Lenovo「Googlebook 15」の仕様がリーク|Core Ultra 5 325でゲームは?予約は9月21日から
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1.29kg・120Hz OLEDの裏で、内蔵GPUは話題のArc B390ではありません。予約は9月21日から
出典(確認日2026年9月16日):Mac Observer独自取材記事、9to5Google、Intel公式 Core Ultra 5 325製品仕様、Intel公式 Core Ultra X7 358H製品仕様、Notebookcheck実測ベンチマーク、Google公式ブログ「Introducing Googlebook」、Android Authority「Googlebook launch date」、Chrome Unboxed(Bluetooth SIG登録)、Googlebook公式サイト、9to5Google「Googlebook pre-orders start on September 21」にもとづきます。
軽量なノートPCの新しいリーク情報が出るたび、内蔵GPUがどこまでゲームに使えるのか気になる人は多いはずです。特に今回はPanther Lake(Core Ultraシリーズ3)という世代名だけで「ゲームもいけるのでは」と早合点されやすい状況です。
海外メディアの取材によると、Lenovoが開発中とみられる「Googlebook 15」は、2880×1800・120Hz OLEDタッチディスプレイを1.29kgに収めた意欲的な仕様です。ただしCPUに採用されている「Core Ultra 5 325」の内蔵GPUは、同じPanther Lake世代でも上位モデルが積む「Arc B390」ではなく、Xeコア数が4基にとどまるエントリーグレードです。OSもWindowsではなくGoogleが新設した「Googlebook OS」で、Steamゲームの互換性についてはGoogle公式からの言及がありません。
型番や仕様の数字を並べるだけでなく、Intel公式仕様と、同じCore Ultra 5 325を搭載した他機種の実測ベンチマークを突き合わせ、ゲーム目的でこの機種の登場を待つ価値があるかどうかまで判断できるところまで踏み込みます。

目次
要点まず何が起きたか
仕様リークされたGooglebook 15の仕様一覧
Mac Observerが入手したとする製品資料と、複数の海外メディアの追加取材から明らかになった仕様をまとめました。型番「GB 15IPH12」で追跡されてきたモデルは、Bluetooth SIGの認証データベースにも登録が見つかっており、正式な商用名は「Lenovo Googlebook i (15″, 12)」とみられています。Lenovoの命名規則では末尾の小文字「i」がIntel搭載モデルを示すとされ、今回の内容とも矛盾しません。
| 項目 | リーク仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 型番 | GB 15IPH12 | Bluetooth SIG登録名は「Googlebook i (15, 12)」 |
| ディスプレイ | 15.3型 2880×1800(16:10) 120Hz OLEDタッチ | 輝度500nit・DCI-P3 100% |
| 本体サイズ・重量 | 341×236×15.9mm・最軽量構成で約1.29kg | クラウドグレー1色、構成により重量は変動の可能性 |
| バッテリー | 70Wh | 最大11時間 |
| CPU | Intel Core Ultra 5 325 | 8コア8スレッド(P4+LPE4)・最大4.5GHz |
| 内蔵GPU | Intel Graphics(Xeコア4基) | Arc B390ではない、詳細は次章で解説 |
| メモリ | 16GBまたは32GB LPDDR5x | – |
| ストレージ | 256GBまたは512GB | – |
| 無線・ポート | Wi-Fi 7、Thunderbolt 4×2 | USB Type-A、HDMI 2.0、3.5mmジャックも搭載 |
| 認証・スピーカー | 指紋認証+Google顔認証 | 4スピーカーでDolby Atmos対応 |
ここまでの数値はいずれもLenovo自身が公式発表したものではなく、海外メディアが入手した資料にもとづく情報です。製品版では仕様や価格が変更される可能性があります。Googlebook全体の予約は2026年9月21日に始まりますが、Lenovo Googlebook 15の正式仕様はLenovoの発表を待つ必要があります。
