Radeon RX 9000は値上がりする?AMDのGDDR6値上げ報道と今買うか待つかの判断【2026年10月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
国内価格はまだ一斉には動いていません。待つ条件を決めます
AMDがRadeonに載せるGDDR6メモリの価格を、ボードパートナー(グラボを製造・販売するメーカー)向けに10月1日から引き上げた、と海外メディアが報じました。GDDR6はRX 9060 XT・9070・9070 XT・9070 GREのすべてが使うメモリで、RX 9000シリーズ全体に関わる話です。ただし、元になっているのは中国のフォーラムの書き込みで、AMDの発表も値上げ幅も出ていません。
結論は、いま必要なら待たずに買い、急がないなら2週間ほど国内の最安を見てから決める、です。10月10日の国内最安は、RX 9070が119,800円、RX 9060 XT 16GBが84,980円で、10月7日から動いていません。一方でRX 9070 XTは9月29日の119,800円から137,412円、RX 9070 GREは10月7日の94,800円から99,800円に上がっています。値上げ報道が原因とまでは言えませんが、Radeonの店頭価格が上を向いている点は事実です。
GeForce側はGDDR7を使い、すでにRadeonより高い水準にあります。報道ではNVIDIAはメモリ価格の引き上げを通知していないとされ、値上げの影響を受けやすいのは当面Radeonです。待つ価値があるかどうかは、RX 9070とRX 9060 XT 16GBの最安を目安に判断してください。
出典:Wccftech「AMD Hikes GDDR6 Prices For Partners Starting October 1st」/Bench Life「AMD 調漲 AIB 合作夥伴的 GDDR6 記憶體出貨價格」/OC3D「AMD to reportedly raise RX 9000 series GPU prices」(2025年11月)/AMD公式 Radeon RX 9070 XT/AMD公式 Radeon RX 9060 XT/NVIDIA公式 GeForce RTX 5070ファミリー。国内価格は主要通販の掲載価格(税込)を2026年10月10日に取得した最安・2番目・中央値で、送料・ポイントは含みません。
目次
要点何が報じられ、何が分かっていないか
AMDが10月1日付でGDDR6の価格を引き上げ、ボードパートナーに通知した。台湾の報道は、Intelもパートナー向けのGDDR6価格を調整済みで、NVIDIAは第4四半期の値上げを通知していないと伝えています。
値上げ幅、どのモデルにどれだけ響くか、国内の店頭価格に出る時期は、どの報道にも書かれていません。AMDの公式発表も、10月10日時点では確認できません。
背景情報の出どころは1つ。過去にも同じ筋の報道がある
米国と台湾の2つの報道とも、元にしているのは中国のフォーラム「Board Channels」の書き込みです。2つの記事は10月10日に出ていますが、独立した2つの裏付けではなく、同じ書き込みを引いた報道と見るのが正確です。
Board Channelsは以前にも、AMDがパートナーにRX 9000シリーズの値上げを通知したと伝えています。2025年11月に英国の海外メディアが報じた内容で、DRAMとNAND全体の高騰でGDDR6も不足している、というものでした。今回は、その値上げが10月1日付の新たな引き上げとして出てきた形です。
値上げの対象はメモリだけではありません。台湾の報道によれば、SMD部品、コンデンサ、電源制御IC、基板(PCB)も値上がりし、納期が延びています。グラボのコストでいちばん大きいのはGPUとメモリですが、メモリの影響だけを切り出して店頭価格に当てはめることはできません。
対象GDDR6を使うモデルと、GDDR7のGeForceの違い
AMDの製品ページで、RX 9060 XTのメモリはGDDR6(最大16GB・128bit)、RX 9070 XTとRX 9070もGDDR6と表記されています。RX 9070 GREも同じ世代のメモリです。RX 9000シリーズの主要モデルは、今回の報道の対象になり得ます。
NVIDIAのRTX 5070ファミリーはGDDR7を使います。米国の報道は、GDDR7はGDDR6より高価で、すでにRTX 50シリーズの値上がりにつながっていると伝えています。そのうえで、NVIDIAは今年メモリ価格を上げない可能性がある、とも報じています。これも未公式の情報です。
- 国内の最安どうしでGeForceより2〜6万円安い
- 今回の報道は10月1日付とされ、国内価格への波及はこれから
- RX 9070とRX 9060 XT 16GBの最安はまだ動いていない
- XTとGREはすでに最安が上がっている
- 値上げ幅が不明で、上がるとしても何%かを見積もれない
- 在庫の入れ替わりで最安の掲載が急に消える
国内価格10月10日の最安は、モデルによって上がったものと動かないものがある
10月7日と10月10日の最安を比べると、Radeonは「上がった」「動かない」に分かれ、GeForceも上下がまちまちです。3日間の比較なので、値上げ報道の影響を読み取れる長さではありません。
| モデル | 10月7日の最安 | 10月10日の最安 | 変化 |
