HyperX Cloud IIIは買いか|Cloud III Sとの違い・Cloud IIからの進化点まで解説【2026年版】
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上位機Cloud III S・旧型Cloud IIとの違いを公式仕様で解説
出典:日本HP公式サイト「HyperX Cloud III ゲーミングヘッドセット」製品ページ、同「Cloud III S ワイヤレス」製品ページ、Amazon.co.jp商品ページの製品仕様表記にもとづきます(2026年8月時点)。
ゲーミングヘッドセットを探していると、同じHyperX「Cloud III」という名前でも、無印の有線モデルとワイヤレスの「Cloud III S」の2種類があることに気づきます。型番も価格も違うのに見た目がよく似ているため、どちらを選べばいいのか迷う人は少なくありません。
結論から言うと、両者はドライバーと空間オーディオ機能こそ共通ですが、接続方式・重量・バッテリー管理の有無で性格がはっきり分かれています。ケーブルの制約を許容できるなら無印Cloud IIIのコストパフォーマンスが際立ち、自由な取り回しを優先するならCloud III Sに軍配が上がります。
この記事では、無印Cloud IIIとCloud III Sのスペック差、ロングセラー機だった旧型Cloud IIからの進化点、PS5・Switchなど対応機種での注意点まで、公式資料をもとに整理します。マイク単体を強化したい場合はゲーミングPC向け マイク・オーディオインターフェース構築完全ガイドも参考にしてください。
目次
結論先に結論|有線とワイヤレス、どちらを選ぶべきか
- 実売1万円前後で53mmドライバー+DTS空間オーディオを体験したい人
- バッテリー切れの心配なくケーブル1本で完結させたい人
- PC・PS5・Switch(TVモード含む)を1台で使い回したい人
- デスク周りのケーブルをなくしたい人
- 2.4GHz無線とBluetoothを切り替えて複数機器で使いたい人
- 予算に余裕があり最大120時間のバッテリーを活かしたい人
スペックCloud III と Cloud III S を並べて比較
| 項目 | Cloud III(有線) | Cloud III S(ワイヤレス) |
|---|---|---|
| 実売価格 | 約¥10,980〜(公式¥12,980) | 約¥19,980(公式¥22,980) |
| 接続方式 | 3.5mm+USB-C/USB-A(LED点灯用) | 2.4GHz無線(USBドングル)+Bluetooth 5.3 |
| バッテリー | 不要(有線給電) | 2.4GHz最大120時間/BT最大200時間、充電約5時間 |
| 重量 | 308g(マイク込み約320g) | 約340g台(マイク込み約350g台、海外レビュー実測値) |
| ドライバー | 53mm 角度付き | 53mm 角度付き(同スペック) |
| マイク | 10mm・着脱式・ノイズキャンセリング | 10mm・着脱式ブーム・単一指向性 |
| 空間オーディオ | DTS Headphone:X(生涯無料アクティベーション) | DTS Headphone:X(永続ライセンス) |
| 対応機種 | PC/PS5/PS4/Xbox/Switch/Mac/モバイル(3.5mm経由) | PC/PS5/PS4/Switch/Mac/Bluetooth対応モバイル機器 |
| 構造 | 密閉型・アルミフレーム | 密閉型・アルミフレーム |
※価格は2026年8月時点のAmazon.co.jp実勢価格の目安です。変動するため購入前に各販売サイトでご確認ください。なお、HyperXにはこの2機種のほかに2.4GHz専用の「Cloud III Wireless」というモデルも存在しましたが、2026年8月時点で日本HP公式サイトでは完売表示となっており、Bluetoothにも対応する現行のワイヤレスモデルはCloud III Sが担っています。
進化点ロングセラー機Cloud IIから何が変わったか
HyperX Cloudシリーズは、初代からCloud II、Cloud Alphaと続く定番ラインで、Cloud IIIはその正統進化にあたります。日本HP公式の発表によると、Cloud IIで支持されていた快適性や音質を土台に、複数の点で仕様が引き上げられています。
互換性PS5・Switchで使うときの注意点
Cloud IIIは3.5mmジャック接続のため、PC・PS5・PS4・Xbox・Switch・Mac・モバイル機器まで幅広く使い回せるのが有線モデルの強みです。Nintendo Switchは携帯モード・テーブルモードだけでなく、ドックに接続したTVモードでも本体のヘッドホンジャックにCloud IIIを挿せば問題なく音声・マイクを使えます。
ただし、本体のヘッドホンジャックにヘッドセットを挿している間は、テレビ側からは音が出なくなります。任天堂公式サポートによると、これはSwitch・Switch 2共通の仕様で、Proコントローラーのヘッドホン端子を使った場合も同様にテレビの音声出力が止まります。家族と同じ部屋でテレビを見ながらプレイする場面では、ヘッドセットを外すかテレビ側の音量で調整する必要がある点は覚えておきましょう。
USB端子は音声伝送には使わず、イヤーカップのミュートLEDを点灯させるための電源供給用です。3.5mm接続のみでも音声・マイクは機能しますが、USBも接続しておくとミュート状態が視覚的にわかりやすくなります。
評価傾向装着感の良さと引き換えに、音場は密閉型なりの範囲
Amazon.co.jpのカスタマーレビューは星4.6(13,020件、White/Pinkカラー、2026年8月時点)と高水準です。海外の主要レビューメディアでも傾向は共通しており、評価されやすい点と気になりやすい点がはっきり分かれています。
- メモリーフォームイヤーパッドによる装着感の良さ、幅広い頭のサイズにフィットする調整幅
- 10mmマイクの声のクリアさとノイズキャンセリングの効き
- アルミフレーム+樹脂の質感と価格のバランス
- 密閉型らしく低音の量感やサウンドステージの広さは価格なりの範囲(裏を返せば低音が控えめな分、FPSでは足音を聞き取りやすいという評価もある)
- イヤーカップが平らに折りたためない構造で携帯性はやや劣る
- まれにマイクの抜き差しでミュートLEDの点灯がずれる報告あり
おすすめ結局どちらを買うべきか
初めての1台としてコストを抑えつつ音質を底上げしたいなら無印Cloud III、ケーブルレスの快適さと長時間バッテリーに価値を感じるならCloud III Sを選ぶのが基本方針です。どちらも53mmドライバーとDTS Headphone:X空間オーディオという中核の音響性能は共通しているため、「値段なりに機能が削られる」心配をせずに選べます。
まとめまとめ|Cloud IIIは価格以上の音響性能が魅力の有線モデル
HyperX Cloud IIIは、実売1万円前後という価格帯にもかかわらず、上位ワイヤレス機Cloud III Sと同じ53mmドライバーとDTS Headphone:X空間オーディオを搭載した有線ゲーミングヘッドセットです。バッテリー管理が不要で、PC・PS5・SwitchのTVモードまで1台で使い回せる手軽さが最大の強みです。ケーブルの制約が気にならないなら、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。
コストを抑えつつ音質を底上げしたいなら無印Cloud III、ケーブルレスの快適さを優先するならCloud III S。どちらも中核の音響性能は共通しているため、接続方式とバッテリー管理の要不要で選んで問題ありません。



