144fpsに必要なPCスペック完全ガイド|解像度別グラボの目安・ゲーム別fps実測データとおすすめ構成【2026年8月版】
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144fps はゲーミングの”快適ライン”としてすっかり定着しました。リフレッシュレート 144Hz 対応のモニターも数万円で買えるようになり、初めての一台でも 144fps 環境を狙う人が増えています。
ただし、ゲーム内 fps カウンターで「平均 144」が出ていても、最低フレーム(1% Low)が 100fps を割るようでは撃ち合いの瞬間にカクつきを感じます。本記事では「安定 144fps=1% Low 100fps 以上」を基準に、必要なスペックを解像度別・ゲーム別で整理します。
グラボ別 × ゲーム別の fps ヒートマップ、フレーム生成技術の効果、予算別の構成例まで、安定 144fps を実現するために必要な情報をまるごと整理したので、自分の用途に合うラインを見つけてください。
目次
144fps で何が変わる? ─ 60fps との体感差
60fps から 144fps に引き上げると、映像の残像が大幅に減り、マウスの動きとカーソルの追従がほぼ一致する感覚が得られます。FPS・TPS はもちろん、格闘ゲームやレース系でも「操作がワンテンポ速くなった」と感じるレベルの変化です。
ゲーム内の fps 表示は「平均値」です。安定性の確認には MSI Afterburner や CapFrameX などのツールで 1% Low を計測するのがおすすめです。
144fps を左右する 3 つのパーツ
fps を決めるパーツの重要度は均等ではありません。グラボが圧倒的に支配的で、CPU とメモリがそれを補う形です。電源やストレージは fps には直接影響しないため、ここでは割愛します。
| パーツ | fps への影響度 |
|---|---|
| GPU(グラボ) | 最重要 |
| CPU | 中 |
| メモリ | 低〜中 |
GPU(グラボ)— fps の 8 割を決める
ゲームの描画処理はほぼすべて GPU が担います。GPU のクラスが上がれば fps はそのまま伸び、逆に GPU が弱いとどれだけ他を強化しても 144fps には届きません。FHD 144fps を狙うなら RTX 5060 以上、WQHD なら RTX 5070 以上が目安です。
CPU — ボトルネックを生まないラインを確保
CPU はゲームのロジック処理(AI、物理演算、ネットコードなど)を担当します。GPU が十分でも CPU が追いつかないと fps が頭打ちになる「CPU ボトルネック」が発生します。現行世代なら Core i5(Arrow Lake)や Ryzen 5 9600X 以上を選べば、RTX 5070 クラスまでの GPU に対してボトルネックはまず起きません。
メモリ — DDR5 32GB・デュアルチャネルが安牌
メモリ容量が足りないとゲームがカクつく原因になります。最近のタイトルは 16GB でギリギリのケースが増えているため、32GB を推奨します。DDR5 のデュアルチャネル動作(2 枚挿し)も忘れずに。シングルチャネルでは帯域が半分になり、fps が 10〜15% 落ちることがあります。
グラボ別 × ゲーム別 fps マップ
ここが本記事のメインコンテンツです。現行世代の主要グラボ 6 モデルを、人気ゲーム 7 タイトルで横断比較しました。セルの色で 144fps に届くかどうかが一目でわかります。
(2026年4月時点)CPU は Core i7-265K、メモリ DDR5-6000 32GB、DLSS / FSR はオフ、各タイトルの「高」プリセットで計測。数値は複数の海外レビューサイトの実測値を元に編集部で集計した参考値です。
FHD(1920×1080)
| GPU | VALORANT | Apex | フォート ナイト |
OW2 | FF14 | モンハン ワイルズ |
Cyberpunk 2077 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 400+ | 190 | 165 | 210 | 175 | 105 | 100 |
| RX 9070 | 380+ | 185 | 160 | 200 | 170 | 110 | 95 |
| RTX 5070 | 400+ | 260 | 230 | 290 | 240 | 150 | 145 |
| RX 9070 XT | 400+ | 250 | 220 | 275 | 230 | 145 | 135 |
| RTX 5070 Ti | 400+ | 295 | 265 | 330 | 275 | 180 | 170 |
| RTX 5080 | 400+ | 340 | 310 | 380 | 310 | 215 | 200 |
FHD なら RTX 5060 / RX 9070 でも大半のタイトルで 144fps を超えます。モンハンワイルズや Cyberpunk 2077 のような重量級だけは RTX 5070 以上が必要です。
WQHD(2560×1440)
| GPU | VALORANT | Apex | フォート ナイト |
OW2 | FF14 | モンハン ワイルズ |
