MSI「PRO MP161E6」が9月17日発売|1/4インチ三脚ネジ・VESA75対応、ゲーム用サブモニターとして買い?
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1/4インチ三脚ネジ・VESA75対応、ゲーム用サブモニターとして買い?
出典:エムエスアイコンピュータージャパン公式プレスリリース(2026年9月10日)、MSI公式PRO MP161E6製品ページにもとづきます(2026年9月14日確認)。

MSIは15.6インチ・フルHD・60Hzのモバイルモニター「PRO MP161E6」を、2026年9月17日に19,800円前後で発売します。国内販路はAmazonです。画面性能だけを見れば一般的なモバイルモニターですが、PRO MP161E6で注目したいのは「設置方法の多さ」です。360度回転できるスタンドに加え、一般的なカメラ用三脚を取り付けられる1/4インチネジ、VESA75にも対応しています。
ゲーム用途では最大60Hzという明確な制約があるため、FPS向けのメインゲーミングモニターとして選ぶ製品ではありません。一方、Discord・攻略サイト・OBS・ハードウェア監視ツールなどを表示するサブモニターとして考えると、約2万円という価格と設置自由度の高さがかなり面白い製品です。
この記事では、PRO MP161E6のスペックに加えて、従来モデル「PRO MP161 E2」から何が変わったのか、ゲーム用としてどこまで使えるのか、同価格帯のモバイルモニターと比べて買う価値があるのかを、公式情報にもとづいて整理します。
目次
概要PRO MP161E6は15.6インチ・フルHDのモバイルモニター
PRO MP161E6の基本スペックは次のとおりです。
| 項目 | PRO MP161E6 |
|---|---|
| 画面サイズ・解像度 | 15.6インチ・1,920×1,080(フルHD) |
| パネル | IPS・ノングレア |
| リフレッシュレート・応答速度 | 最大60Hz・4ms GTG |
| 輝度・コントラスト比 | 250cd/m²・1,000:1 |
| 表示色・視野角 | 約1,670万色・178度 |
| 映像入力 | USB Type-C×2(DP Alt Mode)・mini HDMI 1.4b×1 |
| 音声 | 1W+1Wスピーカー・ヘッドホン出力×1 |
| 設置方法 | 360度回転スタンド・1/4インチ三脚ネジ・VESA75 |
| 重量・保証 | 約0.9kg・国内3年間 |
MSI公式によると、USB Type-C・mini HDMIいずれの入力でも最大1,920×1,080・60Hzまで対応し、Adaptive-Syncにも対応しています。ただし、Adaptive-Sync対応だからといってゲーミングモニターと同等と考えるのは適切ではありません。最大リフレッシュレートは60Hzで、現在のPC向けゲーミングモニターでは144Hz以上が一般的になっているため、高フレームレートを重視するVALORANT、Counter-Strike 2、Apex Legendsなどのメイン画面には向きません。PRO MP161E6は「ゲームも表示できるモバイルモニター」という位置付けで考えるのがよさそうです。
特徴一番面白いのは1/4インチ三脚ネジとVESA75の両対応
PRO MP161E6で特に注目したいのが設置方法です。背面スタンドだけでなく、1/4インチカメラネジとVESA75の両方に対応しています。MSI自身も三脚やモニターアームへの取り付けを想定しており、撮影現場での返しモニターとしても利用できると案内しています。スタンド自体も360度回転に対応し、公式によれば従来モデルよりスタンド部分を長くすることで、特に縦置き時の使い勝手を改善したとのことです。
一般的なモバイルモニターはデスク上に直接置くことを前提としているため、ノートPCの横では便利でも、デスクトップPCのサブモニターとして使うと画面位置が低くなりがちです。PRO MP161E6なら三脚を使って高さを出したり、VESA75対応アームを使ってメインモニターの横へ配置したりできます。たとえば27インチのメインゲーミングモニターの横へ縦向きで設置し、Discordやブラウザを常時表示する、OBSの配信管理画面やHWiNFO・MSI Afterburnerのモニタリング画面を表示しておく、といった使い方と相性が良さそうです。横置きならゲーム画面や動画の表示、縦置きならDiscord・X・攻略Wiki・ブラウザとの相性がよくなります。ゲームそのものを表示するだけなら60Hzという弱点がありますが、サブ画面なら60Hzでも問題になりにくいため、ゲーミングPCのサブモニターとして考えるなら横置きより縦置きの方が特徴を生かしやすいでしょう。
進化点旧モデルPRO MP161 E2から何が変わったのか
PRO MP161E6は従来のPRO MP161 E2と基本的な画面サイズや解像度こそ同じですが、中身はかなり変更されています。
| 項目 | PRO MP161E6 | PRO MP161 E2 |
|---|---|---|
| コントラスト比 | 1,000:1 | 800:1 |
| 視野角 | 178度 | 170度 |
| mini HDMI | 1.4b | 2.0 |
| ヘッドホン出力 | 対応 | 非搭載 |
| VESA75 | 対応 | 非対応 |
