NVIDIAドライバー595.59・595.71の不具合まとめ|ファン誤検知とOC時の電圧上限は595.76・595.79で修正済み|確認と対処手順
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ファンの誤検知もOC時の電圧上限も、すでに修正済み
出典:NVIDIA GeForce 595.79の公式発表と595.79のリリースノート、VideoCardz(595.59の取り下げ)、VideoCardz(595.71)、VideoCardz(電圧の上限)、VideoCardz(Hotfix 595.76)、Tom’s Hardware、Geeks3D(R595のリリースノート)、DSOGaming(617.14)、TechSpot(ドライバー一覧)にもとづきます。
ドライバーを更新したらファンが1基しか回らない、オーバークロックの設定が効かなくなった。2026年2〜3月のGeForceドライバー595系では、そうした報告が1週間のうちに立て続けに出ました。
結論から言うと、595.59と595.71はどちらも使い続ける理由がなく、修正済みの版へ更新すれば解消します。ファン検知の不具合は595.71で、OC時の電圧の頭打ちは595.76(Hotfix)と595.79で直りました。
判断が分かれるのは、どの版まで上げるかです。595.79の後も595.97、610系、617系と進んでいるので、いまから入れるなら最新のGame Ready版が基準になります。OC設定を使っている人は、更新後にプロファイルを入れ直して電圧とクロックを確かめるところまでが対処です。
目次
要点595系の不具合は3段階で修正された
595.59はファンの検知・制御の不具合で取り下げ。595.71でファンは直ったものの、OC時に電圧が頭打ちになる不具合が出ました。595.76(Hotfix)で電圧の上限が解消し、595.79に同じ修正が入っています。
経緯595.59から595.97までの流れ
| バージョン | 公開日 | 内容 |
|---|---|---|
| 595.59 WHQL | 2月26日 | ファンの検知・制御の不具合で、同日にダウンロードを取り下げ。NVIDIAは591.86へのロールバックを案内 |
| 595.71 WHQL | 3月2日 | ファンの不具合を修正。OC時にGPU電圧が頭打ちになる不具合が新たに報告された |
| 595.76 Hotfix | 3月4日 | OC時の電圧の頭打ちを修正。オプションの手動導入版 |
| 595.79 WHQL | 3月10日 | Crimson Desert・DEATH STRANDING 2に対応。595.76のOC電圧の修正を取り込み |
| 595.97 WHQL | 3月24日 | Halo Infiniteのテクスチャ破損、HITMAN World of AssassinationのSmooth Motion有効時の不安定さなどを修正 |
595.59595.59|公開当日に取り下げられたファン検知の不具合
595.59は、バイオハザード レクイエム(Resident Evil Requiem)の発売に合わせて2月26日に公開されたGame Ready/Studioドライバーです。公開直後から、ファンの制御と監視に関する報告が相次ぎました。ファンが反応しない、カスタムのファンカーブが無視される、HWiNFOやGPU-Zでファンのセンサーが1つしか見えない、といった内容で、中心はRTX 50シリーズです。
NVIDIAは現地時間の2月26日午前11時に、595.59のGame ReadyとStudioの両方にバグが見つかったとしてダウンロードを取り下げました。すでに入れた人やファン制御に問題が出た人には、前の591.86 WHQLへのロールバックを案内しています。ファンが回らないまま高負荷をかけると温度が上がるので、595.59を入れてしまった場合は、更新するまでGPU温度を監視してください。
フォーラムにはこのほか、上限電圧が0.95V前後に抑えられてRTX 5080・5090のブーストが伸びない、ブラックスクリーン、VIDEO_TDR_FAILURE、HDR信号の途切れといった報告も出ていました。NVIDIAが公式に認めているのはファン関連のバグで、これらの症状と取り下げの関係について、NVIDIAは詳細を公表していません。
595.71595.71|ファンは直ったがOC時に電圧が頭打ちになった
3月2日公開の595.71で、ファン検知の不具合は直りました。リリースノートの修正済み欄には、ハードウェア監視ソフトがGPUのファンをすべて検知できない問題と、ドライバー更新後にファンが回らない問題の両方が載っています。
ところが翌3月3日ごろから、オーバークロックしたRTX 50・40シリーズで電圧が頭打ちになるという報告が出ました。MSI Afterburnerなどでコアクロックのオフセットを大きくかけていると、電圧が1.0V前後に抑えられ、クロックが3GHzに届かなくなります。RTX 5090で検証した動画では、コアオフセットが+150MHzを超えたときだけ起きて、+150MHz以下では電圧が1.060Vまで使われています。
| 検証例 | 591.86(前の版) | 595.71 |
|---|---|---|
| ASUS TUF RTX 5090 OC | 最大3,165MHz | 3,000MHz弱(電圧は65mV低下し1.0V未満) |