Cyberpunk 2077 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 350+ | 130 | 115 | 150 | 120 | 65 | 60 |
| RX 9070 | 340+ | 125 | 110 | 145 | 115 | 70 | 58 |
| RTX 5070 | 400+ | 185 | 165 | 215 | 175 | 100 | 95 |
| RX 9070 XT | 380+ | 175 | 155 | 200 | 165 | 95 | 88 |
| RTX 5070 Ti | 400+ | 215 | 195 | 250 | 205 | 125 | 115 |
| RTX 5080 | 400+ | 255 | 235 | 295 | 245 | 155 | 145 |
WQHD では難易度が一段上がります。軽量タイトル以外で安定 144fps を出すには RTX 5070 以上がほぼ必須。重量級は RTX 5080、またはフレーム生成の併用が現実的です。
(WQHD・重量級タイトル)黄色・赤色セルのタイトルも、次のセクションで解説する DLSS 4 MFG / FSR 4 を使えば大きく fps を伸ばせます。たとえば RTX 5070 × WQHD の Cyberpunk 2077(ネイティブ 95fps)は DLSS 4 MFG 4X Mode で約 240fps、モンハンワイルズ(100fps)は 約 200fps まで到達します。RTX 5060 でも MFG 2X Mode で 144fps ラインに乗るシーンが大幅に増えます。
解像度別 144fps 達成ライン早見表
| 解像度 | 推奨グラボ | 価格帯 | 補足 |
|---|---|---|---|
| FHD | RTX 5060 / RX 9070 | 約 8.5〜10 万円 | 軽〜中量級は余裕。重量級は設定調整で対応 |
| WQHD | RTX 5070 / RX 9070 XT | 約 10〜15 万円 | 重量級は FG 併用が現実的。GPU種による価格差が拡大中 |
| 4K | RTX 5080 以上 | 約 27 万円〜 | FG 必須。ネイティブ 4K 144fps はハイエンド専用 |
2026年8月時点、GDDR6/7の調達コストが2025年末比で約3倍に高騰し、RTX 5070 Tiは7月末比約35%、RX 9000シリーズも発売時比で約20〜40%値上がりしています。上表の価格帯は2026年8月時点の実勢を反映していますが、仕入れ状況によって短期間で変動するため、購入直前に最新価格を確認してください。詳細はGPU価格高騰レポートで解説しています。
コスパ最優先なら FHD × RTX 5060。WQHD に上げたいなら RTX 5070 が費用対効果のスイートスポットです。ただし現在はRX 9070(無印)がRX 9070 XTとほぼ同価格まで値上がりする逆転現象も起きているため、AMD勢を検討する場合は購入時点の実売価格を必ず比較しましょう。
フレーム生成で”実質 144fps”に引き上げる
ネイティブで 144fps に届かないシーンでも、フレーム生成技術を使えば体感 fps を大幅に底上げできます。NVIDIA と AMD それぞれに技術があるため、違いを整理しておきましょう。
- fps向上幅+100〜250%MFG 4X Mode
- 対応GPURTX 50(FG単体は RTX 40 も可)
- 仕組みAIで最大3枚の中間フレーム生成
- ゲーム対応対応タイトルのみ
- 入力遅延Reflex併用で緩和
- 画質への影響ほぼ劣化なし
- fps向上幅+40〜70%
- 対応GPURX 9000シリーズ
- 仕組みゲーム側で中間フレーム生成
- ゲーム対応対応タイトルのみ
- 入力遅延Anti-Lag 2併用で緩和
- 画質への影響わずかにアーティファクト
- fps向上幅+30〜50%
- 対応GPURX 6000以降(ドライバで対応)
- 仕組みドライバ側で中間フレーム挿入
- ゲーム対応全ゲーム
- 入力遅延やや増加
- 画質への影響軽微なゴースト
たとえば Cyberpunk 2077 を RTX 5070 × WQHD でプレイする場合、ネイティブでは平均 95fps 程度ですが、DLSS 4 MFG(4X Mode)をオンにすると 240fps 前後まで伸びます。入力遅延が気になる場合は NVIDIA Reflex を「ON + Boost」に設定すれば、ネイティブとほぼ同等の応答速度を維持できます。なお、2026年に登場した DLSS 4.5 Dynamic MFG(最大 6X Mode)は対応タイトルが限定的で、本記事では従来の DLSS 4 MFG(最大 4X Mode)を基準に解説しています。
フレーム生成は「表示 fps」を増やす技術です。ゲームのティックレート(サーバー判定)や入力遅延はネイティブ fps に依存するため、競技系タイトルではネイティブで 144fps 以上を出すのが理想です。カジュアルプレイやシングルゲームでは積極的に活用しましょう。
予算別おすすめ PC 構成 3 選
ここまでの内容をふまえて、「結局どんな PC を買えばいいの?」に対する回答を 3 つの予算帯で紹介します。自作でもBTOでも、このスペックを基準に選べば失敗しません。VRAM価格高騰の影響でGPU価格が上昇しているため、下記の予算帯は2026年8月時点のGPU・CPU・メモリの実売価格をもとに見直しています。
