Epic Games LauncherはSteam Deckで使える?SteamOS対応予定と今できる導入方法【2026年11月】
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SteamOSは対応予定の段階。今遊ぶならHeroicが現実的
Steam DeckでEpic Gamesのゲームを遊びたい人にとって、公式のEpic Games Launcherが使えるようになるかは気になるところです。Epicの広報責任者Jake Jones氏は、Linux専門メディアの取材に「Fedora、SteamOS、Cachy、Omarchyなどを含め、できるだけ多くのLinuxディストリビューションに対応する」と答えました(日本時間11月7日公開)。
ただし、これは対応予定の話で、Steam Deck向けの提供開始ではありません。11月7日時点で公式FAQが挙げる対応OSはUbuntu 22.04 LTS以降とDebian 12以降で、SteamOSは入っていません。今すぐSteam DeckでEpicのゲームを遊ぶなら、Flathubで配布されているHeroic Games Launcherが現実的な選択です。
公式版のために、公式の手順がないままSteamOS側へ手を加える必要はありません。また、ランチャーが動くことと、個々のゲームが動くことは別です。『Fortnite』のようにアンチチートが絡むゲームは、ランチャーの対応とは別の条件があります。
目次
要点公式版とHeroic、Steam Deckで違うのはここ
公式版Linux版のPreviewは2026年10月14日に公開済みですが、対象はUbuntu・Debianです。SteamOSは広報責任者が対応予定と答えた段階で、提供日は示されていません。
| 項目 | Epic公式ランチャー(Preview) | Heroic Games Launcher |
|---|---|---|
| 提供元 | Epic Games | コミュニティ製(無料・オープンソース) |
| SteamOSの扱い | 対応予定。公式の対応OSはUbuntu・Debian | 開発元がSteam Deck向けのページを用意 |
| 入手方法 | 配布サイトの.deb。AppImageは11月中に復活予定 | Flathub。Desktop ModeのDiscoverから導入 |
| ゲームモードでの操作 | 11月7日時点の公式FAQ・サポートに記載なし | 導入・更新はDesktop Mode。入れたゲームをSteamに追加すると、ゲームモードの「非Steam」タブから起動 |
| 扱えるストア | Epic | Epic・GOG・Amazon |
| 向いている人 | Ubuntu・DebianのLinux PCで公式版を試したい人 | 今Steam DeckでEpicのゲームを遊びたい人 |
発言SteamOS対応予定は何を意味するのか
Jones氏の回答は、新しいランチャーがまだPreview版であることを前提に、対応ディストリビューションを広げる方針を示したものです。配布のパッケージ形式は試験・評価中で、AppImageは今月中に復活させる予定です。

この回答から言えるのは、SteamOSが将来の対応対象に入っているという点までです。次の点は、今回の回答では示されていません。
- SteamOS向けの提供開始日
- Steam DeckのゲームモードでEpic公式版をそのまま操作できるか
- Steam Deck向けに最適化された画面や操作
- 『Fortnite』を含む個別ゲームの対応
配布形式が変わる最中でもあります。Previewは当初AppImageで公開されましたが、11月7日時点で公式配布サイトのLinux用リンクは.debです。SteamOSで使う場合の形式が決まるまで、どの形式が残るかは見極めが必要です。
現在の公式版公式のLinux版が今できること
新しいEpic Games Launcher Previewは、2026年10月14日からWindows、macOS、Linuxで試せます。従来のランチャーも並行して残っており、Previewは開発途中のため、従来版の一部機能がまだ使えない場合があると公式サポートは案内しています。
Ubuntu 22.04 LTS以降、Debian 12以降。Fedoraは予定です。その他のディストリビューションは動く可能性はあるものの、公式のテスト・サポート対象ではありません。
x86-64の2GHzデュアルコア以上、RAM 4GB、空き容量2GB。ゲーム自体の必要条件ではありません。
公式FAQは、ランチャーはLinuxでネイティブに動くものの、多くのゲームはWindows向けのビルドで互換レイヤーが必要になる場合があるとしています。インストール前に、ゲームごとのLinux互換性を確認するよう案内しています。
Linux版は更新も頻繁です。10月29日のバージョン0.106.0では、システムのキーリングがロックされているとランチャーが起動しなかったり、サインアウトされたりする問題が修正されました。11月6日には0.113.0が出ています。Steam Deck向けの動作確認を意味する更新ではありませんが、Linux環境の不具合が順に直されている段階です。
今できる導入Steam DeckでEpicのゲームを遊ぶ手順(Heroic)
