Intel Nova Lake 詳細SKUリーク総まとめ【2026年7月更新版】——52コア・175W TDP・DDR5-8000・bLLC搭載3モデル全解剖
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Intel Nova Lake 詳細SKUリーク総まとめ
52コア / 175W TDP / DDR5-8000 / bLLC搭載3モデル——2026年4月15日付の新リークで判明した全ラインナップを読み解く
- フラグシップは16P+32E+4LPE=52コア・175W TDPArrow Lake比で+40%の電力枠を確保。bLLC(Big Last Level Cache)搭載の「純ゲーミング最強候補」として位置付けられる
- bLLCは52コア・44コア・22コアの3モデル限定ラインナップの中で特化型。22コア版はTDP 65Wと省電力ながらbLLC搭載という異色の「コンパクトゲーミング最強」候補
- DDR5-8000を公式サポート(Arrow Lakeの6400→8000、+25%帯域)CUDIMM・CSODIMM・ECCまで正式対応。bLLCの大容量キャッシュと合わせてゲーム・生産性の両方で効く
- Nova Lake APU版(4P+8E+4LPE + 12 Xe3Pコア)も計画AMD Ryzen G-Series対抗。Arc B390相当の内蔵GPUで、外付けGPU不要なゲーミング構成を狙える
- 登場は2026年後半〜2027年初頭に延期の可能性、フラグシップはさらに後ろ倒しもIntel公式は「2026年後半」だが、複数リークが「2027年初頭が現実的」と指摘。2026年7月の続報では52コア版の投入が2027年5月下旬〜9月までずれ込む可能性も浮上
2026年4月15日、中国の掲示板フォーラム発でIntel Nova Lake-S(Core Ultra 400シリーズ)の詳細SKUリストが流出し、複数の海外メディアに拡散されました。これまで「フラグシップは52コア」「bLLC搭載」「DDR5-8000対応」という断片情報はありましたが、今回のリークでは13モデルの全ラインナップ・TDP・コア構成・bLLC有無がほぼ網羅的に明らかになっています。
当サイトでは3月24日公開のbLLC技術解説記事で、144MB/288MBキャッシュのアーキテクチャや3D V-Cacheとの対比を解説しました。今回の記事はその続報として、新リークで判明した具体的SKU・175W TDP・APU版の存在・買い手視点の移行判断に特化して整理します。
競合記事の多くが断片情報を羅列するだけですが、ここでは「なぜこの3モデルだけbLLCなのか」「175WはArrow Lake比で何を意味するか」「DDR5-8000の実効性能インパクト」「Arrow Lake Refresh買い手への影響」まで踏み込みます。
目次
【速報1】52コアの内訳——16P+32E+4LPEの意味
最初に整理するのが、フラグシップSKUの52コア構成です。Arrow Lake Refresh(Core Ultra 9 285K後継)の24コア(8P+16E)と比較すると、単純なコア数で2倍超となる大幅拡張です。
| コア種別 | コア数 | アーキテクチャ | 役割 |
|---|---|---|---|
| Pコア(Performance) | 16 | Coyote Cove(新設計) | シングルスレッド重視・ゲーミング主力 |
| Eコア(Efficient) | 32 | Arctic Wolf(新設計) | マルチスレッド・バックグラウンド処理 |
| LP-Eコア(Low Power Efficient) | 4 | Arctic Wolf(省電力版) | アイドル時・省電力動作専用(SoCタイル内) |
| 合計 | 52 | — | デュアルダイ(2タイル構成) |
出典: 複数の海外リーク情報。52コア構成はデュアルダイ(2タイル)でBase TDP 175Wと報告されている。
なぜここまでEコアを増やすのか
Eコア32基という数字は、Arrow Lake(最大16基)の2倍です。この大幅増加にはCPU市場の構造変化が背景にあります。AMD Ryzenが9950X(16コア16スレッド・Zen 5)まで増やしてきたのに対し、Intelは「P+Eハイブリッドで物理コア数の絶対値で優位に立つ」戦略を継続強化しています。
ゲーミング単体では現状Eコアの貢献は限定的ですが、配信・動画編集・仮想化など「ゲーム+α」ユースケースでEコア32基は大きな武器になります。これはAMDのZen 6に対する差別化として機能する可能性があります。