| スピーカー | 1W+1W | 1.5W+1.5W |
| 重量 | 約0.9kg | 約0.75kg |
| 発売時価格 | 19,800円前後 | 24,860円前後 |
PRO MP161 E2は2024年4月25日に24,860円前後で発売されました。PRO MP161E6は19,800円前後なので、新モデルの方が発売時点では5,000円以上安く設定されています。1/4インチ三脚ネジ自体は、MSI公式がE2発売時に「最大の特徴」として挙げていたとおりE2の時点ですでに対応していた仕様で、E6で新規に追加されたわけではありません。E6で新たに加わったのはVESA75対応とヘッドホン出力で、あわせてコントラスト比・視野角も向上しています。一方でスピーカー出力は1.5W+1.5Wから1W+1Wへ下がっており、すべてが上位互換というわけではありません。重量も約0.75kgから約0.9kgへ増えており、「とにかく軽いモバイルモニター」が欲しいなら旧モデルにもメリットがありますが、自宅でもサブモニターとして使うならVESA75に対応したE6の方が扱いやすいでしょう。
接続USB Type-Cとmini HDMIの給電に注意
対応PCであれば、USB Type-Cケーブル1本で映像入力と電源供給をまとめられます。PRO MP161E6にはUSB Type-C端子が2基あり、いずれもDisplayPort Alt Modeによる映像入力に対応します。ただし、USB Type-C端子が付いているPCなら何でもケーブル1本で映るわけではありません。PC側のUSB Type-C端子がDisplayPort Alt Modeによる映像出力に対応している必要があり、MSIはUSB Type-Cケーブル1本での接続で動作が不安定になる場合、給電不足の可能性があるとも説明しています。その場合は付属のUSB Type-A-Type-Cケーブルで別系統から給電を補助する必要があります。
mini HDMI 1.4bも搭載されており、デスクトップPCやゲーム機などUSB Type-C映像出力を使えない機器との接続に使えます。ただしHDMIは映像信号を入力するだけなので、mini HDMI接続時にはUSB Type-Cから別途電源を供給する必要があります。ゲーム機と一緒に持ち運んで「HDMIケーブル1本だけで使う」ということはできず、この点はバッテリー内蔵型のポータブルゲーミングモニターとの大きな違いです。なお、L字型のType-CケーブルとL字型mini HDMIケーブル、USB Type-A-Type-Cケーブル、スリーブケースが標準で付属します。L字ケーブルは配線を画面の背面方向へ逃がしやすく、特にVESAアームや三脚へ取り付ける場合に扱いやすくなります。
評価「ゲーム用サブモニター」として見ると評価が変わる
ゲーム用モニターとしては60Hzが最大の弱点です。ゲーミングPCで120fpsや144fps、240fpsを出しても、そのまま表示できる製品ではありません。144Hz対応の代替機種は後述の比較セクションで紹介しますが、FPSやレーシングゲームをPRO MP161E6で積極的にプレイするなら、この差はかなり大きいものです。一方、RPGやシミュレーション、アドベンチャーゲームなどを60fpsで遊ぶなら、60Hzだから使えないというわけではありません。
ただし、PRO MP161E6を注目する理由はメインモニターではなくサブモニター用途です。メインモニターとして見ると60Hz・250cd/m²・15.6インチという仕様は平凡ですが、サブモニターなら高リフレッシュレートはそれほど重要ではありません。Discordを開いておく、ゲームの攻略情報を表示する、YouTubeやTwitchを流しておく、OBSの配信状況を確認する、CPU・GPUの温度や使用率を表示する、といった用途では60Hzで十分です。むしろ重要なのは「狭いデスクに置けるか」「好きな高さに固定できるか」「縦置きできるか」といった設置性で、360度スタンド・三脚ネジ・VESA75をすべて備えるPRO MP161E6は、通常の15.6インチモバイルモニターよりデスクトップPCとの相性がよさそうです。
比較他の選択肢と比較|ZenScreen・Nitro PG161WP1bmiuux・ROG Strix XG16AHPE
同じ15.6〜16インチクラスでは、ASUS「ZenScreen MB166CR-J」(軽量な60Hzモニター)、Acer「Nitro PG161WP1bmiuux」(19,999円の144Hzモニター)、ASUS「ROG Strix XG16AHPE」(バッテリー内蔵の144Hzモニター)も比較対象になります。4製品を並べると次のようになります。
| 項目 | PRO MP161E6 | ZenScreen MB166CR-J | Nitro PG161WP1bmiuux | ROG Strix XG16AHPE |
|---|---|---|---|---|
| リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 144Hz(USB-C時) | 144Hz |
| 重量 | 約0.9kg | 約0.78kg | 約785g | 約900g |
| バッテリー | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 | 内蔵7800mAh |
