『世界虚構管理連盟: WPCA』必要スペック|推奨の60fpsはフレーム生成込み、最低は720p内部解像度でCPUは最低と同一
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推奨環境の60fpsは、フレーム生成を有効にした場合の数字です
KRAFTONと5minlabが手がける協力型アクションRPG『世界虚構管理連盟: WPCA』が、2026年9月3日のState of Playで新映像を公開しました。ソウルを舞台に、現実を侵食する超自然的存在「虚構」を隔離するという設定で、ソロと最大3人の協力プレイに対応します。
注目したいのは、まだ発売時期も確定していない段階でSteamのストアページに最低・推奨の両方の動作環境が掲載されている点です。そして、その注記に肝心なことが書かれています。推奨環境が示す「1080p/60fps」は、フレーム生成を有効にした場合の数字で、最低環境の「1080p/30fps」は内部解像度720pからのアップスケールです。
この記事では、Steam公式に掲載されている動作環境を1項目ずつ確認し、注記が実際に何を意味しているのかを整理します。要件表の数字をそのまま受け取ると、必要なGPUを実際より低く見積もることになります。
目次
動作環境Steam公式に掲載されている最低・推奨
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 / 11(64bit必須) | Windows 10 / 11(64bit必須) |
| CPU | Core i5-10400 / Core i3-12100 / Ryzen 5 3600 | Core i5-10400 / Core i3-12100 / Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| GPU | GeForce GTX 1660(VRAM 6GB)/ Radeon RX 5500 XT(VRAM 8GB) | GeForce RTX 2060 SUPER(VRAM 8GB)/ Radeon RX 6600(VRAM 8GB) |
| DirectX | Version 12 | Version 12 |
| ストレージ | 30GB・SSD必須 | 30GB・SSD必須 |
| 想定する動作 | 最低画質で1080p/30fps(720pからのアップスケール) | 中画質で1080p/60fps(フレーム生成を有効にした場合) |
※Steam公式ストアページの記載にもとづきます(2026年9月7日確認)。発売前のため、今後改訂される可能性があります。
並べてみると、差があるのはGPUの行だけです。CPU・メモリ・OS・DirectX・ストレージはすべて同じ内容が書かれています。
最重要推奨の60fpsはフレーム生成を有効にした数字です
要件表でいちばん読み落としやすいのが、推奨環境の追記事項です。原文には 1080p / 60fps (with Frame Generation enabled) と書かれています。
フレーム生成は、通常レンダリングされたフレームの間にAIで生成したフレームを挟み込んで、画面上のfpsを増やす機能です。ゲーム内部の処理速度そのものが同じ割合で速くなるわけではありません。推奨環境が「フレーム生成を有効にして60fps」としている以上、生成前の実フレームレートはそれより低い水準に置かれていると考えるのが妥当です。
この違いは操作感に出ます。表示されるfpsが60でも、生成前が30fps台であれば、入力から画面に反映されるまでの間隔は30fps相当のままです。アクションRPGでボスの攻撃を見てから回避する場面では、この差が体感として現れます。
実フレームレートを確認したい場合は、平均fpsの表示ではなくフレームタイムを見るのが確実です。測り方はフレームタイムグラフの読み方で解説しています。また、フレーム生成そのものが有効にできない環境もあるため、フレーム生成がグレーアウトして使えない原因もあわせて確認しておくと安全です。
推奨として挙がっているRadeon RX 6600はRDNA 2世代、GeForce RTX 2060 SUPERはTuring世代です。どのフレーム生成技術を前提にしているのか、公式は明示していません。NVIDIAのフレーム生成には対応世代の条件があり、AMD・Intelの技術とも仕様が異なります。要件表の注記だけでは、この2機種で実際に60fpsへ届くかどうかまでは判断できません。
