魚が飛行船を操る協力ゲーム『Fish & Ships』発表|PEAKとの構造の違いと同名ゲームの注意点【2026年9月】

魚が飛行船を操る協力ゲーム『Fish & Ships』発表|PEAKとの構造の違いと同名ゲームの注意点【2026年9月】

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NEWS/PC Gaming Show Tokyo Direct 2026で発表
魚が飛行船を操る協力ゲーム『Fish & Ships』発表
PEAKに見えて中心は「共有する乗り物」、同名ゲームにも要注意
スウェーデンのDoubleMoose Gamesは、2026年9月20日に開催された「PC Gaming Show Tokyo Direct 2026」で新作協力アクションゲーム『Fish & Ships』をワールドプレミア発表しました。プレイヤーは魚となり、仲間と飛行船に乗り込んで失われた海を探すという設定で、操舵・帆・修理などの役割分担が前提の作りです。発売日・価格は現時点で未定です。
2026年9月20日発表開発・発売元はDoubleMoose Games発売日・価格は未定

出典:Steam公式ストアページ「Fish & Ships」 / Steam公式ストアページ「Fish and Ships」(Fuah Games版) / PC Gamer「Fish & Ships」発表記事 / PC Gamer「PC Gaming Show Tokyo Direct 2026」発表まとめ / Steam公式ストアページ「Void Crew」 / Steam Community「Barotrauma」 / DoubleMoose Games公式サイト / Steam公式ストアページ「Just Die Already」 / Kotaku「Ex-Goat Simulator Dev Teams Up With Pewdiepie」。情報は2026年9月21日時点のものです。

「PEAKっぽい新作」が発表されるたびに、次はどこまで本物なのか身構えてしまう人は多いはずです。

DoubleMoose Gamesが発表した『Fish & Ships』は、仲間と協力して乗り物を操縦するという見た目のとっつきやすさから、真っ先に『PEAK』が連想されるタイトルです。実際にはプレイヤーは魚になり、共有の飛行船に乗り込んで失われた海を目指すという、まったく別の設定を持っています。

Steamに存在する紛らわしい同名タイトルとの見分け方、発表前からSteamの配信サーバーに残っていたアセットのタイムスタンプ、そして「個人の身体を管理するPEAK型」ではなく「共有する乗り物を維持する型」に近いと考えられる構造の違いを、開発元DoubleMoose Gamesの過去作の系譜もあわせて検証していきます。

先に結論

『Fish & Ships』はスウェーデンのDoubleMoose Gamesが2026年9月20日に発表した新作協力ゲームです。魚になったプレイヤーが仲間と飛行船に乗り込み、操舵・帆・修理を分担しながら海を目指します。Steamには開発元も内容もまったく違う同名ゲーム「Fish and Ships」(Fuah Games、App ID 3292660)が別に存在するため、検索時は開発元名まで含めて確認する必要があります。構造としては、個人の身体を管理する『PEAK』型よりも、乗り物そのものを仲間と維持する『Void Crew』『Barotrauma』型に近いとみられます。発売日・価格・対応人数・日本語対応はいずれも現時点で未発表です。

目次

発表概要DoubleMoose Gamesが9月20日にワールドプレミア発表

『Fish & Ships』は、DoubleMoose Gamesが開発・発売するPC(Steam・Windows)向けの新作協力アクションゲームです。2026年9月20日に開催された「PC Gaming Show Tokyo Direct 2026」で、トレーラー映像とともに世界初公開されました。

Fish & Shipsの飛行船デッキで、魚のキャラクターがロープ状の機構を操作している一人称視点
飛行船のデッキ下から見た一人称視点。仲間の魚キャラクターが機構を操作している(Steam公式スクリーンショット)

Steam公式ストアページの説明によると、プレイヤーは魚となり、仲間と一緒に飛行船を操縦して海を目指します。船を飛ばし続けるには役割分担が必須で、「1人が操舵を担当し、1人があのロープ関連の作業(何と呼ぶのか分からないが)を担当し、1人が船の修理のために走り回り、1人は特に役に立たない」というユーモラスな説明がなされています。エンジンには燃料(できれば石炭)を補給し続ける必要があり、道中で浮遊する島に立ち寄っては、島の人間たちから燃料や修理キットを盗み、酒やタバコ、ステレオ、食料、さらには銃まで持ち帰るという自由度の高いコメディが軸になっています。