【速報2】175W TDPの衝撃——Arrow Lake比+40%の電力設計
次の話題は電力です。Intel公式仕様ではBase TDP(PBP: Processor Base Power)175Wがフラグシップに設定されるとリークされており、これはArrow Lake Core Ultra 9 285Kの125W PBPから+40%の電力枠拡張を意味します。
TDP(Base Power)の比較。Nova Lake 52コア版は最大ブースト時にさらに高い電力を消費する可能性があり、複数の海外リークではオーバークロック対応SKUのPL2(短時間ブースト電力上限)が最大474Wに達すると報告されている。参考としてZ990リファレンスマザーボードの設計では、CPU補助電源コネクタが8ピン×3系統になる可能性も報じられている。
175Wが意味するもの——3つの実用影響
一部のリークでは「TDP 125W」と「TDP 175W」が混在しており、正確には125W PBPが非K版、175W PBPがKシリーズという形で分岐する可能性があります。Intel公式の詳細仕様が公開されるまでは両方の数字が流通する点に注意してください。
【速報3】bLLC搭載3モデル特定——なぜこの組み合わせか
Nova Lake全13 SKUのうち、bLLC(Big Last Level Cache、最大288MB)を搭載するのは3モデルのみと判明しました。選ばれた組み合わせには明確な戦略的意図があります。
この3モデル選定には「bLLCが効くのはゲーミング中心の用途」というIntelの判断が見えます。44コア・52コアはハイパフォーマンス、22コアは省電力ゲーミング特化。残りの10 SKUは生産性・オフィス・エントリー向けで、bLLCなしでコストを抑える分岐戦略です。
もしこの22コア65W版が適切な価格(想定$300〜400)で投入されれば、ITX/SFF環境でのゲーミング最強CPUとして独自のニッチを確立できます。AMDに同等ポジションのX3Dがない(9800X3Dは120W、7800X3Dでも120W)ため、Intelが差別化できる数少ない領域です。
本記事公開後の続報では、bLLC搭載SKUは「3モデル」にとどまらず、最新リークでは52/44/28/24/22コアの5構成へ拡大し、それぞれ288/264/144/132/108MBのbLLCを積むと報じられています。これらはアンロックのCore Ultra 400D/400DXシリーズとして展開される見込みで、コア開発名(Pコア「Coyote Cove」・Eコア「Arctic Wolf」)も複数ソースで確認されました。発売はIntelが「2026年後半」と公式に再確認していますが、実質的な本格供給は2027年初頭という見方が有力です。確定SKU数とbLLC構成はIntel正式発表まで変動する前提でお読みください。
【速報4】DDR5-8000公式対応——bLLCと合わせて効く
メモリ対応も大きな進化点です。Arrow Lake世代のDDR5-6400公式対応からDDR5-8000に引き上げられ、帯域は+25%向上します。
Nova LakeはDDR5-8000・CUDIMM・CSODIMM・ECC対応を公式サポートすると判明しました。これはbLLCの恩恵を最大化するための選択でもあります。キャッシュが大きくてもメインメモリ帯域が不足すればキャッシュミス時のペナルティが大きくなるため、bLLC+高速DDR5-8000のセットで真価を発揮する設計と考えられます。
理論ピーク帯域(デュアルチャネル)。ゲーミングではメモリレイテンシの影響も大きく、帯域だけで性能差がそのまま出るわけではありません。
【速報5】Nova Lake APU版——12 Xe3Pコア内蔵GPUの実力
通常のNova Lake-Sデスクトップ版に加えて、iGPU重視の「APU版」も計画されていることが2026-04-14のリークで明らかになりました。AMD Ryzen G-Seriesに対する直接の対抗策です。
12 Xe3PコアはArc B390相当の内蔵GPU性能が予想されており、これはRadeon 780Mを明確に上回る水準です。外付けGPU価格が高止まりしている状況下で、「内蔵GPUだけで1080p・中設定ゲーミング」が現実的に可能なモデルとしてポジショニングされます。
RTX 5060が¥60,000超、RX 9060 XTが¥64,000〜という市況で、APU版Nova Lakeは「CPU+iGPUだけで¥50,000〜¥70,000程度」の価格帯に収まれば、エントリー〜ミドル層の常識を変える可能性があります。AMD 8700Gは現在¥50,000前後で同等ポジションを確立しており、Intelが価格面で対抗できるかが鍵です。
