MSI「MAG 255PXF」が税込31,800円で発売|300Hzが240Hzモデルとほぼ同額の価格帯に【2026年8月】
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300Hzが手の届く価格に、240Hzモデルとの差はわずか4,000円
出典:PC Watch「MSI、300Hz対応のeスポーツ向け24.5型ゲーミングモニター」、ASCII「FPS向け300Hzゲーミングモニター登場!MSI「MAG 255PXF」は3万1800円前後」、価格.com「MSI、300Hz/0.5msに対応した24.5型ゲーミングモニター「MAG 255PXF」」、MSI公式プレスリリース(PR TIMES)「eスポーツ向けゲーミングモニター「MAG 255PXF」発売」、AKIBA PC Hotline!「240Hz/フルHD/RAPID IPSパネル採用のゲーミングモニター「MAG 255F X24」がMSIから」、価格.com「MSI MAG 255F X24 [24.5インチ] スペック・仕様」、Riot Games公式「Minimum & Recommended PC Specs」、Tom’s Hardware「Pro Counter-Strike 2 gamer says game runs like ‘a**’ on anything other than AMD’s Ryzen 9800X3D」、Epic Games公式「How do I change Graphic Performance to increase frame rate (FPS)?」にもとづきます(2026年8月29日確認)。
300Hzのゲーミングモニターに興味はあっても、価格の高さで240Hzモデルに落ち着いたという人は少なくないはずです。数年前まで300Hz駆動のモニターは上位モデルという位置づけで、実売価格も4万円台後半から5万円台が中心でした。
MSIは2026年8月27日、24.5インチ・フルHD・最大300Hz駆動のゲーミングモニター「MAG 255PXF」を国内発売しました。税込価格は31,800円です。パネルは応答速度0.5ms(GTG、最小値)のRAPID IPSで、色域はsRGBカバー率97%・DCI-P3カバー率90%。同社の240Hzモデル「MAG 255F X24」(2026年2月5日発売、店頭価格27,800円)とほぼ同じ価格帯に収まっています。
240Hzと300Hzの体感差については、1フレームあたりの表示時間の計算を別記事で詳しく扱っているため、本記事では深追いしません。ここで整理するのは、実際に買えるMAG 255PXFという製品として31,800円という価格が何を意味するのか、240Hzモデルとの約4,000円の差はどこに現れるのか、そしてVALORANT・CS2・Fortniteのような競技タイトルで300FPSという表示能力をどこまで生かせるのかという3点です。

目次
スペックMAG 255PXFの基本スペック、税込31,800円で300Hz・0.5ms応答
MSIは2026年8月27日、24.5インチ・フルHD(1,920×1,080)のゲーミングモニター「MAG 255PXF」を国内発売しました。税込価格は31,800円です。パネルは従来のIPSパネルに対しておよそ4倍の駆動速度を持つとされる「RAPID IPS」で、最大リフレッシュレートは300Hz、応答速度は0.5ms(GTG、最小値)としています。
接続300HzはDisplayPort接続が前提、HDMIでは最大240Hzに制限
MAG 255PXFの最大の特徴である300Hz駆動を実際に使うには、接続方法に注意が必要です。映像入力端子はHDMI 2.0bを2系統、DisplayPort 1.4aを1系統搭載していますが、300Hzという最大のリフレッシュレートを引き出せるのはDisplayPort接続のときだけです。HDMI接続では最大240Hzに制限されます。
フルHD・300Hzの帯域をまかなえる規格で、MAG 255PXFの最大リフレッシュレートを使うにはこの接続が必須です。
HDMI 2.0bの帯域の都合上、フルHD・300Hz出力には対応せず、接続時の上限は240Hzにとどまります。既存の240HzモデルからケーブルだけをHDMIのまま差し替えても、300Hzの恩恵は得られません。
応答速度は画素の色が切り替わる速さを示す数値で、操作してから画面に反映されるまでの遅れである入力遅延とは別の指標です。入力遅延はパネルの処理回路や信号処理の設計にも左右されるため、正確に知りたい場合は実機レビューでの計測値を確認することをおすすめします。
MSI公式サイトの一部ページではDisplayPortの搭載数が2基となっている表記も見られますが、実機を確認したPC Watchの記事ではHDMI 2.0b×2・DisplayPort 1.4a×1という構成が報告されています。本記事はこちらの実機確認済みの構成を正としています。購入前に自分の環境と接続端子の組み合わせを確認しておくと安心です。
比較240Hzモデル「MAG 255F X24」との違い、約4,000円の差はどこに出るか
MAG 255PXFと同じ24.5インチ・フルHD・RAPID IPSパネルを採用するモデルに、2026年2月5日発売の「MAG 255F X24」があります。発売時の店頭価格は27,800円で、MAG 255PXFとの差はおよそ4,000円です。両モデルを並べると、リフレッシュレート以外にもいくつか違いがあります。
| 項目 | MAG 255PXF | MAG 255F X24 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年8月27日 | 2026年2月5日 |
| 価格(発売時) | 税込31,800円 | 店頭価格27,800円 |
| パネル | RAPID IPS | RAPID IPS |
| リフレッシュレート | 最大300Hz | 最大240Hz |
| 応答速度 | 0.5ms(GTG、最小値) | 0.5ms(GTG、最小値) |
