Windows 11 26H2は非対応PCに入る?CPU世代別の可否とRufusの手順、ゲームで詰まるTPM・AVX2【2026年10月】

Windows 11 26H2は非対応PCに入る?CPU世代別の可否とRufusの手順、ゲームで詰まるTPM・AVX2【2026年10月】

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WINDOWS 11 / 2026-10
Windows 11 26H2は非対応PCに入れられる?
第4〜7世代Core・Ryzen 1000は入る、Phenom IIは実験パッチ頼み、ゲームの壁はTPMとAVX2
要件を満たさないPCに26H2を入れられるかは、CPUが持つ命令で決まります。入る世代と入らない世代、POP4.2で何が変わったか、入れたあとにゲームで詰まる点まで整理します。ゲーム用のPCなら、判断の分かれ目はTPM 2.0・セキュアブート・AVX2の3つです
POPCNTとSSE4.2はRufusでも外せないPOP4.2はSSE4.2だけを外す実験版第4〜7世代Core・Ryzen 1000は要件回避で入る

Windows 11 26H2の一般提供が9月30日に始まりました。対応CPUリストから外れたPCに26H2を入れられるかは、Rufusなどで要件チェックを外せるかではなく、CPUがPOPCNTとSSE4.2という2つの命令を持っているかで決まります。

Intelの第1〜7世代CoreやRyzen 1000、AMD FXは2つとも持っているので、要件回避で26H2が入ります。どちらかを持たないPhenom II・Athlon IIやCore 2は、Rufusを使っても入りません。7月にGitHubで公開された実験的なパッチ「POP4.2」はこのうちSSE4.2のチェックを外すもので、10月1日に26H2での動作確認が加わりました。

ただし、入れられることと、入れたPCでゲームを遊べることは別です。VALORANTやCall of DutyのアンチチートはTPM 2.0とセキュアブートを求め、新しいゲームの一部はAVX2を持たないCPUでは起動しません。第4〜7世代CoreとRyzen 1000なら、UEFIで入れてTPM 2.0とセキュアブートを有効にすれば、どちらの壁も越えられます。

目次

結論CPU世代別に26H2を入れられるかの早見表

26H2が入るかと、入れたPCでゲームが遊べるかを、CPUの世代ごとにまとめました。

CPUの世代26H2を入れられるかゲーム用PCとしての注意
Intel 第8世代Core以降
Ryzen 2000以降も
対応CPU。Windows Updateで届く要件回避は要らない。TPM 2.0とセキュアブートをオンにしておく
Intel 第4〜7世代Core
Ryzen 1000も
要件回避で入るAVX2があり、CPUもTPM 2.0(PTT・fTPM)に対応。BIOSで有効にできるかとセキュアブートはマザーボード次第
Intel 第1〜3世代Core
AMD FXも
要件回避で入るAVX2がなく、AVX2必須のゲームは起動しない。CPU内蔵のTPM 2.0もない
AMD Phenom II・Athlon II
POPCNTあり・SSE4.2なし
Rufusでは不可。POP4.2で起動できるが実験段階AVXもなく、新しいゲームはほぼ遊べない。セキュアブートとも両立しない
Intel Core 2
POPCNT・SSE4.2ともなし
Rufusでは不可。別の実験ツールで起動した報告がある程度ゲーム用途には向かない

Microsoftの対応CPUリストは、Intelが原則として第8世代以降、AMDがRyzen 2000シリーズ以降です。第4〜7世代のCoreとRyzen 1000はリストから外れていますが、命令の面では26H2の動作条件を満たしています。なお、第4世代以降でもPentium・Celeronの多くはAVX・AVX2を持っていないので、ゲームの可否は「第1〜3世代」の行と同じに考えてください。

仕組み非対応PCを止める壁は2つある

要件を満たさないPCにWindows 11を入れようとすると、2か所で止められます。1つ目はセットアップの要件チェック、2つ目はWindowsが起動するときのCPUの命令チェックです。

セットアップの要件チェックTPM 2.0、セキュアブート、対応CPUリスト、4GB以上のメモリを確かめる段階です。ここはRufusなどで外せます。外して入れたPCは、Microsoftのサポート対象外になります。
起動時のCPU命令チェック24H2以降のWindows 11は、CPUがPOPCNT命令とSSE4.2命令を持っているかを起動のたびに確かめます。持っていなければ、起動画面の段階で自動的に再起動してしまい、デスクトップまでたどり着けません。

2つ目のチェックはWindows 11の重要なコードに組み込まれていて、Rufusでも回避できません。26H2は24H2・25H2と同じ土台の上に作られているので、この2つの壁は26H2でも変わらず、26H2で新しく増えたハードウェア要件もありません。

