『紅の砂漠』Ver.1.15.00のパッチ内容とその後の更新|最新はVer.1.18.00、GTX 1060の不具合は解消?
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ボス透明化とクロスセーブ読み込み時のクラッシュを修正
『紅の砂漠』をプレイしていて、特定のボスとの戦闘中に相手の姿が急に見えなくなったり、クロスセーブのセーブデータを読み込んだ直後にゲームが落ちたりした経験はないでしょうか。
Pearl Abyssは2026年7月24日、『紅の砂漠』の最新アップデート「Ver.1.15.00」を配信しました。Steam(PC)・Steam(Mac)・PlayStation・Xbox・Epic Games Storeでは適用が完了しており、Mac App Store版のみパッチ適用を準備している段階です。今回の更新では、ボスが透明になる不具合とクロスセーブ読み込み時のクラッシュに加え、作物の収穫やワイバーンの呼び出し、HDR表示など戦闘以外に関わる修正も行われています。
公式パッチノートに掲載された修正項目を、戦闘・生活要素・グラフィックといった内容ごとに分けて確認します。あわせて、Ver.1.15.00のあとに配信されたVer.1.16.00からVer.1.18.00までの更新内容と、公式の既知の不具合ページ(2026年8月16日最終更新)に残る最新の不具合状況まで整理します。
目次
概要ほぼ全プラットフォームでパッチ適用が完了
Ver.1.15.00は、Steam(PC)、Steam(Mac)、PlayStation、Xbox、Epic Games Storeの5プラットフォームで適用が完了しています。公式発表時点で唯一「パッチ適用予定」とされているのはMac App Store版です。今回のアップデートは新コンテンツの追加を目的としたものではなく、不具合の修正と動作の安定化が中心となっています。
| プラットフォーム | 状況 |
|---|---|
| Steam(PC) | 適用完了 |
| Steam(Mac) | 適用完了 |
| PlayStation | 適用完了 |
| Xbox | 適用完了 |
| Epic Games Store | 適用完了 |
| Mac App Store | 対応中(適用予定) |
前回のVer.1.14.00では、PlayStation、Xbox、Steam、Epic Games Store間で進行状況を共有できるクロスセーブ機能が追加されました。Ver.1.15.00では、そのクロスセーブに関連したクラッシュの修正が早くも行われています。

戦闘特定のボスが透明になる不具合を修正
Ver.1.15.00では、特定のボスとの戦闘中にボスが透明になってしまう不具合が修正されました。ボスの姿を確認できない状態では攻撃動作を見極めることが難しく、戦闘の進行に大きく影響する可能性があります。今回の修正によって、該当する戦闘を正常な表示で進められるようになるとみられます。ただし、公式パッチノートでは対象となるボスの名前や、不具合が発生していた詳しい条件については明らかにされていません。
連携機能クロスセーブ読み込み時のクラッシュを修正
今回のアップデートで特に重要なのが、クロスセーブのセーブファイルをロードした際、まれにゲームがクラッシュする問題の修正です。『紅の砂漠』では2026年7月16日配信のVer.1.14.00から、PlayStation、Xbox、Steam、Epic Games Store間でセーブデータを共有できるクロスセーブ機能が導入されています。異なるプラットフォームで同じデータを利用できる便利な機能ですが、セーブデータの読み込み時にクラッシュが発生すると、クロスセーブを利用するプレイヤーにとって大きな問題になります。
Ver.1.15.00では、このクラッシュの原因となっていた不具合が修正されました。クロスセーブの設定方法自体は今回のアップデートで変更されていません。詳しい設定方法はクロスセーブの設定手順を解説した記事で確認できます。クロスセーブを利用している場合は、プレイを再開する前に最新パッチが適用されているか確認しておきましょう。
農業・釣り作物が成長しない・収穫できない問題も改善
『紅の砂漠』は戦闘や探索だけでなく、作物や家畜などに関わる生活系コンテンツも用意されています。今回の更新では、農業・釣り関連の不具合がまとめて修正されました。
農業や釣りなどのコンテンツを中心に進めているプレイヤーにとって、影響の大きい改善といえます。