全13 SKUラインナップ早見表
今回のリークで判明した全ラインナップを一覧にまとめます。
| グレード | コア構成(P+E+LPE) | 合計コア数 | TDP | bLLC | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 | 16P + 32E + 4LPE | 52 | 175W | あり | フラグシップ・ゲーミング&生産性 |
| Core Ultra 7 | 16P + 24E + 4LPE | 44 | 175W | あり | ハイエンドゲーミング・コスト重視 |
| Core Ultra 9 | 8P + 16E + 4LPE | 28 | 125W / 65W | なし | 生産性メイン・ゲーミング兼用 |
| Core Ultra 9 | 6P + 12E + 4LPE | 22 | 65W | あり | 省電力ゲーミング特化・SFF向け |
| Core Ultra 7 | 8P + 12E + 4LPE | 24 | 125W / 65W | なし | ミドルハイ・バランス型 |
| Core Ultra 7 | 4P + 8E + 4LPE | 16 | 35W | なし | オフィス・省電力 |
| Core Ultra 5 | 6P + 12E + 4LPE | 22 | 125W / 65W | なし | ミドルレンジ・メインストリーム |
| Core Ultra 5 | 6P + 12E + 4LPE | 22 | 65W / 35W | なし | ミドル・省電力 |
| Core Ultra 5 | 4P + 4E + 4LPE | 12 | 65W / 35W | なし | エントリー〜ミドル |
| Core Ultra 5 | 4P + 0E + 4LPE | 8 | 65W / 35W | なし | エントリー |
| Core Ultra 3 | 2P + 0E + 4LPE | 6 | 65W / 35W | なし | 最小構成・オフィス |
| Nova Lake APU | 4P + 8E + 4LPE | 16 | 未公開 | なし | 内蔵GPU特化(12 Xe3Pコア) |
| ※本表は2026年4月時点のリーク整理。上記「28コア・Core Ultra 9」「24コア・Core Ultra 7」のbLLC欄は「なし」表記だが、2026年6月以降の続報ではこの2構成にもbLLC搭載バリアント(144MB/132MB)が追加されたと報じられている。同一コア数でbLLC有無の両バリアントが並行して存在する可能性があり、確定はIntelの正式発表を待つ必要がある。 | |||||
リーク情報の整理。bLLC容量(144MB/288MB)はモデルごとに異なる可能性あり。詳細はbLLC技術解説記事を参照。
価格帯はどうなるか——Arrow LakeとbLLCコストからの独自試算
Nova Lakeの価格そのものはまだリークされていません。ここではArrow Lakeの現行価格帯と、TSMC N2採用によるコスト増を手がかりに、本サイト独自の試算を示します。Intelの公式発表価格とは異なる可能性がある参考値としてお読みください。
試算根拠:TSMC N2はダイサイズ+36%相当のコスト増(bLLC技術解説記事で解説)に加え、AMD X3DシリーズがX3Dなし版に対し+$50〜100のプレミアムを乗せている実績を踏まえた本サイトの独自試算です。デュアルタイル構成による歩留まりコストも上振れ要因になります。bLLCなしの28コア・24コア版は、既存のCore Ultra 9 285K・270K Plus相当の価格帯に収まる可能性が高いと見ています。
生産性ベンチマークはどこまで伸びるか——コア数スケーリングによる概算
ゲーミング性能の試算はbLLC技術解説記事で扱っているため、ここでは動画エンコード・3DCGレンダリング・大規模プロジェクトのコンパイルなど、マルチスレッドを使い切る生産性ワークロードに絞って試算します。
Core Ultra 7 270K Plus(8P+16E=24コア)を基準の100とし、実コア数の増分をベースに保守的な指数を置きました。Pコア数が8→16へ倍増、Eコア数も16→32へ倍増する52コア版フラグシップは、単純なコア数比では2倍を超えますが、電力密度や発熱によるクロック低下、メモリ帯域の制約分を差し引いて低めに見積もっています。
