Call of Duty 3にPC版はある?非公式移植CoD3Recompの動作条件と必要なXbox 360版データ【2026年10月】
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非公式移植CoD3Recompは自分のXbox 360版ディスクが条件
『Call of Duty 3』(CoD3)は、Treyarchが開発しActivisionが2006年に発売した第二次世界大戦のFPSです。対応機種はXbox 360、PS3、Wii、Xbox、PS2で、シリーズの中でPC版が出ていない作品のひとつです。「CoD3 PC」と調べて見つかる移植版は、個人開発者のFrankHUN88453氏が公開している「CoD3Recomp」で、Activisionが出した製品ではありません。
CoD3Recompは、Xbox 360版の実行ファイルをPC向けのコードに変換し、Direct3D 11で描画するWindows用の移植です。配布中の最新版は日本時間10月8日公開の0.4.0(プレリリース)です。遊ぶにはXbox 360版の米国・欧州版(USA, Europe)のディスクイメージ(ISO)が必要で、1人用の15レベル(エンディングのクレジットを含む)はすべて読み込んで遊べるとされています。キーボードとマウス、視野角65〜100、MSAA、上限なしのフレームレートにも対応しています。
遊べるかどうかを決めるのは、PCの性能より手元のディスクです。CPU・GPU・メモリの最低要件は示されておらず、日本版ディスクで入るか、日本語で表示できるかも配布説明に書かれていません。マルチプレイは未対応の段階です。米国・欧州版を持っていない場合は、Xbox One/Series X|Sで動く公式のXboxストア版(日本のストアで1,944円)が確実に遊べる手段です。
目次
違い公式のCall of Duty 3とCoD3Recompの違い
Activisionが2006年5月8日に発表したCoD3の対応機種はPS3、Xbox 360、Wii、Xbox、PS2で、PCは含まれていませんでした。その後もPC版は発売されておらず、Steamでも販売されていません(10月13日時点)。
CoD3Recompは、この空白を個人が埋めたプロジェクトです。2026年9月17日にGitHubで公開され、9月18日(日本時間)に最初の0.1を配布しました。その後0.2系、0.3.0(9月30日)、0.4.0(10月8日)と更新されていますが、どれもプレリリースの扱いです。
| 項目 | 公式のCall of Duty 3 | CoD3Recomp |
|---|---|---|
| 提供元 | Activision(日本のXbox 360版はスパイク) | 個人開発者FrankHUN88453氏のGitHub |
| 遊べる機種 | Xbox 360・PS3・Wii・Xbox・PS2。現在のXboxストア版はXbox One/Series X|S向け | Windows。Linux版は未提供 |
| 入手と価格 | Xboxストアで1,944円(日本)、19.99ドル(米国) | 移植の配布物は無料。ゲームデータは自分のディスクから用意 |
| 描画とfps | Xbox 360版は60fps(メニュー60fps・ムービー30fps) | Direct3D 11。レベル中はfps上限なしが初期設定 |
| 操作 | コントローラー | キーボードとマウス(全キー変更可)、パッド |
| マルチプレイ | ディスクにマルチプレイ用の実行ファイルがある | マルチプレイ用の実行ファイルは未処理 |
しくみは「静的再コンパイル」です。Xbox 360のCPU(PowerPC)向けに書かれたゲームのコードを、XenonRecompというツールでC++に変換し、PC(x86-64)用にコンパイルし直しています。ゲームの19,462個の関数はすべて変換済みで、Xbox 360のシステム機能179個も移植側で用意されています。『ソニック ワールドアドベンチャー』をPCで動かした「Unleashed Recompiled」と同じ手法です。
動作環境CoD3Recompに必要なもの
| 項目 | 条件 | 補足 |
|---|---|---|
| OS | Windows(64ビット) | 対応するWindowsのバージョンは書かれていません。Linux版は「Windows版を先に仕上げてから」と開発者が回答しています |
| GPU | Direct3D 11で描画 | 型番やビデオメモリの下限は示されていません |
| CPU | 数値の下限は示されていない | 0.4.0で、ゲームが使うCPUは約5.4コア分から約3.3コア分に減ったと開発者が計測しています |
| ゲームデータ | Xbox 360版の米国・欧州版ディスクイメージ(ISO)、または展開済みのフォルダー | XGD1・XGD2・XGD3と、不要部分を削ったstripped形式のイメージを読み込めます |
| 空き容量 | 配布ZIPは約206MB、ゲームの展開に数GB | 開発者が確かめたディスクイメージは5.77GBです。展開済みフォルダーをその場で使う方法ならコピーは不要です |
