Windows 11の6月更新KB5094126で何が変わる?ゲームBSOD修正・Xbox Mode拡大と不具合報告への対処法【2026年6月】
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ゲームBSOD修正と不具合報告の全整理
6月9日(日本時間10日)配信のWindows 11累積更新KB5094126は、脆弱性208件の修正に加えてゲーム実行時のブルースクリーンを解消する重要パッチです。一方でOneDriveやごみ箱まわりのユーザー報告ベースの不具合も出始めています。入れるべきかの判断材料を整理します
- 6月9日(日本時間10日)配信の月例累積更新。脆弱性208件(うち深刻度Critical 38件)の修正に加え、5月のプレビュー更新で発生していたゲーム実行時のブルースクリーンを解消
- Xbox Modeの一般PC展開やCPU瞬間ブーストの「Low Latencyプロファイル」などの新機能は段階配信。更新を入れてもすぐ有効にならない人が多数
- Microsoft公式の既知の問題は「ゼロ」だが、OneDriveアクセス不可・ごみ箱表示の破損・ExplorerPatcherのクラッシュなどのユーザー報告あり。症状別の対処を本文で整理
目次
KB5094126で何が変わるのか|6月の累積更新の中身
KB5094126はWindows 11 25H2と24H2の両方に共通内容で配信される月例の累積更新です。基本情報は次のとおりです。
ゲーマーにとって最大のポイントは、ゲーム実行時のブルースクリーン修正です。5月26日配信のオプションプレビュー更新(KB5089573)を入れた一部環境で、システム再起動時・仮想マシン操作時・一部ゲームの実行時に「HYPERVISOR_ERROR(0x20001)」「KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED(0x1E)」の停止エラーが発生していました。KB5094126はこれを解消します。
ゲーマー向けの新機能|ただし「入れてもすぐ来ない」段階配信
今回の更新には新機能も同梱されていますが、その多くはCFR(段階的な機能ロールアウト)方式です。更新を入れた瞬間に使えるようになるわけではなく、Microsoft側のスイッチ操作で順次有効化されます。
ハンドヘルド専用だったコントローラー最適化のフルスクリーンUIが、一般のデスクトップ・ノートPCへ展開中です。4月末から段階的に対象が広がっており、表示された場合は「設定 → ゲーム → Xbox mode」から有効化できます。使い勝手の実測はXboxモード実配信レビューで詳しく検証しています
スタートメニューや検索などのシェル操作時に、CPUを1〜3秒だけ最大クロックへ瞬間ブーストして体感を速くするプロファイルが配信開始と報じられています。ゲーム中のfpsが上がる機能ではない点に注意。効果が大きいのは旧型・廉価PCです
Bluetooth LE Audio機器2台への同時音声出力(Shared Audio)、複数アプリの同時カメラ使用(配信者向け)、タスクマネージャーへのNPU使用率表示などが追加されています
Secure Boot証明書の自動更新も同梱|ゲームが起動しなくなる心配は?
2026年6月から、多くのWindows搭載PCでSecure Boot証明書の有効期限切れが順次始まります。KB5094126には、新しい2023年版証明書を自動受信できるデバイスの対象を広げる仕組みが含まれており、条件を満たしたPCには証明書がWindows Update経由で自動配信されます(原則ユーザー操作は不要です)。
「証明書が切れるとSecure Boot必須のゲームが起動しなくなるのでは」という不安を見かけますが、Microsoftの公式見解では証明書が未更新でもPCは起動し通常動作を継続します。失われるのはブート保護関連の更新を受け取る能力であり、バトルフィールド6やヴァロラントのようなSecure Boot必須タイトルが直ちに起動不能になるという公式情報はありません。過度に恐れず、自動配信に任せるのが現実的です。
報告されている不具合と対処法|公式は「既知の問題なし」
Microsoft公式のKBページとRelease Healthには、6月11日時点でKB5094126起因の既知の問題は1件も掲載されていません。一方でコミュニティからは複数の報告が出ており、この温度差が今回の特徴です。以下はすべて公式未認知のユーザー報告ベースである点を踏まえて読んでください。
更新後、ファイルエクスプローラーからOneDrive(環境によってはDropboxも)が開けなくなる報告。発生する環境としない環境が混在しています。
対処|当面はブラウザでOneDrive Webを使ってファイルにアクセス。業務などで支障が大きい場合は後述のアンインストールを検討してください。
エクスプローラーで「$Recycle.Bin」を直接開くとごみ箱が表示されず、「S-1-5-21〜」というフォルダやランダムな英数字のファイル名が並ぶ報告があります。
対処|デスクトップのごみ箱アイコンを右クリック →「開く」から開けば正常に表示されます。中身のデータ自体は失われていません。
タスクバーをWindows 10風にするExplorerPatcher使用環境で、更新後にクラッシュや設定消失の報告が複数上がっています。6月更新のビルド(26200.8655 / 26100.8655)への正式対応版はまだ出ていません。
対処|未適用なら更新を一時停止して対応版を待つのが現実的。適用済みで困っている場合はExplorerPatcherを一旦アンインストールし、開発元の更新を待ってください。
新規インストールしたアプリがスタートメニューに登録されない・アンインストール後も項目が残るという報告があります。
対処|PCの再起動、またはタスクマネージャーから「エクスプローラー」を再起動すると反映されます。
ダウンロードした圧縮ファイル由来のフォルダーなどで、desktop.iniによるカスタム表示名・アイコンが反映されなくなりました。これはセキュリティ強化のための意図された仕様変更で、不具合ではないとMicrosoftが説明しています。
結局入れるべきか|タイプ別の判断と戻し方
大多数の一般ゲーマー。脆弱性208件の修正は重く、報告されている不具合は限定的・回避策ありです。5月のプレビュー更新でブルースクリーンが出ていた人は、むしろ即適用が解決策になります。
ExplorerPatcher使用者と、仕事でOneDriveに依存している人。「設定 → Windows Update → 更新の一時停止」で1〜5週間停止し、対応版や続報を確認してから適用してください。停止中は脆弱性が未修正のままになる点は忘れずに。
また今回のブルースクリーン騒動の教訓は「プレビュー更新は地雷を拾いやすい」という点です。「最新の更新プログラムをいち早く入手する」設定はXbox Modeなどの新機能を早く試せる反面、今回のKB5089573のような検証途中の更新も先に降ってきます。安定運用を優先するならオフが無難です。
Windows Update不具合に備える定番の保険
今回のごみ箱・OneDrive報告のように、Windows Updateの不具合は「データに触る場所」で起きると被害が大きくなります。月例更新の前にバックアップを取る習慣と、更新を一時停止している間の防御をセットで用意しておくと、毎月のPatch Tuesdayを安心して迎えられます。
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