『OmOchim』とは?TGS2026で試遊へ|物理サンドボックス×プログラミング、実機ロボットから生まれたSteam新作
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アソビズムの物理サンドボックス『OmOchim』がTGS2026に出展、試遊台12台
出典:DreamNews(アソビズム公式)「Steam向け最新作『OmOchim(オモチム)』が『東京ゲームショウ2026』に出展決定」(2026年9月10日)、DreamNews(アソビズム公式)「プログラミングもできるAll In One物理シミュレーター『OmOchim』を発表。Steamにてストアページを公開」(2026年8月24日)、Steam「OmOchim」ストアページ、アソビズム採用サイト「ʘmʘchim採用情報」依田大志氏インタビュー、Gematsu「OmOchim debut trailer, 11 minutes of gameplay」、東京ゲームショウ2026公式サイト(いずれも2026年9月13日取得)。
ロボットを使ったプログラミング教材は、たいてい数万円から始まります。アソビズムが実機のロボット教材を作るなかで直面したのも、その価格の壁でした。
そのアソビズムがSteam向け新作『OmOchim(オモチム)』を2026年8月24日に発表し、東京ゲームショウ2026への出展を決めました。画面の中で相棒ロボット「オモチム」を自由に改造し、身近なモノを組み合わせて物理法則で遊ぶサンドボックスゲームで、リリースは2027年の予定です。
発売はまだ先ですが、会場では画面の中のプログラムで実機の小型ロボットを走らせる体験や、試遊台12台での先行プレイが用意されています。ゲームの中身、現時点で分かっている必要スペック、そして会期中に何をすればいいのかまで整理します。
目次
要点先に結論だけ押さえる
出展会場は幕張メッセ、実機ロボットまで動かせます
アソビズムは東京ゲームショウ2026で、『OmOchim』を試遊出展します。会場は幕張メッセ、ホール7の「07-C01」にあるアソビズムブースで、試遊台は12台用意されます。
目玉は、画面の中だけで完結しない体験です。テーブルの上に自分で障害物を置いてオリジナルのコースを作り、ゲーム内と同じビジュアルプログラミングで実機の小型ロボットをゴールまで誘導する「ロボットプログラミングコース」が用意されています。プログラムを組む場所と、それが実際に動く場所が同じ会場にあるという体験です。
会期中は、一般展示とは別に子ども向けの2つの企画も用意されています。
| 企画 | 会期 | 会場・対象 |
|---|---|---|
| 一般展示 | 9月17日(木)〜9月21日(月・祝) | 幕張メッセ ホール7・07-C01、試遊台12台 |
| ファミリーゲームパーク「アソビバ!」 | 9月19日(土)〜9月21日(月・祝) | TKP東京ベイ幕張ホール A-9、中学生以下と同伴保護者限定・入場無料 |
| キッズステージ | 9月21日(月・祝)14:10〜14:40 | 「OmOchimで、だれでも楽しくプログラミングにチャレンジ」 |
幕張メッセの会場全体の規模や来場者数の見込みなど、東京ゲームショウ2026そのものについては東京ゲームショウ2026は30周年で何が変わる?で整理しています。
海外ではひと足先に、2026年8月26日から8月30日までドイツ・ケルンで開催された「gamescom 2026」(ケルンメッセ ホール10.1・ブースE-062)にも試遊出展しています。会場にはゲーム内のオモチムを実機でも楽しめる物理アトラクションが用意され、東京ゲームショウ2026が国内では本格的なお披露目の場になります。
内容身近なモノを組み合わせて、物理法則で遊ぶ
公式の説明は「身近なモノを組み合わせて、物理で動く仕掛けを作るサンドボックスゲーム」というものです。川を渡ったり、荷物を運んだり、街を救ったり。お題はシンプルですが、解き方はひとつではありません。船を作ってもいいし、飛び越えてもいい。正解が決まっていないのがこのゲームの軸になっています。
相棒になるのが、手のひらに乗るサイズの小型ロボット「オモチム」です。タイヤを6つ付けても、背中にジェットを積んでも、パーツを組み直せば何度でも作り直せます。この世界のモノは物理法則にしたがって動くため、磁力で鉄球を集めたり、浮力を利用して海を渡ったり、てこの原理で大きな岩を動かしたりと、現実では試しにくい実験を好きなだけ繰り返せます。





スクリーンショット:Steamストア公式ページ「OmOchim」より。
物足りなくなったら、ビジュアルプログラミングの出番です。ブロックを並べるだけの操作で、自動で動くドローンや、砲弾を撃てる戦車、実際に遊べるアーケード筐体まで作れます。オモチムを俳優がわりにして、映画のワンシーンを再現することもできるとSteamのストアページで紹介されています。
作る対象はロボットだけではありません。「パークビルダー」機能を使えば、コースも罠もゴールも、ステージまるごと自分で設計できます。作ったパークは世界中のプレイヤーに公開して挑戦してもらえます。自作のオモチムを持ち寄って、速さやパワー、壊れにくさをフレンドと競う対戦要素もあります。
Steamのカテゴリ欄には、画面分割・共有画面でのPvPと協力プレイ、そしてリモートプレイ機能のRemote Play Togetherが登録されています。ただし2026年9月時点で、インターネット越しのオンライン協力プレイについての記載はありません。今後変わる可能性はありますが、いまの情報だけで判断するなら同じ画面を共有する対戦・協力が基本と見ておくのが妥当です。
