何が変わったか
新ネオーレリック「ダウジングロッド」「ネオーの供物」を追加。サイレントの「用意周到」は手札を丸ごと保持する効果へ、ネクロバインダーの「亡霊の儀」は廃棄札のエセリアルカードを一斉再使用する効果へ全面リワーク。さらに5キャラクター全員のカード調整、レリック6件の変更、ボス2体の難度調整、マルチプレイとUIの改善が同時に行われています。今回の内容はベータブランチ限定で、通常ブランチへ反映される際に再調整される可能性があります。
『Slay the Spire 2』には、アイアンクラッド、サイレント、リージェント、ネクロバインダー、ディフェクトの5人のプレイアブルキャラクターが存在します。今回のv0.109.0では、この5人全員のカードやレリックに何らかの調整が入っており、一部のカードだけを狙い撃ちした修正にとどまらないアップデートです。
新要素新ネオーレリック2種が追加
『Slay the Spire 2』では、周回開始時に主人公へ声をかける謎の存在「ネオー」から特別な力を授かる場面があり、そこで入手できるレリックを「ネオーレリック」と呼びます。今回のアップデートでは、このネオーレリックに新顔が2種類加わりました。
ダウジングロッドは「?」部屋を巡るクエスト型
「ダウジングロッド」は、取得時にクエストカード「ダウジング」を1枚デッキへ加えるネオーレリックです。「ダウジング」はコスト0のプレイ不可カードで、入手後にマップ上の「?」部屋へ5回入ると「豊穣」へ変化します。変化後の「豊穣」は、アップグレード済みのパワーカード3枚から1枚を選び、手札へ加える効果を持ちます。選んだカードはそのターン中、エナジーを消費せずに使用可能です。
「ダウジング」自体は条件を達成するまでデッキを圧迫するため、序盤の戦闘では明確なデメリットになります。一方、条件達成後は、通常のカード報酬では簡単に手に入らない強力なパワーカードを無料で使える可能性があります。マップ上の「?」部屋を積極的に選ぶ理由が生まれるため、単純な戦闘能力だけでなく、ルート選択そのものへ影響するネオーレリックといえます。
ただし、「?」部屋を5回踏めるかどうかはマップ構造にも左右されます。エリートや焚き火を優先したい状況では条件達成が遅れる可能性もあり、安定性より将来性を重視した選択肢になりそうです。
ネオーの供物は強力なポーションと引き換えにデッキへ代償を追加
もう一つの新ネオーレリック「ネオーの供物」は、取得時にポーション「竜涎香」を入手し、カード「罪悪感」を1枚デッキへ追加します。「竜涎香」は最大HPの50%を回復するポーションで、さらに戦闘中に使用した場合、そのターン終了後に追加ターンを得られます。
最大HPの半分を回復できるだけでも強力ですが、追加ターン効果はエリート戦やボス戦において極めて大きな価値を持ちます。敵へ一方的に攻撃できるターンを増やしたり、次の攻撃に備えてブロックや弱体効果を整えたりと、状況に応じた幅広い使い方が考えられます。高火力カードを抱えた状態で使用すれば、敵の行動を挟まずに勝負を決められる可能性もあります。
その一方で、「罪悪感」がデッキに加わるため、完全なノーリスクではありません。序盤から強力な切り札を確保する代わりに、その後の戦闘でデッキの回転を悪化させるという設計です。ポーションをどの戦闘まで温存するかも重要になります。序盤の危機を回避するために使うのか、後半のボス戦まで持ち込むのかによって、レリックの価値は大きく変わります。
最重要「用意周到」はターン終了時に手札全体を保持する効果へ
今回のカード調整で最も注目されるのが、サイレントのパワーカード「用意周到」です。従来は、ターン終了時に手札から最大1枚、アップグレード後は最大2枚を保留する効果でした。アップデート後は「ターン終了時に手札を捨てなくなる」という効果へ変更されています。
通常版のコストは1、アップグレード後はコスト0。レアリティもアンコモンからレアへ引き上げられました。保持できる枚数に上限がなくなったことで、必要なカードを次のターンまで温存しやすくなります。攻撃カードや防御カードだけでなく、特定のコンボに必要なカードを複数枚まとめて保持することも可能です。
