グランツーリスモSPORTをPCで遊ぶ方法は?非公式移植RyGTの導入条件・必要データ・動作環境【2026年10月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
条件は自前のダンプ(更新1.69)とメモリ16GB以上
出典:RyGT(開発者のGitHub)/GT Sport導入資料/リリース 2026-10-16-4/リリース 2026-10-16-3/リリース 2026-10-16/グランツーリスモ公式 オンラインサービス終了のお知らせ/TechPowerUp。確認日は2026年10月17日です。
『グランツーリスモSPORT』は2017年にPS4向けに出たレースゲームで、PC版はありません。そのPS4版を、GitHubのmlgprorektm8氏が「RyGT」としてWindows向けに移植しました。ビルドは毎日のように出ていて、名前に2026-10-16が付いたものだけで実験版を含む4本あります。
遊ぶために最初に要るのは、PCの性能よりも手元のデータです。対象は CUSA03220・アップデート1.69 の復号済みダンプと、自分のPS4のファームウェア由来のシステムモジュール・フォントで、配布ファイルにはどちらも入っていません。メモリは最低16GB、推奨32GB以上です。
動作が報告されているのは、Windows 11のRTX 4070 TiとRTX 3060 12GBの2台です。レースは約42〜60fps、メニューや結果画面、音声、コントローラーも動きますが、オンライン機能は使えません。最低GPUは示されていないので、手持ちのPCで動くかは試すまで分かりません。

目次
必要なものRyGTで遊ぶのに要る条件
| 項目 | 条件 | 補足 |
|---|---|---|
| ゲームデータ | CUSA03220・アップデート1.69の復号済みダンプ | 配布物には含まれません。別のバージョンでよいとは書かれていません |
| PS4由来のファイル | 自分のPS4ファームウェアのシステムモジュールとフォント | こちらも配布されません |
| OS | Windows(動作報告はWindows 11の2台) | Windows 10で動くかは書かれていません |
| メモリ | 最低16GB、推奨32GB以上 | 16GBではWindowsのページファイルを自動管理のままにします |
| GPU | Vulkanで描画できるGPU | 最低・推奨の型番は示されていません |
| 配布ファイル | GitHubのReleasesにあるzip(最新は約124MB) | ランタイム、レンダラー、変換ツール、ランチャーが入っています |
※メモリは2026-10-16-3のリリース文、ゲームデータとファームウェアはREADMEの記載です。GPUについては、描画にVulkanレンダラー(shadGT)を使うとREADMEにあるだけで、対応世代や必要なVulkanのバージョンは書かれていません。
仕組みエミュレーターではなく、実行ファイルをWindows用に変換する移植
RyGTはPS4をまねるエミュレーターではありません。PS4版の実行ファイルをWindowsのプログラム(GTSport.exe)に変換し、ゲームのコードをPCのCPUで直接動かします。PS4のシステム機能の代わりになるのは、RyGT側のライブラリです。描画はshadPS4のコードを土台にしたVulkanレンダラー「shadGT」が受け持ちます。
基になったのは、PS4・PS5の移植用ツール「Ryty」です。RyGTはそこにグランツーリスモSPORT用の修正を足した派生で、ライセンスはGPL-2.0です。
動作状況動くものと、まだ動かないもの
| 項目 | 状態 | 補足 |
|---|---|---|
| 起動・メニュー・車とコースの選択 | 動作 | 開発者の報告です |
| レース | 動作 | 画面内の台数により約42〜60fps |
| リザルト・音声 | 動作 | リザルトの描画の一部は、まれに頂点データの読み込みに失敗して省かれます |
| コントローラー | SDL経由で動作 | ハンドルコントローラーの機種別の対応は書かれていません |
| オンライン機能 | 非対応 | 公式のオンラインサービスも2024年1月に終了しています |
※READMEのStatus欄とリリース文の記載です。検証に使われた環境は、Core i7-13700KF+RTX 4070 Ti、Ryzen 5 9600X+RTX 3060 12GBの2台(どちらもWindows 11)です。
この2台より下のGPUやCPUで動くか、動かないかは、開発者の資料に書かれていません。メモリ16GB・Vulkan対応という条件を満たしても、快適に遊べる保証にはなりません。
メモリメモリ16GBでも動くが、32GB以上が推奨
2026-10-16-3で、従来の画質プリセット(Low・Medium・High・Original PS4)が「System memory(RAM)」の設定に置き換わりました。選べるのは16GB(最低)と32GB以上(推奨)の2段階で、ランチャーが初回に搭載メモリから自動で選びます。
| 設定 | 重いレースでの使用量 | 注意 |
|---|---|---|
| 16GB(最低) | 約9GB | Windowsのページファイルを自動管理のままにします |
| 32GB以上(推奨) | 約11〜13.5GB | 16GB設定より多く使います |
16GB設定は、16GBのPCでロード中にクラッシュしていた問題に対応するために作られました。8GBや12GBのPCについての記載はなく、動くとは言えません。
fpsfpsの目安と、重いときに効く設定
| 報告されたfps | 条件 | 出どころ |
|---|---|---|