海外メディアの一部は、この発表を伝える記事の見出しで「仲間の顔面にショットガンを撃ち込める」という趣旨の表現を使っていますが、これは公式にPvPモードが実装されていることを意味する記述ではありません。実際にSteam公式の説明文にも「もちろん、その銃で仲間を撃つこともできる」という一文があり、銃器を使った悪ふざけがゲーム内で起こり得ることは確認できます。ただし、これが常設のPvPモードなのか、状況に応じた自由行動の一部なのかは、現時点で公開されている情報からは判断できません。

同名ゲームに注意Steamには開発元も内容も違う「Fish and Ships」が別に存在

『Fish & Ships』を検索する際に注意したいのが、Steamにはタイトル表記がほぼ同じ別ゲームがすでに存在するという点です。Fuah Gamesが開発・発売する「Fish and Ships」(App ID 3292660)は、異なるスキルを持つ船長を選んで敵の波と戦いながら船を強化していく、シングルプレイのサバイバーライク・アリーナシューターです。今回DoubleMoose Gamesが発表した協力ゲームとは、開発元・ジャンル・プレイ人数のいずれも一致しません。

今回発表Fish & Ships(App ID 4738010)
開発・発売元DoubleMoose Games
ジャンルオンライン協力アクション・アドベンチャー
内容魚になって仲間と飛行船を操縦し、海を目指す
発売日未定(Steam表記は「To be announced」)
別のゲームFish and Ships(App ID 3292660)
開発・発売元Fuah Games
ジャンルシングルプレイのサバイバーライク・アリーナシューター
内容異なるスキルの船長を選び、敵の波と戦いながら船を強化する
発売日未定(Steam表記は「To be announced」)

どちらも未発売でSteamストア上の見た目(タイトル・カプセル画像の雰囲気)も紛らわしいため、Steam内検索や外部の検索エンジンで調べる際は、タイトルだけでなく「DoubleMoose」または「Fuah Games」といった開発元名まで含めて検索するのが確実です。ウィッシュリストに登録する前に、ストアページ内の開発元・発売元の表記を必ず確認してください。

準備期間発表の3週間前にはトレーラー素材がサーバーへ用意済みだった

Steamのゲームアセットは、配信CDN(shared.akamai.steamstatic.com)から直接配信されており、各ファイルのレスポンスヘッダーには最終更新日時(Last-Modified)が記録されています。今回、『Fish & Ships』のストアページで使われている代表的なアセットのタイムスタンプを直接確認したところ、次のような日付が確認できました。

  1. 2026年6月24日|ストアページの背景画像(page_bg_raw.jpg)
  2. 2026年6月30日|トレーラー動画ファイル5本(いずれも同日11時13分〜11時25分UTCの間に集中してアップロード)
  3. 2026年8月14日|ストア一覧に表示されるヘッダー画像・カプセル画像
  4. 2026年9月20日|PC Gaming Show Tokyo Direct 2026でのワールドプレミア発表

つまり、公開されたトレーラー映像そのものはワールドプレミアの3週間近く前にはすでにSteamのサーバーにアップロードされており、ストアページの背景素材に至っては発表の2カ月近く前から存在していたことになります。発表の瞬間に慌ててページを作ったわけではなく、開発チームがかなり前の段階からストアページと発表素材の準備を進めていたと考えられます。

構造比較「個人の身体を管理する」PEAKと「乗り物を共有する」型の違い

『Fish & Ships』が『PEAK』と似て見えるのは、少人数の協力プレイで理不尽な状況に立ち向かうという見た目の共通点があるためです。ただし、両者が協力を要求する対象はかなり異なります。

個人管理型PEAKに代表される構造

プレイヤー一人ひとりが自分のスタミナと負傷状態を管理しながら山を登ります。仲間を助ける手段はロープや登山用スパイクの設置、体を支えて引き上げるといった個人単位の補助行動が中心です。

