Intel Nova Lake 詳細SKUリーク総まとめ【2026年4月版】——52コア・175W TDP・DDR5-8000・bLLC搭載3モデル全解剖

(更新: 2026.6.20)
Intel Nova Lake 詳細SKUリーク総まとめ【2026年4月版】——52コア・175W TDP・DDR5-8000・bLLC搭載3モデル全解剖

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NEWS · 2026-04-16

Intel Nova Lake 詳細SKUリーク総まとめ

52コア / 175W TDP / DDR5-8000 / bLLC搭載3モデル——2026年4月15日付の新リークで判明した全ラインナップを読み解く

13判明SKU数
52最大コア数
175W最上位TDP
DDR5-8000公式対応

情報源: 2026-04-15付の海外リーク複数(中国フォーラム発の詳細SKUテーブル)

この速報の要点
  • フラグシップは16P+32E+4LPE=52コア・175W TDPArrow Lake比で+40%の電力枠を確保。bLLC(Big Last Level Cache)搭載の「純ゲーミング最強候補」として位置付けられる
  • bLLCは52コア・44コア・22コアの3モデル限定ラインナップの中で特化型。22コア版はTDP 65Wと省電力ながらbLLC搭載という異色の「コンパクトゲーミング最強」候補
  • DDR5-8000を公式サポート(Arrow Lakeの6400→8000、+25%帯域)CUDIMM・CSODIMM・ECCまで正式対応。bLLCの大容量キャッシュと合わせてゲーム・生産性の両方で効く
  • Nova Lake APU版(4P+8E+4LPE + 12 Xe3Pコア)も計画AMD Ryzen G-Series対抗。Arc B390相当の内蔵GPUで、外付けGPU不要なゲーミング構成を狙える
  • 登場は2026年後半〜2027年初頭に延期の可能性Intel公式は「2026年後半」だが、複数リークが「2027年初頭が現実的」と指摘。購入判断では遅延リスクを計算に入れるべき

2026年4月15日、中国の掲示板フォーラム発でIntel Nova Lake-S(Core Ultra 400シリーズ)の詳細SKUリストが流出し、複数の海外メディアに拡散されました。これまで「フラグシップは52コア」「bLLC搭載」「DDR5-8000対応」という断片情報はありましたが、今回のリークでは13モデルの全ラインナップ・TDP・コア構成・bLLC有無がほぼ網羅的に明らかになっています。

当サイトでは3月24日公開のbLLC技術解説記事で、144MB/288MBキャッシュのアーキテクチャや3D V-Cacheとの対比を解説しました。今回の記事はその続報として、新リークで判明した具体的SKU・175W TDP・APU版の存在・買い手視点の移行判断に特化して整理します。

競合記事の多くが断片情報を羅列するだけですが、ここでは「なぜこの3モデルだけbLLCなのか」「175WはArrow Lake比で何を意味するか」「DDR5-8000の実効性能インパクト」「Arrow Lake Refresh買い手への影響」まで踏み込みます。

目次

【速報1】52コアの内訳——16P+32E+4LPEの意味

最初に整理するのが、フラグシップSKUの52コア構成です。Arrow Lake Refresh(Core Ultra 9 285K後継)の24コア(8P+16E)と比較すると、単純なコア数で2倍超となる大幅拡張です。

コア種別 コア数 アーキテクチャ 役割
Pコア(Performance) 16 Coyote Cove(新設計) シングルスレッド重視・ゲーミング主力
Eコア(Efficient) 32 Arctic Wolf(新設計) マルチスレッド・バックグラウンド処理
LP-Eコア(Low Power Efficient) 4 Arctic Wolf(省電力版) アイドル時・省電力動作専用(SoCタイル内)
合計 52 デュアルダイ(2タイル構成)

出典: 複数の海外リーク情報。52コア構成はデュアルダイ(2タイル)でBase TDP 175Wと報告されている。

なぜここまでEコアを増やすのか

Eコア32基という数字は、Arrow Lake(最大16基)の2倍です。この大幅増加にはCPU市場の構造変化が背景にあります。AMD Ryzenが9950X(16コア16スレッド・Zen 5)まで増やしてきたのに対し、Intelは「P+Eハイブリッドで物理コア数の絶対値で優位に立つ」戦略を継続強化しています。