移動ワイバーンを空中から呼び出せない問題を修正
戦闘とアクションに関する修正として、ワイバーンを空中から呼び出せない不具合が改善されました。空中移動や高低差を利用する場面では、ワイバーンの呼び出しが移動手段として重要になります。呼び出しが正常に動作しない場合、探索のテンポが損なわれたり、予定していた移動ルートを変更しなければならなかったりする可能性がありました。空中機動後に「カラスの突進」を使用した際、移動距離が極端に短くなる不具合も修正されています。

グラフィックHDR利用時のUI表示を改善
グラフィックと設定に関しては、HDRを有効にした際に、一部UIの色彩や透明度が正しく表示されない問題が修正されました。HDR対応モニターやテレビでプレイしている場合、UIが明るくなりすぎたり、逆に見えにくくなったりしていた可能性があります。今回のアップデートによって、HDR使用時でも本来の色や透明度に近い状態でUIが表示されるようになるとみられます。
クエスト依頼やアイテムに関する進行不能も修正
クエストの進行やアイテムの扱いに関する不具合も、あわせて修正されています。
その他馬車の消失やキャラクターのめり込みも改善
そのほか、移動や表示に関わる細かな不具合も修正されています。
既知の不具合公式リストは9項目から12項目に増加
Ver.1.15.00では多数の問題が修正されましたが、その後も既知の不具合の一覧は更新され続けています。公式の既知の不具合ページは2026年8月16日09:00(UTC)に最終更新されており、掲載されている項目は本記事執筆時点で12件です。8月4日時点で9件だった一覧に対し、キャンプ資材UIで傭兵数が「0」と表示される不具合、特定の状況でNPCや乗り物とインタラクトできなくなる不具合など3件が新たに追加されています。一方、以前からの9項目はいずれも一覧から外れておらず、Ver.1.15.00の公開時に挙がっていた「PlayStation版でネットワークが不安定な環境でのクロスセーブエラー」はすでに解消済みです。
| 環境 | 内容 |
|---|---|
| PC版(GeForce GTX 1060) | FSRアップスケールとフレーム生成を有効にすると画面が白く表示される |
| PC版(FSR 4使用時) | 雨天環境で雨の描写が消え、画面がぼやけたり歪んだりする |
| PlayStation版 | ペットや馬の名前設定時、仮想キーボードで素早く連続入力すると画面がフリーズする |
| 釣り | 特定の地域で釣りをしていると魚が動かなくなる |
| クエスト進行 | デミアン・ウンカでプレイすると灰色たてがみの勢力クエストが進行できない |
| クエスト進行 | クエスト進行に必要なNPCが伝説の動物に同乗できない |
| 操作設定 | 回避操作方式を「長押し」にすると、回避ボタンを変更しても初期設定のボタンが機能する |
| Mac版 | キーボード・マウス環境の特定解像度でハウジング時、カーソル位置と家具の操作位置がずれる |
| Mac版 | 「色覚サポート」をオンにしても色覚フィルターがUIに適用されない |
| UI | キャンプ資材UIで傭兵の数が「0」と表示される(実際の傭兵数には影響なし) |
| 操作 | 特定の状況でNPCや乗り物、特定オブジェクトとインタラクトできなくなる(再起動で一時的に解消する場合あり) |
| クエスト進行 | 特定の条件下で交易クエスト完了後、所持銀貨がリセットされる(該当クエストは修正まで避けるよう案内) |
後述するVer.1.18.00のパッチノートでは「GTX 1060を含む一部の低スペックGPUで、FSR Frame GenerationまたはXeSS Frame Generation使用時にレンダリングが崩れる問題」が修正されたと案内されています。しかし2026年8月16日09:00(UTC)最終更新の公式・既知の不具合ページでは、「GTX 1060環境でFSRアップスケールとFrame Generationを有効にすると画面が白く表示される」という項目が、Ver.1.18.00配信後もそのまま掲載され続けています。パッチノートの修正内容と既知の不具合ページの表記が完全には一致しておらず、白画面の症状そのものが解消されたと断定はできません。該当環境でプレイする場合は、アップデート後も表示に異常がないか自分の目で確認し、問題が出るようならFSRやフレーム生成を一時的に無効化してください。FSR 4使用時の雨天描写の不具合も同様に未解消です。なおPlayStation版の名前入力フリーズについては、公式が「修正までは間隔を空けてゆっくり入力してほしい」と回避策を案内しています。
