ICY DOCK MB303E5P-Bは自作PCで使える?E1.S SSD2台の分岐・6ピン電源とM.2増設カードとの違い
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E1.S SSDを自作PCに増設するには、SSDの形状に加え、マザーボードのレーン分岐まで合わせる必要があります。ICY DOCKのExpressSlot Elite MB303E5P-Bは、E1.S SSDを2台載せ、PC背面から交換できるPCIe拡張カードです。
導入条件は9.5mm厚E1.S NVMe SSD、指定のPCIe分岐に対応するスロット、6ピンPCIe補助電源の3点。物理的に長いPCIe x16スロットが空いているだけでは、2台運用できるとは限りません。
対応E1.S SSDを保有し、検証や保守で交換を繰り返す人には検討価値があります。ゲームの保存容量を増やしたい人は、既存のM.2スロットやM.2増設カードから選ぶほうが、手持ちのSSDを活用しやすい構成です。

目次
仕様9.5mm厚E1.Sを2台、各SSDへPCIe x4接続
| 対応SSD | E1.S NVMe SSD ×2、メーカー指定は9.5mm厚 |
| SSDの世代 | PCIe 5.0 / 4.0 / 3.0 |
| ホスト接続 | PCIe 5.0 x8、x8 / x16スロットへ装着 |
| 2台運用の分岐 | x8はx4/x4、x16はx4/x4/x4/x4 |
| 給電 | PCIeスロット+6ピンPCIe電源入力 |
| 冷却 | 50 × 50 × 15mmファン1基 |
| 本体寸法 | 121 × 21.8 × 226.8mm(W × H × D) |
| 消費電力 | 3W、SSDの消費電力は含まない |
各SSDに独立したPCIe x4リンクを割り当てます。メーカー公称の各SSD最大128Gbpsは接続帯域であり、ファイルコピーの実測速度ではありません。実際の速度はSSD、ホスト側の接続、処理内容に左右されます。
導入条件購入前にスロット・SSD・電源を照合する
PCIe x16の外形とレーン分岐は別の条件
2台を動かすには、装着するスロットをx4単位へ分けるPCIe Bifurcationが必要です。メーカー指定はx8ならx4/x4、x16ならx4/x4/x4/x4。マザーボードのマニュアルで、使用するスロット名と対応するBIOS設定を照合してください。
確認するのは、スロットの外形、実際のレーン数、分岐設定、GPUやM.2とのレーン共有です。下段スロットが実配線x4だったり、必要な分岐項目がなかったりする場合は、購入前にマザーボードメーカーへ対応可否を確認する必要があります。
カードの追加でGPU側のレーン配分が変わるか、別の端子が無効になるかはマザーボードごとに異なります。分岐対応という表記だけで、GPUとSSD2台の同時動作まで保証されるわけではありません。
E1.Sという名前だけでSSDを選ばない
メーカー仕様の対象は9.5mm厚E1.Sです。SSD側の仕様書で厚さと接続規格を確認し、カードへ装着できるかを購入先へ照会してください。M.2 SSDを直接装着する製品として選ぶことはできません。
形状・接続規格の候補例にはApacer PV93E-E1Sがあります。公式仕様はE1.S 9.5mm、PCIe Gen4 x4です。ただし、これはMB303E5P-Bでの動作保証を示すものではありません。国内の取り寄せ可否、納期、保守交換用SSDまで確保してからカードを選ぶのが安全です。
6ピン給電とカード長の余裕も必要
マニュアルはMB303E5P-Bへ電源ユニットから6ピン電源を接続するよう指定しています。スロット給電だけを前提にせず、電源ユニットの対応するPCIe電源ケーブルを用意してください。SSD込みの電源容量は、カード本体の3Wとは別に見積もります。
フルハイトのブラケットと奥行226.8mmのカードが入るスペースも必要です。ケース内のGPU、配線、ドライブケージへの干渉に加え、PC背面でトレイを引き出せる設置場所かも確認してください。
使い方初回は電源を切って装着し、2台の認識を確認
- マザーボードの説明書に従い、対象スロットのPCIe分岐を設定する。
- PCをシャットダウンして電源を切り、カードを対応スロットへ挿してブラケットを固定する。
- 電源ユニットの6ピンPCIe電源をカードへ接続する。
- トレイを引き出し、対応SSDを水平に差し込んでラッチを固定する。トレイを戻してから起動する。
- OSでSSD2台を個別に認識するか確認する。既存データのあるSSDを誤って初期化しない。
背面からの交換は、ケース側板を開ける手間を減らす機構です。通電中のホットスワップはマザーボードとOSの対応に依存します。公式FAQは、互換性が確認されていない場合、着脱前にシステムの電源を切るよう案内しています。
冷却50mmファン搭載でも温度・騒音は構成次第
50mmファンと密閉型のエアフローチャンバーでSSDへ風を通す設計です。長時間負荷でのサーマルスロットリング低減はメーカーが掲げる狙いで、一定の温度低下幅や静音性を約束する数値ではありません。
連続書き込みや2台同時アクセスを行うなら、導入後にSSD温度、速度の推移、ファン音を実際の負荷で確認してください。ケースの吸排気を確保し、ファン搭載という理由だけでSSDの温度管理を省かないことが大切です。
比較ASUSのM.2増設カードとの違いはSSD形状と交換方法
ASUS HYPER M.2 X16 GEN5 CARDは、NVMe M.2 SSDを最大4台搭載するカードです。2242 / 2260 / 2280 / 22110に対応し、使用できるSSD数はCPUとマザーボードの設計に依存します。ASUSもBIOSと分岐設定の確認を求めています。
MB303E5P-Bを選ぶ理由は、9.5mm厚E1.Sを2台使い、背面トレイで交換すること。ASUSを選ぶ理由は、M.2 SSDをカード上に搭載して容量を増やすことです。両製品ともファンと6ピン電源端子を備えますが、対応SSDの形状は異なります。
ゲーム用SSDを追加する目的なら、まずマザーボードの空きM.2端子を確認し、不足する場合にM.2増設カードを検討できます。E1.Sを使う業務上の理由がなければ、SSD規格ごと変更する利点は小さくなります。
購入判断SSD2台を含めた総額と国内サポートで決める
MB303E5P-Bは、対応E1.S SSDをすでに持ち、分岐設定と給電を満たせる環境向けです。新規導入ではカード代だけでなく、対応SSD2台、必要な電源・マザーボード構成を含めた総額を見積もってください。
メーカー日本語ページのオンライン販売欄から国内購入先へ進めます。日本国内の正規サポートは販売元「icydock japan」が条件です。日本語ページの保証表記は1年間センドバック保証なので、販売元と保証条件を注文前に確認してください。
M.2 SSDを増やす人は、ASUS側も使用予定スロットでの対応台数を確かめてから選んでください。
FAQMB303E5P-Bの導入で迷いやすい点
まとめE1.Sの交換運用が必要な人向け
MB303E5P-Bの価値は、E1.S SSD2台をPCIeスロットへまとめ、PC背面から交換できる点にあります。9.5mm厚SSDの調達、マザーボードの分岐、6ピン給電、ケースの空間がそろってから導入を判断してください。
対応SSDを持たずゲーム用の容量追加だけが目的なら、既存のM.2端子やM.2増設カードが先の候補です。E1.Sの保守・検証を日常的に行う環境では、交換にかかる手間と総導入費を比べる選択になります。
出典:ICY DOCK日本語仕様・FAQ / ICY DOCK製品仕様 / 取り付けマニュアル / Apacer PV93E-E1S / ASUS HYPER M.2 X16 GEN5 CARD