| 色域 | sRGB97%/DCI-P390% | sRGB97%/DCI-P390% |
| 最大輝度 | 250cd/m² | 300cd/m² |
| 入力端子 | HDMI2.0b×2・DP1.4a×1 | HDMI2.0b×2・DP1.2a×1 |
| スタンド | チルト・昇降・スイベル・ピボット対応 | チルトのみ |
※価格は発売時の店頭想定価格・税込価格を併記しています。実売価格は販売店により変動します。
意外なのは、最大輝度がMAG 255PXFの方がやや低い(250cd/m²、MAG 255F X24は300cd/m²)点です。一方でDisplayPortの規格はMAG 255F X24の1.2aからMAG 255PXFの1.4aへ引き上げられ、スタンドもチルトのみから昇降・スイベル・ピボット対応へと大きく強化されています。単純な上位互換というより、リフレッシュレートと接続規格、設置の自由度をeスポーツ向けに振り切って再設計したモデルという位置づけに近いといえます。240Hzと300Hzの体感差そのものは1フレームあたり約0.83ミリ秒で、60Hzから144Hzに上げたときほど劇的な変化ではありません。詳しい計算過程はSamsungの300Hz OLEDパネルを扱った既存記事で解説しています。
競合他ブランドの高リフレッシュレート機とも比較する
300Hz前後のフルHDゲーミングモニターは、MSI以外のブランドからも販売されています。価格帯の異なる2機種と並べてみます。
| 項目 | MSI MAG 255PXF | JAPANNEXT JN-IPS245G320F | ASUS TUF Gaming VG259QM |
|---|---|---|---|
| 価格 | 31,800円 | 25,980円 | 36,182円 |
| パネル | RAPID IPS | IPS | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 300Hz | 320Hz | 280Hz |
| 応答速度 | 0.5ms(GTG、最小値) | 1ms(MPRT) | 1ms(GTG) |
| 同期技術 | AMD FreeSync Premium | Adaptive-Sync | G-SYNC Compatible |
| スタンド | 昇降・スイベル・ピボット対応 | チルトのみ | 昇降・スイベル・ピボット対応 |
※価格はAmazon.co.jpの2026年8月29日時点の表示価格です。変動するため購入前に最新価格を確認してください。
JAPANNEXT JN-IPS245G320Fは、MAG 255PXFより安く320Hzという数字上さらに高いリフレッシュレートを実現しています。ただしスタンドはチルトのみで、応答速度もGTGではなくMPRT基準のため単純比較はできません。逆にASUS TUF Gaming VG259QMは価格が上がる分、G-SYNC Compatible認定という安心材料があり、NVIDIA製GPU環境との親和性を重視するなら選択肢になります。MAG 255PXFは、この2機種のちょうど中間の価格帯で、応答速度の公称値(GTG基準)とスタンドの可動域(昇降・スイベル・ピボット)を両立させている位置づけです。
実践VALORANT・CS2・Fortniteで300FPSはどこまで狙えるか
300Hzという表示能力を実際に生かせるかどうかは、モニター側の性能だけでなくゲーム側で十分なFPSを出せるかにかかっています。競技タイトルを中心に、300FPSへの到達しやすさを整理します。
結論買うべき人、240Hzのままでいい人
ここまでの内容を踏まえると、MAG 255PXFを選ぶべきかどうかは次のように分かれます。
- これから新規にモニターを購入する人。MAG 255F X24との差はおよそ4,000円で、300Hzを選ばない理由が少ない
- VALORANTのような軽量な競技タイトルを中心にプレイし、実際に高フレームレートを出せる環境が整っている人
- DisplayPort接続の空きがあり、300Hzを引き出せる環境を用意できる人
- 手元のPCがGPU側の性能不足で、そもそも300FPSに届きにくい人
- HDMI接続しか使えない環境で、DisplayPort接続を用意する予定がない人
- CS2など負荷変動の大きいタイトル中心で、300Hzの余力を安定して使い切れない場面が多い人
- 現行の240Hzモニターに特に不満がなく、急いで買い替える理由がない人
FAQよくある質問
まとめ300Hzが約4,000円差で選べる価格帯に、生かせるかはゲーム次第
MSIは2026年8月27日、最大300Hz駆動・応答速度0.5ms(GTG、最小値)の24.5インチゲーミングモニター「MAG 255PXF」を税込31,800円で発売しました。同社の240Hzモデル「MAG 255F X24」(2026年2月5日発売、店頭価格27,800円)との価格差はおよそ4,000円で、300Hzという表示性能がかなり手の届きやすい価格帯まで下りてきたことが今回の発売のポイントです。
300Hzという最大性能を引き出すにはDisplayPort 1.4a接続が必須で、HDMI 2.0b接続では最大240Hzに制限される点には注意が必要です。240Hzモデルと比べると最大輝度がやや下がる(250cd/m²、MAG 255F X24は300cd/m²)一方、DisplayPortの規格が1.2aから1.4aへ、スタンドの可動域もチルトのみから昇降・スイベル・ピボット対応へと広がっています。単純な上位互換ではなく、eスポーツ向けの使い勝手を意識した構成の違いです。
実際に300Hzを生かせるかどうかはゲーム次第です。VALORANTのような軽量な競技タイトルは狙いやすい一方、CS2は場面によってフレームレートの振れ幅が大きく、300Hzの余力を常に使い切れるとは限りません。240Hzで不満がない場合は急いで買い替える必要はありませんが、新規購入やDisplayPort接続の環境が整っている場合は、約4,000円の差で300Hz対応モニターを選べる状況になっています。