確認自分のCPUが26H2に入るかを確かめる方法

まずはCPUの型番を確かめ、上の早見表と照らし合わせます。型番は「設定」→「システム」→「バージョン情報」の「プロセッサ」欄に出ています。世代の境目に近いCPUや、Pentium・Celeronのように同じ世代でも命令が違うCPUは、無料のCPU-Zで命令そのものを確かめると確実です。

  • CPU-Zの「CPU」タブにある「Instructions」欄にSSE4.2があれば、26H2の命令の条件は満たしています
  • POPCNTはこの欄に表示されませんが、SSE4.2を持つIntel・AMDのCPUはPOPCNTも持っています
  • 同じ欄にAVX2があれば、AVX2を前提にしたゲームも起動できます
  • Phenom II・Athlon IIでは、SSE4.2の代わりにSSE4Aと表示されます

Windows上でセットアップを実行したときに、英語版で「This PC’s processor doesn’t support a critical feature (PopCnt)」や「(SSE4.2)」と表示されたら、そのPCはRufusを使っても24H2以降には上げられません。

実験パッチPOP4.2はSSE4.2のチェックだけを外す

POP4.2は、Windowsのカーネル(ntoskrnl.exe)にある「起動に必須のCPU機能」の表を書き換え、SSE4.2を必須から任意に変えるパッチです。作者は、Windows 11のファイルのほとんどは実際にはSSE4.2を使っていないと説明していて、SSE4.1などを使っている一部のファイルは、23H2の同名ファイルに差し替えるなどして回避します。POPCNTはカーネルが実際に多用しているため、POPCNTを持たないIntel Core 2は対象外です。

動作確認は25H2と26H2で行われています。手順は元のISOからパッチを当てたISOを作り直す方式で、すでに入っているWindowsを上書きでアップグレードする手順は含まれていません。対象はPhenom・Phenom II・Athlon IIなど、POPCNTを持ちSSE4.2を持たないAMDのK10世代のCPUで、READMEには一部のNVIDIA nForceチップセットで起動が止まるという既知の問題も書かれています。

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ゲームやネットに使うPCには勧められない理由

書き換えたカーネルは署名が合わないため、POP4.2はWindowsの整合性チェックとドライバー署名の確認を止めた状態で起動させます。この状態はセキュアブートと両立しません。GitHubには、毎月の累積更新だけが0x80070302で失敗するという報告が未解決のまま残っていて、作者自身も全体を実験段階としています。

Intel Core 2向けには、「Core2Again」という別の実験プロジェクトがあります。こちらはUEFIから起動するハイパーバイザーで、CPUがSSE4.2とPOPCNTを持っているようにWindowsへ見せかけ、実際に命令が来たら代わりに処理します。作者は「インストーラーではなく実験的な起動経路のソースコード」と位置づけていて、CPU自体の能力が上がるわけでもありません。どちらも古いPCでWindows 11が動くかを試すための技術的な実験で、普段使いのPCを延命する手段ではありません。

リスク要件回避で入れたPCで起きること

Microsoftは、最小システム要件を満たさないPCにWindows 11を入れると、そのPCはサポートされなくなり、更新プログラムを受け取る資格がなくなると案内しています。セキュリティ更新を含めて更新が届く保証はなく、互換性の問題による故障はメーカー保証の対象外です。デスクトップには要件を満たしていないことを示す透かしが表示され、設定アプリにも通知が出る場合があります。

26H2はWindows Updateに出てこない26H2の配信対象は要件を満たす24H2・25H2のPCです。要件回避で入れたPCには、Windows Updateで26H2が出てこなくても不具合ではありません。24H2・25H2からは有効化パッケージKB5121794を手動で入れると26H2になりますが、Microsoftが案内している方法ではなく、今後も使えるとは限りません。
24H2のままのPCは10月13日で更新が止まるWindows 11 24H2(Home・Pro)のサポートは2026年10月13日で終わります。要件回避で24H2を使っていて、Windows Updateに26H2が出てこないまま放置すると、それ以降のセキュリティ更新は届きません。25H2のサポートは2027年10月まで続きます。
Microsoftの公式な回避方法はもうない以前はMicrosoftのサポートページに、レジストリ値「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」で対応CPUとTPMのチェックを外す方法が載っていましたが、2025年2月までにページから削除されています。いま使われている回避策は、どれもMicrosoftが案内しているものではありません。

24H2から手動で26H2に上げる手順は、26H2配信開始の記事の有効化パッケージの節にまとめています。24H2のサポート終了日と延期の仕組みは24H2のサポート終了の記事で解説しています。

