Radeon RX 7500の発売日・スペックは?HWiNFOに名前が載っただけで、購入を待つ根拠にはならない【2026年11月】
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HWiNFOの更新予定にあるのは名前の1行だけ
PCの温度やパーツの情報を表示する定番ソフトHWiNFOの最新ベータ版に、AMDが発表していない「Radeon RX 7500」の名前が入りました。新しいエントリー向けグラボが出るなら待つべきか、迷う人もいます。
この記載から分かるのは、名前だけです。GPUのチップも、メモリ容量も、価格も、発売日も書かれていません。AMDの公式サイトにRX 7500の製品ページもなく、購入を待つ根拠にはなりません。
今グラボが必要なら、発売中の製品から予算で選んで問題ありません。待てる人は、発表後にメモリ容量・消費電力・国内の価格・実ゲームのfpsの4点を、発売中のRX 9050などと比べてから決めるのが確実です。
目次
要点HWiNFOに入ったのは名前の1行だけ
HWiNFOの更新履歴の「Upcoming changes(次の版の変更予定)」と、フォーラムで告知されたベータ版v8.55-6115の変更点に、この1行があります。2026年9月30日公開の正式版v8.54の変更点には載っていません。
HWiNFOは、PCの部品や温度を一覧で見られるソフトです。新しいGPUやCPUを認識できるようにする対応は、製品の発売前に入ることがあります。
同じ変更予定には、Intelが正式に発表していない将来世代のCPU「Razor Lake」の対応強化も並んでいます。HWiNFOに名前が入ったことは、その製品が発売される約束でも、発売が近い印でもありません。
不明チップ、メモリ、消費電力、価格、発売日はすべて不明
1行に書かれているのは型番だけです。どのチップを使うのか、CU数(演算ユニットの数)、メモリの容量とバス幅、消費電力、価格、発売日、発売地域のどれも、HWiNFOの記載にはありません。AMDはRX 7500を発表しておらず、公式サイトにも製品ページはありません(2026年11月7日時点)。
型番が近いAMD公式の仕様と並べると、RX 7500の位置づけが何も決まっていないことが分かります。
| 型番 | 構成(AMD公式) | TBP |
|---|---|---|
| RX 7400 | 28CU・1,792SP 8GB GDDR6・128bit | 55W |
| RX 7500 | 不明 | 不明 |
| RX 7600 | 32CU・2,048SP 8GB GDDR6・128bit | 165W |
| RX 9050 8GB RX 9000シリーズ | 16CU・1,024SP 8GB GDDR6・128bit | 92W |
RX 7400とRX 7600のCU数の差は4です。RX 7500がこの間に入る構成なのか、まったく別の構成なのかは分かりません。
型番の数字は、性能の順序を保証しません。RX 9050はRX 7600より型番が大きくても、CU数は半分の16です。RX 9050を独自に入手して検証した結果は、AMDがRX 9050のレビューサンプルを止めたとされる件で紹介しています。RX 7500も、仕様と実測が出るまで位置づけは決められません。
判断発売の裏付けではないので、待つ前提で決めない
HWiNFOの1行は、発売時期も価格も示しません。RX 7500が出るとしても、いつ・いくらで・国内で買えるのかは分からないままです。それを待って、今ほしいグラボの購入を止める理由はありません。
エントリー帯のグラボは、価格と供給が動いています。見通しはRadeon RX 9000の値上げ報道と買い時と、RTX 5050・RX 9050の供給不足の見通しにまとめています。新型が出ても、発売中の製品より安く買えるとは限りません。
- 遊びたい新作が、今のグラボでは動かない
- グラボが壊れていて、すぐ代わりが必要
- 予算が決まっていて、発売中の製品で足りる
- 今のグラボで、遊ぶゲームが動いている
- 買い替えの期限がない
- 仕様と実測を見てから決めたい
おすすめいまエントリー級を選ぶなら、発売中のRadeonから
入門用なら、候補はRX 9050 8GBです。VRAMの余裕を優先して予算を広げられるなら、RX 9060 XT 16GBが候補になります。3機種の比べ方はRX 9050・RTX 5050・Arc B570の比較にあります。