ゲーミング単体では現状Eコアの貢献は限定的ですが、配信・動画編集・仮想化など「ゲーム+α」ユースケースでEコア32基は大きな武器になります。これはAMDのZen 6に対する差別化として機能する可能性があります。

【速報2】175W TDPの衝撃——Arrow Lake比+40%の電力設計

次の話題は電力です。Intel公式仕様ではBase TDP(PBP: Processor Base Power)175Wがフラグシップに設定されるとリークされており、これはArrow Lake Core Ultra 9 285Kの125W PBPから+40%の電力枠拡張を意味します。

Arrow Lake 285K(現行)
125W PBP
Arrow Lake Refresh 270K Plus
125W PBP
Nova Lake 52コア(計画)
175W PBP(+40%)
AMD Ryzen 9 9950X(現行)
170W TDP

TDP(Base Power)の比較。Nova Lake 52コア版は最大ブースト時にさらに高い電力を消費する可能性があり、一部の早期リークでは最大PL2/PL4で数百W規模に達するとも報告されている。

175Wが意味するもの——3つの実用影響

01
冷却要件の引き上げ
現行Arrow Lake向けの240mm水冷で間に合っていた構成が、Nova Lake 52コア版では360mm水冷が推奨下限になる可能性大。空冷での運用はフラグシップではほぼ不可能に
02
電源ユニットの更新
CPU単体で175W、上位GPUと組み合わせると850W以上のATX 3.1電源が必須。RTX 5090との組み合わせなら1000W級が現実的なライン
03
Ryzen 9950X3Dとの対比
AMD 9950X3Dは120W TDPでゲーミング最強を維持。Intelは「電力を増やして性能を取る」アプローチで、電力効率ではAMDに不利なスタートになる
補足

一部のリークでは「TDP 125W」と「TDP 175W」が混在しており、正確には125W PBPが非K版、175W PBPがKシリーズという形で分岐する可能性があります。Intel公式の詳細仕様が公開されるまでは両方の数字が流通する点に注意してください。

【速報3】bLLC搭載3モデル特定——なぜこの組み合わせか

Nova Lake全13 SKUのうち、bLLC(Big Last Level Cache、最大288MB)を搭載するのは3モデルのみと判明しました。選ばれた組み合わせには明確な戦略的意図があります。

FLAGSHIP
Core Ultra 9(52コア版)
16P+32E+4LPE / 175W / bLLC搭載
最上位フラグシップ。デュアルタイル構成で288MBまでの大容量bLLCを搭載し、ゲーミングとマルチスレッドの両立を狙う。AMD Ryzen 9950X3Dに対する「全方位での対抗馬」
BALANCED
Core Ultra 7(44コア版)
16P+24E+4LPE / 175W / bLLC搭載
Pコアは16基そのままでEコアを32→24に削減した中間モデル。ゲーミング性能をフラグシップとほぼ同等に保ちつつ価格を抑えるポジショニング。Ryzen 9800X3Dのライバル候補
EFFICIENT
Core Ultra 9(22コア版)
6P+12E+4LPE / 65W / bLLC搭載
注目すべき異色SKU。TDPわずか65Wでbllc搭載という省電力ゲーミング特化モデル。コンパクトビルド・SFF向けで「ゲーミング最強の小型機」を狙える。価格設定次第で大きな存在感を出す可能性

この3モデル選定には「bLLCが効くのはゲーミング中心の用途」というIntelの判断が見えます。44コア・52コアはハイパフォーマンス、22コアは省電力ゲーミング特化。残りの10 SKUは生産性・オフィス・エントリー向けで、bLLCなしでコストを抑える分岐戦略です。

22コア65W版が特に注目

もしこの22コア65W版が適切な価格(想定$300〜400)で投入されれば、ITX/SFF環境でのゲーミング最強CPUとして独自のニッチを確立できます。AMDに同等ポジションのX3Dがない(9800X3Dは120W、7800X3Dでも120W)ため、Intelが差別化できる数少ない領域です。

2026年6月 追記

本記事公開後の続報では、bLLC搭載SKUは「3モデル」にとどまらず、最新リークでは52/44/28/24/22コアの5構成へ拡大し、それぞれ288/264/144/132/108MBのbLLCを積むと報じられています。これらはアンロックのCore Ultra 400D/400DXシリーズとして展開される見込みで、コア開発名(Pコア「Coyote Cove」・Eコア「Arctic Wolf」)も複数ソースで確認されました。発売はIntelが「2026年後半」と公式に再確認していますが、実質的な本格供給は2027年初頭という見方が有力です。確定SKU数とbLLC構成はIntel正式発表まで変動する前提でお読みください。

