RX 6500 XT・RX 6400は2026年でも現役か|PCIe4.0x4接続とエンコーダ非搭載、RT対応でも届かないVRAM4GB

RX 6500 XT・RX 6400は2026年でも現役か|PCIe4.0x4接続とエンコーダ非搭載、RT対応でも届かないVRAM4GB

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RX 6500 XT / RX 6400 現役検証 / 2026年8月4日
RX 6500 XT・RX 6400は2026年でも現役か
名目上はRT対応でも、VRAM4GBとPCIe4.0x4接続の二重の制約
RX 6500 XTは2022年1月、RX 6400は同年4月に発売された、AMD RDNA2世代の最下位モデルです。姉妹記事で扱ったRX 6600がVRAM8GBでRT必須タイトルの最低ラインをクリアしていたのに対し、RX 6500 XT・RX 6400はハードウェアレイトレーシングを名目上搭載していながら、VRAM4GBという容量がRT必須タイトルの最低要件(8GB)の半分しかなく実質使えません。さらに上位RDNA2モデルにはないPCIe4.0 x4接続という帯域制約も抱えています。この記事でRDNA2シリーズは完結します。
RT名目対応でもVRAM4GBで実質使えずPCIe4.0x4接続の帯域制約ハードウェア動画エンコーダ非搭載

RX 6500 XTは2022年1月19日、RX 6400は同年4月20日(OEM向けは1月)に発売された、AMD RDNA2世代の最下位モデルです。発売から4年以上が経過した今も、補助電源不要(RX 6400)・低価格という特徴から小型PC・オフィスPCで見かけることがあります。

結論を先に言うと、RX 6500 XT・RX 6400は名目上RDNA2としてハードウェアレイトレーシングに対応していますが、VRAM4GBという容量がRT必須タイトルの公式最低要件(8GB)の半分しかなく、実質的に使い物になりません。姉妹記事のRX 6600(VRAM8GB)がRT必須タイトルの最低ラインをクリアしていたのとは対照的です。加えて、上位RDNA2モデルにはないPCIe4.0 x4接続という帯域制約もあり、PCIe3.0世代のマザーボードでは追加の性能低下が報告されています。

この記事では、PCIe4.0 x4接続がもたらす実害、名目上のRT対応が実際には機能しない理由、ハードウェア動画エンコーダを持たないという制約、そして中古購入時の判断基準まで解説します。

目次

スペックRX 6500 XTとRX 6400の基本スペック

項目RX 6500 XTRX 6400
発売2022年1月19日2022年4月20日(OEM向けは1月)
ダイNavi 24Navi 24(同一ダイの下位選別品)
ストリームプロセッサ1,024基(16 CU)768基(12 CU)
Ray Accelerator16基12基
VRAM4GB GDDR6・64bit・144GB/s4GB GDDR6・64bit・128GB/s
PCIe接続PCIe 4.0 x4PCIe 4.0 x4
TDP107W(補助電源必要)53W(補助電源不要)
発売時MSRP$199$159

※MSRPは発売当時の海外希望小売価格です。両モデルとも同じNavi 24ダイの選別品で、RX 6400はCU数・Ray Accelerator数がRX 6500 XTより少なく抑えられています。姉妹記事のRX 6600(8 CU相当ではなく28 CU・VRAM8GB)と比べると、演算資源・VRAM容量ともに大幅に絞られたエントリーモデルという位置づけです。

PCIe接続上位RDNA2モデルにはないx4接続という制約

RX 6500 XT・RX 6400最大の特徴は、姉妹記事のRX 6600以上のモデル(PCIe4.0 x8)とは異なり、PCIe4.0 x4接続に制限されている点です。これは設計上のコスト削減によるもので、環境次第で実害が出ます。