コア数比に基づく本サイト独自の概算指数であり、実測ベンチマークではありません。285Kと270K Plusの実際の差(270K Plusが同価格帯で285K超えのマルチ性能を実現済み)を検算に使い、単純なコア数比より歩留まり・クロック挙動を割り引いています。IPC向上分(新設計のCoyote Cove・Arctic Wolf)は上振れ要因、175W枠での実効クロック低下は下振れ要因として別途考慮が必要です。
この試算どおりなら、52コア版フラグシップは動画エンコードや3DCGレンダリングで現行270K Plus比2倍前後のスループットが期待できます。ただし、ゲーミングのようにシングルスレッド性能やキャッシュが効く用途では、コア数の伸びがそのまま体感差にはつながりません。「マルチスレッドを使い切る作業が主目的なら52コア版、ゲーミング中心ならbLLC搭載の22コア・44コア版のほうが費用対効果が高い」という住み分けは、価格試算・性能試算の両面から支持される結論です。
Arrow Lake Refreshからの買い替え判断——今買うか、待つか
Nova Lakeの発売は2026年後半〜2027年初頭と見込まれています。現在Arrow Lake Refresh(270K Plus等)を検討中、または既に所有している方のアクションを整理します。
急いでPCを組みたい方
Nova Lakeは最短で2026年末、現実的には2027年Q1〜Q2。9〜12ヶ月待つのは長い。Core Ultra 7 270K Plus($299)・Core Ultra 5 250K Plus($199)は現時点でのコスパ最強帯
ゲーミング最強CPUが絶対条件の方
Nova Lake bLLC(52コアor22コア65W版)はRyzen X3Dに対する本命対抗馬。現在Ryzen 5800X3D・5600X程度の旧世代ならしばらく現行PCで凌ぎつつ2026年末を待つ判断も合理的
長期プラットフォーム投資したい方
IntelはLGA1851→LGA1954へ移行で完全買い替え必須。AMDはAM5継続でZen 6 X3Dにも対応予定。9800X3Dを今買ってZen 6 X3Dで部分アップグレードの方が総合コスト低い
既にRyzen 9800X3D・Core Ultra 7 265K以上を所有
これらはNova Lake登場後も2年以上は余裕で戦える性能。Nova Lake初代は価格高騰リスクもあり、一世代飛ばすのが賢明なケースが多い
今組むなら——現時点の鉄板CPU
プラットフォーム要件の整理——LGA1954・Z990
Nova Lakeは新ソケットLGA1954を採用します。現行LGA1851マザーボードは使用不可で、CPU・マザーボード・場合によってはメモリ・電源のセット買い替えが前提になります。
発売時期の不確実性——「2026年後半」は本当か
Intel公式は「Nova Lakeは2026年後半発売」と明言していますが、複数のリーカーが「実際には2027年初頭が現実的」と指摘しています。TSMC N2プロセスの量産立ち上げ時期、bLLCの歩留まり、Arrow Lake在庫の消化スケジュール等、複数の要因が絡みます。
【2026年7月追記】構成別の投入時期がより具体的に判明
上記のQ単位の見立てに続き、2026年7月には構成ごとの月単位の目安が新たに伝えられました。単一の発売日ではなく、モデルによって時期をずらして段階的に投入されるという見方がより具体的になっています。
| 構成 | 報じられた時期 |
|---|---|
| 28コア版(通常モデル) | 2027年1月下旬〜3月 |
| 28コア Kモデル | 2027年3〜4月 |
| 16コア・8コア版 | 2027年3月下旬〜5月 |
| 52コア版(フラグシップ) | 2027年5月下旬〜9月 |
出典:VideoCardz.com(上記期間は発表・レビュー解禁・販売許可など複数のエンバーゴ段階を含んだ見立てであり、特定の発売日を示すものではない)
この情報どおりなら、通常モデルとされる28コア版がKモデルより先行することになります。Core Ultra 9 285Kのように倍率ロック解除モデルを先に投入してきたこれまでの傾向とは異なる順序であり、断定するにはまだ材料が不足しています。一方で52コア版だけ他の構成より明確に遅く設定されているのは、28コア版が単一コンピュートタイルであるのに対し52コア版は2基のコンピュートタイルを組み合わせるデュアルダイ構成であるためとみられ、製造・パッケージングの難易度の高さが投入時期の差につながっている可能性があります。