たとえば、エナジーが不足して使えなかったカードを次のターンへ持ち越したり、毒や捨て札関連のカードを適切なタイミングまで温存したりと、戦術の自由度が大幅に高まります。前作『Slay the Spire』に登場したレリック「ルーニックピラミッド」に近い性質を、1枚のパワーカードで得られるとも考えられます。
- 保持枚数の上限がなくなり、必要なカードを何枚でも温存できる
- エナジー不足で使えなかったカードを翌ターンへ持ち越せる
- 毒・捨て札コンボの発動タイミングを自分で選べる
- コスト0になったアップグレード後は使い回しの負担がほぼない
- 不要なカードを抱え続けると手札が埋まり、新しいカードを引けなくなる
- 状態異常カードや高コストカードが溜まると、かえって動きが悪くなる
- 捨て札を起点にするカードとの相性が悪化する場合がある
手札を捨てなくなることは、常にメリットとは限りません。不要なカードを抱え続けると手札が埋まり、新しいカードを引けなくなる可能性があります。特に状態異常カードやプレイしづらい高コストカードが手札へたまると、かえってデッキの動きが悪くなることも考えられます。捨て札を活用するカードとの組み合わせにも注意が必要です。
そのため、強化後の「用意周到」は単純に強いだけでなく、手札管理の重要性をさらに高めるカードになったといえます。
Steamコミュニティのディスカッションでは、早くも「用意周到」を軸にした具体的なコンボが議論されています。前作からのネタカード寄りの存在だった「グランドフィナーレ」(山札が空になった状態で発動するカード)を実戦投入する手段として注目されており、山札の残り枚数を5の倍数に調整しつつ、ドロー枚数を増減させるカードと組み合わせて、狙ったタイミングで山札を空にする動きが検討されています。ただし、これはあくまで有志プレイヤーによる考察であり、公式な推奨ビルドではありません。セットアップの手間が大きく安定しないという懐疑的な意見も同時に出ており、実戦投入には運と準備の両方が必要になりそうです。
全面刷新「亡霊の儀」は廃棄札のエセリアルをすべて再使用
ネクロバインダーのカード「亡霊の儀」も、効果が全面的に作り直されました。従来は手札をすべて廃棄し、それによって9枚以上のカードを廃棄した場合に「霊体1」を得るという効果でした。発動条件が厳しいうえ、手札すべてを失う代償も大きく、扱いにくいカードの一つでした。
アップデート後は「廃棄札にあるすべてのエセリアルカードをプレイする。廃棄」という効果へ変化しています。条件を満たすために手札を9枚以上そろえる必要がなくなり、廃棄札に蓄積したエセリアルカードを一斉に再使用するカードとなりました。
エセリアルカードは、ターン終了時に手札に残っていると廃棄される性質を持ちます。新しい「亡霊の儀」では、一度使ったカードだけでなく、使えずに廃棄されたカードも後からまとめて再利用できる可能性があります。強力なエセリアルカードを意図的に廃棄札へため込み、「亡霊の儀」で一気に発動する専用デッキも考えられます。
ただし、効果を最大限に引き出すには、事前に十分な数のエセリアルカードを廃棄札へ送る必要があります。単体で即座に強さを発揮するカードではなく、デッキ全体をエセリアル中心に構築した際に真価を発揮するタイプです。
調整サイレントでは「蜃気楼」と「専門知識」もリワーク
サイレントでは「用意周到」以外にも、複数のカードが変更されています。
蜃気楼は毒デッキ専用の防御カードから汎用エナジーカードへ
「蜃気楼」は従来、すべての敵へ付与されている毒の数値と同量のブロックを得るカードでした。アップデート後はコスト0となり、「次のターンに1エナジーを得る」、アップグレード後は2エナジーを得る効果へ変更されています。毒デッキ専用の防御カードから、次のターンへエナジーを前借りする汎用カードへと役割が変わりました。
専門知識はドロー特化から手札保持特化へ
「専門知識」は、手札が6枚、アップグレード後は7枚になるまでカードを引く効果から、「カードを2枚引き、そのターン中は保留を付与する」効果へ変更されています。アップグレード後は3枚引けます。手札が少ないほど大量ドローできる従来の爆発力は失われた一方、引いたカードを次のターンへ持ち越しやすくなりました。新しい「用意周到」と同様、手札の保持を意識した方向へサイレントの調整が進められていることが分かります。
