ASUS TUF Gaming BE3600は買いか、価格差4,850円のRT-BE3600J Proとの違いを比較【2026年版】
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有線ポートは5対2、CPUは2.0GHz対1.5GHz
ASUS JAPANは2026年9月4日、Wi-Fi 7対応の新型ルーター「TUF Gaming BE3600」と「RT-BE3600J Pro」の予約受付を同時に開始しました。どちらも発売日は9月11日で、通信速度の理論値は5GHz帯最大2,882Mbps+2.4GHz帯最大688Mbpsと共通です。価格はTUF Gaming BE3600が21,770円、RT-BE3600J Proが16,920円で、4,850円の差があります。
通信速度のカタログスペックが同じなら安いほうで十分にも思えますが、CPU・有線ポートの数・ゲーム専用機能の有無で作りは大きく異なります。結論から言えば、有線でつなぐ機器が多い・家族と回線を共有するならTUF Gaming BE3600、価格を抑えてAiMeshで拡張したいならRT-BE3600J Proが向いています。
ルーター選びの基本的な考え方はゲーム用Wi-Fiルーターの選び方で解説済みです。2機種の価格差4,850円は、CPU・有線ポートの数・ゲーム専用機能という3つの違いから生まれています。

目次
結論先に結論|どちらを選ぶべきか
- 有線でつなぐ機器が3台以上ある(PC・ゲーム機・NASなど)
- 家族と回線を共有していて、ゲーム中の通信を自動で優先させたい
- スマホのモバイルゲームの通信も安定させたい
- できるだけ価格を抑えてWi-Fi 7の速度を体感したい
- AiMeshで複数台つないで家全体をカバーする計画がある
- 有線接続はPC1台だけで、あとはWi-Fiで十分
スペックスペックを並べて比較
| 項目 | TUF Gaming BE3600 | RT-BE3600J Pro |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年9月11日 | 2026年9月11日 |
| 価格(税込・メーカー想定) | 21,770円 | 16,920円 |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)デュアルバンド | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)デュアルバンド |
| 通信速度(理論値) | 5GHz帯 最大2,882Mbps 2.4GHz帯 最大688Mbps | 5GHz帯 最大2,882Mbps 2.4GHz帯 最大688Mbps |
| CPU | 2.0GHz クアッドコア | 1.5GHz クアッドコア |
| メモリ | 1GB RAM/256MB フラッシュ | 512MB RAM/128MB フラッシュ |
| 有線ポート合計 | 5ポート(2.5G WAN/LAN×1・1G WAN/LAN×1・1G LAN×3) | 2ポート(2.5G WAN/LAN自動判別×2) |
| ゲーム専用機能 | Gaming Port/Mobile Game Mode/Game Boost | なし |
| AiMesh | 対応(プライマリ/ノード) | 対応(プライマリ/ノード、2.5G有線バックホール) |
| アンテナ | 外部アンテナ×4 | 内蔵アンテナ×4 |
出典:ASUS JAPAN プレスリリース(TUF Gaming BE3600/RT-BE3600J Pro)、ASUS公式スペックページ(TUF Gaming BE3600/RT-BE3600J Pro)、2026年9月4日確認。
周波数帯どちらも6GHz非対応、MLOは2.4GHzと5GHzで動く
スペック表に「デュアルバンド」と記したとおり、2機種とも扱えるのは2.4GHz帯と5GHz帯だけです。Wi-Fi 7に対応していても、6GHz帯の無線は搭載していません。ASUS公式のスペックページでは、RT-BE3600J Proの対応周波数が「5GHz/2.4GHz」と明記されており、TUF Gaming BE3600も同梱物の欄で「Dual Band WiFi 7 router」と表記されています。