複数のダイを1つのパッケージにまとめる技術では、ダイ同士の位置合わせ精度、接続部の歩留まり、動作時の熱の逃がし方など、単一ダイ構成にはない課題が発生します。歩留まりが安定しない段階で量産を急ぐと、良品を選別するコストが上がり、初期供給量が絞られたり価格が上振れしたりする要因になります。AMDもRyzen 9000シリーズの複数CCD構成で同種の課題に対応してきた実績があり、複数ダイ構成のCPU自体は目新しい技術ではありませんが、Nova Lakeの52コア版はbLLCという大容量キャッシュタイルの組み合わせも加わるため、歩留まり管理の難易度はより高くなる可能性があります。今回のリークで52コア版だけ投入時期の幅が広く(5月下旬〜9月と4ヶ月幅)設定されているのは、この製造上の不確実性をあらかじめ織り込んだスケジュールという見方が自然です。
ブランドロゴの一例では「Core Ultra 9 400K」という表記が使われており、本記事で紹介した6月時点の「Core Ultra 400D/400DX」という命名とは異なる呼称です。Panther LakeがCore Ultra Series 3を名乗ったことを踏まえればCore Ultra Series 4・400シリーズという大枠は一貫していますが、Kシリーズの正式な型番表記は情報源によって揺れがあり、Intelの正式発表まで確定情報として扱うべきではありません。
Panther Lakeの実例から見る「発表」と「実売」のギャップ
「発表」と「実際に店頭に並ぶ時期」がどれだけ離れるのかは、直近のPanther Lake(Core Ultra Series 3)の実績が参考になります。
Panther LakeはIntelが2026年1月5日に正式発表し、搭載ノートPCの予約開始が1月6日、世界販売開始が1月27日という流れをたどりました。発表から一般販売開始まで、実質3週間程度です。
この実績をNova Lake-Sに当てはめると、上記タイムラインの「2026 Q4に公式発表」というシナリオが実現した場合、そこから3〜4週間程度で初期モデルの販売が始まる計算になります。ただし、Panther Lakeはノートパソコン中心の展開だったのに対し、Nova Lake-Sはデスクトップ向けで、しかも7月のリークどおりなら構成ごとに数ヶ月単位で段階的に投入されます。Panther Lakeの「発表から3週間」がそのまま当てはまるのは最初に登場する28コア通常モデルまでで、bLLC搭載モデルや最上位52コア版は、発表からさらに数ヶ月遅れて店頭に並ぶ可能性が高いと見ておくべきです。
言い換えると、Nova Lakeの「発表」自体は2026年内に行われても、実際に選びたい構成(bLLC搭載モデルや52コア版)を店頭で買えるようになるまでは、Panther Lakeのようなスムーズな移行にはならない可能性があります。
AMD Zen 6も同時期に控える——2027年は両陣営とも遅延リスクの年に
Nova Lakeの投入時期が構成によって2027年前半〜後半までばらつく一方、対抗するAMD Zen 6「Medusa Ridge」も2027年早期の投入が見込まれています。AMDはAM5継続という土台の強みを持ちますが、Zen 6自体の投入時期もまだ確定情報ではなく、詳細なスペック比較・投入時期の見立てはZen 6 Medusa Ridgeの詳細分析で整理しています。2027年は、IntelもAMDも次世代フラグシップの投入時期に不確実性を抱えたまま迎える年になりそうです。
結論——全ラインナップ判明で見えた買い手戦略
- 01bLLC搭載は当初3モデル、続報で5構成に拡大——52コア/44コア/22コアの3モデルが起点。6月以降の続報では28コア・24コアにもbLLC搭載バリアントが加わったと報じられている(本表は4月時点の整理、確定はIntel正式発表待ち)
- 02175W TDPは冷却・電源の更新が前提——360mm水冷+850W以上ATX 3.1電源が推奨下限になる
- 0322コア65W版bLLCが隠れた注目モデル——ITX/SFF環境でのゲーミング最強候補。価格次第では大ヒット
- 04APU版は外付けGPU代替を狙える——12 Xe3PコアでArc B390相当。AMD 8700G対抗で¥50,000〜¥70,000帯が狙える
- 05発売は構成ごとに段階的、52コア版は2027年5月下旬〜9月までずれ込む可能性——急ぎならArrow Lake Refresh(270K Plus/250K Plus)が現時点のコスパ最強
- 06独自試算では52コア版が生産性で270K Plus比2倍前後・価格は$700〜900超——マルチスレッド用途なら52コア版、ゲーミング中心ならbLLC搭載の22・44コア版が費用対効果で有利という住み分けになる