最低環境1080p表示の中身は720pからのアップスケールです
最低環境の注記も同じ構造です。原文は 1080p (upscaled from 720 native resolution) / 30 fps で、最低画質設定での想定と書かれています。
つまり実際に描画しているのは720pで、そこから1080pへ引き伸ばした結果としての「1080p」です。GTX 1660やRX 5500 XTでフルHDネイティブの30fpsが出る、という意味ではありません。
この水準のGPUを使っていて画質に妥協したくない場合は、買い替えを検討する段階といえます。乗り換え先の目安はGTX 1060・1660 SUPER・RTX 2060から今どのグラボに買い替えるかで予算別に整理しています。推奨に挙がっているRTX 2060 SUPERの現在地についてはRTX 2070(無印)は2026年でも現役かで触れており、この2機種はほぼ同格です。
CPU最低と推奨が同一という書き方の読み方
CPUは最低・推奨とも Core i5-10400 / Core i3-12100 / Ryzen 5 3600 で完全に同じです。メモリも16GBで共通です。
この書き方から読み取れるのは、開発側が負荷の主因をGPU側に置いているということです。画質設定と解像度で調整する余地はGPUにあり、CPUはこの水準を満たしていれば最低から推奨まで同じ、という整理になります。
ただし協力プレイは最大3人です。ほかのプレイヤーの分だけ処理する対象が増える場面で、CPU側の負荷がどう変わるかは要件表から読み取れません。発売が近づいて実測が出るまでは、この行を「3人プレイでも同じ」と断定しないほうが安全です。
ストレージSSD必須でDirectStorageに対応します
容量は30GBで、最低・推奨とも SSD required と明記されています。HDDは対象外です。あわせて DirectStorage supported の記載もあります。
DirectStorageはストレージからGPUへデータを直接送る仕組みで、読み込み待ちやマップ移動時の引っかかりを減らす方向に働きます。対応が明記されている以上、SSDの中でもNVMe接続のほうが素直に恩恵を受けられます。容量30GBは現行の大型タイトルとしては控えめな部類です。
内容どんなゲームか
プレイヤーは世界虚構管理連盟ソウル支部の「隔離者」となり、現実を侵食する超自然的存在「虚構」に立ち向かいます。Steamの説明では、敵の弱点へ瞬時に踏み込む動きや、巨大な敵を狙った位置へ引き寄せる操作が挙げられています。
討伐で得た残骸から武器や「中枢干渉計」を製作し、スキル・パッシブ・装備の組み合わせでビルドを組み立てる仕組みです。ソロと3人協力プレイはいつでも行き来できるとされています。対応言語は韓国語・英語・日本語で、フルコントローラーサポートとゲームパッド推奨の表記があります。




※画像はSteam公式ストアページの掲載素材です。
発売時期PC版の時期はまだ決まっていません
2026年9月3日のState of Playでは、PlayStation 5版が2028年に予定されていると案内されました。一方でSteamのストアページの発売日は「発表予定」のままで、PC版の時期は確定していません。両者を同じものとして扱わないでください。
発売までの期間が長いぶん、今回の動作環境は開発中の想定値です。実際の発売時に改訂される可能性は十分にあります。この要件表を根拠にPCを買い替えるのは早すぎます。現時点では「フレーム生成込みで60fps」「最低は720p内部解像度」という設計思想を知っておく、という受け止め方が適切です。
FAQよくある質問
総括まとめ|要件表の数字ではなく注記を読む
『世界虚構管理連盟: WPCA』の動作環境は、GPUの行だけが最低と推奨で異なり、CPU・メモリ・ストレージはすべて共通です。そして数字の意味は注記に書かれています。推奨の1080p/60fpsはフレーム生成を有効にした場合、最低の1080p/30fpsは720pからのアップスケールです。
この2点を踏まえると、要件表に並ぶGTX 1660やRTX 2060 SUPERという型番は、見た目ほど低い要求ではありません。ネイティブ解像度で、フレーム生成に頼らずに遊びたいのであれば、もう一段上のGPUを見ておく必要があります。
ただしPC版の発売時期は未定で、State of Playで示された2028年はPS5版のものです。今回の要件は開発中の想定値であり、これを根拠に買い替えを急ぐ段階ではありません。発売が近づいて要件が改訂されたら、本記事も更新します。