GTX 106010年前のPascal世代GPUをなぜ今も切り捨てないのか
GTX 1060関連の不具合がここまで繰り返しパッチノートに登場する理由は単純です。GeForce GTX 1060は、Steamで公開されている『紅の砂漠』の正式な最低動作環境に含まれているGPUだからです。GTX 1060はNVIDIAが2016年7月7日に発表し、パートナー製品が同年7月19日から販売されたPascalアーキテクチャのミドルレンジGPUです。2026年8月時点ですでに発売から約10年が経過しており、2026年の大型タイトルの最低動作環境としてはかなり長期のサポートといえます。
さらに注意したいのが、GTX 1060を含むPascal世代のドライバーサポート状況です。NVIDIAは2025年に、Maxwell・Pascal・Volta世代のGeForce GPUについて、2025年10月以降は新作ゲーム向け最適化や新機能を含む通常のGame Ready Driver更新を終了し、重大なセキュリティ問題に対する更新のみを2028年10月まで提供する方針を発表しています。つまり2026年現在、GTX 1060で最新ゲーム特有の描画トラブルが発生しても、NVIDIA側のドライバー更新によって解決される可能性は以前より低くなっています。その分、『紅の砂漠』のようにゲーム側が古いGPUを最低動作環境として維持し続ける場合、開発元が個別に互換性問題を修正する重要性は増しています。
なお、GTX 1060でFrame Generation自体が使えることを意外に感じる人もいるかもしれません。AMDがFSR 3を発表した当時の対応表では、NVIDIA GPUについてGeForce GTX 10シリーズ以上をSupported、RTX 20シリーズ以上をRecommendedとしていました。一方、その後公開されたFSR 3.1のガイドでは、アップスケーリングとFrame Generationを組み合わせる環境の条件がGeForce RTX 20シリーズ以上をSupported、RTX 30シリーズ以上をRecommendedへと引き上げられています。「FSRだからGTX 1060でも常に問題なく使える」とは限らず、実際の挙動はゲーム側が採用しているFSRのバージョンや実装に左右されます。GTX 1060クラスの環境で『紅の砂漠』をプレイする場合は、Frame Generationだけに頼らず、まずアップスケーリングや影・描画距離などの設定を調整してベースFPSを確保したうえで試す方が現実的です。
更新履歴その後も更新は続き、8月15日のVer.1.18.00が最新
Ver.1.15.00の配信後も更新は止まっていません。8月1日にVer.1.16.00、8月2日から5日にかけてホットフィックスを4回、8月7日にVer.1.17.00、そして8月15日にVer.1.18.00が配信されました。2026年8月16日時点の最新はVer.1.18.00です。Ver.1.18.00では、前述したGTX 1060関連のレンダリング崩れ修正のほか、低FPS時にカメラを操作すると揺れ・振動が発生する問題の修正、クエストをKnowledgeの新カテゴリとして追加、Researchの必要リソースをSilverからCamp Fundsへ変更、ロックオン時のカメラ回転設定をManual/Semi-auto/Autoの3種類へ拡張、Stableでの馬装備の変更、未探索エリアのマップ表示の改善、複数の進行不能問題の修正などが行われています。GTX 1060など最低動作環境付近のGPUでは高性能GPUより低FPSになりやすいため、カメラ揺れの修正は旧世代GPUを使っているプレイヤーにとって比較的重要な内容です。
特に8月1日のVer.1.16.00は不具合修正にとどまらない大型の内容で、交易所を133か所追加、高価値の交易品24種類と一般交易品4種類を追加、王室納品所の交易品価格を4倍に引き上げるなど、交易コンテンツが大幅に強化されています。本記事で扱ったVer.1.15.00で修正しきれなかった「王室納品所に納品すると馬車が消失する」問題も、このVer.1.16.00で修正されました。
| バージョン | 配信日 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Ver.1.13.01 | 2026年7月8日 | クマ操作中のクラッシュ、AMD環境での描画不具合、一部環境でのフレームレート低下などを修正 |