【速報4】DDR5-8000公式対応——bLLCと合わせて効く

メモリ対応も大きな進化点です。Arrow Lake世代のDDR5-6400公式対応からDDR5-8000に引き上げられ、帯域は+25%向上します。

Nova LakeはDDR5-8000・CUDIMM・CSODIMM・ECC対応を公式サポートすると判明しました。これはbLLCの恩恵を最大化するための選択でもあります。キャッシュが大きくてもメインメモリ帯域が不足すればキャッシュミス時のペナルティが大きくなるため、bLLC+高速DDR5-8000のセットで真価を発揮する設計と考えられます。

Arrow Lake(現行) DDR5-6400 102.4 GB/s
Nova Lake(新) DDR5-8000 128.0 GB/s(+25%)
AMD Ryzen 9000(参考) DDR5-5600(公式) 89.6 GB/s

理論ピーク帯域(デュアルチャネル)。ゲーミングではメモリレイテンシの影響も大きく、帯域だけで性能差がそのまま出るわけではありません。

【速報5】Nova Lake APU版——12 Xe3Pコア内蔵GPUの実力

通常のNova Lake-Sデスクトップ版に加えて、iGPU重視の「APU版」も計画されていることが2026-04-14のリークで明らかになりました。AMD Ryzen G-Seriesに対する直接の対抗策です。

Nova Lake APU版(仮称)
AMD Ryzen 7 8700G直接対抗モデル
CPUコア4P + 8E + 4LPE = 16コア
内蔵GPU12 Xe3Pコア(Panther Lake Arc B390相当)
ターゲット外付けGPU不要のゲーミング構成
対抗馬AMD Ryzen 7 8700G(Radeon 780M搭載)

12 Xe3PコアはArc B390相当の内蔵GPU性能が予想されており、これはRadeon 780Mを明確に上回る水準です。外付けGPU価格が高止まりしている状況下で、「内蔵GPUだけで1080p・中設定ゲーミング」が現実的に可能なモデルとしてポジショニングされます。

狙い目層

RTX 5060が¥60,000超、RX 9060 XTが¥64,000〜という市況で、APU版Nova Lakeは「CPU+iGPUだけで¥50,000〜¥70,000程度」の価格帯に収まれば、エントリー〜ミドル層の常識を変える可能性があります。AMD 8700Gは現在¥50,000前後で同等ポジションを確立しており、Intelが価格面で対抗できるかが鍵です。

全13 SKUラインナップ早見表

今回のリークで判明した全ラインナップを一覧にまとめます。

グレード コア構成(P+E+LPE) 合計コア数 TDP bLLC 想定用途
Core Ultra 9 16P + 32E + 4LPE 52 175W あり フラグシップ・ゲーミング&生産性
Core Ultra 7 16P + 24E + 4LPE 44 175W あり ハイエンドゲーミング・コスト重視
Core Ultra 9 8P + 16E + 4LPE 28 125W / 65W なし 生産性メイン・ゲーミング兼用
Core Ultra 9 6P + 12E + 4LPE 22 65W あり 省電力ゲーミング特化・SFF向け
Core Ultra 7 8P + 12E + 4LPE 24 125W / 65W なし ミドルハイ・バランス型
Core Ultra 7 4P + 8E + 4LPE 16 35W なし オフィス・省電力
Core Ultra 5 6P + 12E + 4LPE 22 125W / 65W なし ミドルレンジ・メインストリーム
Core Ultra 5 6P + 12E + 4LPE 22 65W / 35W なし ミドル・省電力
Core Ultra 5 4P + 4E + 4LPE 12 65W / 35W なし エントリー〜ミドル
Core Ultra 5 4P + 0E + 4LPE 8 65W / 35W なし エントリー
Core Ultra 3 2P + 0E + 4LPE 6 65W / 35W なし 最小構成・オフィス
Nova Lake APU 4P + 8E + 4LPE 16 未公開 なし 内蔵GPU特化(12 Xe3Pコア)