PCIe4.0マザーボードなら影響は限定的PCIe4.0対応のマザーボードでx4接続を使う場合、帯域自体はPCIe3.0 x8相当を確保できるため、実用上の影響は比較的小さいとされています。
PCIe3.0マザーボードでは明確な性能低下が発生PCIe3.0世代のマザーボードに搭載すると、実効帯域がPCIe3.0 x4相当まで半減します。海外の検証では、RX 6400をPCIe3.0環境で使用した場合、1080p〜1440p平均で約14%の性能低下、タイトルによってはDOOM Eternalで最大43%、Assassin’s Creed Valhallaで約33%の低下が報告されています。同じPCIe4.0 x4接続を採用するRX 6500 XTも構造上は同様の制約を抱えており、海外の実測では平均約13%の低下と、RX 6400(約14%)とほぼ同水準の結果が報告されています。
古いPCへの延命用途では特に注意が必要RX 6500 XT・RX 6400は低価格・省電力という特徴から、古いPCの延命用グラボとして検討されることがありますが、そうしたPCほどPCIe3.0以前のマザーボードである可能性が高く、本来の性能を発揮できないリスクがあります。搭載前にマザーボードのPCIe世代を確認してください。

レイトレ・エンコーダ名目対応でも実質使えないRT、動画エンコーダは非搭載

RX 6500 XT・RX 6400は、姉妹記事のRX 6600と同じRDNA2世代のため、ハードウェアレイトレーシングを名目上搭載しています。しかし実際の使い勝手は大きく異なります。

Ray Acceleratorは搭載するが、VRAM4GBで実質機能しないRX 6500 XTは16基、RX 6400は12基のRay Acceleratorを搭載しており、名目上はハードウェアレイトレーシングに対応しています。しかしレイトレーシングを有効にする2025〜2026年タイトルの公式最低要件はVRAM8GB前後が一般的で、VRAM4GBのRX 6500 XT・RX 6400ではそもそも公式要件を満たせません。演算性能面でもRay Accelerator数自体が少なく、レイトレーシングに割く余裕はほぼないというのが実情です。
ハードウェア動画エンコーダを搭載していないRX 6500 XT・RX 6400はいずれも、Navi 24ダイの設計上ハードウェアの動画エンコードエンジンを搭載していません。H.264・H.265の動画再生(デコード)には対応していますが、エンコードはハードウェアアクセラレーションが効かず、ソフトウェアエンコード(CPU処理)に頼ることになります。姉妹記事のRX 6600以上のモデルにはエンコーダが搭載されているため、この点は最下位モデル特有の制約です。現行のNVENC・AMF・QSVエンコーダの比較は配信エンコーダー徹底比較記事で詳しく解説しています。
FSR(1〜3)は利用可能、FSR4系はまだ届いていないAMD自社のFSR(1〜3)はGPUメーカーを問わず動作するため利用できます。最新のFSR 4(正式版)はRDNA4専用、軽量版のFSR 4.1もRDNA2への展開は2027年初頭予定と、姉妹記事のRX 6600・RX 6800と同じロードマップです。

実測性能2025〜2026年発売タイトルでの動作状況

2025〜2026年に発売された注目タイトルの公式動作要件で、RX 6500 XT・RX 6400がどう扱われているか整理します。

Forza Horizon 6RX6500XTのみ公式最低GPUに名指し

公式最低要件のGPUにRX 6500 XTが名指しで明記されています(GTX 1650/Arc A380と並記、1080p・Low・60fps想定)。RDNA2シリーズの中でも公式に生き残っている数少ないタイトルです。RX 6400は同要件には含まれていません。

アサシン クリード シャドウズ対象外

Ubisoft公式の最小動作環境はGTX 1070/RX 5700(いずれもVRAM8GB)です。RX 6500 XT・RX 6400(VRAM4GB)は演算性能・VRAMとも大きく届かず対象外です。

DOOM: The Dark Ages起動不可

公式最低GPUはRTX 2060 SUPER/RX 6600(いずれもVRAM8GB、レイトレーシング必須)です。RX 6500 XT・RX 6400は名目上RT対応でも、VRAM4GBが最低要件の半分しかなく起動できません

インディ・ジョーンズ/大いなる円環起動不可

ハードウェアレイトレーシングが必須でソフトウェアフォールバックが用意されておらず、公式最低ラインもVRAM8GB級のRTX 2060 SUPERです。RX 6500 XT・RX 6400ではVRAM容量が根本的に不足しており実質プレイ不可です。

※各要件は公式サポートページ等の情報にもとづく参考値です。パッチや設定条件によって変動するため目安としてご覧ください。PassMark G3D MarkはRX 6500 XT=9,625、RX 6400=7,742(videocardbenchmark.net確認値)。

