Logicool G PRO X TKL RAPID徹底レビュー|ラピッドトリガーの実力とG515 RAPID TKLとの違い

Logicool G PRO X TKL RAPID徹底レビュー|ラピッドトリガーの実力とG515 RAPID TKLとの違い

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周辺機器レビュー / ゲーミングキーボード
ロジクールG PRO X TKL RAPID徹底レビュー
ラピッドトリガーとKEY PRIORITYの実力を検証
ロジクールGとして初めてラピッドトリガーを搭載したテンキーレスキーボード「PRO X TKL RAPID」を、磁気式アナログスイッチの特性からKEY PRIORITYの使い勝手、筐体の作り込みまでレビューします。有線専用・約1.3kgという注意点や、後発の薄型モデル「G515 RAPID TKL」との違いも整理します。
磁気式アナログスイッチ・ラピッドトリガーKEY PRIORITY対応Amazonで1万9,990円〜

ラピッドトリガー対応のゲーミングキーボードは、FPSの移動操作を細かく詰めたいプレイヤーの間で定着しつつあります。ロジクールGも2024年に「PRO X TKL RAPID」でこの分野へ参入し、磁気式アナログスイッチと独自のKEY PRIORITY機能を組み合わせた1台として存在感を示してきました。

フルハイトのキーで筐体もしっかりしたモデルを選ぼうとすると価格は2万円台後半から3万円台に届くことが珍しくなく、薄型モデルより打鍵感を優先したいけれど予算はできるだけ抑えたい、という悩みを持つ人も多いはずです。PRO X TKL RAPIDは、そうした「薄型ではないフルハイトの打鍵感」を求める層に向けた1台といえます。

この記事では、PRO X TKL RAPIDのスペックや主要機能を整理したうえで、ラピッドトリガーとKEY PRIORITYの実力、有線専用・約1.3kgという注意点、そして後発の薄型モデル「G515 RAPID TKL」との違いまでレビューします。

目次

概要PRO X TKL RAPIDはどんなキーボードか

PRO X TKL RAPIDは、ロジクールGとして初めてラピッドトリガーを搭載したテンキーレスキーボードです。磁気式アナログスイッチ、0.1mm単位のアクチュエーション調整、ラピッドトリガー、KEY PRIORITY、デュアルショットPBTキーキャップを備えています。本体上部にはゲームモードや輝度調整のボタン、右上には音量調整を含むメディアコントロールも配置されており、テンキーを省きつつ矢印キーやファンクションキーは残しているため、FPS専用ではなく普段のPC作業にも使いやすい構成です。

ラピッドトリガーだけを安く試したいのであれば、より低価格な製品も候補になります。ただし筐体の作り込み、キーキャップの質感、専用の操作ボタン、日本語配列、国内サポートまで含めて選ぶなら、PRO X TKL RAPIDには十分な競争力があります。現在Amazon.co.jp限定モデルは1万9,990円前後で購入でき、発売時のロジクールオンラインストア価格3万2,780円と比べると約39%安い水準です(価格は変動するため、購入前に販売ページで最新価格を確認してください)。

検証PRO X TKL RAPIDは買いか

フルハイトのラピッドトリガー対応キーボードを探している人には、PRO X TKL RAPIDは有力な候補です。ロジクールの公式オンラインストアでも定価3万2,780円からのセール価格が見られる時期があり、他の量販店でも2万円台前半からのセール価格が見られます。ラピッドトリガー対応キーボードには1万円台前半の製品も存在するため市場最安というわけではありませんが、ロジクールGの上位シリーズに属する製品が2万円を切って買えるのは頻繁にあることではなく、価格と製品品質のバランスは良好です。

仕様PRO X TKL RAPIDの主要スペックを一覧で確認

Logicool G PRO X TKL RAPID
ロジクールG「PRO X TKL RAPID」Amazon.co.jp限定モデル(画像:Amazon)
項目仕様備考
発売日/価格2024年10月29日/3万2,780円ロジクールオンラインストア価格・税込
キー配列日本語配列・テンキーレス
スイッチ磁気式アナログスイッチ
アクチュエーションポイント0.1〜4.0mmで0.1mm単位調整
ラピッドトリガー感度0.1〜2.0mmで調整可能戻し量に応じて入力をリセット
押下圧35g
KEY PRIORITY同時押し時の優先動作を選択可能選択できる動作は合計5種類
本体サイズ幅357×奥行150×高さ38mm
重量約1,302g
キーキャップデュアルショットPBT
接続方式USB有線(着脱式USB-C―USB-A・約1.8m)ワイヤレス非対応
カラーブラック・ホワイト・マゼンタ
保証期間Amazon限定モデルは1年間通常モデルは2年間

