NVIDIAドライバー610.47の不具合まとめ|G-SYNCカクつき・Smooth Motionクラッシュは610.62で正式修正【2026年6月・7月追記】

(更新: 2026.7.24)
NVIDIAドライバー610.47の不具合まとめ|G-SYNCカクつき・Smooth Motionクラッシュは610.62で正式修正【2026年6月・7月追記】

本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。

NVIDIA DRIVER ALERT
2026.06.11 公開(2026.07.24 追記)|出典:NVIDIA公式サポート
610.47で不具合多発
Hotfix 610.52で修正された8項目の全容

5月26日リリースのWHQL認定ドライバー610.47で、G-SYNCのカクつき・Smooth Motionクラッシュなどの報告が相次ぎました。NVIDIAは日本時間6月9日に修正版Hotfix 610.52を公開。ただしNVIDIAアプリには配信されない手動適用版です(その後6月19日の正式WHQL版610.62に修正が統合されました)

3行でわかる経緯
  • 610.47(5月26日)|新ブランチR610初のWHQL版。007 ファースト・ライト対応とコントロールパネル廃止が目玉だったが、リリース直後から不具合報告が続出
  • 影響の中心はRTX 40シリーズのG-SYNC環境(リフレッシュレートが最大値に張り付き常時カクつく)と、RTX 50/40のSmooth Motion利用者(ゲーム起動失敗・クラッシュ)
  • Hotfix 610.52(日本時間6月9日)で8項目を修正。NVIDIAアプリには配信されず公式サポートページから手動ダウンロード。症状がない人は次のWHQL版を待つのが公式推奨
【2026年7月24日追記】その後の経緯
  • Hotfix 610.52はあくまで暫定版で、6月19日リリースの正式WHQL版「610.62」にG-SYNC・Smooth Motionの修正が正式統合されました
  • ただしSmooth Motionの不具合は610.62以降も一部タイトルで完全には解消しておらず、症状が出る場合は596.49へのロールバックが依然有効な選択肢です
  • 610.47以降、AMD Phenom II・Core 2 Duo/Quadなど古いCPU環境ではPC再起動後に画面が真っ黒のまま停止する別の問題が新たに発生。最新の610.82(7月22日)時点でも未解決で、該当CPU環境では610.47以降への更新を避けるのが安全です
ドライバーはその後 610.74(7月7日)・610.82 Hotfix(7月22日)まで進んでいます。最新の状況は随時追記します
目次

610.47で報告された不具合一覧|最も深刻なのはG-SYNCのカクつき

NVIDIAは5月26日、新ブランチ「R610」初のGame Ready Driver 610.47 WHQLをリリースしました。007 ファースト・ライトの発売日対応(DLSS 4.5 Super Resolution+ダイナミックMFGのネイティブ対応)やWorld of Tanks: HEATなど複数タイトルへの最適化に加え、クラシック「NVIDIAコントロールパネル」を廃止してNVIDIAアプリへ機能を完全統合した、節目となるバージョンです。

ところがリリース直後から、NVIDIA公式フォーラムには深刻な不具合報告が相次ぎました。とくに件数が多かったのが、G-SYNC環境でのカクつきです。

G-SYNC有効時にカクつきが止まらない(RTX 40シリーズ)

G-SYNCを有効にしていると、VRR(可変リフレッシュレート)がfpsに追従せず、モニターのリフレッシュレートが最大値(240Hzなど)に張り付いたままになる現象です。フレームペーシングが崩れるため画面全体が恒常的にカクつき、「実質プレイ不能」という報告まで出ています。Path of Exile 2やバトルフィールド6など、特定タイトルに限らずシステム全体で発生します。

後述するHotfixの修正リストでNVIDIA自身が「Ada」世代=RTX 40シリーズの問題であることを明記しており、RTX 50/30での同種報告はほぼ見当たりません。コミュニティではDSC(Display Stream Compression)を使う高リフレッシュレートモニターとの組み合わせで起きやすいという報告もありますが、発生条件の完全な特定には至っていません。G-SYNC自体の仕組みはVRR・G-Sync・FreeSync・V-Sync 完全ガイドで解説しています。

Smooth Motion有効時のクラッシュ・黒画面(RTX 50/40)