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「RT対応」という表記だけを見て判断しないこと

RX 6500 XT・RX 6400はRDNA2世代としてRay Acceleratorを搭載しており、スペック表上は「ハードウェアレイトレーシング対応」と表示されます。しかし2025〜2026年タイトルのレイトレーシング必須要件はVRAM8GB前後を前提にしているため、VRAM4GBのRX 6500 XT・RX 6400は公式要件そのものを満たせません。姉妹記事のGTX 1650(RTコア非搭載で最初から対象外)と結果は同じですが、原因が「RT非対応」ではなく「VRAM不足」である点は区別して理解しておく必要があります。

VRAM4GBはどこまで足りるか

eスポーツ・軽量タイトルなら1080pで実用範囲VALORANTやインディー系のゲームであれば、VRAM4GBでも1080pで実用的なフレームレートを確保できます。Forza Horizon 6のように公式最低ラインに残っているタイトルも、Low設定であれば動作します。
中量級〜重量級タイトルはVRAM不足が最初の壁になるアサシン クリード シャドウズのようにVRAM8GBが最小要件のタイトルでは、レイトレーシングの有無以前にVRAM4GBという容量そのものが公式要件を満たせない原因になっています。
姉妹記事のGTX1650・RX6600との立ち位置の違いGTX 1650(VRAM4GB・RTコア非搭載)は「そもそもRT非対応」という理由で対象外でしたが、RX 6500 XT・RX 6400は「RTハードウェアはあるがVRAMが足りない」という、似ているようで原因が異なる詰みパターンです。姉妹記事のRX 6600(VRAM8GB)はこの壁をクリアしており、同じRDNA2でもVRAM容量の差がそのまま明暗を分けています。

実用面CPU相性・想定用途での評価

エントリークラスのCPUで十分RX 6500 XT・RX 6400クラスの性能であれば、Core i3〜Ryzen 3クラスでもCPU側がボトルネックになる場面はほとんどありません。姉妹記事のRX 6600(Ryzen 5クラス推奨)よりさらに下位のCPUで組み合わせても問題ない性能帯です。
「メディア・オフィス向け」という評価は実態とややずれるRX 6400は補助電源不要・低TDPという特徴から「動画編集PC・オフィスPC向け」と評されることがありますが、前述の通りハードウェア動画エンコーダを搭載していないため、動画編集用途としてはむしろ不向きです。実態としては、省電力・小型PC向けの補助的なグラフィック出力用というニッチな位置づけに近いといえます。
eスポーツ・軽量タイトルなら1080pで快適RX 6500 XTの実測では、Apex Legendsが最高設定で約79fps・中設定で約97fps、フォートナイトが最高設定で約57fps・中設定で約132fps、レインボーシックス シージが最高設定で約125fps・高設定で約144fpsという報告があります。VALORANTのようなさらに軽量なタイトルも含め、2026年でも1080pで実用的なフレームレートを確保できる性能帯です。日常的に遊ぶタイトルが軽量なものが中心で、PCIe4.0対応環境であれば、無理に買い替えを急ぐ必要は薄いといえます。

※eスポーツタイトルのfps数値はRX 6500 XTの実測データにもとづく参考値です。ドライバ・パッチ・設定条件によって変動するため目安としてご覧ください。

中古価格中古相場とマイニング酷使リスク

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中古相場の目安(2026年7月31日時点)

RX 6500 XTは中古最安値約1.1万円〜という水準で、レンジは1.1万円〜1.5万円程度です。RX 6400は流通量自体が少なく、中古最安値は約1.5万円〜とRX 6500 XTよりやや高い水準で推移しています(掲載数が少ないため参考値としてご覧ください)。低プロファイル・省電力ニッチ需要の希少性が影響している可能性がありますが、定量的な裏付けは限定的です。新品も両モデルとも引き続き流通しており、RX 6500 XTは約3.3万円〜、RX 6400は約1.8万円〜という水準です。

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VRAM4GBゆえにマイニング需要は薄かった可能性が高い