※スペックはロジクール公式発表にもとづきます。価格・保証期間はAmazon.co.jp限定モデル(G-PKB-TKL-RTBKd)のものです。

Logicool G PRO X TKL RAPID
Logicool G初のラピッドトリガー・フルハイトTKLLogicool G PRO X TKL RAPID(Amazon.co.jp限定モデル)ロジクールG初のラピッドトリガー対応・磁気式アナログスイッチ搭載のテンキーレスです。Amazon.co.jp限定モデルは現在1万9,990円前後で購入できます(※価格は変動します。最新はリンク先で確認してください)。価格目安:約19,900円~Amazonで価格を見る

※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。

仕組みラピッドトリガーは何が違うのか

一般的なメカニカルキーボードは、キーを一定の位置まで押し込むと入力が始まり、決められた位置までキーを戻すと入力が解除されます。ラピッドトリガーでは、キーを押している位置に合わせて入力の解除位置が変化します。キーを少し戻した段階で入力が解除され、そこから再び押すとすぐに入力を開始できるため、キーを大きく上下させる必要がありません。VALORANTやCounter-Strike 2のように移動を止めてから射撃する操作が重要なゲームでは、キーを離してから入力が解除されるまでの距離を短縮できます。Apex Legendsのように左右移動や連続入力を素早く切り替えたい場面でも役立ちます。

ただし、ラピッドトリガーを有効にすれば自動的にゲームが上手くなるわけではありません。感度を浅くしすぎるとキーに指を置いただけで誤入力が発生しやすくなります。最初から0.1mmに設定するのではなく、移動キーは0.5〜1.0mm付近から試し、誤入力が起きない範囲で少しずつ浅くしていくのが現実的です。

設定KEY PRIORITYで同時押しの挙動を変更できる

PRO X TKL RAPIDには、AキーとDキーなど反対方向のキーを同時に押したときの動作を設定する「KEY PRIORITY」が搭載されています。設定できる動作は次の5種類です。

  • より深く押したほうのキーを優先する「KEY TRAVEL PRIORITY」
  • 後から押したほうのキーを優先する「LAST INPUT PRIORITY」
  • 左右どちらか一方を常に優先する「ABSOLUTE PRIORITY」(左優先・右優先の2パターン)
  • 両方の入力を無効にする「NEUTRAL PRIORITY」

後から押した方向へすぐに切り替わる設定を使えば、指を完全に離す前に反対方向へ入力しやすくなります。設定にはロジクールの無料ソフト「G HUB」を使用します。

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KEY PRIORITYのような同時押し処理は大会ルールの確認が必要

KEY PRIORITYは、反対方向のキーを同時に押した際の挙動を制御する、SOCD(Simultaneous Opposing Cardinal Directions)と呼ばれる処理方式の一種です。CS2ではこの種のキーボード側による同時押し自動処理が2024年8月以降のアップデートで禁止されています。KEY PRIORITY自体はキーボードの標準機能ですが、該当するゲームをプレイする際は無効にして使用する必要があります。ラピッドトリガーとKEY PRIORITYは別の機能なので、SOCD系の処理が禁止されているからといってラピッドトリガーまで使えなくなるわけではありません。大会やランクマッチで使用する場合は、参加するタイトルや大会運営の最新ルールを確認してください。

更新アップデートでラピッドトリガーとの同時使用に対応

PRO X TKL RAPIDは発売当初、ラピッドトリガーとKEY PRIORITYを同時に有効化できませんでした。その後2025年2月に配信されたアップデートにより、両方を同時に使用できるようになっています。利用にはG HUBとキーボード本体のファームウェアを最新版に更新する必要があります。購入直後に設定項目が想定どおり表示されない場合や、両方の機能を同時に有効化できない場合は、故障を疑う前にG HUBとファームウェアのバージョンを確認してください。

筐体打鍵感とキーキャップの品質も強み

PRO X TKL RAPIDの価値はラピッドトリガーだけではありません。キーキャップには耐摩耗性に優れたデュアルショットPBTを採用しており、内部には複数のダンピング層が使われ、キーの軸ブレや筐体の反響音を抑えた構造になっています。安価な磁気式キーボードにありがちな軽い打鍵音や空洞感が気になる人にとっては、この作り込みが魅力になりそうです。右上のメディアコントロールと左上のゲームモード・ライティング操作ボタンにより、G HUBを開かずに音量やゲームモードを切り替えられる点も便利です。