| 約42〜60fps | レース中。画面内の台数で変わる | READMEと導入資料(10月11日時点の記載) |
| 約32fps→約43fps | 東京エクスプレスウェイ、20台、雨。新レンダラーへの切り替え前後 | 2026-10-16のリリース文 |
| 雨で約30%向上 | 雨の路面反射のオプションをオフにした場合 | 2026-10-16のリリース文 |
測定に使ったCPU・GPUと解像度は公表されていません。「RTX 3060で常に60fps」のような読み方はできず、台数が多い雨のレースでは40fps台が目安です。新レンダラーは2026-10-16-3から標準になり、切り替えのために有効にする操作はいりません。
fpsを稼ぐ選択肢は、雨の路面反射のオフとリアビューミラーの更新を半分にするオプション(どちらも2026-10-16で追加)です。フレーム生成も使えます。AMDのFSR 3.1のフレーム生成はどのGPUでも動き、57fpsのレースが画面上は115fpsになった例が報告されています。一方でゲームがモーションベクターを出さないため、速く動く輪郭やHUDに残像が出ます。元のfpsは約40fps以上が望ましい、という推奨です。
導入導入の流れと、更新のしかた
- GitHubのReleasesから、最新のzip(2026-10-16-4は
GTSport-Ryty-shadGT-2026-10-16-4.zip)をダウンロードします。 - ゲームのダンプと同じドライブにzipを展開します。
RyGT.exeを起動し、「Set up」で自分のダンプを指定します。ランチャーは変換と配置を行い、搭載メモリに合わせたRAM設定も選びます。- 以降は
RyGT.exeの「Play」から起動します。
更新は、新しいzipを今のフォルダーに上書き展開し、RyGT.exe で「Play」を一度押すだけです。2026-10-16-4では、リバリー用スクリプトの作り直しのために、更新後の最初の起動が必要になりました。ランチャーを使わない手動の変換手順(ryty.exeでeboot.elfをGTSport.exeに変換する方法)も導入資料に載っています。
非公式の実行ファイルです。第三者によるセキュリティの検証は公表されていません。名前の似た再配布サイトは使わず、実行は自己責任になります。
データと権利ゲームデータは自分で用意する前提です
RyGTは相互運用・研究・保存のためのプロジェクトで、著作権のあるゲーム、ファームウェア、鍵は含まれません。使うのは、自分が正規に入手したゲームのコピーと、自分の本体のファームウェアのファイルで、居住地の法令に従うことが前提です。
ダンプの取り出し方や、ファームウェアの入手先は、ここでは案内しません。RyGTはソニー・インタラクティブエンタテインメントやポリフォニー・デジタルが提供するものではなく、有志による非公式の移植です。
日本で売られたPS4版のタイトルIDがCUSA03220と同じかどうかは、公表された資料では分かりません。導入の前に、手元のゲームのタイトルIDがCUSA03220か確かめてください。
オンラインオンライン対戦とカスタムリバリーの扱い
RyGTはオンライン機能に対応していません。正規のPS4版も、2024年1月31日15時(日本時間)にオンラインサービスが終了し、オープンロビー、スポーツモード、マイレージストアなどが使えなくなりました。ダウンロードコンテンツの販売は2023年12月1日に終わっています。購入済みのコンテンツを含め、オフラインのプレイは続けられると公式は案内しています。
公式の案内では、サービス終了後はカスタムリバリーが使えず、リバリーは元の色に戻ります。RyGTの2026-10-16-4では、この部分が変わりました。オフラインでもリバリーエディターが動き、RyGT.exe と同じ場所の decals フォルダーに入れたSVGファイルを、自作デカールとして使えます。必要なスクリプトは自分のゲームデータから作るため、配布物には含まれません。ルイス・ハミルトンのチャレンジも、このビルドでアンロックされるとされています。
不具合既知の不具合と、更新が速いことの注意
- レース開始前のロード画面で、車の内装がちらつくことがあります(2026-10-16-3の既知の問題)。
- ホームメニュー(Scapes)の背景が黒く表示されることがあります(同上)。
- レース開始後の約30秒は、描画の準備(パイプラインのコンパイル)で動きがカクつくことがあります。2026-10-16-3以降は、未使用のシェーダーが初回だけコンパイルされる点は残るものの、最初のレースで止まることは減りました。
ビルドはほぼ毎日更新されます。上の不具合は2026-10-16-4の時点の状況なので、新しいビルドを入れる前にリリース文で直っているかを確かめてください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|遊べるかどうかは、PCよりも手元のデータで決まります
RyGTでグランツーリスモSPORTを動かすには、CUSA03220・アップデート1.69の復号済みダンプと、PS4ファームウェア由来のファイルを自分で用意できることが条件です。PC側は、メモリ16GB以上のWindowsとVulkan対応のGPUが目安ですが、動作が報告された環境はRTX 4070 TiとRTX 3060 12GBの2台だけです。
RyGTはPS4版をWindows用に変換する非公式移植で、エミュレーターではありません。ゲームデータは同梱されず、メモリは最低16GB・推奨32GB以上、レースは約42〜60fpsです。オンラインは使えず、ロード中の内装のちらつきなどの不具合が残っています。オフラインのリバリーエディターは2026-10-16-4で使えるようになりました。