当時のAMD幹部が「VRAM4GBという設計はマイナーにとって魅力が薄くなるように意図したもの」と説明した経緯があり、RX 6500 XT・RX 6400は姉妹記事のRX 6600・RX 6800等と比べてマイニング酷使のリスクが相対的に低いと考えられます。ただしAMD製品にはNVIDIA RTX 30シリーズの「LHR」に相当する制限機構がそもそも存在しないため、動作確認済み・保証付きの販売店を選ぶことに変わりはありません。

※ドライバサポートの面では、2025年10月にAMDはRX 5000/6000シリーズ(RDNA1/RDNA2)を「メンテナンスモード」という独立したドライバブランチに移行しました。新作ゲームの発売時対応・安定性/最適化・セキュリティ修正は継続して提供されますが、新機能や頻繁な月次アップデートはRX 7000シリーズ以降が優先されます。

判断基準買い替えるべきか、使い続けるべきか

継続して問題ないケース1080p解像度で、eスポーツ・軽量タイトル中心の使い方であれば、RX 6500 XT・RX 6400のまま継続して問題ありません。PCIe4.0対応のマザーボードで使用しているなら、帯域制約による性能低下も限定的です。
買い替えを検討したいケースアサシン クリード シャドウズのようなVRAM8GB級のタイトルを遊びたい、DOOM: The Dark Agesのようなレイトレ必須タイトルを遊びたい、動画エンコードを本格的に行いたい——こうした用途では、VRAM容量・PCIe帯域・エンコーダのいずれかで壁に直面しているため、買い替えを検討する価値があります。またPCIe3.0世代のマザーボードで使用している場合は、帯域制約による追加の性能低下も踏まえて判断してください。

乗り換え先買い替え先のGPU候補

RX 6500 XT・RX 6400(VRAM4GB)からの買い替えでは、どの候補を選んでもVRAM容量が最低でも4倍以上に増えるため、容量面で失敗しにくいのが利点です。RX 6500 XTは補助電源が必要でしたが、RX 6400(補助電源不要)から乗り換える場合は電源ユニットのコネクタ数も確認してください。

GPU相対性能(RTX 5070 Ti=100%)
RX 6500 XT現在
29.8%
RX 6400現在
23.9%
RX 9060 XT 16GB
62.1%
RTX 5060 Ti 16GB
69.9%
RTX 5070
88.6%
RTX 5070 Ti
100%

※PassMark G3D Mark(2026年7月時点)をもとにした相対値です。実ゲーム性能の差はタイトルやAPIによって変動します。

候補GPU実売の目安どんな乗り換えか
RX 9060 XT 16GB約6.6万円〜VRAMが4GBから16GBへ一気に拡大し、PCIe4.0x8接続で帯域制約も解消。予算重視の本命候補
RTX 5060 Ti 16GB約11万円〜NVIDIA環境を維持しつつDLSS・ハードウェアエンコーダも解禁される
RTX 5070約11.7万円〜1440p常用まで視野に入る一段上のクラス
RTX 5070 Ti約18万円〜4K・レイトレーシング多用まで見据えるハイエンド候補

※実売の目安は2026年7月末時点の価格比較サイト掲載価格をもとにした参考値です。メモリ価格の高騰でGPU価格は上昇局面にあり、変動が大きい点にご注意ください。最新は各リンク先で確認してください。

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迷ったらどれを選ぶべきか

結論から言うと、予算を最優先するならRX 9060 XT 16GBをおすすめします。VRAM容量・PCIe帯域・動画エンコーダのすべてでRX 6500 XT・RX 6400の制約から解放され、体感の差が非常に大きい組み合わせです。