| 操作 | キーボードとマウス、またはパッド | パッドは挿せばそのまま使えます |
※0.4.0のREADMEとリリースノート、開発状況をまとめたSTATUS、GitHubのIssueでの開発者の回答から整理しています。
数値最低・推奨スペックの数値は出ていません
開発者は最低スペック・推奨スペックを公表していません。公式のPC版が無いので、「Call of Duty 3 PC版の必要スペック」として出回っている数値にもメーカーの裏付けはありません。参考になる数字は、開発者が開発の途中で測ったfpsと、GitHubに寄せられた利用者の報告です。
| 報告 | 条件 | 結果 |
|---|---|---|
| 開発者(0.4.0) | 森のレベル、1080p、MSAAなし | 0.3.0の約91fpsから95〜108fpsへ |
| 開発者(実験機能) | 森のレベル、1080p、MSAAなしで、F11メニューの実験機能を2つとも有効化 | 約180fps |
| 開発者(上限解除) | fps上限の解除を入れたとき。Saint-Lô、2560×1440を描画倍率200%、RTX 4070 Ti | 115fps(上限解除前は60fps) |
| 利用者の報告 | Core i7-4771とGTX 1070、0.4.0 | CPU使用率はXbox 360エミュレーターのXenia Canaryと同程度、GPU使用率は4分の1。fpsの記載なし |
開発者の0.4.0と実験機能の数字は計測したPCの構成が示されておらず、RTX 4070 Tiの数字もCPUとメモリが不明です。どれも「自分のPCで何fps出るか」の答えにはならないので、まず初期設定で起動し、F11のfps表示で確かめるのが確実です。
データ用意するゲームデータと日本版の扱い
インストールに必要なのは、Xbox 360版CoD3の米国・欧州版のディスクイメージ(配布ページの表記は「Call of Duty 3 (USA, Europe).iso」)です。CoD3.exeを初めて起動すると、ゲームデータの渡し方を次の3つから選ぶ画面が出ます。
- Xbox 360のディスクイメージから展開する
- すでに展開してあるフォルダーからコピーする
- 展開済みのフォルダーをその場所のまま使う(場所はgame.pathに記録され、コピーはしない)
セットアップは、ディスクの中にある1人用の実行ファイル(default.xex)の大きさを、移植の元になったものと照らし合わせます。元のファイルは7,254,016バイトで、違うディスクや違う地域版はここで数秒のうちに弾かれ、数GBを書き込む前に止まる作りです。
日本で2007年3月29日にスパイクから発売されたXbox 360版に対応するかどうかは、開発者から示されていません(10月13日時点)。日本版のdefault.xexの大きさが違えば、セットアップの段階で止まります。また、Xboxストアで買えるのはXbox One/Series X|Sで遊ぶための版で、移植が読み込むディスクイメージの用意のしかたとしては説明されていません。
米国版のISOを指定しても「default.xexが見つからない」と表示されてセットアップが失敗した、という報告もGitHubに出ています(10月13日時点で開発者の回答なし)。
開発者は、自分のディスクから作ったイメージを使う前提で書いています。無断でアップロードされたゲームのデータを、そうと知りながらダウンロードすることは、2021年1月1日施行の改正著作権法で違法になりました。対象にはコンピュータープログラムも含まれます。
導入入手から起動までの流れ
- 開発者のGitHubのReleasesページから、0.4.0の「CoD3-PC-Port-0.4.0.zip」(約206MB)をダウンロードする
- ZIPを好きなフォルダーに展開し、中のCoD3.exeを起動する
- 初回はゲームデータを選ぶ画面が出るので、自分のディスクイメージか展開済みフォルダーを指定する
- インストールが終わるとそのままゲームが始まる。更新した直後の初回は、シェーダーキャッシュを作り直すため最初のレベルの読み込みが長くなる
- 新しい版が出たら、ZIPを古いフォルダーに上書きで展開する。設定・セーブ・インストール済みのゲームデータは残る
ZIPの中身は、ゲーム本体のCoD3.exe、不具合報告用のデバッグ情報CoD3.pdb、音声の再生に使うFFmpegのDLL(GPL v3)です。コマンドラインから「CoD3.exe –iso “ISOの場所”」のように指定すれば、ファイル選択の画面を飛ばせます。
配布中の版は開発途中のプレリリースで、不具合が起こる前提です。配布物の安全性を第三者が検証した結果も公表されていません。名前の似た再配布サイトからは入手せず、実行は自己責任になります。
設定PC向けの設定と操作
設定画面はF11で開きます。タイトル画面のメインメニューでOPTIONSを選んだときも、ゲーム本来のオプション画面に重ねて自動で開きます。設定はCoD3.exeと同じ場所のCoD3Recomp.iniに保存されます。