| MSI RTX 5090 SUPRIM X FurMark | 1.020〜1.030V・3,015〜3,030MHz | 1.005〜1.010V・3GHz未満 |
| RTX 5080(450MHz OC・3DMark) | OC時のクロックと消費電力が基準 | クロックが約300MHz低下、消費電力は403Wから360Wへ |
fpsの下がり幅は、ゲームとOCの強さで変わるため、1つの数字では言えません。確認できるのはクロック・電圧・消費電力の低下です。すべてのカードで起きたわけではなく、同じRTX 5090でもGIGABYTE AORUS MasterやPNYのOCモデルで制限がかからなかったという報告があります。定格で使っている場合や、オフセットを控えめにしている場合は、影響を受けにくい不具合です。
修正595.76 Hotfixと595.79で直った
NVIDIAは3月4日にGeForce Hotfix 595.76を出しました。595.71をベースにしたオプションの版で、リリースノートには「グラフィックスカードをオーバークロックすると、GPU電圧に上限がかかり、期待されるレベルまでブーストしないことがある」という不具合の修正が載っています。ホットフィックス版はNVIDIAのサポートサイトから手動で入れる形で、次のWHQL版に修正が統合されたあとは役目を終えます。
この修正は3月10日公開の595.79 WHQLにも入りました。595.79はCrimson Desert(3月19日発売)とDEATH STRANDING 2: ON THE BEACHのPC版に合わせたGame Readyドライバーで、修正済みの欄にはOC時の電圧の上限と、HDCP 1.xのモニターでマルチキーDRMのコンテンツを再生したときのクラッシュが載っています。
いまいま入れるならどの版か
595.79の後も、3月24日に595.97が出ています。5月26日には新しいブランチの610系が始まり、10月6日の時点で確認できる最新のGame Readyドライバーは、9月22日公開の617.14です。
595系の不具合はすべて修正済みなので、595.59や595.71を使っているなら更新が必要ですが、更新先に595.79を探す必要はありません。一方、新しいブランチでも別の不具合は出ています。610.47ではG-SYNCのカクつきとSmooth Motionのクラッシュが報告されました。経緯と対処は610系ドライバー不具合まとめに、595.97へのロールバック手順は596.21・596.36の不具合まとめにあります。
手順595.59・595.71を使っているときの対処手順
- 現在のバージョンを確認する。NVIDIAアプリの「ドライバー」タブか、デバイスマネージャーのディスプレイアダプターのプロパティ(ドライバータブ)で見られます。
- 595.59または595.71なら、最新のGame Readyドライバーへ更新する。NVIDIAアプリの更新確認か、NVIDIA公式ドライバーページでGPUモデルを指定してダウンロードします。
- インストール時は「カスタムインストール」で「クリーンインストールを実行」を選ぶ。症状が残る場合は、セーフモードでDDUを使って削除してから入れ直します。手順はクリーンインストールの解説にあります。
- OCをしている場合は、更新後にAfterburnerなどのプロファイルを一度デフォルトに戻してから設定し直す。595.71の間にオフセットを下げて回避していたなら、元の値に戻します。
- 更新後は、ファンが全基回っていることと、OC時の電圧・クロックが以前の値まで出ていることをHWiNFOなどで確かめる。
不具合が出たときの戻し先が分かります。595.59のように公開当日に取り下げられる例もあるので、新しいドライバーは公開から数日、フォーラムの報告を見てから入れるのが安全です。
判断更新を急ぐ人と、急がなくてよい人
- 595.59を入れたままで、ファンの検知や回転に異常がある
- 595.71でOCしていて、電圧・クロックが以前より伸びない
- ファンカーブの設定が効かない
- 595.71で定格運用していて、ファンや電圧に症状がない
- 新しいブランチは別の不具合も出ているため、対応したい新作ゲームが出るまで待つ選択もある
おすすめ参考|ドライバーの更新に振り回されたくない人向けのGPU
595.71の電圧の上限はOC時の不具合でしたが、595.59のファン検知の不具合はOC設定のない環境でも報告されています。設定をいじらず定格で使う前提で、消費電力が小さいRTX 5060と、NVIDIA以外の選択肢になるRX 9060 XT 16GBを挙げます。
まとめまとめ|595.59と595.71は使い続けず、最新のGame Readyへ更新する
595.59はファンの不具合で公開当日に取り下げられ、595.71はファンが直った代わりにOC時の電圧が頭打ちになりました。この電圧の上限は3月4日のHotfix 595.76と3月10日の595.79で解消しています。
いま595.59か595.71を使っているなら、最新のGame Readyドライバーへクリーンインストールで更新し、ファンの回転とOC時の電圧を確かめてください。
595.59・595.71の不具合はどちらも修正済みです。更新先に595.79を探す必要はなく、最新のGame Readyドライバーをクリーンインストールすれば解消します。