19 万円台〜 — FHD 144fps 構成
- GPURTX 50608GB GDDR7
- CPUCore i5 / Ryzen 5Arrow Lake or Zen 5
- MEMORYDDR5-5600 32GB16GB×2 デュアルch
- STORAGENVMe SSD 1TBGen4
VALORANT・Apex・フォートナイトなどの主要タイトルを FHD 最高設定で 144fps 以上。モンハンワイルズも設定を「高」に下げれば 120fps 前後で遊べます。初めてゲーミング PC を買う人にはこの構成が最適です。
27 万円台〜 — WQHD 144fps 構成
- GPURTX 507012GB GDDR7
- CPUCore i7 / Ryzen 7Arrow Lake or Zen 5
- MEMORYDDR5-6000 32GB16GB×2 デュアルch
- STORAGENVMe SSD 1TBGen4
WQHD モニターで高画質と高 fps を両立したい人向け。大半のタイトルを WQHD 高設定で 144fps 以上、重量級も DLSS FG を併用すれば 144fps ラインに乗ります。画質と fps のどちらも妥協したくないならこの構成です。
40 万円以上 — 4K 144fps / FHD 240fps 構成
- GPURTX 508016GB GDDR7
- CPUCore i7 / Ryzen 7Arrow Lake or Zen 5
- MEMORYDDR5-6000 32GB16GB×2 デュアルch
- STORAGENVMe SSD 2TBGen4
4K モニターで 144fps を目指す or FHD 240fps で競技シーンに挑む人向け。Cyberpunk 2077 でも 4K + DLSS FG で 140fps 超えが可能です。「最高の環境でゲームを遊びたい」人のための構成です。
今すぐできる設定チューニング 5 選
GPU をアップグレードしなくても、ゲーム内設定を見直すだけで fps が 20〜40% 改善するケースは珍しくありません。特に影響が大きい設定項目を 5 つ紹介します。
これらの設定を組み合わせれば、たとえば RTX 5060 × WQHD でも Apex を 144fps ライン付近まで引き上げることが十分可能です。まずは「レイトレ OFF → 影を中」の 2 つだけ試してみてください。体感できるレベルで fps が改善します。
144fps 構成におすすめのパーツ・BTO PC
ここまでの内容を踏まえ、144fps を狙うときに第一候補に挙がるグラボ・CPU・メモリ 4 製品と、自作が面倒な人向けにWQHD 144fps 構成済みの BTO PC 2 機種をピックアップしました。FHD・WQHD どちらの構成にも対応できる組み合わせです。

MSI RTX 5060 8G VENTUS 2X OC
FHD 144fps 構成のスタンダードな一枚。VALORANT・Apex・フォートナイトを最高設定で 144fps 以上、モンハンワイルズや Cyberpunk 2077 も設定調整で快適に遊べます。VRAM価格高騰で値上がりが続いていますが、FHD 144fps 構成の入門用GPUとしては依然本命です。

MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
WQHD 144fps を狙うならこのクラスが費用対効果のピーク。VRAM 12GB で長く使え、DLSS 4 MFG にも対応するため Cyberpunk 2077 のような重量級でも 144fps ラインを安定して超えられます。VRAM高騰の影響を大きく受けているクラスのため、価格は購入時点で要確認です。

AMD Ryzen 5 9600X BOX
FHD・WQHD 144fps 構成と組み合わせる定番 CPU。RTX 5070 クラスまでなら CPU ボトルネックを生まず、消費電力・発熱も抑えやすいバランス型。1% Low を底上げしたい人にも向いています。

CORSAIR VENGEANCE DDR5-6000 32GB (16GB×2)
144fps を安定させるなら DDR5-6000 32GB のデュアルチャネルが基準。EXPO 対応で AM5 マザーとの相性も良く、Ryzen 5 9600X 構成・Intel Arrow Lake 構成のどちらにも合います。最近のタイトルは 16GB ではギリギリのため、32GB を選んでおくと安心です。
安定 144fps は「グラボ選び」と「設定の最適化」で決まります。144fps を安定させるカギは、自分の解像度に合ったグラボを選ぶことと、ゲーム内設定を適切に調整することの 2 点に集約されます。FHD なら RTX 5060 クラスで十分、WQHD なら RTX 5070、4K なら RTX 5080 以上が目安です。ネイティブで届かないシーンでは DLSS 4 MFG / FSR 4 などのフレーム生成技術も積極的に活用しましょう。
あわせて「レイトレ OFF・影を中」の 2 設定だけでも fps は大幅に伸びます。買い替え前にまず設定を見直し、それでも届かないラインなら GPU を一段上のクラスに上げるのが、もっともコスパの良い 144fps 化のステップです。