|---|---|---|---|
| RX 9070 XT | 137,412円 | 137,412円 | 同額(9月29日は119,800円) |
| RX 9070 | 119,800円 | 119,800円 | 同額 |
| RX 9070 GRE | 94,800円 | 99,800円 | +5,000円 |
| RX 9060 XT 16GB | 84,980円 | 84,980円 | 同額 |
| RTX 5070 Ti | 209,800円 | 199,800円 | -10,000円 |
| RTX 5070 | 144,800円 | 149,800円 | +5,000円 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 129,800円 | 138,000円 | +8,200円 |
※税込の通販掲載価格。最安は店舗・型番の入れ替わりで動きます。RX 9070 XTの9月29日の最安は、XTの値上がりを記録した記事の数字です。
見るべきは、まだ動いていないモデルです。RX 9070の最安は10月1日の前後で119,800円のままで、RX 9060 XT 16GBも84,980円で変わりません。メモリの値上げが店頭に届くとしたら、仕入れ済みの在庫が捌けてからになり、動き出す順番や時期は報道に書かれていません。RX 9070 XTとRX 9070 GREの値上がりは、GDDR6の影響と見なせる根拠は今のところなく、在庫や掲載店の入れ替わりでも同じ動きになります。
価格差GeForceとの差は2〜6万円。値上げが出ても逆転する幅ではない
同じ階層の最安どうしを並べると、10月10日時点ではどの階層でもRadeonが安く、差は1.25〜1.6倍です。
| 階層 | Radeon(最安) | GeForce(最安) | 差額(倍率) |
|---|---|---|---|
| ハイミドル | RX 9070 XT 137,412円 | RTX 5070 Ti 199,800円 | 62,388円(約1.45倍) |
| ミドル | RX 9070 119,800円 | RTX 5070 149,800円 | 30,000円(約1.25倍) |
| 16GBの下位 | RX 9060 XT 16GB 84,980円 | RTX 5060 Ti 16GB 138,000円 | 53,020円(約1.62倍) |
最も差が小さいのは、RX 9070とRTX 5070の3万円です。RTX 5070は12GB、RX 9070は16GBなので、仮にRX 9070が1〜2万円上がっても、容量あたりの価格ではまだRadeonが有利です。ここが「値上げが出ても買うならRadeon」という判断の根拠です。
逆に、NVIDIAが値上げしない前提で、Radeonだけが大きく上がる展開はありえます。その場合は、価格差が縮んだ時点でレイトレーシングやDLSSの要不要を含め、買う側を選び直すことになります。差が1万円台まで縮んだ階層は、性能と用途で選び直す目安です。
買い時今買うか、待つか。3つの場合で分ける
| あなたの状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| グラボが壊れた・新規でPCを組む | 待たずに買う | 波及が出ていないRX 9070(119,800円)やRX 9060 XT 16GB(84,980円)が今は狙える |
| 買い替えたいが時期は自由 | 10月下旬まで見る | 最安がまだ動いていないモデルは、動き始めてからの判断でも間に合う |
| RX 9070 XTを考えている | 13.4万円以下まで待つ | すでに上がっているため、XTの買い目は別記事の基準(13.4万円以下)で決める |
待つなら、毎週同じ曜日にRX 9070とRX 9060 XT 16GBの最安を確認してください。2つとも最安が今より1万円以上高くなったら、メモリの値上げが店頭に届き始めたと見て、そのときに必要なら買う、という決め方が分かりやすいです。2週間たっても動かなければ、報道ほどの影響は出ていないと判断できます。
値上げが出る前に慌てて買う必要はありません。値上げ幅が分からないうえに、国内の店頭価格は為替・在庫・セールでも動くからです。必要な時期が決まっている人だけ、今の価格で買うほうが安全です。
おすすめ値上げの波及が出ていない2枚
最安がまだ動いていないRX 9070と、RX 9060 XT 16GBを挙げます。どちらもRTX 5070・RTX 5060 Ti 16GBより安く、VRAMは16GBです。
FAQよくある質問
まとめまとめ|必要なら今、急がないなら最安の動きを2週間見る
AMDのGDDR6値上げは、10月10日時点では報道止まりで、値上げ幅も国内への波及も分かっていません。国内の最安は、RX 9070が119,800円、RX 9060 XT 16GBが84,980円で動いておらず、XTとGREだけが上がっています。GeForceとの差は2〜6万円あり、値上げが出ても買うならRadeonという関係は崩れていません。
必要な人は、最安がまだ動いていないRX 9070かRX 9060 XT 16GBを今買ってください。急がない人は、この2枚の最安が1万円以上上がるか、10月下旬まで動かないかを見てから決めると判断を誤りません。