強化アイアンクラッドとディフェクトは高火力カードを強化
アイアンクラッドは「悪魔化」の筋力上昇量が増加
アイアンクラッドの「悪魔化」は、毎ターン得られる筋力が2から3へ増加しました。アップグレード後は3から4へ上昇します。「悪魔化」は使用直後に大きな効果が出るカードではなく、長期戦になるほど価値が高まるパワーカードです。毎ターンの筋力上昇量が1増えたことで、使用から数ターン経過した際の火力差は大きくなります。特に多段攻撃や筋力を参照するカードと組み合わせた際の恩恵は大きいでしょう。
そのほか、巨大な岩トークンを使う「原初の力」はダメージが16から20へ増加。アップグレード後は20から24へ強化されています。
ディフェクトは「ハイパービーム」と「サンダーストライク」を強化
ディフェクトでは、高火力カードのダメージが引き上げられています。「ハイパービーム」はダメージが28から30へ増加し、アップグレード後は36から38へ上昇しました。また「サンダーストライク」は24から26へ、アップグレード後は32から34へ強化されています。
いずれも増加量は2ダメージと小幅ですが、高アセンションでは数ポイントの差が敵を倒し切れるかどうかに直結します。ディフェクトはオーブを中心とした長期的な戦闘だけでなく、物理攻撃による短期決戦も可能なキャラクターです。今回の変更は、直接攻撃を中心とする構成の安定性をわずかに高める調整と考えられます。
| カード | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 悪魔化(通常) | 毎ターン筋力+2 | 毎ターン筋力+3 |
| 悪魔化(アップグレード後) | 毎ターン筋力+3 | 毎ターン筋力+4 |
| 原初の力(通常) | ダメージ16 | ダメージ20 |
| 原初の力(アップグレード後) | ダメージ20 | ダメージ24 |
| ハイパービーム(通常) | ダメージ28 | ダメージ30 |
| ハイパービーム(アップグレード後) | ダメージ36 | ダメージ38 |
| サンダーストライク(通常) | ダメージ24 | ダメージ26 |
| サンダーストライク(アップグレード後) | ダメージ32 | ダメージ34 |
その他調整リージェントと残る3キャラクター、マルチプレイの追加変更
下書きでは触れられていませんでしたが、公式パッチノートの原文を直接確認したところ、リージェントを含む複数のカード・レアリティ変更がありました。見落としのないよう、ここでまとめて整理します。
リージェントは「創造の柱」がリワーク、「衝突コース」は弱体化
5人目のプレイアブルキャラクター、リージェントのカードにも調整が入りました。パワーカード「創造の柱」は、従来「カードを生成するたびにブロック3を得る」効果でしたが、「そのターン最初にカードを生成したときのみブロック5(アップグレード後7)を得る」効果へ変更されています。1ターンに複数回カードを生成した場合の総ブロック量は減る場合がある一方、確実に得られるブロック量自体は増えており、安定性を高める方向の調整です。
また、アタックカード「衝突コース」はダメージが11(アップグレード後15)から10(アップグレード後14)へ、それぞれ1ずつ引き下げられています。
アイアンクラッドはレアリティ調整が4件
アイアンクラッドでは、ダメージ数値の変更に加えて、カードのレアリティ自体を見直す調整も行われています。「挑発」はブロック獲得量が7(アップグレード後8)から6(アップグレード後7)へ減少し、レアリティもアンコモンからコモンへ引き下げられました。「瀉血」はコモンからアンコモンへ、「支配」はアンコモンからレアへ、それぞれレアリティが引き上げられています。反対に「残虐」はレアからアンコモンへ引き下げられました。
ダメージや効果量そのものは変わらなくても、レアリティが変わればカード報酬で出現する頻度が変わります。特に「挑発」はコモン落ちしたことで序盤から入手しやすくなった一方、単体の防御力は落ちているため、序盤の繋ぎとして使う場面が増えそうです。