誰かが滑落しても、それは基本的にその人自身の問題として処理され、他のプレイヤーの進行を直接止めるわけではありません。

共有乗り物型Fish & Shipsが近いとみられる構造

プレイヤー全員が同じ飛行船に乗り込みます。操舵・帆・修理といった作業は分業しますが、船が壊れたり燃料が尽きたりすれば、それは乗組員全員の問題になります。

船という一つの乗り物を維持し続ける設計は、宇宙船を運用する『Void Crew』や潜水艦を運用する『Barotrauma』に近いと考えられます。

『PEAK』の「次」を探している場合、期待すべきは登山の緊張感の再現ではなく、一つの乗り物をチームで維持し続ける忙しなさです。誰か一人のミスがすぐ全員の問題になる分、事故が起きたときの巻き込まれ方は『PEAK』よりも大きくなりやすいと想定しておくとよさそうです。

雪山の谷間に着陸したFish & Shipsの飛行船と、「OCEAN」と書かれた看板に向かって歩く複数の魚キャラクター
氷山に囲まれた谷間に着陸した飛行船。「OCEAN」の看板が示す方向へ仲間と歩いていく(Steam公式スクリーンショット)

開発元物理演算コメディを作り続けてきたDoubleMoose Gamesの系譜

DoubleMoose Gamesはスウェーデン拠点のインディースタジオで、共同創業者のArmin Ibrisagic氏は『Goat Simulator』の開発チームに参加していた人物です。同作は世界累計800万本以上を売り上げるヒットとなりました。Ibrisagic氏はその後、自身のスタジオDoubleMoose Gamesを立ち上げ、物理演算ベースのアクションゲームを作り続けています。

Fish & Shipsのデッキ上で、鳥居や鐘のある一角に集まって踊る魚キャラクターたち
デッキの一角に集まり、コミカルな仕草を見せる魚キャラクターたち(Steam公式スクリーンショット)

DoubleMoose Gamesの第1作『Animal Super Squad』は、YouTuberのPewDiePie(Felix Kjellberg氏)との提携で制作された物理演算ベースの動物アクションゲームです。以降も、老人たちが暴れ回るサンドボックス『Just Die Already』(2021年、発売元Curve Games、最大4人オンライン協力対応)や、水没した遺跡を探索する『Abyssus』など、破天荒な物理演算コメディを一貫して作り続けてきたスタジオです。今回の『Fish & Ships』も、PEAKブームに便乗した企画というより、このスタジオが元々持っていた作風の延長線上にあるタイトルと位置づけるのが妥当です。

動作環境PC要求スペックはCPU側がやや重め

Steam公式ストアページで公開されている動作環境は以下のとおりです。開発中のタイトルのため、発売までに数値が変更される可能性があります。

項目最低動作環境推奨環境
OSWindows 10(64bit)Windows 11(64bit)
CPUCore i7-8700K/Ryzen 5 1600XCore i7-11700K/Ryzen 7 3700X
メモリ8GB8GB
GPUGeForce GTX 750 Ti 2GB/Radeon R7 360 2GBGeForce GTX 1650 SUPER 4GB/Radeon RX 5600 6GB
DirectXVersion 11Version 11
ネットワークブロードバンド常時接続が必須ブロードバンド常時接続が必須
ストレージ10GB10GB

注目したいのは、最低動作環境のGPUがGeForce GTX 750 Tiという控えめな水準にとどまる一方で、CPUはCore i7-8700KまたはRyzen 5 1600Xと、GPU側の要求に比べてやや重めに設定されている点です。船体の破損・浮遊物・複数プレイヤーの同時操作といった物理演算主体のゲームデザインを踏まえると、描画負荷よりも物理シミュレーションの計算負荷がボトルネックになりやすい作りである可能性があります。内蔵GPU止まりの古めのノートPCでは、グラフィック設定を絞ってもCPU側で頭打ちになる場面が出てくるかもしれません。

購入判断何が分かれば決められるか、現時点の未確定要素

発売日・価格・日本語対応がいずれも未定のため、現時点でできるのはウィッシュリスト登録までです。今後、以下の情報が出そろうタイミングで購入を判断できるようになります。