リーク情報の整理。bLLC容量(144MB/288MB)はモデルごとに異なる可能性あり。詳細はbLLC技術解説記事を参照。

Arrow Lake Refreshからの買い替え判断——今買うか、待つか

Nova Lakeの発売は2026年後半〜2027年初頭と見込まれています。現在Arrow Lake Refresh(270K Plus等)を検討中、または既に所有している方のアクションを整理します。

今すぐ買うべき

急いでPCを組みたい方

Nova Lakeは最短で2026年末、現実的には2027年Q1〜Q2。9〜12ヶ月待つのは長い。Core Ultra 7 270K Plus($299)・Core Ultra 5 250K Plus($199)は現時点でのコスパ最強帯

待つ価値がある

ゲーミング最強CPUが絶対条件の方

Nova Lake bLLC(52コアor22コア65W版)はRyzen X3Dに対する本命対抗馬。現在Ryzen 5800X3D・5600X程度の旧世代ならしばらく現行PCで凌ぎつつ2026年末を待つ判断も合理的

AMDを検討すべき

長期プラットフォーム投資したい方

IntelはLGA1851→LGA1954へ移行で完全買い替え必須。AMDはAM5継続でZen 6 X3Dにも対応予定。9800X3Dを今買ってZen 6 X3Dで部分アップグレードの方が総合コスト低い

現状維持でOK

既にRyzen 9800X3D・Core Ultra 7 265K以上を所有

これらはNova Lake登場後も2年以上は余裕で戦える性能。Nova Lake初代は価格高騰リスクもあり、一世代飛ばすのが賢明なケースが多い

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プラットフォーム要件の整理——LGA1954・Z990

Nova Lakeは新ソケットLGA1954を採用します。現行LGA1851マザーボードは使用不可で、CPU・マザーボード・場合によってはメモリ・電源のセット買い替えが前提になります。

ソケット
LGA1954(新規)
Intelは「複数世代継続」を明言。AM5的な長期サポートへ方針転換
チップセット
Z990 / H970他(900シリーズ)
Wi-Fi 7・Thunderbolt 5標準対応が予想される
PCIeレーン
最大24レーン(PCIe Gen5)
GPU用16レーン+SSD用マージンあり。Arrow Lakeと同等
メモリ
DDR5-8000(CUDIMM/CSODIMM/ECC)
DDR5の新規採用義務化。DDR4環境からの転用不可
Thunderbolt
Thunderbolt 5(最大120Gbps)
TB4の倍以上の帯域。外部GPU・高速ストレージ向け
NPU
NPU 6世代(次世代AI処理ユニット)
Copilot+ PC対応。AI処理のオフロード先として機能

発売時期の不確実性——「2026年後半」は本当か

Intel公式は「Nova Lakeは2026年後半発売」と明言していますが、複数のリーカーが「実際には2027年初頭が現実的」と指摘しています。TSMC N2プロセスの量産立ち上げ時期、bLLCの歩留まり、Arrow Lake在庫の消化スケジュール等、複数の要因が絡みます。

2026 Q2-Q3
Arrow Lake Refresh全モデル展開完了・DDR5価格は高止まり予想
2026 Q4
Nova Lake公式発表・初期レビュー解禁(楽観シナリオ)
2027 Q1
Nova Lake本格販売開始(現実シナリオ)
2027 Q1-Q2
AMD Zen 6 X3D登場・直接対決へ

結論——全ラインナップ判明で見えた買い手戦略

Conclusion 2026-04-16
Nova Lake詳細リーク——買い手が覚えておくべき5つのこと
  • 01
    bLLC搭載は3モデルのみ——52コア/44コア/22コア65W版。これ以外はゲーミング最強を狙わない用途向け
  • 02
    175W TDPは冷却・電源の更新が前提——360mm水冷+850W以上ATX 3.1電源が推奨下限になる
  • 03
    22コア65W版bLLCが隠れた注目モデル——ITX/SFF環境でのゲーミング最強候補。価格次第では大ヒット
  • 04
    APU版は外付けGPU代替を狙える——12 Xe3PコアでArc B390相当。AMD 8700G対抗で¥50,000〜¥70,000帯が狙える
  • 05
    発売は最短2026年末・現実的には2027年Q1——急ぎならArrow Lake Refresh(270K Plus/250K Plus)が現時点のコスパ最強
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