サイレントは「勃発」強化・「用意周到」がマルチプレイでも解禁
サイレントでは「勃発」のダメージが3(アップグレード後4)から4(アップグレード後5)へ増加したほか、「促進剤」のレアリティがレアからアンコモンへ引き下げられています。
さらに見逃せない変更として、「用意周到」は今回のアップデートでシングルプレイ専用からマルチプレイでも使用可能になりました。手札を丸ごと保持できる強力な効果がマルチプレイの協力プレイにも持ち込めるようになったことで、味方との連携を前提としたデッキ構築の幅がさらに広がります。
ディフェクトは「トラッシュ・トゥ・トレジャー」のアップグレード効果を変更
ディフェクトの「トラッシュ・トゥ・トレジャー」は、アップグレード時の恩恵が「イネイト(戦闘開始時に手札にある)付与」から「コストを1下げる」効果へ変更されています。初手で確実に引けなくなる代わりに、使い回しやすさが上がる方向の調整です。
マルチプレイに新カード「教示」が追加、「ザ・ボール」「ブレイド・シンフォニー」は弱体化
マルチプレイ専用カードにも動きがありました。リージェント用の新カード「教示」(レア・スキル・コスト1、アップグレード後コスト0)が追加され、「他のプレイヤーが、自分の山札からカードを1枚選んで手札に加える」という、味方を直接サポートする効果を持ちます。
一方、既存のマルチプレイカードは弱体化が目立ちます。「ザ・ボール」はスケーリング量が+15(アップグレード後+25)から+10(アップグレード後+15)へ減少。「ブレイド・シンフォニー」はコストが1から2(アップグレード後1)へ増加し、アップグレードによるシヴ生成数増加の効果もなくなりました。
ダイヤのティアラは安定した序盤防御へリワーク
ノヌペイペのエンシェントレリック「ダイヤのティアラ」もリワークされています。従来は、1ターンに使用したカードが2枚以下だった場合、敵から受けるダメージを半減する効果でした。変更後は「20ブロックを持った状態で戦闘を開始し、次のターン開始時にブロックを失わない」という効果になります。
従来の効果は、敵の攻撃に合わせてカードの使用枚数を抑える必要がありました。攻撃やセットアップを控えなければならない場面もあり、プレイの制約が大きいレリックでした。新しい効果では、戦闘開始時に無条件で20ブロックを得られます。さらに次のターン開始時にもブロックが残るため、敵が初手で攻撃しなかった場合でも無駄になりにくい設計です。序盤の被ダメージを抑えながら、攻撃カードやパワーカードを自由に使用できるため、従来よりも扱いやすくなったと考えられます。
おもちゃ箱やフィドルなど複数レリックを強化・弱体化
テスカタラの「おもちゃ箱」は、獲得できるおもちゃレリックの数が4個から5個へ増加しました。ヴァクーの「フィドル」はカードのドロー枚数が2枚から3枚へ増えています。
一方、タンシュの「肉切り包丁」はHPの増加量が9から5へ減少。イベントレリック「歴史学教程」は、繰り返し使用できるカードがアタックだけに限定され、スキルカードを複製できなくなりました。「歴史学教程」は強力なスキルカードを次のターンに再利用できる点が大きな強みだったため、今回の変更は明確な弱体化です。マルチプレイカード「ミッドナイト」も、ダメージが99から60へ大幅に引き下げられています。アップグレード後は120から72へ減少しました。
| レリック/カード | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| おもちゃ箱 | おもちゃレリック4個 | おもちゃレリック5個 |
| フィドル | ドロー2枚 | ドロー3枚 |
| 肉切り包丁 | HP+9 | HP+5 |
| 歴史学教程 | アタック・スキルを複製可 | アタックのみ複製可 |
| ミッドナイト(通常) | ダメージ99 | ダメージ60 |
| ミッドナイト(アップグレード後) | ダメージ120 | ダメージ72 |
ボスエイオングラスは弱体化、トーチヘッド・アマルガムは強化
敵側では、ボス「エイオングラス」の「Ebb」によるダメージが26から22へ低下しました。高難度時の数値も32から26へ引き下げられています。公式パッチノートでは、戦闘序盤に集中していたダメージを抑えるための変更と説明されています。