対応人数とマッチメイキングSteamのタグには「Online Co-Op」「Multiplayer」とあるものの、最大何人まで同じ船に乗れるか、野良マッチングや個人ロビーに対応するかは現時点で公表されていません。
日本語対応の有無2026年9月21日時点のSteam対応言語表にはEnglishのみが掲載されており、インターフェース・字幕・音声のいずれも日本語表記は見当たりません。発売までに追加されるかどうかは今後の発表待ちです。
価格と発売時期Steamストアの発売日欄は「To be announced」のままで、価格も一切公表されていません。開発元の過去作『Just Die Already』は発売元にCurve Gamesがついていましたが、今回が自社発売なのか他社発売なのかも今後の発表で明らかになる見込みです。
推奨スペックの確定現行の最低・推奨スペックは開発中の数値のため、正式版で変わる可能性があります。特にCPU要求が今の水準のまま据え置かれるかは、型落ちPCで遊びたい人にとって注目材料です。

期待値調整『PEAK』の次を探している人はどう捉えるべきか

ウィッシュリスト登録がおすすめな人
  • 『PEAK』の次を探しているが、登山の緊張感そのものではなく別の協力体験でもよい
  • 『Void Crew』『Barotrauma』のような、一つの乗り物をチームで維持する協力ゲームが好き
  • 物理演算主体のドタバタコメディが好き(『Goat Simulator』『Just Die Already』の系譜が刺さる人)
  • 発売日・価格が未定でも、まず続報を追いたい
i
続報を待ってから判断したい人
  • 日本語対応(特に字幕)が確定してから検討したい
  • 何人まで一緒に遊べるかが分からないと予定を立てられない
  • 手持ちのPCがCPU側でやや古く、正式な推奨スペックの確定を待ちたい

FAQ『Fish & Ships』に関するよくある質問

『Fish & Ships』はどんなゲームですか?
魚になったプレイヤーが仲間と飛行船に乗り込み、海を目指すオンライン協力ゲームです。操舵・帆の操作・修理などの役割分担が必須で、道中の浮遊島で人間から燃料や物資を盗みながら進みます。DoubleMoose Gamesが開発・発売し、2026年9月20日にワールドプレミア発表されました。
『PEAK』と同じ会社が作っているのですか?
いいえ、まったく別の会社です。『PEAK』の開発元はAggro CrabとLandfallによるTeam PEAKで、『Fish & Ships』の開発元はスウェーデンのDoubleMoose Gamesです。少人数協力という見た目は似ていますが、資本関係や開発チームに接点はありません。
Steamで検索すると別のゲームが出てきますが、同じものですか?
別のゲームです。Fuah Gamesが開発・発売する「Fish and Ships」(App ID 3292660)は、シングルプレイのサバイバーライク・アリーナシューターで、今回発表された協力ゲームとは開発元もジャンルも異なります。検索する際は開発元名まで含めて確認してください。
発売日と価格はいつわかりますか?
2026年9月21日時点で、Steamストアの発売日欄は「To be announced」のままで、価格も未発表です。ウィッシュリストに登録しておくと、続報が出た際にSteamから通知を受け取れます。
日本語には対応しますか?
2026年9月21日時点のSteam対応言語表にはEnglishのみが掲載されています。日本語のインターフェース・字幕・音声はいずれも現時点で確認できず、対応の有無は今後の発表待ちです。
必要なPCスペックはどのくらいですか?
Steam公式の最低動作環境はCore i7-8700KまたはRyzen 5 1600X、メモリ8GB、GeForce GTX 750 Ti 2GBです。GPU要求は控えめですが、物理演算主体の作りのためCPU要求がやや重めに設定されています。開発中の数値のため、発売までに変更される可能性があります。
まとめ

『Fish & Ships』は、魚になったプレイヤーが仲間と飛行船に乗り込み、役割分担しながら海を目指す協力ゲームです。『PEAK』と見た目は似ていますが、個人の身体を管理する構造ではなく、一つの乗り物をチームで維持し続ける『Void Crew』『Barotrauma』寄りの設計とみられます。Steamには開発元もジャンルも違う同名ゲームが別に存在するため、検索時は開発元名まで確認するのが確実です。

Steamの配信サーバーには発表の2カ月近く前からアセットが用意されており、開発チームが十分な準備期間を経て公開に踏み切ったことがうかがえます。発売日・価格・対応人数・日本語対応はいずれも未発表のため、まずはウィッシュリスト登録で続報を待つのが現実的な向き合い方です。

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