HeroicはEpic・GOG・Amazonのゲームを扱える、無料のオープンソースのランチャーです。Epicのゲームは、Epicアカウントの認証・ダウンロード・起動をするコマンドラインツールLegendaryを通して扱います。開発元がSteam Deck向けのページとWikiを用意しており、導入の流れは次のとおりです。Wikiは、ゲームの導入と更新はDesktop Modeで行い、ランチャー自体をゲームモードで動かすのは推奨しないと案内しています。公式ページは全画面のConsole Modeも用意していますが、操作に迷ったらゲームごとにSteamへ追加する方法が基本です。

- Steamボタンから電源メニューを開き、Desktop Modeに切り替える
- Discoverで「Heroic」を検索し、Heroic Games Launcherをインストールする(開発元のWikiがSteam Deck向けに推奨するFlatpak版)
- Heroicを起動し、Epicアカウントでログインする
- ライブラリから遊ぶゲームを選び、保存先を決めてインストールする。microSDなど内蔵SSD以外に入れる場合は、システム設定のFlatpak権限でHeroicにそのフォルダの読み書きを許可し、Heroicを再起動する
- インストール後、Desktop Modeで一度起動して動作を確かめる。初回にEpicアカウントの関連付けでブラウザが開くゲームもある
- ゲームページ右上の3点メニューから「Add to Steam」を選ぶ。設定の「Add games to Steam automatically」を使うと、以後に入れたゲームが自動で追加される
- ゲームモードに戻り、「非Steam」タブからゲームを起動する。ProtonまたはWineのバージョンはゲームごとに選べる
Heroicは互換レイヤーの設定を選べるランチャーで、個々のゲームの動作を保証するものではありません。インストールの前にProtonDBで同じゲームの評価を確かめると、容量を無駄にしにくくなります。Desktop Modeで一度起動して動くことを確かめてから、Steamへ追加してください。
SteamOSに公式版の.debを入れる手順は、Epicが案内していません。公式版は、SteamOS向けの配布形式と手順が示されてから試すのが安全です。
注意点『Fortnite』などアンチチートのゲームは別問題
『Fortnite』は、ランチャーがLinuxで動いても遊べるとは限りません。Epicは10月14日の技術解説で、『Fortnite』が現時点でLinuxにない理由として、Easy Anti-Cheat(EAC)のLinux実装が、Windows版と同じ水準の保護を提供できなかったことを挙げています。
EpicはEAC Linux v2を作り、まず『Fortnite』で試験する計画です。要件は署名済みカーネル、TPM 2.0、Secure Bootなどで、Steam Deckは必要な機能に対応しておらず、EpicはValveと協議して将来の対応を目指しています。つまり、公式ランチャーがSteamOSに対応しても、『Fortnite』がSteam Deckで遊べるようになるとは言えません。詳しい条件はFortniteのLinux対応はいつ?EAC Linux v2の8条件で整理しています。
- 今Steam DeckでEpicのゲームを遊びたい
- GOGやAmazonのゲームもまとめて管理したい
- 遊びたいゲームがProtonDBで動作報告されている
- Epic公式のサポートを受けながら使いたい
- 遊びたいのが『Fortnite』などアンチチート対応ゲーム
- Desktop Modeでの設定をなるべく避けたい
FAQEpic Games LauncherとSteam Deckのよくある疑問
まとめまとめ|SteamOS対応は予定、今はHeroicで遊ぶ
Epicの広報責任者は、Epic Games LauncherのLinux版でSteamOSを含む複数のディストリビューションに対応する方針を示しました。ただし、11月7日時点の公式対応OSはUbuntuとDebianで、SteamOS向けの提供日や導入手順は示されていません。
今Steam DeckでEpicのゲームを遊ぶなら、Heroicを入れてゲームごとにProtonDBを確認する方法が現実的です。公式版は、SteamOS向けの配布形式と手順が出てから試してください。『Fortnite』はランチャーの対応とは別に、EAC Linux v2の条件が残っています。
出典:GamingOnLinux「Epic Games comments on planned Linux distribution support」、Epic Games Launcher公式配布サイト(FAQ)、Epic Games サポート「Epic Games Launcher Preview」、Epic Games Launcher リリースノート、Epic Online Services「Introducing Easy Anti-Cheat Linux v2」、Heroic Games Launcher「Heroic on the Steam Deck」、Heroic Games Launcher Wiki。画像:© Epic Games, Inc./© Heroic Games Launcher