| 映像入力 | USB-C×2・miniHDMI | USB-C×1のみ | USB-C・HDMI | USB-C・microHDMI |
| スピーカー | 1W+1W | 非搭載 | 1W+1W | 搭載 |
| 設置方法 | 三脚+VESA75+360度スタンド | 三脚+360度キックスタンド | 一体型キックスタンドのみ | キックスタンドのみ |
| 参考価格 | 19,800円前後 | 19,800円前後 | 19,999円 | 約41,980円〜 |
ZenScreen MB166CR-Jは約0.78kgとPRO MP161E6より軽量ですが、映像入力がUSB Type-C×1のみでスピーカーも非搭載、VESA75にも対応していません。持ち運び時の軽さを優先するならASUSが魅力的ですが、デスクトップPC・ゲーム機・ノートPCなど複数機器との接続や、モニターアームを使った据え置き利用まで考えるならPRO MP161E6の方が拡張性があります。
Nitro PG161WP1bmiuuxは、ほぼ同価格でUSB Type-C接続時に限り144Hzを利用できる点が最大の魅力です。ただしHDMI接続時は120Hzに制限され、VESAマウントにも三脚ネジにも対応していません。PRO MP161E6と違って設置の自由度は求めず、とにかく安く144Hz表示を試したい人向けの製品です。一方のROG Strix XG16AHPEは価格が2倍以上になりますが、G-SYNC Compatibleとバッテリー内蔵という、そもそも比較対象が異なる本格的なポータブルゲーミングモニターです。外出先でも電源なしで高フレームレートのゲームをプレイしたいなら、PRO MP161E6ではなくこちらが本命になります。
結論19,800円は安いのか、どんな人に向いているか
15.6インチFHD・60Hzだけで見ると、PRO MP161E6より安いモバイルモニターは多数あります。「15.6インチの画面を追加したいだけ」という条件なら、19,800円を出す必要はありません。PRO MP161E6でお金を払う価値があるのは、三脚ネジ・VESA75・360度スタンド・USB Type-C×2・mini HDMI・スピーカー・ヘッドホン出力・3年保証といった周辺部分です。特に、購入後に「スタンドの高さが合わない」「アームに固定できない」「HDMIがなくてゲーム機とつなげない」と困るケースを避けやすい構成になっています。19,800円前後という価格を維持するのであれば、大手メーカー製で3年保証が付く多機能な15.6インチモデルとしては悪くない設定でしょう。
最も合いそうなのは、「持ち運び専用」ではなく「自宅でも外出先でも使いたい」人です。ノートPCにつないで外出先では普通のモバイルモニターとして利用し、自宅ではVESAアームや三脚に固定してゲーミングPCのサブモニターとして利用できます。Discordやブラウザを縦表示したい人、OBSの配信確認用画面を追加したい人、GPUやCPUの監視画面を常時表示したい人とも相性がよさそうです。反対に、VALORANTやCounter-Strike 2を外出先でも144Hz以上でプレイしたい人には向きません。その用途では144Hz対応のROG Strix XG16シリーズなど、本来のポータブルゲーミングモニターを選ぶべきです。写真・動画編集用として広色域を求める人にも第一候補にはならないでしょう。
2026年9月14日時点でPRO MP161E6は発売前です。15.6インチで約0.9kgあるため、縦置きしたときの安定性や、ケーブルを接続した状態で画面が動かないかはスペック表だけでは判断できません。250cd/m²の実際の明るさ、残像感、内蔵スピーカーの音質、USB Type-Cケーブル1本での安定動作なども実機確認が必要です。2基あるUSB Type-Cのうち、映像入力と給電をそれぞれどちらの端子が担うのか、両方とも映像・給電を兼ねるのかも公式スペックだけでは明確でないため、発売後の実機情報を待ちたいところです。発売後にレビューが集まってきたら、あらためて確認する価値があります。
入手先PRO MP161E6と比較製品の購入先


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
まとめメインではなくサブ画面として見ると使い道が広い1台
MSI「PRO MP161E6」は、2026年9月17日に19,800円前後で発売予定の15.6インチモバイルモニターです。FHD・IPS・60Hz・250cd/m²というパネル性能だけを見ると特別な製品ではありませんが、360度回転スタンド・1/4インチ三脚ネジ・VESA75を同時に搭載している点が最大の特徴です。三脚ネジ自体は旧モデルPRO MP161 E2から引き継いだ仕様で、E6ではVESA75とヘッドホン出力が新たに加わり、据え置き用途での使い勝手が強化されました。
一方で最大60Hzのため、高リフレッシュレートを重視するゲーミングモニターの代わりにはなりません。PRO MP161E6をゲーミングPC用途で選ぶなら、メイン画面ではなくサブ画面として考えるのがおすすめです。Discord・攻略サイト・OBS・ハードウェア監視などを常時表示する15.6インチのサブモニターとしてなら、60Hzという弱点はほとんど問題になりません。三脚やモニターアームを使って好きな位置へ設置できるため、通常のモバイルモニターよりデスクトップ環境にも組み込みやすい1台です。





