WALLHACKが磁気式キーボード「K-001」とマグネシウムマウス「M-001」を発表|8,000Hz・53gの新作を解説
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8,000Hz対応キーボードと53gのマグネシウムマウス、海外公式サイトで発売へ
出典:WALLHACK公式 K-001製品ページにもとづきます。
磁気式スイッチによるラピッドトリガー対応キーボードは、WootingやRazerなど複数のブランドが参入し、選択肢が広がっている分野です。一方、ガラス製マウスパッドで知られる周辺機器ブランドのWALLHACKは、これまでキーボードやマウスを手掛けてきませんでした。マウスパッド専業だったブランドの初参入モデルが、既存の定番製品と肩を並べられる完成度を持っているのかは気になるところです。
WALLHACKは2026年7月31日、同社初となるゲーミングキーボード「K-001」とワイヤレスゲーミングマウス「M-001」を発表しました。K-001はCNC加工されたアルミニウム筐体に磁気式スイッチ「WALLHACK KS-TR Linear」を組み合わせた65%キーボードで、最大8,000Hzポーリング・16,000Hzスキャン・0.01mm単位のアクチュエーション調整に対応します。M-001はマグネシウム合金製シェルを採用しながら53gに抑えたワイヤレスマウスで、PixArt PAW3950センサー・最大30,000DPI・最大8,000Hzポーリングに対応し、交換式バッテリーも備えています。K-001は8月21日、M-001は9月にWALLHACK公式サイトで発売予定です。
この記事では、公式サイトと国内メディアの報道をもとにK-001とM-001のスペックを整理したうえで、8,000Hzや0.01mm単位調整が実際どこまで効果を持つのか、価格と日本語配列(JIS)がまだ発表されていない点、海外公式サイト経由で購入する際に確認しておきたい注意点まで、購入判断に必要な情報をまとめます。
目次
概要WALLHACKが自社初のキーボードとマウスを発表
WALLHACKは、ガラス製ゲーミングマウスパッドを主力としてきた周辺機器ブランドです。今回発表されたK-001とM-001は、同社として初めてのキーボードとマウスにあたります。2製品を同時に発表することで、マウスパッドだけでなくデスク周り全体をWALLHACKでそろえられる選択肢を用意した形です。
販売はWALLHACK公式サイトを通じて行われます。同サイトは日本を含む複数の地域向けに価格表示や配送に対応していますが、国内の正規代理店を通じた販売ではなく、海外ブランドの公式ストアから直接購入する形になる点は押さえておく必要があります。価格は、K-001が8月上旬、M-001が9月上旬に発表される予定です。
スケジュールK-001は8月21日、M-001は9月に発売予定
発表されている販売情報は次のとおりです。
| 製品 | 発売予定 | 価格・カラー |
|---|---|---|
| WALLHACK K-001 | 2026年8月21日 WALLHACK公式サイト | 価格は8月上旬発表予定 Natural/Slateの2色 |
| WALLHACK M-001 | 2026年9月 WALLHACK公式サイト | 価格は9月上旬発表予定 Slateのみ |
※発売予定・価格発表時期は海外メディアの報道にもとづきます(2026年8月3日時点の情報)。
K-001は発売時点ではANSI配列が中心となり、日本語のJIS配列は後日販売される予定と案内されています。JIS配列を必要とする人は、8月21日の初回販売だけで判断せず、JISモデルの発売時期を別途確認したほうがよいでしょう。
スペックK-001の仕様一覧|アルミニウム筐体と磁気式スイッチ
K-001は、テンキーやファンクションキー列を省略した65%レイアウトの有線ゲーミングキーボードです。
| 項目 | 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| 配列 | 65%レイアウト | ANSI配列が中心、JISは後日発売予定 |
| 接続方式 | USB有線 | |
| スイッチ | WALLHACK KS-TR Linear | Gateronと共同開発、磁気式(ホールエフェクト) |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz | |
| スキャンレート | 最大16,000Hz | |
| 公称レイテンシー | 0.129ms | WALLHACK公式発表値 |
| アクチュエーション調整 | 0.01mm単位 | キーごとに設定可能 |
| ラピッドトリガー | 対応 | |
| 筐体 | CNC加工6063アルミニウム | |
| サイズ | 313×125×33mm | ライザーなしの状態 |