Wi-Fi 7の目玉として紹介されることの多いMLO(マルチリンクオペレーション)も、6GHzが必須というわけではありません。ASUSの日本語製品ページでは、TUF Gaming BE3600のMLOについて「2.4GHz帯と5GHz帯から最適な周波数帯を自動で組み合わせ、切り替える」と説明されています。ただし使えるMLOのモードは接続する端末側の対応にも左右されます。
チャネル幅も、両機とも公式仕様が「20/40/80/160MHz」までで、320MHz幅には対応しません。320MHzは6GHz帯でしか確保できない幅なので、6GHzを積んでいない以上は当然の帰結です。5GHz帯の混雑から逃げるために6GHzへ移りたい、という動機でこの2機種を選ぶと期待は外れます。その目的なら6GHz対応モデルを比較対象にしてください。
逆に、6GHzを使う端末が手元になく、2.4GHzと5GHzの機器を中心に運用するなら、非対応という理由だけで候補から外す必要はありません。なお6GHzを使うにはPC側の条件も揃える必要があり、アダプター・Windowsのバージョン・ドライバー・ルーターの4つを順に確認する手順はWi-Fi 6E・Wi-Fi 7なのに6GHzが表示されない原因で整理しています。
「BE3600=約3,600Mbps」は1台で出る速度ではありません
この数字は5GHz帯の2,882Mbpsと2.4GHz帯の688Mbpsを足したもので、ルーター全体の理論値です。PC1台が常時3.6Gbpsで通信できるという意味ではなく、MLOを有効にすれば両帯域の最大値がそのまま合算される、というものでもありません。
価格差価格差4,850円は何に使われているのか
1台をメインルーター、2台目以降をAiMeshノードとして2.5G有線バックホールでつなぐ構成なら、RT-BE3600J Proの本体価格の安さがそのまま総費用の差になります。逆に最初から1台で完結させたいなら、有線ポートが多くゲーム専用機能もあるTUF Gaming BE3600のほうが後から後悔しにくい構成です。
有線の上限2.5GbEが1つか2つかで、組める構成が変わる
有線側は、ポートの数だけでなく2.5GbEを何に割り当てられるかでも差が出ます。TUF Gaming BE3600の2.5Gポートは1つで、しかもWAN/LAN兼用です。回線側に使えばPC側に残るのは1Gポートになり、PC側に使えば回線側が1Gポートになります。両方を同時に2.5Gbpsで通すことはできません。
| やりたいこと | TUF Gaming BE3600 2.5G×1・1G×4 | RT-BE3600J Pro 2.5G×2 |
|---|---|---|
| 回線側を2.5Gbpsで受ける | できます | できます |
| 有線PCを2.5Gbpsでつなぐ | できますが、回線側が1Gbpsになります | できます |
| 回線とPCの両方を2.5Gbpsに | できません | できます |
| 有線機器を3台以上つなぐ | できます(1Gポートが3つ残ります) | ハブかAiMeshノードの追加が必要です |
この構成から、Gaming Portの読み方も決まります。TUF Gaming BE3600の2.5Gポートは1つだけなので、ゲーム機やPCをつなぐGaming Portに割り当てられているのは1G側のポートです。通信を優先して流す機能と、そのポート自体のリンク速度は別の話になります。1Gbpsで足りる対戦ゲームの応答性には影響しませんが、2.5GbE搭載のPCで大容量のゲームを速くダウンロードしたい場合、優先制御では解決しません。
購入購入先を確認する
2.5GbEを2基搭載して価格を抑えたい人はRT-BE3600J Proから検討してみてください。有線ポートの多さとゲーム専用機能で選ぶなら、TUF Gaming BE3600が候補になります。
FAQよくある質問
まとめまとめ|価格差は「作り」の差
TUF Gaming BE3600とRT-BE3600J Proは、Wi-Fi 7のカタログ速度こそ同じですが、CPU・有線ポートの数・ゲーム専用機能という中身の作りで4,850円の価格差が生まれています。有線でつなぐ機器が多い、または家族と回線を共有していてゲーム通信を自動で優先させたい人はTUF Gaming BE3600、価格を抑えてAiMeshで拡張したい人はRT-BE3600J Proを選ぶと失敗しにくくなります。
目の前の1台に有線で何台つなぐ予定かで選び方は決まります。3台以上ならTUF Gaming BE3600、1台+将来のAiMesh拡張ならRT-BE3600J Proが合理的です。