ゲーム入っても遊べないことがある、TPM・セキュアブート・AVX2

RiotやFACEITが公式に挙げている条件は、Windowsが対応CPUかどうかではなく、TPM 2.0とセキュアブートが実際に有効になっているかです。Activisionだけは対象CPUの世代も挙げています。これとは別に、ゲーム本体がCPUの命令を求める場合があります。

ゲーム・サービス求められるもの要件回避したPCでの注意
VALORANT
Riot Vanguard
TPM 2.0とセキュアブート(TPM 1.2は不可)Riotの案内はCPU世代ではなくTPM 2.0の有無が条件。第4世代以降のIntelとRyzen 1000以降はCPUがTPM 2.0に対応
Call of Duty
Black Ops 7・Warzone
TPM 2.0とセキュアブートActivisionのサポート記事は対象CPUをIntel第8世代以降・Ryzen 2000以降と案内。満たさないとランクマッチなど一部のモードを遊べない
FACEITTPM 2.0、セキュアブート、IOMMU、VBSTPM 2.0を持たないハードウェアは要件を満たせないと明記
AVX2を前提にしたゲーム
例は『WWE 2K25』
AVX2命令を持つCPUIntel第3世代以前、FX、Phenom IIでは起動しない

第4〜7世代CoreやRyzen 1000のPCで要件回避をするなら、Rufusで要件チェックを外すことよりも、UEFIモードで入れてTPM 2.0とセキュアブートを有効にできるかのほうが大事です。古いBIOS(CSM)モードやMBRのディスクで入れると、あとからセキュアブートをオンにしてもWindowsが起動しません。この症状と直し方はセキュアブートを有効にしたらWindowsが起動しない原因で詳しく解説しています。

もう1つの壁がCPUの命令です。AVXやAVX2を前提に作られたゲームは、これらを持たないCPUでは起動直後に落ち、イベントビューアーに「0xc000001d」が残ります。『WWE 2K25』はAVX2とF16Cを持つCPUが必須で、最低CPUはCore i5-4460(第4世代)です。AVX2はIntelなら第4世代Core(Haswell)から、AMDなら主にRyzenから使えます。AMD FXはAVXまで、第1世代CoreとPhenom IIはAVXも持っていません。見分け方は「0xc000001d」でゲームが起動しない原因にまとめています。

手順第4〜7世代Core・Ryzen 1000に26H2を入れる手順

ゲーム用PCとして使うなら、TPM 2.0とセキュアブートを最初から有効にできるクリーンインストールをおすすめします。ゲームのセーブデータと、残したいファイルを先に退避しておきます。

  1. BIOSでCSM(互換モード)を無効にしてUEFIで起動する設定にし、Intel PTTまたはAMD fTPMを有効にする
  2. Windowsの「ファイル名を指定して実行」で tpm.msc を開き、「仕様バージョン」が2.0になっているか確かめる
  3. Microsoftの公式サイトから26H2のISOをダウンロードする(手順は26H2配信開始の記事のISOの節)
  4. Rufusで「パーティション構成」をGPT、「ターゲットシステム」をUEFI(CSM無効)にして「スタート」を押す
  5. 続いて開くインストールのカスタマイズ画面で、TPM 2.0・セキュアブート・4GB以上のRAMの要件を外す項目にチェックを入れる
  6. USBメモリからUEFIモードで起動してインストールする
  7. インストール後にBIOSでセキュアブートを有効にし、msinfo32 で「BIOS モード」がUEFI、「セキュア ブートの状態」が「有効」になっているか確かめる

USBメモリから起動したときに「ERROR: BIOS/LEGACY BOOT OF UEFI-ONLY MEDIA」と表示されたら、CSMが有効なまま古いBIOSモードで起動しています。BIOSでCSMを無効にしてから起動し直します。

Windows 10からゲームやアプリを残したまま移る場合は、Rufusで作ったUSBメモリをWindows上で開いて中のsetup.exeを実行し、個人用ファイルとアプリを引き継ぐ方法を選びます。Rufusが要件回避の上書きアップグレードに対応したのは、24H2に合わせたバージョン4.6からです。この方法ではBIOSの設定は変わらないので、セキュアブートを使うには、元のWindows 10がUEFIモードとGPTのディスクで動いている必要があります。

判断要件回避で入れていいPC、買い替えたほうがいいPC

✓
要件回避で26H2を入れてもいいPC
  • 第4〜7世代Core・Ryzen 1000で、TPM 2.0とセキュアブートを有効にできるPC
  • Microsoftのサポート対象外になり、更新が届く保証もないことを受け入れられる人
  • 遊ぶゲームがAVX2までで動き、アンチチートの要件も満たせる人
×
買い替えを考えたほうがいいPC
  • 第1〜3世代Core・FXで、新しいゲームを遊びたいPC(AVX2がない)
  • Phenom II・Core 2のPC(POP4.2などは署名の確認を止めて動かす実験段階)
  • VALORANTやCall of Dutyのランクマッチを遊ぶのに、TPM 2.0やセキュアブートを有効にできないPC