比較後発のG515 RAPID TKLとの違い

ロジクールGからは、より薄型の後発モデル「G515 RAPID TKL」も販売されています。磁気式アナログスイッチ・ラピッドトリガー・KEY PRIORITY・日本語配列・テンキーレス・有線接続という基本的な特徴は両製品で共通です。大きく異なるのは、キーボードの高さとキーの押し込み量です。

項目PRO X TKL RAPIDG515 RAPID TKL
発売日2024年10月29日2025年10月9日
発売時価格3万2,780円2万5,850円
キー形状標準的なフルハイト薄型ロープロファイル
本体サイズ幅357×奥行150×高さ38mm幅354.75×奥行146×高さ22mm
重量約1,302g約800g
キーの押し込み量アクチュエーションポイント0.1〜4.0mmキーストローク2.5mm
押下圧35g35±7g
カラーブラック・ホワイト・マゼンタブラック・ホワイト
向いている人深めの打鍵感と安定性を重視する人薄さと軽さ、持ち運びやすさを重視する人

※スペックはロジクール公式発表にもとづきます。発売時価格はロジクールオンラインストアの税込価格です。

G515 RAPID TKLは薄型モデルで、手首の角度を抑えやすく、ゲームだけでなく長時間の文章入力にも使いやすい設計です。PRO X TKL RAPIDは一般的なメカニカルキーボードに近い深さのある打鍵感で、アクチュエーションポイントを最大4.0mmまで設定できるため、浅い入力と深い入力を使い分けたい人にも向いています。発売時価格はPRO X TKL RAPIDのほうが高めですが、この記事の執筆時点ではAmazon限定モデル同士の実売価格がどちらも1万9,900円台まで近づいており、価格差はほぼありません。その場合は、価格ではなく薄型と軽さを取るか、フルハイトの打鍵感と安定した筐体を取るかで選ぶことになります。

留意有線専用・約1.3kgの重量には注意が必要

PRO X TKL RAPIDはUSBケーブルを使用する有線専用キーボードです。名称が似ている「PRO X TKL」はLIGHTSPEEDとBluetoothによるワイヤレス接続に対応していますが、磁気式スイッチを搭載するPRO X TKL RAPIDではワイヤレス機能が省かれています。ラピッドトリガーと無線接続の両方を求めている人は購入前に確認してください。ケーブルは着脱式のUSB-C―USB-Aで、長さは約1.8mです。

本体重量は約1,302gです。テンキーレスとしてはかなり重く、自宅のデスクに固定して使う場合は安定感につながりますが、大会やオフラインイベントに頻繁に持ち運ぶ用途には向きません。G515 RAPID TKLは約800gなので、PRO X TKL RAPIDより約500g軽くなります。持ち運びやすさを優先するならG515 RAPID TKLが有利です。

Amazon.co.jp限定モデル(G-PKB-TKL-RTBKd)は保証期間が1年間で、通常のブラック(G-PKB-TKL-RTBK)やホワイト(G-PKB-TKL-RTWH)の2年間より短くなっています。価格だけを見て購入すると、想定していたモデルと保証期間が異なっている可能性があります。商品名に「Amazon.co.jp限定」と書かれている場合は、注文前に商品ページの保証期間と型番を確認してください。今回のように大きく値下げされている場合は、保証期間が1年であることを理解したうえでAmazon限定モデルを選ぶ価値があります。

判定おすすめな人・おすすめしにくい人

購入を検討しやすいケース
  • VALORANTやApex Legendsなど、移動キーの入力と解除を細かく調整したいFPSをプレイする人
  • 薄型よりも一般的なメカニカルキーボードに近い打鍵感が好きで、重量のある安定したキーボードを求める人
  • 日本語配列・ファンクションキー・矢印キー・専用メディアコントロールを残したままラピッドトリガーを使いたい人
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購入前に確認しておきたいケース
  • デスク上からケーブルをなくしたい人(有線専用でLIGHTSPEED・Bluetooth非対応です)
  • 薄型キーボードや手首の負担軽減を重視する人(G515 RAPID TKLのほうが向きます)
  • キーボードを頻繁に持ち運ぶ人(約1.3kgと重く、Amazon限定モデルは保証1年です)