| 重量 | 約1,030g | ライザーなしの状態 |
| タイピング角度 | 0度/4度/7度 | チルト調整用ライザー付属 |
| 付属品 | キャリーケース、スイッチ・キーキャッププラー、専用ドライバーなど | |
| カラー | Natural、Slate |
※スペックはWALLHACK公式サイトおよび海外メディアの報道にもとづきます。
なお、重量については海外の速報記事で1,030gと1,300gなど複数の数値が出回っていますが、WALLHACK公式サイトのスペック表では「ライザーなしの状態で1,030g」と明記されており、本記事ではこちらの数値を採用しています。実測レビューが出た際には改めて確認したいポイントです。
応答速度8,000Hzポーリングと16,000Hzスキャンの効果と限界
K-001は、最大8,000Hzのポーリングレートと最大16,000Hzのスキャンレートに対応します。ポーリングレートは、キーボードがPCへ入力情報を送信する頻度です。一般的な1,000Hzでは約1msごと、8,000Hzでは約0.125msごとに入力情報を送信できます。スキャンレートは、キーボード内部でキーの状態を確認する頻度で、K-001は最大16,000Hzでキー入力をスキャンし、最大8,000HzでPCへ送信する設計です。WALLHACK独自の電子基板「Core-MK1」により、これらの数値と公称0.129msのレイテンシーを実現しているとされています。
ただし、8,000Hzだからゲームの反応速度が1,000Hzの8倍になるわけではありません。1,000Hzと8,000Hzの理論上の送信間隔の差は最大でも約0.875msで、実際の操作感にはゲーム側の処理・CPU負荷・モニターのリフレッシュレート・フレームレート・ネットワーク遅延なども影響します。60Hzや144Hzの環境では違いを認識しにくい可能性がありますが、240Hz以上のモニターで競技系FPSや音楽ゲームをプレイする場合は、入力タイミングのばらつきを減らす機能として意味を持ちます。
感度調整0.01mm単位のラピッドトリガーで得られる操作感
K-001には、Gateronと共同開発した磁気式スイッチ「WALLHACK KS-TR Linear」が採用されています。磁気式スイッチは、一般的なメカニカルスイッチのような固定された接点ではなく、キーの押し込み量を磁気センサーで検出する方式です。これにより、キーが反応する深さであるアクチュエーションポイントを変更できます。
K-001では、アクチュエーションポイントを0.01mm単位でキーごとに設定可能です。浅く設定すれば少ない押し込みで反応し、深く設定すれば誤入力を抑えやすくなります。ラピッドトリガーは、キーが設定された位置まで完全に戻るのを待たず、キーを少し戻した時点で入力を解除する機能です。FPSで左右へ細かく移動するストッピング操作や、同じキーを短時間に繰り返し押す操作では、通常のメカニカルスイッチより素早く次の入力へ移行できる可能性があります。
一方、感度を浅くしすぎると、指を乗せただけでキーが反応したり、文字入力時に誤入力が増えたりする場合があります。ゲーム用と文字入力用でプロファイルを分ける運用が現実的です。
操作本体ダイヤルとWALLHACK Terminalで感度を変更
K-001の右上には、段階的なクリック感を備えたエンドレスダイヤルとLEDインジケーターが配置されています。このダイヤルを使うことで、アクチュエーションポイントやラピッドトリガーの感度をキーボード本体から直接変更でき、ゲームを起動したまま調整できます。細かな設定変更のたびに専用ソフトを開く必要がありません。
より詳細な設定には、Webブラウザ上で動作する「WALLHACK Terminal」を使用します。デスクトップアプリをインストールする方式ではなく、ブラウザからアクチュエーションポイント、ラピッドトリガー、ゲームパッドエミュレーション、SOCD関連機能などを変更できます。ゲーミングデバイスの常駐ソフトを増やしたくない人や、複数のPCで設定を変更したい人にとっては使いやすい方式です。
採用スイッチGateronと共同開発したKS-TR Linearのラインナップ
K-001に標準搭載されるのは、KS-TR Linearの「Medium」です。KS-TRシリーズにはLight、Medium、Heavyの3種類があり、LightとHeavyは別売りで用意されます。Lightは連続入力や素早い操作向け、Mediumは速度とコントロールのバランス重視、Heavyは誤入力を抑えたい人向けという位置付けです。磁気式スイッチは物理的に交換可能ですが、一般的なメカニカルキーボード用スイッチを自由に装着できるわけではありません。使用できるスイッチの互換性については、購入前に公式情報を確認する必要があります。
