SUNEAST「ZEN」シリーズ発売|9,980円のガラスマウスパッドがRazer Atlasより約5,500円安い理由
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税込9,980円でRazer Atlasより約5,500円安い価格設定
ガラスマウスパッドは滑らかな滑走感が魅力ですが、価格帯は1万円台後半から2万円前後の製品が中心で、気軽に試しにくいジャンルという印象を持っている人も多いはずです。布製のコントロール系マウスパッドから乗り換えを検討していても、価格の高さで踏みとどまっていた人もいるでしょう。
そんな中、SUNEASTのゲーミングブランド「Do Series」から、ガラスマウスパッド「ZEN-I」「ZEN-II」が2026年8月24日に発売されました。サイズは450×400×3mmで共通、価格もいずれも税込9,980円と1万円を切っています。表面には微細エッチング加工が施され、表面コーティングを使わないコーティングレス設計を採用しているのが特徴です。
この記事では、ZEN-I・ZEN-IIの仕様と設計の狙いを整理したうえで、Razer AtlasやPulsarといった競合製品との価格差を個別に比較します。あわせて、ガラスマウスパッドが初めての人が「布製との違い」でつまずきやすいポイントや、購入前に確認しておきたい注意点もまとめました。

目次
概要SUNEAST「Do Series」からZEN-I・ZEN-IIが発売
ガラスマウスパッド「ZEN-I」(型番SE-MP4540AC01F)と「ZEN-II」(型番SE-MP4540AC02F)は、2026年8月24日にSUNEASTのゲーミングブランド「Do Series」から発売されました。価格はいずれも税込9,980円、サイズは450×400×3mmで共通です。素材には特殊強化ガラスを採用しています。
ZEN-IとZEN-IIの違いはデザインのみで、性能・サイズは完全に同一です。ZEN-Iは白基調の軽やかなデザイン、ZEN-IIは黒基調の疾走感のあるゲーミングデザインとされています。表面加工や底面構造といった機能面はどちらを選んでも変わらないため、選択の基準はデスク周りの見た目の好みに絞られます。


表面加工微細エッチングとコーティングレス設計の仕組み
ZEN-I・ZEN-IIの表面には、微細エッチングと呼ばれる加工が施されています。SUNEASTは「汗や皮脂などによる操作感の変化を抑えながら、マウスセンサーの読み取り精度とトラッキングの安定性を高めます」と説明しており、FPSなどの高速な操作を想定した設計であることをうかがわせます。実際に同社はFPS向けの特徴として「氷上のような滑らかな滑走感と安定したセンサー読み取りにより、高速な操作をサポート」するとも説明しています。
もうひとつの特徴が、表面コーティングを使わないコーティングレス設計です。一般的なガラスマウスパッドの中には、表面に薄いコーティング層を施すことで滑らかさを出している製品もありますが、コーティングは使用とともに摩耗し、購入直後の滑走感が徐々に変化していくことがあります。ZENはコーティングそのものを使わず、ガラス表面の微細エッチング加工だけで滑走特性を作り出すことで、初期の滑走感を長期間維持しやすくする設計を採っています。
コーティングレス設計はコーティング層の劣化という要因を取り除くものですが、ガラス表面そのものが経年でまったく変化しないと保証されているわけではありません。SUNEASTの説明も「操作感の変化を抑える」「維持しやすくする」という表現にとどまっており、永久に滑走感が変わらないと断定しているわけではない点は理解しておいてください。
住み分けスピード重視のZENと布製REN(コントロール重視)の違い
Do Seriesには、ZENと同時期に展開されている布製マウスパッド「REN」もあります。RENはコントロール性重視の製品として説明されており、初動の軽さと高速な滑走を重視するガラス製のZENとは、そもそも狙っている滑走特性が異なります。
ガラスマウスパッドは一般的に、布製に比べて初動の抵抗が小さく、滑走速度が速い傾向があります。ZENも微細エッチング加工によって低摩擦かつ安定したトラッキングを狙った、スピード寄りの製品です。フリックで大きく視点を振るプレイスタイルや、素早いトラッキングを重視するタイトルとの相性が良い一方、止めやすさそのものを最優先するなら、同ブランドの布製RENのようなコントロール寄りの製品も選択肢に入ります。
初心者向けガラスは布の上位互換ではありません
ガラスマウスパッドを初めて使う人が誤解しやすいのが、「ガラスは布より性能が高い上位互換の製品」という考え方です。実際には、ガラスと布はそれぞれ異なる滑走特性を持つ別のカテゴリーで、単純にどちらが優れているとは言えません。