ドライバー側のフレーム生成機能「Smooth Motion」を有効にしていると、一部のゲームが起動時にクラッシュしたり、黒画面のまま進まなくなったりする問題です。こちらはRTX 5080とノートPC向けRTX 4060の双方から報告があり、RTX 50・40の両世代が対象です。あわせて、一部のDirectX 11タイトルでジッター(細かい揺れ)やゴーストが発生する問題も確認されています。

モニター誤認識「NV-Failsafe」とスリープ復帰不能

GPUがモニターのEDID(解像度・リフレッシュレートなどの能力情報)を読み取れず、モニターが「NVIDIA NV-Failsafe」というフォールバック状態で認識される問題も報告されています。この状態ではモニター本来の解像度やリフレッシュレートが選べません。さらに、一部のモニターがスリープから復帰しなくなる問題も併発していました。

610.47で確認された主な不具合
  • G-SYNC有効時のフレームペーシング異常(RTX 40・特定モニター)
  • Smooth Motion有効時にゲームが起動時クラッシュ・黒画面
  • Smooth Motion有効時、一部DirectX 11ゲームでジッター・ゴースト
  • モニターのEDID読み取り失敗(「NV-Failsafe」と誤認識)
  • 一部モニターがスリープから復帰しない
  • マルチモニター環境でV-SYNCとDLSS併用時の安定性低下
  • World of Warcraftの安定性問題
  • メモリ割り当て失敗時にシステムが不安定化
いずれもHotfix 610.52の公式修正リストに記載された、NVIDIAが認知済みの問題です

このほか、610.47のリリースノートに記載された既知の問題として、電源管理モード「パフォーマンス最大化を優先」が正しく適用されないケースも残っています(こちらはHotfixの修正リストに含まれていません)。

RTX 40シリーズ
影響大

G-SYNCカクつき(公式が「Ada」世代と明記)とSmooth Motionクラッシュの両方が対象。高リフレッシュレートモニターと組み合わせている環境で報告が集中しています

RTX 50シリーズ
一部影響

Smooth Motion有効時のクラッシュ報告あり(RTX 5080など)。G-SYNCカクつきの報告は見当たりません

RTX 30シリーズ
主要報告なし

Smooth Motion非対応のため主要2問題の対象外。ただしモニター系の不具合は「特定モニター」依存のため、無関係とは言い切れません

Hotfix 610.52の修正内容と入手方法|NVIDIAアプリには配信されない

NVIDIAは米国時間6月8日(日本時間6月9日)、610.47をベースにした修正版「GeForce Hotfix Display Driver 610.52」を公開しました。公式サポートページに記載された修正は次の8項目です。

1

G-SYNC有効時、特定モニターで発生するフレームペーシング問題を解消(RTX 40シリーズ)

2

特定モニターでEDIDを読み取れない問題(NV-Failsafe誤認識)を解消

3

マルチモニター環境でV-SYNCとDLSSを併用した際のゲーム安定性を改善

4

特定モニターがスリープモードから復帰しない問題を解消

5

World of Warcraftの安定性を改善

6

Smooth Motion有効時、一部DirectX 11ゲームで発生するジッター・ゴーストを解消

7

Smooth Motion有効時に一部ゲームが起動時にクラッシュする問題を解消

8

メモリの新規割り当てに失敗した際の全般的な安定性を改善

ダウンロードはNVIDIA公式サポートページから行います。提供されているのはWindows 10/11共通の64bit版のみです。

症状別の対処手順|更新・ロールバック・設定回避の3択

現在の状況によって取るべき対処が変わります。まずはNVIDIAアプリで現在のドライバーバージョンを確認してください。

1
現在のドライバーバージョンを確認NVIDIAアプリ → 「ドライバー」タブでインストール済みバージョンを確認。または「デバイスマネージャー → ディスプレイアダプター → NVIDIA GPU → プロパティ → ドライバー」タブでも確認できます
2
610.47で症状が出ている場合 → Hotfix 610.52を適用公式サポートページからインストーラーを入手して手動適用します。G-SYNCカクつき・Smooth Motionクラッシュ・スリープ復帰不能が出ている環境では適用する価値があります
3
ベータ版を避けたい場合 → 596.49へロールバック直前のWHQL版は5月中旬リリースの596.49(Forza Horizon 6対応版)。ユーザー報告ではこのバージョンへ戻すことでカクつきの解消が確認されています。NVIDIA公式ドライバーページからGPUモデルを指定して旧バージョンを入手できます
4
症状が出ていない場合 → そのまま次のWHQL版を待つNVIDIAの公式推奨です。610.47のまま問題なく動いている環境では、Hotfixを急いで入れる必要はありません