キーキャップにはPBTダブルショット方式が採用され、各キーに白色LEDバックライトが搭載されます。派手なRGBライティングではなく、黒いキーキャップの文字部分を白く照らす設計です。アルミニウム筐体と組み合わせることで、一般的なゲーミングキーボードよりも落ち着いたデスク環境を作りやすくなっています。
配列サイズ65%レイアウトはFPS向き、テンキー多用者は要注意
K-001は横幅約313mmの65%キーボードです。フルサイズキーボードよりもマウスを動かせる範囲を広く確保できるため、ローセンシで大きくマウスを振るFPSプレイヤーに適しています。一般的な60%キーボードとは異なり、独立した矢印キーを残しながら、テンキーやファンクションキー列を省略しているのが65%配列の特徴です。
ただし、F1からF12、Print Screen、Home、Endなどの一部キーは、Fnキーとの組み合わせで入力することになります。Excelでテンキーを多用する人、ファンクションキーを使うゲームをプレイする人、ショートカットを多用するクリエイターにとっては、コンパクトさが不便につながる可能性があります。
仕様M-001のスペック一覧|マグネシウム合金シェルのワイヤレスマウス
M-001は、マグネシウム合金製シェルを採用した左右対称形状のワイヤレスゲーミングマウスです。
| 項目 | 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| 形状 | 左右対称・ニュートラル形状 | |
| サイズ | 120×64×39mm | |
| 重量 | 53g | |
| 接続方式 | 2.4GHzワイヤレス | 専用レシーバー使用、有線モードなし |
| センサー | PixArt PAW3950 | |
| DPI | 100〜30,000 | |
| ポーリングレート | 125〜8,000Hz | |
| メインスイッチ | Omron D2FP-FN2光学式 | |
| シェル素材 | マグネシウム合金 | スクロールホイールはアルミニウム |
| バッテリー | ホットスワップ式 | 予備バッテリーへ即交換可能 |
| 付属品 | 予備バッテリー、専用レシーバー(充電機能付き) | |
| カラー | Slate |
※スペックは海外メディアの報道にもとづきます。WALLHACK公式サイトのM-001製品ページは、記事執筆時点(2026年8月3日)ではまだ準備中の状態です。
M-001は高さ39mm、全長120mmの中型サイズです。特定の持ち方だけに寄せないニュートラルな形状とされ、かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちへ幅広く対応することを目指しています。ただし、手へのフィット感は手の大きさや持ち方によって大きく変わります。左右対称だから誰にでも合うとは限らないため、発売後の実測レビューや形状比較を確認したいところです。
軽量化マグネシウム合金で実現した53gの軽さ
M-001のシェルには、一般的な樹脂ではなくマグネシウム合金が使われています。マグネシウム合金は軽量でありながら剛性を確保しやすく、薄いシェルでもたわみを抑えられる素材です。M-001は底面を大きく開いた構造にすることで、マグネシウム製ながら53gに抑えています。
50g台前半は、ワイヤレスゲーミングマウスとして十分に軽量な部類です。WALLHACKのガラスマウスパッドと組み合わせる場合、少ない力で素早く動かせるセットアップになります。一方で、軽量マウスと滑りの速いガラスパッドの組み合わせは、止めやすさよりも初動の軽さが強くなります。現在重いマウスやコントロール系の布製マウスパッドを使用している人は、操作感が大きく変わる可能性があります。
センサーPAW3950と最大8,000Hzポーリングの実力
M-001には、PixArtのPAW3950センサーが搭載されます。DPIは100から30,000まで調整でき、ポーリングレートは125Hz、250Hz、500Hz、1,000Hzなどから最大8,000Hzまで設定できる仕様です。8,000Hzでは、マウスの移動情報を理論上約0.125msごとにPCへ送信します。高リフレッシュレートモニターでフレームレートが安定している環境では、1,000Hzよりカーソルや照準の移動を細かく反映できる可能性があります。
ただし、8,000Hzを使用するとPCが処理する入力回数も増えます。CPU性能が低いPCや、CPU負荷が高いゲームでは、マウスを動かした際にフレームレートが低下する可能性があります。動作が不安定な場合は、4,000Hzまたは2,000Hzへ下げることで改善する場合があります。実際には1,000Hzでも多くのゲームに十分なため、8,000Hzだけを理由に買い替える必要はありません。53gの重量、形状、クリック感、バッテリー方式まで含めて判断することが重要です。
電源方式交換式バッテリーでワイヤレスのまま復帰できる仕組み