| 設定 | 選べる内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 画面 | ウィンドウ、ボーダーレス全画面 | Alt+Enterでも切り替えられます |
| 解像度と描画倍率 | 解像度と、その何%で描くか | 解像度の初期値はデスクトップと同じです |
| アンチエイリアス | MSAA 2〜8倍、FXAA、両方 | テクスチャのフィルタリング、異方性、品質も別に選べます |
| 視野角 | 65〜100 | モデルの詳細度(ゲーム本来の切り替えか、全距離で最も細かいモデルか)もあります |
| フレームレート | レベル中は上限なしが初期値 | メニューは60fps、ムービーは30fpsのままです。fpsが上がってもゲームの速さは変わりません |
| マウス | 感度、Raw入力のオンとオフ | 初期はRaw入力で、Windowsのポインター速度や「ポインターの精度を高める」の影響を受けません |
| 深度の精度 | Console depth precision(初期はオン) | オフにするとMSAA使用時のfpsが上がりますが、重なった面がちらつくことがあります |
| 実験機能 | Native command lists、Watch memory writes | 0.4.0では初期はオフで、切り替えは再起動後に効きます |
ほかにエイムアシスト、パッド、キー割り当て、垂直同期、fps表示の項目があります。操作はWASDで移動、マウスで視点、左クリックで射撃、右クリックでエイム、ホイールで武器の切り替えです。F12はスクリーンショットと、不具合を報告するための描画記録を保存します。数字の1の左のキーで開くコンソールには、god(無敵)やnoclip(壁抜け)などのコマンドを入力できます。
字幕の切り替えと、実験機能2つを初期オンにする変更は、日本時間10月13日に開発中のコードへ加わったものです。配布中の0.4.0の設定画面には入っていないので、次の版を待つことになります。
制限未対応の機能と既知の不具合
開発者の動作確認は、各レベルをメニューから直接起動して75秒ずつ動かす方法です。0.3.0でミッションを終えると次のミッションへ進めるようになりましたが、全編を通しで遊べることを保証する書き方ではありません。
- マルチプレイ:ディスクに入っているマルチプレイ用の実行ファイル(codmp_xenonf.xex)は未処理です。同じエンジンの別のビルドなので、1人用とは別に変換の設定を作る必要があります
- 0.4.0の既知の不具合:Saint-Lôの手榴弾訓練で有刺鉄線や草のあたりに細い線が伸びる、人質のレベルの強い炎の光で金属や路面に白いちらつきが出る、既存のセーブに新規ゲームを上書きする確認を取り消すと最初のチェックポイントで同じ確認がまた出る
- 利用者からの報告(10月13日時点で開発者の回答なし):ゲームがフランス語で始まり言語を変えられない、ウルトラワイドモニターでは常に黒帯が入る
- Linux・Steam Deck:Linux版は予定されていますが、まだ配布されていません
判断今すぐ試すか、次の版を待つか
- Xbox 360版の米国・欧州版ディスクを持っていて、自分でイメージにできる
- Windows PCで、1人用のキャンペーンを遊びたい
- 表示の乱れやセーブまわりの不具合が出ても、次の版を待って試し直せる
- 日本版のディスクしか持っていない(対応の記載がない)
- マルチプレイや日本語表示が目当て
- LinuxやSteam Deckで遊びたい
- 手間をかけずに遊びたいなら、Xbox One/Series X|SのXboxストア版
FAQよくある質問
まとめまとめ|公式PC版はなく、非公式移植は米国・欧州版のディスクが決め手
Call of Duty 3の公式PC版はなく、PC向けに移植されたCoD3Recompは個人開発者が配布する非公式のものです。中身はXbox 360版を静的再コンパイルしたWindows用の移植で、キーボードとマウス、FOV、MSAA、上限なしのフレームレートなど、PCで遊ぶための設定がそろっています。
そのぶん条件ははっきりしています。米国・欧州版のディスクイメージが必須で、日本版で入るか、日本語で表示できるかは分かっていません。マルチプレイは未対応で、配布中の0.4.0は開発途中のプレリリースです。ディスクが手元にない人は、Xbox One/Series X|Sのストア版で遊ぶか、次の版の配布説明を待つのが無理のない選び方です。
CoD3Recompは無料で配布される非公式のWindows用移植で、Xbox 360版の米国・欧州版ディスクイメージが必要です。CPU・GPUの最低要件は公表されておらず、日本版ディスクと日本語への対応も配布説明に記載がありません。マルチプレイは未対応です。
出典:CoD3Recomp README(0.4.0)/0.4.0のリリースノート/STATUS(開発状況)/GitHub Issues/Activision(2006年5月8日の発表)/Xboxストア(日本)/Xboxストア(米国)/文化庁(令和2年著作権法改正)/DSOGaming。確認日は2026年10月13日です。