背景「Googlebook OS」とはどんなソフトウェアか
Googlebook 15はWindows機ではありません。GoogleはAndroidとChromeOSの長所を組み合わせた新しいPCカテゴリーとして「Googlebook」を2026年5月12日に正式発表しており、公式ブログでは基盤ソフトウェアをGemini Intelligence中心に設計したと説明しています。目玉機能は、カーソルの代わりに画面を指し示すと文脈を理解してGeminiが提案を返す「Magic Pointer」と、プロンプトだけでデスクトップ上に専用ウィジェットを作れる「Create your Widget」の2つです。Acer・ASUS・Dell・HP・Lenovoが初期パートナーとして名を連ね、2026年秋に最初のGooglebookが登場するとアナウンスされていました。
Geekbenchに登録された開発機はAndroid 17ベースの環境で動作しており、Googlebook OSがAndroidの技術スタックを土台にしていることがうかがえます。ChromeOSのようにLinuxコンテナ経由でAndroidアプリを動かす方式ではなく、Android自体を土台に据える設計だとすれば、Androidアプリとの親和性はChromebookより高くなる可能性があります。
核心Core Ultra 5 325の内蔵GPUはArc B390ではない
ここが今回のリークでいちばん見落とされやすいポイントです。Panther Lake世代というだけで一律に「Arc B390搭載」と考えるのは誤りで、Intel公式仕様を確認すると、内蔵GPUの規模はCPUの型番ごとにまったく違います。
- 内蔵GPU名称Intel Graphics
- Xeコア数4基
- GPU最大クロック2.45GHz
- GPU AI性能最大40 TOPS(Int8)
- CPU電力枠ベース25W/最大55W
- 内蔵GPU名称Intel Arc B390
- Xeコア数12基
- GPU最大クロック2.5GHz
- GPU AI性能最大122 TOPS(Int8)
- CPU電力枠ベース25W/最大80W
Intel公式の製品仕様ページを見ると、Core Ultra 5 325の内蔵GPUは単に「Intel Graphics」と表記され、Xeコア数は4基です。一方、Arc B390を搭載するのはCore Ultra X7 358Hで、Xeコア数は12基とちょうど3倍の差があります。GPU単体のAI性能(Int8 TOPS)で比べても40対122と、コア数の差がそのまま数値に反映されています。「Panther Lake搭載だからゲームもいける」という理解は、少なくともGooglebook 15には当てはまりません。
実測同じCPUを積む他機種のゲームベンチマークで見る性能差
Googlebook 15自体のゲームベンチマークはまだ存在しません。そこで、同じCore Ultra 5 325を搭載したDell XPS 16で海外メディアが実施したWindows環境での実測データを参考に、Xeコア4基とArc B390(12基)の性能差を具体的な数字で確認します。あくまで別機種・別OS(Windows)での参考値であり、Googlebook 15本体の性能を示すものではない点には注意してください。
- サイバーパンク2077 Low35.2fps
- サイバーパンク2077 Medium27.0fps
- F1 24 Medium52.7fps
- F1 24 High40.8fps
- サイバーパンク2077 Low68.6fps
- サイバーパンク2077 Medium56.2fps
- F1 24 Medium132.2fps
- F1 24 High100.7fps
サイバーパンク2077は1080p Lowで35.2fps対68.6fps、Mediumで27.0fps対56.2fpsと、いずれもArc B390搭載機がほぼ2倍のフレームレートです。F1 24でもMedium設定で52.7fps対132.2fps、High設定で40.8fps対100.7fpsと差は開いたままで、レースゲームのような比較的軽い部類のタイトルでもXeコア4基だけでは重量級設定を快適に維持しにくいことが分かります。Googlebook 15がこの傾向をそのまま引き継ぐとすれば、サイバーパンク2077のような重量級タイトルを1080p・中設定以上で快適に遊ぶのは難しいと見ておくのが妥当です。
解像度2880×1800ネイティブで120Hzを活かすのは現実的か