M-001で特に特徴的なのが、ホットスワップ式バッテリーです。本体にUSB端子を搭載せず、接続には付属の2.4GHzレシーバーを使用します。バッテリーが切れた場合は、予備バッテリーへ交換することで、ケーブルを接続せずに使用を再開できます。専用レシーバーには予備バッテリーの充電機能があり、使用中のバッテリーが切れる前に、もう一方を充電しておく運用が想定されています。
一般的なワイヤレスマウスは、バッテリーが切れるとUSBケーブルを接続して有線マウスのように使います。M-001はバッテリーそのものを交換するため、ワイヤレス状態を維持できる点が大きな違いです。反対に、本体にUSB端子がないため、ケーブルをつないだまま使う有線モードは利用できません。専用レシーバーや予備バッテリーを紛失した場合の購入方法、バッテリーの価格、容量、連続使用時間については、2026年8月3日時点で詳しく発表されていません。
K-001とM-001はいずれもWALLHACK公式サイトでの販売で、国内の正規代理店を経由する製品ではありません。海外ブランドの直販サイトから購入する場合、配送料や関税の有無、保証対応の窓口が日本語に対応しているか、初期不良時の返品・交換フローなどは国内メーカー製品と異なることがあります。価格発表後、購入を検討する際は事前に確認しておくと安心です。
コストK-001とM-001の価格はいくらになりそうか
2026年8月3日時点で、K-001とM-001の価格は発表されていません。WALLHACK公式サイトのM-001製品ページも、記事執筆時点では価格欄が空欄のまま「販売準備中」の表示になっており、正式な価格はこれから決まる段階です。
K-001はCNC加工された6063アルミニウム筐体、磁気式スイッチ、8,000Hz、付属ライザー、キャリーケースを備えています。一般的なプラスチック製ラピッドトリガーキーボードより、素材と付属品にコストをかけたモデルと考えられます。M-001も、マグネシウム合金、PAW3950、8,000Hz、光学式スイッチ、交換用バッテリー、充電機能付きレシーバーを採用しています。どちらも価格の安さを最優先した製品ではなく、性能、素材、デザインを重視した上位モデルになる可能性が高いでしょう。
ただし、正式価格が発表されていない段階で、具体的な販売価格を予想するのは避けるべきです。K-001は8月上旬、M-001は9月上旬の正式発表を待つ必要があります。
適性K-001とM-001、それぞれ向いている人・向いていない人
K-001が向いている人・向いていない人
- ラピッドトリガー対応キーボードにも筐体の質感やデザイン性を求める人
- VALORANTやCounter-Strike 2など、細かな移動操作が重要なFPSを中心にプレイする人
- RGBライティングの目立つゲーミングデバイスより、白色LEDの落ち着いたデスク環境を好む人
- テンキーやファンクションキー列を日常的に使用する人(65%配列でFnキー併用になります)
- 日本語のJIS配列が必須な人(発売時点はANSI配列中心、JISは後日発売予定)
- 価格やコストパフォーマンスを最優先したい人(正式価格は8月上旬発表予定)
M-001が向いている人・向いていない人
- 50g台前半の軽量マウスと8,000Hzポーリングを両立したい人
- ケーブルをつないで充電しながら使用したくない人
- WALLHACKのガラスマウスパッドを使用しており、ブランドを統一したい人
- 本体にUSB端子がないため、有線接続へ切り替えたい人には向きません
- 手の大きさや持ち方の相性は実機レビューが出るまで未知数です
- 価格・バッテリー持続時間・交換用バッテリーの供給方法が未発表です
総括まとめ|価格発表を待ってから判断したい2製品
K-001は、アルミニウム削り出し筐体と競技向け機能を両立した、デザイン性の高いラピッドトリガーキーボードを探している人にとって有力な候補です。8,000Hz、16,000Hzスキャン、0.01mm単位のアクチュエーション調整、ブラウザ完結のWALLHACK Terminal、本体ダイヤルという機能構成には魅力があります。M-001は、53gのマグネシウム筐体とホットスワップ式バッテリーが最大の特徴です。バッテリーを交換するだけでワイヤレス状態を維持できる設計は、長時間プレイや大会用途と相性がよい可能性があります。
K-001とM-001はどちらも、価格とJIS配列の発売時期が未確定のまま発表された段階の製品です。正式価格が発表されるまでは、性能だけで購入を決めず、海外公式サイトからの配送条件・保証窓口・JIS配列の有無を含めて判断するのがおすすめです。K-001は2026年8月21日、M-001は2026年9月の発売が予定されており、それぞれ8月上旬・9月上旬に価格が案内される見込みです。
日本語配列を使う人やコストパフォーマンスを重視する人は、正式価格の発表後に競合モデルと比較検討することをおすすめします。