| Ver.1.14.00 | 2026年7月16日 | PlayStation・Xbox・Steam・Epic Games Store間のクロスセーブ機能を追加 |
| Ver.1.15.00 | 2026年7月24日 | ボス透明化、クロスセーブ読み込み時のクラッシュ、作物・ワイバーン・HDR表示などの不具合を修正 |
| Ver.1.16.00 | 2026年8月1日 | 交易コンテンツを大幅強化。交易所133か所・交易品28種を追加、王室納品所の価格を4倍に。馬車の消失も修正 |
| Ver.1.16.01〜04 | 2026年8月2〜5日 | 全プラットフォーム向けのホットフィックスを4日連続で配信 |
| Ver.1.17.00 | 2026年8月7日 | チャレンジの進捗集計、移動中の足音重複、地図上の宝箱・交易路の表示不具合などを修正。全言語のローカライズも改善 |
| Ver.1.18.00 | 2026年8月15日 | GTX 1060等でのFSR/XeSS Frame Generationレンダリング崩れ、低FPS時のカメラ揺れを修正。Knowledgeカテゴリ追加、Research資材変更、ロックオンカメラ回転3種、馬装備変更など |
Pearl Abyssは8月12日に、発売以降の更新をまとめた振り返りも公開しました。それによるとこれまでに17回のパッチを配信し、20以上の新機能・コンテンツ、120種類の新たな騎乗動物とペット、70種類の新たな衣装・装備・アイテムを追加したとしています。約1週間ごとという更新ペースは、発売から数か月たった現在も維持されています。
一方で、GTX 1060環境でのFSR白画面やFSR 4使用時の雨天描写の不具合は、Ver.1.18.00配信後も公式の既知の不具合ページに掲載されたままです。アップデート後も動作が不安定な場合は、公式の既知の不具合ページを確認し、利用している機能やグラフィック設定を見直しましょう。
おすすめHDR表示とボス戦を快適にする周辺機器
今回のアップデートでHDR表示のUI不具合が改善されたこともあり、HDRに対応したモニターを使うと『紅の砂漠』の明暗差をより生かした映像で楽しめます。また、ボスとの戦闘やワイバーンでの空中移動が多い本作では、スティックの精度が高いコントローラーがあると入力面でも安心です。
まとめ戦闘以外にも及ぶ幅広い不具合修正
『紅の砂漠』Ver.1.15.00では、特定のボスが透明になる問題や、クロスセーブデータのロード時にクラッシュする問題が修正されました。作物の成長と収穫、釣った大型魚の消失、ワイバーンの呼び出し、HDR使用時のUI表示など、戦闘以外の幅広い不具合にも対応しています。クロスセーブを利用しているプレイヤーや、HDR環境でプレイしているユーザーにとっては、優先的に適用しておきたいアップデートです。
GeForce GTX 1060環境でFSRとフレーム生成を併用した際の白画面については、Ver.1.18.00のパッチノートでGTX 1060を含む低スペックGPUのレンダリング崩れが修正されたと案内されているものの、公式の既知の不具合ページには8月16日更新時点でも同様の症状が掲載されたままです。FSR 4使用時の雨天表示の不具合も未解消です。PC版で画面表示に異常が発生する場合は、アップスケーリングやフレーム生成の設定を一度無効にして動作を確認してみましょう。
Ver.1.15.00は、ボスの透明化とクロスセーブ読み込み時のクラッシュという2つの大きな不具合を修正し、農業・釣り・移動・HDR表示など戦闘以外の要素にも手を入れた安定化アップデートです。Steam(PC)・Steam(Mac)・PlayStation・Xbox・Epic Games Storeでは適用済みで、Mac App Store版のみ配信を待っている状態です。その後もVer.1.16.00の交易刷新、Ver.1.17.00の細部修正を経て、8月15日のVer.1.18.00ではGTX 1060関連のレンダリング崩れや低FPS時のカメラ揺れが修正されました。
ただしGeForce GTX 1060環境でのFSR白画面は、Ver.1.18.00のパッチノート上の修正後も公式の既知の不具合ページに掲載され続けており、症状が完全に解消されたと断定はできません。FSR 4使用時の雨天表示の乱れも同様に未解消です。該当する環境でプレイする場合は、公式の既知の不具合ページを確認しながら、必要に応じて設定を調整しましょう。