NVIDIA環境・DLSS対応を重視したい場合は、RTX 5060 Ti 16GBを軸に検討してください。

この中から、用途別に4枚挙げておきます。

ASRock Radeon RX 9060 XT 16GB
価格重視ならまずこれASRock Radeon RX 9060 XT 16GB GDDR6VRAMが4GBから16GBへ一気に拡大し、PCIe帯域制約・エンコーダ非搭載という弱点をまとめて解消できる乗り換え先。(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約66,500円~Amazonで価格を見る
MSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUS
NVIDIA環境でDLSSも使いたいならMSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUSVRAM16GB・DLSS対応・ハードウェアエンコーダも解禁されるミドルクラス。RX 6500 XT・RX 6400で使えなかった機能がすべて揃います(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約110,900円~Amazonで価格を見る
MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
もう一段上を狙うならMSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC1440p常用や、より高い設定を見据えるならこちらが順当なアップグレード先。VRAMは12GBで、DOOM: The Dark Agesのようなレイトレ必須タイトルも快適に遊べます(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約117,000円~Amazonで価格を見る
MSI RTX 5070 Ti VENTUS 3X OC 16GB
4K・レイトレ多用まで見据えるならMSI RTX 5070 Ti VENTUS 3X OC 16GBVRAM16GBに加えて演算性能にも余裕があり、4K常用やレイトレーシング多用を見据えるならこちらが本命。RX 6500 XT・RX 6400では非対応だった機能をフルに活かせます(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約180,000円~Amazonで価格を見る

FAQよくある質問

RX 6500 XTとRX 6400、どちらを選ぶべきですか?
演算性能を重視するならRX 6500 XT、補助電源不要を重視するならRX 6400です。RX 6500 XTはストリームプロセッサ数(1,024基 vs 768基)・Ray Accelerator数ともに多く演算性能で上回りますが、補助電源(TDP107W)が必要です。RX 6400はTDP53Wで補助電源不要ですが性能は一段下がります。
RX 6500 XT・RX 6400はレイトレーシングに対応していますか?
ハードウェア上は対応していますが、実質使えません。RDNA2世代としてRay Acceleratorを搭載していますが、2025〜2026年タイトルのレイトレーシング必須要件はVRAM8GB前後を前提にしており、VRAM4GBのRX 6500 XT・RX 6400では公式要件そのものを満たせません。
PCIe4.0 x4接続の何が問題なのですか?
PCIe3.0世代のマザーボードで性能低下が発生する点です。PCIe4.0マザーボードであれば実効帯域はPCIe3.0 x8相当を確保できますが、PCIe3.0マザーボードでは帯域が半減し、タイトルによっては最大40%超の性能低下が報告されています。古いPCへの延命用途で検討する場合は特に注意が必要です。
動画編集・配信用途に使えますか?
おすすめできません。RX 6500 XT・RX 6400はいずれもハードウェアの動画エンコードエンジンを搭載していないため、エンコードはCPU処理(ソフトウェアエンコード)に頼ることになります。動画再生(デコード)のみハードウェアアクセラレーションに対応しています。
中古のRX 6500 XT・RX 6400を買うとき、マイニング品には注意が必要ですか?
姉妹記事のRX6600等と比べると相対的にリスクは低いと考えられます。VRAM4GBという容量はマイニング用途では魅力が薄く、AMD幹部も意図的な設計だったと説明しています。ただしAMD機にはLHRのような制限機構が存在しないため、動作確認済み・保証付きの販売店を選ぶことは引き続き重要です。

まとめ名目上の対応表記だけでは判断できないRDNA2最下位モデル

RX 6500 XT・RX 6400は、発売から4年以上が経過した今も1080pのeスポーツ・軽量タイトルでは実用的なGPUです。PCIe4.0対応のマザーボードで使用している限り、帯域制約による実害は限定的です。

一方で、名目上のハードウェアレイトレーシング対応は、VRAM4GBという容量の前で実質意味を持ちません。姉妹記事のRX 6600(VRAM8GB)がRT必須タイトルの最低ラインをクリアしていたのとは対照的に、RX 6500 XT・RX 6400は公式要件そのものを満たせない場面が多く、ハードウェア動画エンコーダも非搭載です。PCIe3.0世代のマザーボードで使用している場合や、VRAM8GB級のタイトル・動画エンコードを重視する場合は、買い替えを検討してください。

総評

RX 6500 XT・RX 6400は、1080pのeスポーツ・軽量タイトル中心であれば今も現役です。ただしRDNA2として名目上対応するハードウェアレイトレーシングは、VRAM4GBという容量の前で実質機能せず、上位RDNA2モデルにはないPCIe4.0x4接続の帯域制約、ハードウェア動画エンコーダ非搭載という制約も抱えています。中古購入時はマイニング酷使リスクこそ相対的に低いものの、PCIe世代・VRAM容量・エンコーダの有無を踏まえて買い替え判断をしてください。

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ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。