610.47は「コントロールパネル廃止」の節目ドライバー

今回の不具合の起点となった610.47は、単なる月例更新ではありません。20年以上使われてきたクラシック「NVIDIAコントロールパネル」を廃止してNVIDIAアプリへ機能を統合し(クリーンインストール時に限り完全削除、上書きアップグレードでは手動アンインストールが必要)、CUDA 13.3に対応した新ブランチ「R610」の最初のリリースです。なお、GTX 10シリーズ・900シリーズなど旧世代GPUのGame Ready対応は610.47ではなく、それより半年ほど前の「590」ブランチの時点で既に終了しており(旧世代向けの最終フル対応は581.80)、610.47はその既定路線を引き継ぐ形です。

ドライバーの内部構造が大きく変わるブランチ初回リリースは、過去にも不具合が集中する傾向がありました。今年2月から3月にかけては595系で「ファン誤検知で即日撤回 → 修正版でOC性能低下」という騒動が連続した経緯もあります。安定運用を重視するなら、新ドライバーは公開から数日待ち、コミュニティの反応を確認してから更新するのが安全です。

ドライバー更新の安全な習慣
  • 新ドライバー公開後、3〜5日はコミュニティの不具合報告を確認してから更新する
  • 更新前に現在のバージョン番号をメモしておく(ロールバック時に必要)
  • ブランチの切り替わり直後(今回のR610初回となる610.47など)はとくに慎重に
  • G-SYNCやSmooth Motionなど環境依存の機能を使っている人ほど、初日の更新は避けて様子見が無難

参考|ドライバー環境を安定させたい人におすすめのGPU

今回の不具合はRTX 40シリーズのG-SYNC環境に集中しており、現行のRTX 50系への影響は限定的でした。世代の古いGPUほど新ブランチでの検証優先度が下がる傾向は今後も続くとみられるため、買い替えを検討しているなら「現行世代に乗る」か「AMD側に切り替える」の2択が現実的です。

MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
WQHDレイトレの本命MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OCRTX 50世代のWQHD本命。今回G-SYNCカクつきの対象になったのはRTX 40世代で、現行のRTX 50系では同種の報告がほぼありません。DLSS 4.5のダイナミックMFGにネイティブ対応し、R610ブランチ以降の最適化も最優先で受けられる世代です。WQHD高リフレッシュレート環境を組み直すならここが起点になります。価格目安:約117,000円~Amazonで価格を見る
SAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT GAMING 16GB グラフィックボード
静音重視のRX 9070 XTSAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT 16GBGeForceドライバーの更新サイクルそのものから離れられるAMD側の本命。RDNA 4世代でFSR 4に対応し、16GB VRAMでWQHDから4K高設定まで余裕があります。直近で10万円を切る水準まで値下がりしており、価格面でも乗り換えの好機です。価格目安:約105,900円~Amazonで価格を見る

※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。

2026 BEST BUY — GPU 部門
MSI GeForce RTX 5070 16G VENTUS 2X OC
WQHD定番

RTX 5070 12GB

約105,850円前後

Amazon
ASRock RX 9070 XT スチールレジェンド 16GB GDDR6
コスパ最強

RX 9070 XT 16GB

約107,800円前後

Amazon
MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC
ミドルハイ

RTX 5070 Ti 16GB

約169,980円前後

Amazon

※価格は2026年7月時点の目安・変動あり

Amazon PICK UP — ゲーマー必携アイテム
Razer DeathAdder V3 有線 ゲーミングマウス 59g 8000Hz 30000DPI
軽量エルゴ

Razer DeathAdder V3

約11,540円〜

Amazon
HyperX Cloud III ゲーミングヘッドセット 有線 53mmドライバー DTS空間オーディオ
定番ヘッドセット

HyperX Cloud III

約12,980円〜

Amazon
Scythe FUMA3 デュアルタワー空冷
空冷上位

Scythe FUMA3

約5,020円〜

Amazon
HyperX QuadCast S スタンドアロンマイク RGBライティング USBコンデンサー
配信マイク定番

HyperX QuadCast S

約13,980円〜

Amazon
JAPANNEXT JN-i245G240FHDR-HP 24.5型 240Hz IPS
240Hz入門

JAPANNEXT 240Hz IPS

約22,980円〜

Amazon

※価格は2026年7月時点の目安・変動あり

Writer
管理人アバター

ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。