Googlebook 15の売りである120Hz OLEDには、もう1つ見落とされがちな条件があります。パネルのネイティブ解像度が2880×1800だという点です。
2880×1800は約518万画素で、ベンチマークの基準である1920×1080(約207万画素)のおよそ2.5倍にあたります。前章のfps値はすでに軽いほうの1080pで計測したものなので、ネイティブ解像度で描画すればフレームレートはさらに下がると見るのが自然です。これはハードウェア仕様とWindows実測値から導いた推測であり、Googlebook 15実機での検証結果ではありません。
120Hzという数字自体は魅力的ですが、活きる場面はゲームよりもむしろカーソル操作やスクロール、動画再生といった日常的なUI操作である可能性が高そうです。ゲームで120Hzに近いフレームレートを狙うなら、解像度を大きく下げるかアップスケーリング機能の実装が前提になりますが、現時点でGooglebook OS側にそうした機能が用意されているかどうかも分かっていません。
互換性Windows版Steamゲームは動くのか
ゲーム目的でいちばん気になるのはここでしょう。結論から言うと、2026年9月16日時点でもGoogle公式からWindows版Steamゲームの互換性について明確な情報は出ていません。Google公式のGooglebook紹介ページで説明されているのは、Google PlayやAndroidアプリ、Chrome、Gemini、スマートフォン連携が中心で、Steamや既存のWindowsゲームへの対応には触れられていません。
「動く」とも「動かない」とも断定できる材料がない、というのが正確な現状です。Googlebook OSがAndroidを土台にしている以上、x86版Windowsゲームをそのまま実行する仕組みが標準で用意されている保証はなく、対応するとしても何らかの互換レイヤーが必要になる可能性があります。この点は9月15日のイベントや、Lenovoの正式発表で明らかになるまで判断を保留すべきポイントです。
代替案Androidゲームとの相性はどうか
Windows版のPCゲームが遊べるかどうかが不透明な一方、Androidゲームとの相性はChromebookより期待できる可能性があります。GoogleはGooglebookをAndroidの技術スタックとより深く統合したプラットフォームと位置づけており、Google PlayストアのAndroidゲームはGooglebook 15でも扱いやすいと考えられます。
ただし別問題として残るのが入力方式です。スマートフォン向けAndroidゲームの多くはタッチ操作を前提に作られており、キーボードやマウス、ゲームパッドでの操作にどこまで対応するかはタイトルごとに差があります。15.3型のタッチディスプレイを備えるとはいえ、ノートPCの姿勢でタッチ操作中心のゲームを長時間遊ぶのは実用的とは言えません。Androidゲームが動くこと自体と、ノートPCとして快適に遊べることは別の話だと考えておく必要があります。
参考開発機とみられるGeekbenchスコアも見つかっている
Googlebook 15とみられる開発機は、Geekbenchのベンチマークデータベースにも複数回登録されています。CPUはCore Ultra 5 325、メモリは約16GB、OSはAndroid 17という構成で、シングルコアスコアはおよそ2,400台、マルチコアスコアはおよそ9,400〜9,600台で推移していました。複数の実行結果で数値に幅があること、開発中のプロトタイプであることから、製品版の性能を保証する数値ではありません。
そもそもGeekbenchはCPU(とGPUコンピュート)の演算性能を測るベンチマークで、ゲームのフレームレートを直接示すものではない点にも注意が必要です。CPU性能自体はOffice作業やブラウジング用途では十分な水準ですが、ゲーム性能を判断する材料としては前章までの実ゲームベンチマークの方が参考になります。
注意Thunderbolt 4を2基搭載していてもeGPU対応は未確認
Googlebook 15はThunderbolt 4を2基搭載しており、スペック上は外付けGPU(eGPU)ボックスを接続できる帯域を備えています。ただし、Thunderbolt 4のポートがあることと、OSがeGPUを正式にサポートしていることは別問題です。WindowsではeGPU接続にドライバーレベルの対応が必要で、Googlebook OSがAndroidを土台にしている以上、同じ仕組みがそのまま使える保証はありません。内蔵GPUの非力さをeGPUで補う、という発想は現時点では前提が成立しておらず、期待しすぎないほうがよさそうです。