過去これまでのうわさとHWiNFOの記載は別の話
RX 7500という名前は、今回が初めてではありません。ただし、過去の情報と今回のHWiNFOの1行を結びつける根拠はありません。
| 時期 | 出てきた情報 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 2024年8月 | RX 7400とRX 7300が準備中との報道 | うわさ。RX 7400は現在、AMD公式サイトに仕様ページがある |
| 2025年5月5日 | AIDA64のベータ版リリースノート(7.65.7415)に「Radeon RX 7300(Navi 33)」 | ツール側の記載のみ |
| 2025年5月17日 | RX 7500とされる試作カードの写真。6GB・96bit・1,536SP・64 ROPで、コアは300MHzまで | X上に投稿された、開発中止品とされる試作機。製品として出た根拠はない |
| 2025年5月時点 | GPUの公開データベースに、未発売のRX 7500 XT(6GB・1,024SP・32 ROP) | 試作カードの数字と食い違う |
| 2026年11月 | HWiNFO v8.55-6115ベータに「Radeon RX 7500」 | 名前のみ。仕様の記載なし |
試作カードの数字とデータベースの数字は一致せず、どちらもHWiNFOの1行とは結びつきません。6GBや96bitといった数字は、今回のRX 7500の仕様として扱わないでください。
確認発表されたら見る4点
AMDが仕様を発表した後は、次の4点で、発売中のRX 9050 8GBや手持ちのグラボと比べると判断できます。
- メモリの容量とバス幅を見ます。同じ名前でも構成が違うと性能が変わります。RX 9050は8GB版と4GB版で差が出た例が、RX 9050 4GBと8GBの実機ベンチにあります。
- 消費電力と補助電源を見ます。RX 9050はAMD公式でTBP 92W、8ピン1本、最低推奨電源450Wです。これより大きければ、電源の確認が要ります。
- 国内で買えるか、価格と保証を見ます。AMDの発表だけでは、国内の販売や価格は決まりません。販売店の掲載を確認します。
- 同じ条件の実ゲームのfpsを見ます。RX 9050 8GBや今のグラボと、同じ解像度・画質で比べた数字が目安です。型番の大小では比べません。
まとめRX 7500は名前だけ、今ほしいなら待たずに選ぶ
HWiNFOのベータ版v8.55-6115に載ったRX 7500は、名前の1行だけです。仕様・価格・発売日はなく、AMDも発表していません。Razor Lakeのように未発表の製品名が先に入る例もあり、発売の裏付けにはなりません。
2025年に出た試作カードの数字(6GB・96bit・1,536SP)は、今回の記載と結びつけられません。今ほしい人は、発売中のRX 9050 8GBなどから予算で選んでください。待てる人は、発表後にメモリ・消費電力・国内の価格・実ゲームのfpsの4点を見て決めます。
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出典公式資料と各社の仕様ページ
出典:HWiNFO「Versions History」 / HWiNFO Forum「HWiNFO v8.55-6115 Beta released」 / AMD「Radeon RX 7400」 / AMD「Radeon RX 7600」 / AMD「Radeon RX 9050」 / TechPowerUp「Unreleased Radeon RX 7500 and Intel Razor Lake-H/HX/S Appear in Latest HWiNFO Beta」 / TechPowerUp「AMD Readies Radeon RX 7400 and RX 7300 Based on “Navi 33” Silicon」 / TechPowerUp「Mysterious Radeon RX 7300 GPU Info Spotted in AIDA64 Extreme Release Notes」 / Tom’s Hardware「Alleged AMD RX 7500 prototype surfaces with 1,536 shaders and 6GB VRAM」



