ASUS TUF Gaming TM700 TM700TZ-R8700F045Wは買い?RTX 5070・Ryzen 7 8700F搭載を解説
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RTX 5070・Ryzen 7 8700F搭載のミドルタワーPCを評価
出典:ASUS JAPAN公式プレスリリース、ASUS公式スペックシート(TM700TZ)、AMD Ryzen 7 8700F公式仕様、Amazon.co.jp商品ページ。価格・在庫は変動するため、購入前に各ページでご確認ください。
ASUS TUF Gaming T700/TM700シリーズは、似た型番の構成が複数存在します。TM700TZには「TM700TZ-R8700F045W」(RTX 5070・32GBメモリ)と「TM700TZ-R8700F034W」(RTX 5060・16GBメモリ)の2モデルがあり、ASUSが発表した「319,800円から」という価格は下位モデルの数字です。今回取り上げる「TM700TZ-R8700F045W」は上位モデルにあたり、価格も構成も別物として確認する必要があります。
本機はAMD Ryzen 7 8700FとGeForce RTX 5070(GDDR7 12GB)、32GBメモリ、1TB SSDを組み合わせた約47Lミドルタワーの完成品PCです。ASUSの市場想定売価は389,800円(税込)で、2026年8月8日時点のAmazon.co.jpでの実売価格も同額でした。TUF Gaming A16やF16のRTX 5070搭載ノート、同じTM700シリーズのRTX 5060モデルと比べても、デスクトップでRTX 5070を搭載する構成はこのシリーズでは本機だけです。
この記事では、ASUS公式のスペックシート(PDF)とAmazon.co.jpの商品ページを突き合わせ、Ryzen 7 8700Fが内蔵GPUを持たないため単体GPUが前提になる点、モニター接続で見落としやすいポート、メモリ・SSD・拡張スロットの空き状況、下位モデル・姉妹機との価格差まで、購入前に確認しておきたいポイントを整理します。
目次
結論TM700TZ-R8700F045Wは買いか
TUF Gaming TM700シリーズの市場想定売価は「319,800円から」と案内されていますが、これはRTX 5060・16GBメモリを搭載した下位モデル「TM700TZ-R8700F034W」の価格です。RTX 5070・32GBメモリを搭載する本機「TM700TZ-R8700F045W」の市場想定売価は389,800円(税込)で、2026年8月8日時点のAmazon.co.jpでも同額で販売されていました。差額は70,000円で、GPU・メモリ容量・電源ユニット(850W対600W)まで変わるため、価格を比較する際はどちらの型番を指しているか必ず確認してください。
389,800円という価格は、発売から間もないためASUSの市場想定売価と同額で、2026年8月8日時点ではまだ実売での値下がりは見られません。GeForce RTX 5070をデスクトップで搭載した完成品としては相場の範囲内ですが、値引きを待つ余地は今のところ大きくないというのが実情です。内蔵GPUを持たないRyzen 7 8700Fを採用しているため単体GPUが前提の構成であること、メモリ・SSDの増設余地、MIL-STD-810H準拠の堅牢設計まで理解したうえで判断するのが安全です。
スペックTM700TZ-R8700F045Wの基本構成
基本スペックは以下のとおりです。ASUS公式のスペックシート(PDF)とAmazon.co.jpの商品ページの記載は一致しています。

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | TM700TZ-R8700F045W |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen 7 8700F(8コア16スレッド、最大5.0GHz、L3キャッシュ16MB) |
| チップセット | AMD B650 |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 |
| ビデオメモリ | GDDR7 12GB(専用) |
| メモリ | 32GB(16GB×2)DDR5-5200 |
| メモリスロット | SODIMM×2(空き×0)/最大64GB |
| ストレージ | 1TB(PCIe 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| SSD用M.2 | 2基(空き1基) |
| 拡張スロット | PCIe 4.0 x16×1(空き0)/PCIe 4.0 x1・形状x16×3(空き3) |
| 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
| 有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T |
