Intel Nova LakeのCore Ultra 7はL3 36MBか|E-coreを4基減らしてもUltra 9と同容量を維持
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E-coreを4基減らしてもUltra 9と同容量を維持
出典:Tom’s Hardware、海外メディアの報道、Intel公式仕様「Core Ultra 9 285K」にもとづきます。本記事の情報は2026年8月14日時点のものです。Nova Lakeの最終仕様はIntelから正式発表されておらず、今後変更される可能性があります。
Intel次世代CPU「Nova Lake」では、E-coreを4基単位で減らした下位SKUほどL3キャッシュも比例して減る、と従来は考えられていました。ところが2026年8月12日、信頼できるリーカーJaykihn氏がこの情報を更新し、E-coreクラスタを1基だけ無効化した構成では、元になったフル構成と同じL3容量を維持すると報告しています。
これが正しければ、影響が大きいのは中間モデルです。24コアの8P+12E+4LP-Eという構成が、28コアの8P+16E+4LP-Eと同じ36MBのL3キャッシュになる可能性があります。有力視されているSKUの割り当てに当てはめると、これはCore Ultra 9相当とCore Ultra 7相当の通常L3容量が並ぶことを意味します。
この記事では、今回のリーク更新の内容、訂正が入った数値、Arrow Lake世代で実際に起きた前例との関係、そしてbLLCとの違いまで、海外メディアの報道とIntel公式仕様にもとづいて整理します。
目次
要点今回のリーク更新で何が変わったか
信頼できるリーカーJaykihn氏が2026年8月12日に情報を更新し、Nova LakeでE-coreクラスタを1基だけ無効化した構成は、フル構成と同じL3キャッシュ容量を維持すると報告しました。8P+12E+4LP-E構成は従来予想の33MBから36MBへ、4P+4E+4LP-E構成は15MBから18MBへ上方修正されています。一方、6P+12E+4LP-E構成は27MBのままで、全SKUに一律で適用されるルールではありません。この方式はデスクトップ向けNova Lake-Sだけでなく、ノート向けNova Lake-HXにも適用されるとされています。Intelはこの内容を含め、Nova Lakeの最終SKU構成やキャッシュ容量を公式発表していません。
更新内容従来予想と最新情報の比較
従来は、Nova LakeでE-coreを4コア単位で減らすと、それに合わせてL3キャッシュも3MBずつ減ると考えられていました。ところがJaykihn氏の更新情報では、E-coreクラスタを1基だけ無効化した構成に限り、元になったフル構成と同じL3容量を維持するとされています。
| Nova Lake構成 | 従来予想 | 最新情報 |
|---|---|---|
| 8P+16E+4LP-E | 36MB | 36MB |
| 8P+12E+4LP-E | 33MB | 36MB |
| 6P+12E+4LP-E | 27MB | 27MB |
| 4P+8E+4LP-E | 18MB | 18MB |
| 4P+4E+4LP-E | 15MB | 18MB |
| 4P+0E+4LP-E | 12MB | 12MB |
| 2P+0E+4LP-E | 6MB | 6MB |
つまり、注目すべきなのは24コアの8P+12E+4LP-Eが、28コアの8P+16E+4LP-Eと同じ36MB L3になる点です。12コアの4P+4E+4LP-Eも18MBを維持します。一方で、6P+12E+4LP-Eのように容量が据え置きのままの構成もあり、Intel側が個別にキャッシュを維持するかどうかを判断している可能性がうかがえます。
この情報が出た当初、Jaykihn氏の投稿には「6+12+4は依然として30MB」という記述が一時的に含まれていましたが、実際にはE-coreクラスタが2基削減されている構成であるため、L3容量は27MBのままです。海外メディアの記事本文でもこの点は27MBと明記されています。後日この件を扱う場合は、30MBという数字は使わない方が安全です。
影響Core Ultra 7がUltra 9と同じ36MBになる可能性
これまでにリークされている暫定ラインアップでは、8P+16E+4LP-EがCore Ultra 9相当、8P+12E+4LP-EがCore Ultra 7相当に割り当てられるとされています。今回の更新をそのまま当てはめると、通常版のNova LakeではUltra 9相当とUltra 7相当の両方が36MBのL3キャッシュになる可能性があります。
Intel公式仕様では、現行のCore Ultra 9 285Kは8P+16E構成でSmart Cache 36MB、Core Ultra 7 265Kは8P+12E構成でSmart Cache 30MBです。無印のArrow Lake世代では、Ultra 9とUltra 7のL3容量に6MBの差がありました。今回のリークどおりなら、Nova LakeではこのL3の差がなくなる可能性があります。
前例実はArrow Lake Refreshで一度起きている
「上位モデルと下位モデルのL3格差がなくなる」という現象は、Nova Lakeで初めて起きる話ではありません。Intelは2026年3月11日、Arrow Lake Refresh「Core Ultra 200K Plus」シリーズを発表しました。このとき、Core Ultra 7 270K PlusはEコアが8P+12Eから8P+16Eへ拡張されると同時に、L3キャッシュも30MBから36MBへ増量され、上位モデルのCore Ultra 9 285K(8P+16E・36MB)と同じ構成になっています。
この結果、当初リークされていたフラグシップ「Core Ultra 9 290K Plus」は正式にキャンセルされました。270K Plusが285Kと同じコア構成・キャッシュ容量まで並んだことで、上位モデルとの差別化が難しくなったことが理由とされています。Nova Lakeの今回のリークが正しければ、これと同じパターンが次世代でも繰り返される可能性があるということです。