予約Googlebookは9月21日から予約開始、Googlebook 15の対象入りは未確定
Googleは2026年9月14日、Googlebookの予約受付を2026年9月21日午前9時(米東部時間、日本時間では9月21日午後10時)から開始すると案内しました。2026年5月の発表以来「2026年秋に登場」とだけ案内されていた発売スケジュールが、ここで一段階具体的になった形です。
9月15日にニューヨークで開かれたメディア向けプレビューイベントは、事前の案内どおり一般向け発表を伴わないハンズオンの場にとどまりました。Acer・ASUS・Dell・HP・Lenovoの初期5社の実機に触れる機会が設けられましたが、その内容はGoogleの許可があるまで報道を控える取り決めになっており、Lenovo Googlebook 15単体についての続報は2026年9月16日時点でまだ出ていません。
ここで注意したいのは、9月21日に決まったのはGooglebookというカテゴリー全体の予約開始日であり、Lenovo Googlebook 15がその初日から予約対象になると確定したわけではない点です。どのメーカーのどのモデルが初日に注文できるのか、日本国内で同時に予約が始まるのかは2026年9月16日時点で公表されておらず、Lenovo Googlebook 15の価格や日本発売日についてもLenovo自身の正式発表を待つ必要があります。
判断ゲーム目的でGooglebook 15を待つ価値はあるか
- Panther Lake世代のOLED機を1.29kgという軽さで持ち歩ける
- 指紋認証+顔認証のダブル生体認証、Wi-Fi 7、Thunderbolt 4×2という装備は十分に現代的
- Androidの技術スタックとより深く統合される設計で、Androidゲームとの相性はChromebookより期待できる可能性がある
- 内蔵GPUはArc B390ではなくXeコア4基の下位グレードで、重量級タイトルは1080p・中設定以上でも厳しい
- Windows版Steamゲームが動くかどうかは2026年9月16日時点でもGoogle公式から未確認
- ネイティブ解像度2880×1800は1080pの約2.5倍で、120Hzをゲームで活かすのは現実的ではない
Googlebookの予約は2026年9月21日に始まりますが、Windows版Steamゲームの互換性やGooglebook 15自体の実機ベンチマークはまだ明らかになっておらず、ゲーム性能を判断する材料はこの数日で増えていません。ゲーム性能を最優先で考えるなら、現時点ではArc B390を搭載したWindowsノートPCやゲーミングノートPCの方が判断材料がそろっています。一方で、Android・Gemini連携を重視しつつ15インチ級の軽量・OLED画面を求めているなら、Googlebook 15は正式発表を待って検討する価値がある面白い選択肢です。どちらを選ぶにしても、「Panther Lake搭載=ゲームもいける」という思い込みだけは避けたほうがよさそうです。
代替案今すぐ買うならArc B390搭載機が現実的
Googlebook 15自体はまだ価格も発売日も発表されていません。ゲーム性能を重視するなら、同じPanther Lake世代で実際にArc B390を積んだWindowsノートが2機種、すでにAmazon.co.jpで購入できます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|Panther Lake搭載でもGPUの中身までは保証されない
Lenovoが開発中とみられる「Googlebook 15」(型番GB 15IPH12)は、2880×1800・120Hz OLEDタッチディスプレイを1.29kgに収めた仕様がリークされました。ただし搭載CPUの「Core Ultra 5 325」が内蔵するのは、Xeコア数がわずか4基のエントリーグレードGPUです。同じPanther Lake世代でも12基のXeコアを積む「Arc B390」とは別物で、同じCore Ultra 5 325を積む他機種の実測ベンチマークでは、Arc B390搭載機に対しおよそ半分のフレームレートにとどまっています。
ゲーム性能を最優先するなら、現時点ではArc B390搭載のWindowsノートPCやゲーミングノートPCを選んだほうが判断材料が豊富です。一方で、Android・Gemini連携を重視した軽量OLEDノートとしてGooglebook 15に関心があるなら、Windows版Steamゲームの互換性やeGPU対応といった未確認の項目が公式に明らかになるのを待ってから判断するのが安全です。