| CPUクーラー | 液冷(簡易水冷) |
| ケースファン | 前面吸気×3・背面排気×1(クアッドファン) |
| 電源 | 850W(80PLUS GOLD) |
| 本体サイズ | 幅232mm×奥行き490.3mm×高さ436mm(約47Lミドルタワー) |
| 重量 | 約16kg |
| 本体カラー | ソーラーエクリプスグレー |
| 保証 | 購入日より12ヶ月間の日本国内保証+12ヶ月間のASUSあんしん保証(要登録) |
※ASUS公式スペックシート(TM700TZ-R8700F045W/TM700TZ-R8700F034W)と、Amazon.co.jp商品ページ(2026年8月8日時点)を突き合わせて作成。仕様は予告なく変更される場合があります。
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CPURyzen 7 8700Fは内蔵GPUを持たないため単体GPUが前提
AMD Ryzen 7 8700Fは、Phoenix世代のZen4コアを採用した8コア16スレッドのAM5向けCPUです。ベースクロック4.1GHz、最大ブーストクロック5.0GHz、L2キャッシュ8MB、L3キャッシュ16MBを搭載し、TDPは65W(設定可能なcTDPは45〜65W)。オーバークロックにも対応し、AMD EXPOによるメモリの高速化設定も利用できます。AMD公式サイトでも本CPUのAI機能欄には「Ryzen AI(NPU、最大16TOPS)」の記載があり、簡易的なAI処理支援機能自体は備えています。
一方で、AMD公式サイトのグラフィックス欄には「Discrete Graphics Card Required(単体GPUが必要)」と明記されており、内蔵GPUは搭載していません。同じ「8700」という数字を含む型番でも、内蔵GPU「Radeon 780M」を搭載するAPU「Ryzen 7 8700G」とは設計そのものが異なる別のCPUです。8700Fを単体で購入して他のPCに載せ替える場合も、必ずグラフィックボードと組み合わせる前提で考える必要があります。
GPUGeForce RTX 5070はデスクトップ版で12GB GDDR7
搭載されているGeForce RTX 5070は、Blackwellアーキテクチャのデスクトップ向けモデルです。CUDAコア数は6,144基、メモリはGDDR7 12GBを192bitインターフェースで接続し、メモリ帯域は672GB/s。ボード全体の消費電力(TGP)は250Wで、WQHD(2,560×1,440)を中心に高画質設定とレイトレーシングを両立させやすい性能帯に位置します。DLSS 4.5のアップスケーリングとマルチフレーム生成の両方に対応しており、対応タイトルではフレームレートをさらに伸ばせます。
同じ「RTX 5070」という名称でも、ノート向けRTX 5070はTGPが最大115W前後に抑えられており、デスクトップ版とは性能に差があります。TUF Gaming A16やF16などRTX 5070搭載のゲーミングノートを検討している場合、名称は同じでも、デスクトップ版のTM700TZ-R8700F045Wのほうが余裕を持って高画質設定を扱える点は理解しておいたほうがよいでしょう。
拡張性メモリ・SSD・拡張スロットの余地
メモリは32GB(16GB×2)のDDR5-5200をデュアルチャンネルで搭載し、SODIMMスロット2本はすでに使用済みです。最大64GBまで対応しますが、増設ではなく既存の2枚を交換する形になります。ストレージは1TBのPCIe 4.0 NVMe SSDを1基搭載し、M.2スロットは2基のうち1基が空いているため、SSDの追加は増設スロットを使う形で対応できます。
拡張スロットは、GPUが占有するPCI Express 4.0 x16スロットのほかに、形状がx16でも実際の帯域がx1のスロットが3本、すべて空いた状態で用意されています。キャプチャーボードやサウンドカード、追加の有線LANカードなどを載せる余地はありますが、いずれのカードも高い帯域を必要とする用途には向きません。Wi-Fi用のM.2コネクターはすでに無線LANモジュールで使用済みで空きはありません。他社製パーツの増設・交換はASUSの動作保証対象外ですが、増設に伴う破損についてもASUSのあんしん保証(要登録)の対象になる旨が公式スペックシートに記載されています。
冷却液冷CPUクーラーとクアッドファンで発熱を抑える
ASUSの発表によると、本機は前面に3基の吸気ファン、背面に排気専用ファンを配置した高効率クアッドファン構成で、ケース内の空気の流れを設計しています。これに加えて簡易水冷(AIO)タイプの液冷CPUクーラーを標準搭載し、CPUの熱を素早く逃がす構成です。GPU自体は空冷のまま、CPU側だけを液冷にする一般的なBTOパソコンと同様の構成といえます。
