Windows 11 HomeでMicrosoftアカウントを回避できない|Learn moreが効かない理由とローカル切り替え【2026年10月】
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Learn moreの操作が効かない理由と、完了後のローカルアカウント切り替え
Windows 11 Homeの初期設定で、Microsoftアカウントの入力画面にある小さな「Learn more」のリンクを押せばアカウントなしで進める、という操作が9月中旬に広まりました。ところが10月13日に、Windows 11 26H2のISOでは押してもデータ管理の説明ページが開くだけで、先へ進めなくなったと報告されています。
結論は、初期設定はMicrosoftアカウントで終え、そのあとローカルアカウントに切り替えるのがいちばん確実です。Microsoftの公式要件でも、Windows 11 Homeと個人用のProは初期設定中にインターネット接続とMicrosoftアカウントが必要とされています。設定後に「ローカル アカウントでのサインインに切り替える」手順は、Microsoftのサポートページに載っています。
ローカルアカウントそのものがなくなったわけではありません。封鎖されたのは「初期設定の途中で飛ばす」手口です。自分のパソコンで操作が通らないのが仕様変更によるものか、ネットワークの問題かは、症状で見分けられます。
目次
状況どの方法が使えなくなったのか
初期設定のアカウント回避には、いくつかの方法がありました。それぞれの現在の扱いは次のとおりです。
| 方法 | 現在の状況 | 分かっていること |
|---|---|---|
| 公式の初期設定 | Microsoftアカウントが必要 | HomeとProの個人用は、初期設定中にインターネット接続とMicrosoftアカウントが必要と公式要件に書かれています。 |
| 「Learn more」リンク | 26H2のISOで効かないと報告 | 押すとデータ管理のページが開き、ボタンは「Back」だけで、サインイン画面に戻されます。10月9日に変化が確認され、更新の告知はありません。 |
| コマンドや登録情報の操作 | Insider版では削除済み | Microsoftは2025年10月6日のInsider版で、ローカルアカウントを作る既知の仕組みを削除すると告知しました。製品版の古いISOでは通る場合があるとされていますが、保証はありません。 |
確認されているのは「Learn more」リンクの挙動の変化です。バージョンや配布メディアによって挙動が違う可能性があり、Microsoftが今回の変更を公式に告知した記録もありません。使える抜け道を探すより、通る手順で進めるほうが、設定の抜けや途中のやり直しを避けられます。
原因今の症状はどれに当たるか
同じ「先へ進めない」でも、原因によって次の一手が変わります。画面の動きで切り分けます。
手順設定を終えてからローカルアカウントに切り替える
上から順に進めます。どの手順も、通常の画面操作だけで元に戻せます。
- ネットワークの接続を確かめる。アカウントの画面に進めないときは、有線LANに替える、別のWi-Fiに繋ぐ、スマートフォンのモバイルホットスポットを使う、のどれかを試します。Microsoftの案内にも、別のデバイスで同じWi-Fiに繋がるかを見て、原因がパソコン側かルーター側かを切り分ける手順があります。
- Microsoftアカウントでサインインする。アカウントを持っていなければ、Microsoftの公式ページから無料で作成できます。手元のスマートフォンなど別のデバイスで先に作っておくと、設定の画面で迷いません。
- 初期設定を最後まで終える。PINの作成やプライバシー設定などの画面を進め、デスクトップが表示されるまで終えます。途中で電源を切らないようにします。
- 「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」を開く。Microsoftアカウントでサインインしていると、「ローカル アカウントでのサインインに切り替える」が表示されます。このリンクは、Microsoftアカウントを使っているときだけ出ます。
- ユーザー名・パスワード・ヒントを入力する。ユーザー名は、そのパソコンにある他のユーザー名と違うものにします。入力したら「次へ」を選び、「サインアウトして完了」を選ぶと、新しいローカルアカウントでサインインし直す形になります。
ローカルアカウントを使うなら、パスワードリセットディスクを作っておきます。作らないままパスワードを忘れると、回復する方法はありません。切り替える前に、重要なファイルのバックアップも取っておくと安心です。
Microsoftの案内では、Microsoftアカウントか職場・学校のアカウントで初めてサインインまたはセットアップすると、デバイスの暗号化が有効になり、回復キーがそのアカウントに紐づきます。ローカルアカウントで設定した場合、デバイスの暗号化は自動では有効になりません。切り替えの前後に、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」の状態を見て、暗号化が有効なら回復キーも控えておきます。
追加家族用などに「別のローカルユーザー」を足す場合
自分のアカウントの切り替えとは別に、設定済みのパソコンへ、Microsoftアカウントを持たない人のためのローカルユーザーを追加する方法もあります。「設定」→「アカウント」→「他のユーザー」で「アカウントの追加」を選び、「このユーザーのサインイン情報がありません」から「Microsoftアカウントを持っていないユーザーを追加する」に進みます。
こちらは「ユーザーを足す」操作で、初期設定の最初のアカウントを置き換えるものではありません。最初のアカウントをローカルにしたいときは、前の節の切り替えを使います。
最初からローカルアカウントで始める経路としては、Windows 11 Proのドメイン参加や、Rufusで作ったカスタムISOが挙げられています。どちらも手間が大きく、Microsoftの手順に載っているのは設定後の切り替えだけです。再セットアップのたびに繰り返すなら、先にこの手間を見積もっておきます。
準備再セットアップの前に手元に揃えておくもの
クリーンインストールやPCの初期化をするときは、Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワード、サインイン時の確認手段(認証アプリや電話など)を、作業の前に手元へ用意します。ネットワークは、Wi-Fiのパスワードを控えておくか、有線LANのケーブルを使える状態にしておくと、アカウントの画面で止まりません。
手順の全体は、Windows 11のクリーンインストール手順にまとめています。非対応のパソコンに入れる場合の条件は、Windows 11 26H2を非対応PCに入れる方法で扱っています。
まとめまとめ|初期設定はアカウントで終え、完了後に切り替える
Learn moreリンクの操作は26H2のISOで効かないと報告されていますが、ローカルアカウントが使えなくなったわけではありません。
ネット接続を確かめてMicrosoftアカウントで初期設定を終え、「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」から「ローカル アカウントでのサインインに切り替える」を選びます。パスワードリセットディスクとバックアップは、切り替える前に用意します。
出典:Windows Latest(2026年10月13日)/Microsoft「Windows 11 Specs and System Requirements」/Microsoftサポート「Windows でローカル アカウントから Microsoft アカウントに変更する」/Microsoftサポート「Windows でユーザー アカウントを管理する」/Microsoftサポート「Windows デバイスのセットアップ時に接続する」/Microsoftサポート「Windows でのデバイスの暗号化」/Windows Insider Blog(2025年10月6日)/PC Gamer(2026年9月14日)