今Windows 10で動いている非対応PCなら、急いで要件回避をする必要はありません。Windows 10の個人向けESU(拡張セキュリティ更新)は2027年10月12日まで延びているので、それまでに買い替えるか、要件回避で移るかを決めれば間に合います。ただしFACEITは、2026年10月14日以降のWindows 10にはESUを有効にした22H2を求めています。ESUの条件とWindows 10でゲームを続けられる期限はWindows 10でゲームはいつまで遊べるかの記事で整理しています。

FAQよくある質問

26H2で要件は厳しくなりましたか
変わっていません。TPM 2.0、UEFIとセキュアブート対応、対応CPUリスト、4GB以上のメモリという最小システム要件は26H2でも同じです。POPCNTとSSE4.2の必須化は24H2から続いているものです。
要件回避で入れたPCにも毎月の更新は届きますか
Microsoftは、要件を満たさないPCにはセキュリティ更新を含めて更新が届く保証はないとしています。26H2のような機能更新はWindows Updateに出てこないので、24H2・25H2からは有効化パッケージを手動で入れることになります。
要件回避で24H2を使っています。何をすればいいですか
24H2のサポートは2026年10月13日で終わるので、それまでに26H2へ上げます。Windows Updateに出てこない場合は、有効化パッケージKB5121794を手動で入れます。手順は26H2配信開始の記事にあります。
POP4.2はIntel Core 2でも使えますか
使えません。Core 2はSSE4.2に加えてPOPCNTも持っておらず、POP4.2が外すのはSSE4.2のチェックだけです。Core 2向けにはCore2Againという別の実験プロジェクトがありますが、インストーラーではなく実験段階のソースコードです。
レジストリのAllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUは今も使えますか
Microsoftのサポートページからは2025年2月までに削除されていて、公式に案内されている方法ではなくなりました。
要件回避で入れたWindows 11でVALORANTは遊べますか
Riot Vanguardが条件にしているのはTPM 2.0とセキュアブートで、Windowsが対応CPUかどうかではありません。第4世代以降のIntel CoreやRyzen 1000でCPU内蔵のTPM 2.0を有効にし、UEFIモードで入れてセキュアブートをオンにできれば、条件はそろいます。それでもVANエラーが出るときの切り分けはVALORANTのVAN 9001・9003の記事にまとめています。
Windows 10のまま使い続けてもいいですか
個人向けESUに登録すれば、2027年10月12日までセキュリティ更新を受け取れます。ただしFACEITのようにESUの有効化を条件にするサービスもあるので、遊んでいるゲームの要件は個別に確かめてください。

まとめ入れられるかはCPUの命令、遊べるかはTPMとAVX2で決まる

Windows 11 26H2は、POPCNTとSSE4.2を持つCPUなら要件回避で入ります。第4〜7世代CoreとRyzen 1000はAVX2を持ち、CPUもTPM 2.0に対応しているので、UEFIで入れてTPMとセキュアブートを有効にできれば、ゲーム用PCとしても条件をそろえられます。

第3世代以前のCoreやFXは入ってもAVX2を求めるゲームで止まり、Phenom IIやCore 2はPOP4.2などの実験的なツールでしか起動しません。こうしたPCは、Windows 10のESUが続く2027年10月12日までを目安に買い替えを考えるのが現実的です。

まとめ

非対応PCに26H2を入れる前に、CPUがPOPCNT・SSE4.2・AVX2を持っているかと、TPM 2.0とセキュアブートを有効にできるかを確かめてください。要件回避で24H2を使っているPCは、10月13日までに26H2へ上げておく必要があります。

出典:要件外のPCの扱いはMicrosoftサポート「Windows 11 の最小システム要件を満たしていないデバイスへの Windows 11 のインストール」、PopCnt・SSE4.2とRufusのエラーはRufus公式FAQ、POP4.2はGitHub「Smu1zel/POP4.2」のREADME・ソースコード・Issue、Core2AgainはGitHub「jerrybeomsoo/Core2Again」、レジストリによる回避策の削除はgHacks、要件外のPCでの有効化パッケージはPureinfotech、アンチチートの要件はRiot Games サポート、Activision サポート、FACEIT「Windows Security Requirements FAQ」、AVX2の例はSteam『WWE 2K25』のストアページです。2026年10月2日時点の情報です。

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