前面・側面には強化ガラスパネルを採用し、側面パネルは工具不要で取り外せます。上部にはマグネット式のトップフィルター、底面には引き出し式のボトムフィルターがあり、内部にホコリが溜まりにくく、日常的な手入れもしやすい設計です。ライティングはASUS AURA SYNCに対応し、1,680万色から好みの発光設定を選べます。
本体は米国防総省の軍事規格であるMIL-STD-810Hに準拠したテストをクリアしており、一般的なデスクトップPCより振動・衝撃・高温・低温環境への耐性が高いとされています。ただし、これは落下や強い衝撃による故障を完全に防ぐことを意味するものではないため、設置場所や運搬時の扱いには通常のPCと同様の注意が必要です。電源ユニットは850W(80PLUS GOLD)で、GeForce RTX 5070(TGP250W)と将来的な軽微な構成変更にも対応できる余裕を持たせています。
比較下位モデルや姉妹機とどちらを選ぶか
| 比較対象 | 価格 | 構成と選び分け |
|---|---|---|
| TM700TZ-R8700F045W (本機) | 389,800円 | RTX 5070・12GB・Ryzen 7 8700F・32GB・1TB・850W。このシリーズでデスクトップのRTX 5070を求めるなら本機を選びます。 |
| TM700TZ-R8700F034W 下位モデル | 319,800円 | RTX 5060・8GB・Ryzen 7 8700F・16GB(空き1)・600W。価格差は70,000円で、予算を抑えたい人や軽めのタイトルが中心の人に向きます。 |
| T700TL (姉妹機・Intel版) | 399,800円 | Core Ultra 9 275HX・RTX 5070・32GB DDR5-5600。本機より10,000円高く、CPUをIntelにしたい人向けの選択肢です。 |
| TUF Gaming A16 FA608UP-R7R5070A | 409,800円 | ノート向けRTX 5070(最大115W)搭載の16型ノートPC。設置スペースがなく携帯性を優先するなら検討対象になりますが、GPU性能はデスクトップ版に及びません。 |
※価格はASUS公式の市場想定売価、およびAmazon.co.jpの2026年8月8日時点の実売価格をもとに作成。価格・在庫は変動するため、購入前に各商品ページでご確認ください。
総括向いている人・向いていない人
- デスクトップでGeForce RTX 5070の性能をフルに使いたい人(TGP250WはノートPC版より余裕があります)
- WQHD解像度で高画質設定やレイトレーシングを楽にこなしたい人
- 将来メモリの入れ替えやSSD・拡張カードの追加を考えている人
- MIL-STD-810H準拠の堅牢性や液冷CPUクーラーによる冷却性能を重視する人
- できるだけ予算を抑えたい人(下位モデルTM700TZ-R8700F034Wや他社BTOのほうが有利な場合があります)
- 設置スペースが限られている人(約47L・約16kgの筐体は決して小さくありません)
- 持ち運びが必要な人(ノートPCのTUF Gaming A16やF16のほうが適しています)
- モニター接続などPCの基本的なセットアップに不安がある人(オンボード出力に接続すると映像が出ないため注意が必要です)
在庫・価格TM700TZ-R8700F045Wの購入先・BTOの代替案
価格・在庫は変動するため、購入前に商品ページで最新の情報をご確認ください。予算や販路の候補を広げたい場合は、同じRTX 5070クラスのBTOモデルもあわせて検討できます。
※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
FAQTM700TZ-R8700F045Wに関するよくある質問
ASUS TUF Gaming TM700 TM700TZ-R8700F045Wは、GeForce RTX 5070(12GB GDDR7)とAMD Ryzen 7 8700F、32GBメモリ、1TB SSDを組み合わせた約47Lミドルタワーの完成品PCです。TUF Gaming T700/TM700シリーズのなかで、デスクトップでRTX 5070を搭載する構成はこのモデルだけという位置づけになります。
価格は389,800円で、ASUSの市場想定売価と2026年8月8日時点のAmazon実売が一致しており、発売直後らしくまだ値下がりは見られません。「319,800円から」という数字は下位モデルTM700TZ-R8700F034Wのもので、本機とは別構成である点は必ず区別してください。Ryzen 7 8700Fは内蔵GPUを持たないため単体GPUが前提の構成であること、メモリはSODIMM2本を使用済みで増設ではなく交換が必要なこと、モニターは必ずビデオカード側のポートへ接続することも購入前に把握しておきたいポイントです。
デスクトップでRTX 5070の性能を余裕を持って使いたい人、将来的な軽微な拡張を考えている人には有力な選択肢です。予算を抑えたい人や設置スペースが限られる人は、下位モデルや他社BTO、あるいはノートPCも含めて比較したうえで判断することをおすすめします。