スペック最低要件はGTX 1050 Ti、推奨はまだ非公開です
Steamのストアページに掲載されている動作環境は次のとおりです。推奨環境の項目は用意されておらず、掲載されているのは最低要件のみです。
| 項目 | Windows(最低) | macOS(最低) |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | macOS 12.0 Monterey |
| CPU | Core i5-8400 / Ryzen 5 2600 | Apple M1 |
| メモリ | 8GB | 8GB |
| グラフィック | GTX 1050 Ti / RX 570(VRAM 4GB) | Apple M1 GPU |
| DirectX | Version 11 | ー |
| ストレージ | 6GB | 6MB(Steam公式表記のまま) |
Windowsの最低要件はCore i5-8400またはRyzen 5 2600、グラフィックはGTX 1050 TiまたはRadeon RX 570(VRAM 4GB)です。2026年基準で見るとかなり控えめな要求で、いま販売されている新品のグラフィックボードなら余裕を持ってクリアします。
発売は2027年予定で、現時点の必要スペックは開発中のビルドをもとにした暫定値です。大量のパーツを組み合わせた物理演算オブジェクトがどこまでCPUに負荷をかけるかは、ストアページの記載だけでは分かりません。推奨環境も2026年9月時点では公開されていないため、快適に遊べるラインは実機のレビューが出るまで確定しません。
macOS版はApple M1が最低要件です。Intel製CPU搭載のMacについての記載はなく、Apple Silicon搭載機が前提になっています。
比較似たジャンルの中で、OmOchimは何が違うか
物理演算でモノを作るサンドボックスゲームは他にもあります。並べてみると、OmOchimの立ち位置が分かりやすくなります。
| 作品 | 得意分野 | 特徴 |
|---|---|---|
| Scrap Mechanic | 乗り物制作+探索+基地建設 | サバイバル要素とMOD対応のWorkshop |
| Trailmakers | 乗り物制作 | 広いオープンワールドの探索が中心 |
| Besiege | 攻城兵器の制作 | 城や敵軍を壊す目的に特化 |
| OmOchim | 乗り物制作+自動化+ステージ制作 | ビジュアルプログラミングとパークビルダーを両方搭載 |
Scrap MechanicやTrailmakersは乗り物づくりが軸で、Besiegeは兵器で敵を壊す目的に絞られています。OmOchimは、乗り物や仕掛けを作る工作の部分に加えて、ビジュアルプログラミングによる自動化と、ステージそのものを作れるパークビルダーを一本のゲームにまとめている点が異なります。手元の環境で近い遊び方をすでに試したい場合、Scrap Mechanicの動作設定を先に確認しておくと、必要なPCスペックの感覚がつかみやすくなります。
経緯もともとは実機ロボットの教材として企画されていました
OmOchimは、最初からPCゲームとして企画されたわけではありません。アソビズムの共育事業部長・依田大志氏がインタビューで明かしているところによると、「プログラミングして遊べるロボット」として、物理的な実機のおもちゃで企画がスタートしたプロジェクトです。
実機ロボットを使った工作とロボコンを組み合わせたワークショップを想定していましたが、既存のロボット教材は5万〜6万円台と高額で、導入のハードルになっていました。もっと手軽に体験できる方法を探すなかで、依田氏は「自分たちはゲームアプリの開発会社だ」と気づき、工作をして遊べるロボットをPCの中でプログラムできるようにする発想にたどり着いたといいます。この方向性が固まったのが2019年ごろとされています。
根っこにあるのは、何かを教え込むのではなく、遊びの中から創造性を引き出すという考え方です。実機のオモチムを使った取り組みは、米国ヒューストンでのワークショップ、国内の私立学校の授業、長野県教育委員会主催イベントでも実施されており、Gematsuの報道によればアソビズムの教育部門は2014年から長野県内の小中学生向けに「未来工作ゼミ」というプログラムを続けているとのことです。PCゲーム版のOmOchimは、この取り組みをより多くの人が手軽に体験できるようにする延長線上に位置づけられます。
FAQよくある質問
まとめTGS2026の会期中が、いま動ける唯一のタイミングです
OmOchimはアソビズムが開発するSteam向け新作で、身近なモノを組み合わせて物理法則で遊ぶサンドボックスゲームです。2027年の発売を予定していますが、価格はまだ決まっていません。
発売までは1年以上ありますが、東京ゲームショウ2026(9月17日〜21日、幕張メッセ ホール7・07-C01)では試遊台12台で先行プレイでき、実機ロボットを使ったロボットプログラミングコースも用意されています。ファミリーゲームパークとキッズステージは9月19日から21日までの限定です。
会場に行けるなら、19日から21日のあいだにアソビズムブース(07-C01)を訪ねるのがいちばん早い確認方法です。行けない場合は、Steamのストアページでウィッシュリストに登録しておけば、価格と正式な発売日が決まり次第すぐに情報が届きます。
必要スペックはCore i5-8400・GTX 1050 Ti(VRAM 4GB)・メモリ8GBが最低要件です。2026年時点のPCならまず問題になりませんが、推奨環境はまだ公開されていないため、実機のレビューが出るまでは目安として見ておいてください。



