P.T. PC版の必要スペックと入手先|非公式移植はVulkan 1.3と自分のPS4データが条件【2026年10月】
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条件はVulkan 1.3対応GPUと、自分のPS4版データ
出典:P.T. for PC(開発者のGitHub)/インストーラー仕様/Linux仕様/Releases/DSOGaming/Twisted Voxel/GLITCHED。確認日は2026年10月9日です。
『P.T.』は2014年8月にPS4向けに配信された、小島プロダクションのホラーのティーザーです。『サイレントヒルズ』の中止にともなって2015年にPlayStation Storeから削除され、いまは削除前に入れたPS4にしか残っていません。そのP.T.を、個人開発者のLoreanXavier氏がPC向けにネイティブで作り直し、10月7日に公開しました。
入手先は開発者のGitHubのReleasesページです。ただし、インストーラー(Windowsは約234MB)にゲームのデータは含まれていません。遊ぶには、PS4版P.T.のダンプフォルダー、またはそこから作ったfake PKGを自分で用意する必要があります。動作環境はWindows 10/11(x64)かLinux、そしてVulkan 1.3対応のGPUとドライバーです。
PS4にP.T.が残っていない場合は、インストーラーを手に入れても起動できません。CPUやメモリの数値要件、快適に動くGPUの型番は、確認した開発者の資料に載っていません。Konamiや小島プロダクションが認めたものでもありません。
目次
動作環境P.T. PC版に必要なもの
| 項目 | 条件 | 補足 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11(x64)、またはLinux x86-64(glibc 2.38以上) | Linuxは Ubuntu 24.04、Debian 13、Fedora 39、最新のArch、SteamOSが目安です |
| GPU | Vulkan 1.3に対応したGPUとドライバー | 描画は全面的にVulkanで書かれています。型番ごとの下限は示されていません |
| ゲームデータ | 自分のPS4版P.T.のダンプフォルダー、またはそこから作ったfake PKG | ストアで入手した暗号化PKGは使えません。インストーラーは暗号を解きません |
| 空き容量 | インストール先に3GB以上 | 既存の導入を更新するだけなら1GB以上です |
| マイク | あれば使う(ゲーム中の1か所で音声入力) | 無い場合は設定ファイルで、キー入力に置き換えられます |
| 操作 | キーボードとマウス、またはゲームパッド | どのゲームパッドもPS4のパッドとして扱われ、ボタン表示は最後に使った機器に合わせて変わります |
※開発者のREADMEとインストーラー仕様の記載です。OS・GPU・データ条件は「What you need」の項、空き容量はインストーラー仕様の「What it installs」の項に書かれています。
数値CPU・メモリ・推奨GPUの数値は公表されていません
開発者のREADMEと配布ページ(10月9日時点)には、CPUの型番、メモリ容量、最低・推奨GPUの型番の記載がありません。第三者のベンチマークも、同日時点では出ていません。2014年のPS4向けタイトルだからといって、そこからPCの要件を推測して書くことはできません。
目安になるのは、GPUが受け付ける機能の範囲です。標準の設定は元のPS4版に近く、追加の画質機能は初期状態でオフかPS4相当になっています。設定画面では、そのPCで使えない項目がグレーアウトされ、理由が表示されます。
| 追加機能 | 必要な環境 | 備考 |
|---|---|---|
| RT影・AO・反射 | Vulkanのレイクエリ(ray queries)に対応したGPU | 任意の機能です。使えないGPUでは項目が選べません |
| DLSS 4.5 | GeForce RTXシリーズ | モデルの種類を選べます。Linuxネイティブ版では使えません |
| DLSSフレーム生成 | GeForce RTX 40シリーズ以降 | 1.0.1で、ボーダーレス全画面と併用すると起動時に終了する不具合が直りました |
| FSR 3.1 | 最近のGPU(メーカー問わず) | Linuxネイティブ版では使えません |
| FSR 3フレーム生成 | Radeon RX 5000シリーズ以降 | Linuxネイティブ版では使えません |
| XeSS | 最近のGPU(メーカー問わず) | Linuxネイティブ版では使えません |
GPU別の平均fpsや最低fps、必要なVRAM容量は、10月9日時点で公表されていません。海外の記事(DSOGaming、Twisted Voxel、GLITCHED)も配布開始と機能の紹介が中心で、数値は載っていません。
導入入手からインストールまでの流れ
- Releasesページから、Windowsは