ゲーム用途L3容量が並んでも性能が同じになるとは限らない
この仕様になると、通常版Nova LakeにおけるCore Ultra 9相当とCore Ultra 7相当の差は、少なくともL3容量ではなくなります。ただし、ここから「Ultra 7とUltra 9のゲーム性能が同じになる」とまでは言えません。コア数、動作クロック、電力制限などの最終仕様はIntelから発表されていないためです。Intelも現時点でNova Lakeの最終SKU構成や今回のL3容量を公式発表していません。
一方で、ゲームではコア数だけでなくキャッシュ構成も性能に影響します。Arrow Lake Refreshの270K Plusが285Kに近い性能を示した前例を踏まえると、Nova LakeでもCore Ultra 7相当の相対的な魅力が高まる可能性はあります。購入判断は、リークされたキャッシュ容量だけでなく、正式発表後の実ゲームベンチマークを基準にするのが安全です。
区別「36MB L3」と「bLLC」は別物
今回増える33MB→36MBは、Nova Lakeの通常のL3キャッシュについての話です。Nova Lakeにはこれとは別に、AMDの3D V-Cache対抗として噂されている大容量キャッシュ「bLLC(big Last Level Cache)」搭載モデルがあります。現時点のリークでは8P+12E+4LP-Eに132MB、6P+12E+4LP-Eに108MBなどのbLLC構成が報じられており、今回話題になっている36MB/27MBの通常L3とは別枠です。
そのため、「Core Ultra 7が132MBになる」と単純化するより、「通常のL3キャッシュは36MB、さらに一部モデルではbLLCを追加搭載する可能性がある」と分けて理解する方が正確です。bLLCの仕組みやRyzen X3Dとの比較については、当サイトの解説記事も参照してください。
対象範囲Nova Lake-HXにも同じルールが適用される
この「E-coreクラスタを1基削ってもL3を維持する」という方式は、デスクトップ向けNova Lake-Sだけでなく、ハイエンドノート向けNova Lake-HXにも適用されるとJaykihn氏は述べています。そのため今後、ゲーミングノート向けのSKU情報が出たときにも、このキャッシュ仕様が重要になる可能性があります。
発売時期断定は避け、リークとして扱う
Nova Lakeの発売時期については、2027年初頭に登場するとの見方や、CES 2027での発表を見込む報道があります。一方でIntelは以前、公式資料でNova Lakeを「2026年末」に続く製品として位置付けていました。現在もIntelのソフトウェアやドライバーにはNova Lake向けのサポートが追加されており、Nova Lakeというプラットフォーム自体はIntel公式情報にも登場しています。ただし、デスクトップ向けNova Lake-Sの正式な発売日、SKUごとの投入時期、価格をIntelはまだ発表していません。今回のL3キャッシュに関する情報も含め、現時点ではリーク情報として扱う必要があります。
結論この情報をどう受け止めるべきか
- Nova Lakeの中間グレードSKU(Core Ultra 7相当)を検討している人
- Arrow Lake Refreshで270K Plusが285Kに接近した経緯を知っている人
- ゲーム用途でL3キャッシュ容量の影響に関心がある人
- Nova Lakeの購入を今すぐ決めたい人(正式仕様・価格・発売日とも未発表)
- キャッシュ容量だけでゲーム性能の優劣を判断しようとしている人
- bLLC搭載モデルと通常L3モデルを混同している人
FAQよくある質問
まとめまとめ|Ultra 7とUltra 9の通常L3格差が消えるかもしれない
Intel次世代CPU「Nova Lake」について、リーカーJaykihn氏が2026年8月12日に情報を更新し、E-coreクラスタを1基だけ無効化した構成はフル構成と同じL3キャッシュ容量を維持すると報告しました。8P+12E+4LP-E構成は33MBから36MBへ、4P+4E+4LP-E構成は15MBから18MBへ上方修正されています。
暫定的なSKU割り当てに当てはめると、これはCore Ultra 9相当とCore Ultra 7相当の通常L3キャッシュが同じ36MBになる可能性を意味します。同様の現象はArrow Lake Refreshの270K Plusで既に一度起きており、Nova Lakeでも繰り返される可能性があります。ただし、この情報はあくまでリークであり、Intelは最終SKU構成やキャッシュ容量を正式発表していません。またL3容量が並んでも、コア数やクロックなど他の仕様次第でゲーム性能は変わるため、購入判断は正式発表後の実測を待つのが安全です。
Intel次世代CPU「Nova Lake」について、リーカーJaykihn氏が2026年8月12日、E-coreクラスタを1基だけ無効化した構成はフル構成と同じL3キャッシュ容量を維持すると情報を更新しました。8P+12E+4LP-Eは33MBから36MBへ、4P+4E+4LP-Eは15MBから18MBへ上方修正され、6P+12E+4LP-Eは27MBのまま据え置きです。暫定的なSKU割り当てでは、これによりCore Ultra 9相当とCore Ultra 7相当の通常L3キャッシュが同じ36MBになる可能性があります。類似の現象は2026年3月発表のArrow Lake Refresh「Core Ultra 7 270K Plus」で既に一度起きており、上位モデル「290K Plus」がキャンセルされた経緯があります。この方式はNova Lake-HXにも適用されるとされ、大容量キャッシュ「bLLC」(132MB・108MBなど)とは別枠の情報です。Intelは最終SKU構成・キャッシュ容量・発売時期を公式発表しておらず、現時点ではリーク情報として扱う必要があります。