総括まとめ|フルハイトの打鍵感を求めるなら有力な選択肢

PRO X TKL RAPIDは、0.1〜4.0mmのアクチュエーション調整、ラピッドトリガー、KEY PRIORITY、デュアルショットPBTキーキャップを備え、ロジクールGとして初めてラピッドトリガーに対応したモデルらしい作り込みが光る1台です。Amazon.co.jp限定モデルは現在1万9,990円前後で購入でき、発売時のロジクールオンラインストア価格3万2,780円と比べると約39%安い水準にあり、コストパフォーマンスの面でも狙い目です。

総括

薄型ではない一般的なキーの高さと、重量のある安定した筐体を好む人にとっては有力な選択肢です。ただし有線専用であること、約1.3kgと重いこと、Amazon限定モデルは保証期間が1年であることには注意してください。薄型や軽さを重視する場合はG515 RAPID TKLを選び、フルハイトの打鍵感や筐体の安定性を重視するならPRO X TKL RAPIDを選ぶとよいでしょう。この記事の執筆時点ではG515 RAPID TKLのAmazon限定モデルも1万9,900円まで下がっており、価格差はほぼありません。販売価格は短期間で変動する可能性があるため、購入前に必ず販売ページで最新の価格と型番を確認してください。

購入関連するおすすめアイテム

PRO X TKL RAPIDとG515 RAPID TKLのAmazon.co.jp限定モデルです。フルハイトの打鍵感を取るか、薄型・軽量を取るかで選んでください。価格は変動するため、購入前に必ずリンク先で最新情報を確認してください。

Logicool G PRO X TKL RAPID
1万9,990円|フルハイトの打鍵感を重視するならLogicool G PRO X TKL RAPID(Amazon.co.jp限定モデル)ロジクールG初のラピッドトリガー対応・磁気式アナログスイッチ搭載のテンキーレスです。アクチュエーションポイント0.1〜4.0mm・KEY PRIORITY対応。Amazon.co.jp限定モデルは保証1年です。価格目安:約19,900円~Amazonで価格を見る
Logicool G515 RAPID TKL
薄型・軽量重視ならこちらLogicool G515 RAPID TKL(Amazon.co.jp限定モデル)同じくラピッドトリガー対応で、高さ約22mm・重量約800gの薄型ロープロファイルモデルです。持ち運びや手首の負担を抑えたい人向け。価格目安:約19,900円~Amazonで価格を見る

※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。

FAQよくある質問

PRO X TKL RAPIDは買う価値がありますか
フルハイトのラピッドトリガー対応キーボードとしては競争力の高い1台です。磁気式アナログスイッチ・0.1mm単位のアクチュエーション調整・KEY PRIORITY・デュアルショットPBTキーキャップを備え、Amazon.co.jp限定モデルは現在1万9,990円前後、発売時価格3万2,780円と比べて約39%安い水準で購入できます。ただし有線専用で約1.3kgと重い点、Amazon限定モデルは保証1年である点は確認しておいてください。
PRO X TKL RAPIDはワイヤレス接続に対応していますか
対応していません。USBケーブルを使用する有線専用モデルです。名称が似ている「PRO X TKL」はLIGHTSPEED・Bluetoothによるワイヤレス接続に対応していますが、磁気式スイッチを搭載するPRO X TKL RAPIDではワイヤレス機能が省かれています。
G515 RAPID TKLとの違いは何ですか
本体の高さとキーの押し込み量が主な違いです。PRO X TKL RAPIDは高さ38mmの標準的なフルハイトで重量は約1,302g、G515 RAPID TKLは高さ22mmの薄型ロープロファイルで重量は約800gです。深めの打鍵感を求めるならPRO X TKL RAPID、薄さと軽さを求めるならG515 RAPID TKLが向いています。
KEY PRIORITYはどのゲームでも使えますか
ゲームやルールによって異なります。KEY PRIORITYは反対方向キーの同時押しを制御するSOCD系の機能で、CS2では同様の処理方式が2024年8月以降のアップデートで禁止されています。競技目的で使う場合は、参加予定の大会やゲームタイトルの最新ルールを事前に確認してください。
Amazon限定モデルと通常モデルの違いは何ですか
保証期間が異なります。Amazon.co.jp限定モデル(G-PKB-TKL-RTBKd)は保証期間が1年間、通常のブラック(G-PKB-TKL-RTBK)やホワイト(G-PKB-TKL-RTWH)は2年間です。スペックや機能は共通ですが、注文前に型番と保証期間を確認しておくと安心です。
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ゲーミングスタイル管理人

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ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。