序盤から大ダメージを受ける敵は、ドロー順や初期手札によって攻略難度が大きく変わります。今回の弱体化によって、防御カードを十分に引けなかった場合でも立て直せる余地が増えそうです。
一方、「トーチヘッド・アマルガム」は1ターン目に新技「ストロングタックル」を使うようになります。初動ダメージは18から26へ、高難度時は22から32へ増加しており、こちらは序盤の危険度が大きく上がっています。
改善マルチプレイ・UI改善と不具合修正
ユーザーインターフェースとマルチプレイにも改善が加えられました。マルチプレイでは、ほぼすべてのポーションを別のプレイヤーへ使用できるようになります。回復や強化効果を必要としている仲間へ直接渡せるため、協力プレイにおける役割分担が広がります。一人のプレイヤーがサポート用ポーションを保管し、危険な状態にある仲間へ使うといった戦術も可能になるでしょう。
また、マップ上へ描いたインクの円が全プレイヤー間で共通表示されるようになりました。進行ルートや注目地点を共有しやすくなり、意思疎通の改善につながります。
今回のアップデートでは、繁体字中国語を選択言語として追加しました。未翻訳部分については英語へフォールバックする暫定的な実装となっています。VSync設定がゲーム再起動後に正しい状態で表示されない問題や、低フレームレート時にスクロールメニューが正しく停止しない問題なども修正されました。さらに、マルチプレイにおける同期ずれやカード効果の不具合、プレイヤー死亡時に処理が停止する問題など、多数のバグ修正が実施されています。
影響この調整がプレイにもたらす影響
アップデートv0.109.0は、現時点ではベータブランチ向けに配信されているバージョンです。ベータ版でのプレイデータやユーザーからのフィードバックをもとに、数値や効果が再調整される可能性があり、今回発表された内容がそのまま通常ブランチへ導入されるとは限りません。
特に「用意周到」の手札全保持や、「亡霊の儀」によるエセリアルカードの一斉使用は、デッキ構築次第で非常に大きな効果を生み出します。実際のプレイで想定以上に強力な組み合わせが見つかれば、本実装までに追加調整が入ることも考えられます。
歓迎できる点
- 「用意周到」でコンボパーツを次ターンへ自由に持ち越せる
- 「亡霊の儀」がエセリアル専用デッキとして機能する道が開けた
- 「ダイヤのティアラ」が無条件20ブロックで扱いやすくなった
- 「エイオングラス」の初動が抑えられ、立て直す余地が増えた
- マルチプレイのポーション融通で協力プレイの選択肢が広がった
注意したい点
- 「用意周到」は手札が詰まりやすくなるリスクと表裏一体
- 「亡霊の儀」は事前にエセリアルを溜める構築が前提
- 「歴史学教程」「肉切り包丁」「ミッドナイト」は明確な弱体化
- 「トーチヘッド・アマルガム」は初手の危険度が上昇
- 今回の数値・効果はベータ限定で、正式反映時に変わる可能性がある
まとめまとめ|「用意周到」と「亡霊の儀」は環境を変える規模の変更
v0.109.0は、新ネオーレリック2種の追加に加えて、サイレントとネクロバインダーの看板カードを根本から作り直した大型のベータアップデートです。「用意周到」は手札保持の上限を撤廃し、「亡霊の儀」はエセリアルカードの一斉再使用という新しい役割を与えられました。アイアンクラッドとディフェクトの高火力カード、レリック6件、ボス2体の難度調整まで、パッチノートの範囲は多岐にわたります。
今回のアップデートの核は「用意周到」と「亡霊の儀」の全面リワークです。前者は手札を捨てなくなることで戦術の自由度を高める一方、手札管理の重要性も同時に高めています。後者は廃棄札のエセリアルカードを一斉に再使用する専用デッキの可能性を開きました。いずれもデッキ構築次第で強さが大きく変わるため、実際にベータブランチで試したうえで評価するのが確実です。今回の内容はベータブランチ限定であり、通常ブランチへの反映時には再調整が入る可能性がある点も踏まえておく必要があります。『Slay the Spire 2』は、PC(Steam)向けに早期アクセスで配信中です。