ガラス表面は布に比べて摩擦が小さいため、マウスを動かし始める初動が軽くなります。この特性はトラッキングエイムでは有利に働きやすい一方、フリック後にぴたりと照準を止めたいプレイヤーにとっては、滑りすぎて止めにくく感じる原因にもなります。布製のコントロール系マウスパッドに慣れている人ほど、ZENに乗り換えた直後は照準がオーバーしやすく、ゲーム内感度を少し下げる、または摩擦のあるマウスソールに変更するといった調整が必要になる場合があります。止めやすさを最優先するなら、ガラスへの乗り換えには一定の慣れが必要だと考えておいたほうがよいでしょう。
構造全面PUベースと2.5Dラウンドエッジ
ZENの物理的な構造にも、快適な操作を意識した設計が見られます。
耐久性落下試験はクリア、ただし「絶対に割れない」わけではない
ガラスマウスパッドを検討する際に気になるのが、割れやすさへの不安です。ZENについてSUNEASTは、1m落下試験およびボール落下試験をクリアしたと公表しており、飛散防止仕様も備えています。
1m落下試験やボール落下試験のクリアは、一定の条件下での耐衝撃性を示すものであり、あらゆる強い衝撃や落下条件でも絶対に割れないことを意味するわけではありません。SUNEAST自身も、強い衝撃や落下条件によっては破損する可能性があると注意を促しています。デスクの端に置かない、物を落とさないようにするなど、日常的な扱いには通常のガラス製品と同様の注意が必要です。
確認ポイントアームスリーブ推奨と保管時のサイズ確認
購入してから気づきやすいポイントとして、2点を挙げておきます。
ひとつは、SUNEASTの公式FAQで、より快適に使用するためにゲーミングアームスリーブの着用が推奨されている点です。ガラス表面は汗や皮脂の影響を受けやすい素材でもあるため、長時間のプレイで腕や手首がパッドに直接触れる場合は、アームスリーブの併用を検討するとよいでしょう。
もうひとつは、収納時の注意です。ガラスマウスパッドは布製のように丸めて収納することができません。450×400mmというサイズは一般的なガラスマウスパッドとしては標準的な大きさですが、デスクに常設できるスペースがあるか、購入前に自分の環境で確認しておくことをおすすめします。
価格比較Razer Atlasより約5,500円安い、ただし最安ではない
ZEN-I・ZEN-IIの税込9,980円という価格が、ガラスマウスパッド市場でどのくらいの位置づけになるのか、主要な競合製品と比較しました。
ガラスマウスパッドは1万円台後半から2万円近い価格帯の製品が多く、ZENの9,980円はRazer Atlasより約5,500円安い水準です。ただし、Pulsarには8,470円のSuperglide3 Type Sという製品もあり、ZENが業界最安というわけではありません。「1万円を切る価格帯でガラスマウスパッドに参入した選択肢のひとつ」として捉えるのが実態に近いでしょう。
購入判断ZENが向いている人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえて、ZEN-I・ZEN-IIがどのようなプレイヤーに向いているかを整理しました。
- ガラスマウスパッドに興味はあるが、1万円台後半〜2万円の価格帯には踏み切れなかった人。
- コーティング層の摩耗を気にせず、初期の滑走感をできるだけ長く維持したい人。
- 白基調のZEN-I、黒基調のZEN-IIとデザインの好みで選びたい人。
- 底面のグリップ力とデスクとの密着性を重視する人。
- 布製のコントロール系マウスパッドから乗り換えて、止めやすさを最優先したい人(慣れが必要です)。
- 価格を最優先するなら、Pulsar Superglide3 Type S(8,470円)も比較対象になります。
- 落下や強い衝撃に対して「絶対に割れない」ことを求める人(メーカーも注意を促しています)。
- 丸めて収納したい人。450×400mmを常設できるデスクスペースが必要です。
ZEN-I・ZEN-IIは、性能面で他の高価格帯ガラスマウスパッドを大きく上回る製品というより、1万円を切る価格でガラスマウスパッドを試せる選択肢として位置づけるのが実態に近いです。すでにガラスマウスパッドを使っていて、より高い滑走性能や特定の滑走特性を求めている人は、Razer AtlasやPulsarの各製品も含めて比較検討することをおすすめします。
FAQよくある質問
SUNEASTのZEN-I・ZEN-IIは、税込9,980円という価格でガラスマウスパッドに参入した製品です。Razer Atlasより約5,500円安い一方、Pulsarには8,470円のモデルもあり、業界最安と断定できるわけではありません。微細エッチングとコーティングレス設計によって初期の滑走感を維持しやすくする狙いは持ちつつ、落下試験のクリアも「絶対に割れない」ことは意味しません。ガラスマウスパッドを初めて試すなら価格を抑えた入り口として、すでに使い慣れている人なら他の価格帯・滑走特性の製品とあわせて比較することをおすすめします。