P.T.PC.Port.Setup.exe(約234MB)、LinuxはP.T.PC.Port.Setup-linux(約194MB)をダウンロードします。最新版は1.0.1です。 - インストーラーで、自分のダンプフォルダーかfake PKG(「PKG…」「Folder…」ボタン)と、インストール先を選びます。Windowsの初期の保存先は
%LocalAppData%\Programs\P.T. PC Portです。 - インストーラーは、データから
chunk1.psarc、texture.qar、pathid_list_ps4.binの3つだけをコピーします。実行ファイルやシステムファイルは使いません。 - 起動して、設定はF10で開きます。
ゲームデータなしの「ポータブル版zip」も配布されています。展開して、pt.exe --game に自分のデータのフォルダーを渡して一度起動する方法です。
非公式の実行ファイルです。インストーラーは起動時に自分自身のファイルを検査し、改ざんされたものは動かない作りです。ただし、第三者による安全性の検証は公表されていません。名前の似た再配布サイトからは入手せず、実行は自己責任になります。
データストア版PKGは使えず、PS4に残るデータが前提です
ストアで入手したPKGは、購入した本体専用に暗号化されています。インストーラーはその暗号を解かないため、受け付けません。受け付けるのは、本体から取り出した復号済みのダンプと、それをfake PKGに作り直したものだけです。P.T.は2015年に配信が終わっているため、実際の入手元は、いまもP.T.が入っているPS4になります。
PS4が手元になければ、この移植版を動かす手段はありません。移植版の公開は、権利者であるKonamiの許諾を意味しません。開発者自身も、Konamiや小島プロダクションとは無関係で、認められたものでもないと書いています。ゲームの素材は含まれておらず、持っているコピーがなければ何も動かない、という作りです。
日本版日本版データでも入りますが、動作確認は米国版のみです
| 版 | タイトルID | 開発者の確認状況 |
|---|---|---|
| 米国版 | CUSA01127 | 開発とテストに使っているデータです |
| 欧州版 | CUSA01114 | インストールできます。データは開発者自身が見ていません |
| 日本版 | CUSA01098 | インストールできます。データは開発者自身が見ていません |
日本版と欧州版は、米国版と違う点があればメモに記録したうえでインストールが進みます。これは「入る」ことの説明で、「最後まで動く」保証ではありません。開発者は、日本版や欧州版のダンプで問題が出たら、報告を寄せてほしいとしています。
日本語で遊ぶために日本版が必要かどうかは、別の問題です。米国版のデータにも、日本語を含む7言語(英・仏・独・伊・日・葡・西)の字幕が入っています。移植版のメニュー、PC用の設定、字幕は日本語で表示できます。音声は元のとおり英語のままで、マイクで聞き取る言葉も常に「Jack」です。
操作キーボード操作とマイクの扱い
- 移動はWASDとマウス、右クリックでズーム、決定は左クリック・EnterまたはE、Escでポーズメニューです。
- Alt+Enterで全画面の切り替え、F10でPC用の設定、F7でフォトモードが開きます。
- ゲーム中の1か所で、マイクに向かって話す場面があります。マイクが無い場合は、
pt.iniの[voice]にkey = Jと書くと、Jキーで代用できます。 - 起動時に、新しい版が出ていないかReleasesページを一度確認します。
[network]のcheck_updates = 0で止められます。
LinuxLinuxとSteam Deckでの動かし方
Linux版のインストーラーは、実行権限を付けてターミナルから起動します。ゲーム本体が必要とするのはglibcとシステムのVulkanドライバーだけです。Steam Deckでは、デスクトップモードでインストールし、pt を非Steamゲームとして追加する手順が案内されています。SteamOSのままで動くとされています。
ネイティブのLinux版では、FSR・DLSS・XeSSを使えません。これらのSDKがWindows用のDLLで提供されているためです。Windows版はProtonやWineでも動く作りです。Steam Deckでのfps、消費電力、動作の安定性は、測定結果が公表されていません。
FAQよくある質問
まとめまとめ|遊べるかどうかを決めるのはPCよりも手元のPS4です
P.T.のPC版は、Windows 10/11かLinux、Vulkan 1.3対応のGPUがあれば、動作環境の面では試せます。最初に確認することは、PCの性能ではなく、PS4にP.T.のデータが残っていて、ダンプフォルダーかfake PKGを用意できるかどうかです。用意できなければ、インストーラーを入手しても遊べません。
入手先は開発者のGitHub Releasesのみで、Konami非公認の非公式移植です。必須条件はVulkan 1.3対応GPUと、自分のPS4版データ(ストア版PKGは不可)です。日本語字幕は米国版データでも使えるとされ、日本版データは入るものの動作確認は米国版だけです。CPU・メモリの要件とfpsの目安は公表されていません。


