NTEのグローバルイルミネーション(Lumen)は切るべき?オフで80→105fpsになる代わりに失う影と陰影【2026年10月】
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RTX 4070 Tiの海外計測ではオフで+25fps(約31%)。ただし影が平らになります
NTE(Neverness to Everness)の画質設定には「グローバルイルミネーション」という項目があります。壁や地面に当たって跳ね返った光が周囲をぼんやり照らす間接照明のことで、オンかオフかで、街並みも草地もかなり印象が変わります。
海外の計測では、グローバルイルミネーション(NTEではUnreal Engine 5のLumenが担当)をオンにした80fpsが、オフで105fpsになりました。増えたのは25fpsで、約31%の上乗せです。代わりに影の柔らかな濃淡が消え、草地の暗がりや物の陰が平らに見えます。
今のfpsに不満がなければ、オンのまま使うほうが景色は豊かです。目標のfpsに届かないときは、反射の設定(Lumenから画面内反射のSSR)と並べて、どちらの見た目を残すかで選びます。

目次
設定の意味グローバルイルミネーションは「跳ね返った光」の計算
グローバルイルミネーション(GI)は、光源から直接当たる光だけでなく、壁・床・木々に当たって跳ね返った光が周囲を照らす効果を計算する仕組みです。赤い壁の近くの床がほんのり赤く染まる、建物の陰でも真っ暗にならず柔らかく明るい、といった表現がこれにあたります。
NTEはUnreal Engine 5製で、UE5ではLumenが標準のグローバルイルミネーションと反射の仕組みです。Lumenは、無限回の跳ね返りを伴う拡散的な間接光と、間接的な鏡面反射を、大きく細かい環境で扱います。海外の計測でも、NTEのGIの比較は「Lumenオン/オフ」として記録されています。
出典:Epic Games「Lumen Global Illumination and Reflections in Unreal Engine」(Unreal Engine 5.8版ドキュメント)
見た目の差オンとオフで変わるのは影の濃淡と立体感
海外の計測では、植物の多い開けた場所でGIのオンとオフが撮り比べられています。オフにすると、影の濃淡が減って絵が平らになります。


| 項目 | オン(Lumen) | オフ |
|---|---|---|
| fps | 80fps | 105fps(約31%増) |
| 光の広がり | 低地や木々の間で光が柔らかく回り込み、赤いエフェクトなど周囲の色も反映する | 物の照明が簡略化され、光の当たり方が単純になる |
| 影 | 草の中に影の濃淡が段階的に出る | 影が平らになり、茂みの中の柔らかい陰影が消える |
| 全体の印象 | 奥行きと一体感のある絵になる | 植物が風景になじまなくなる |
出典:GameGPU「Neverness to Everness – Review and comparison of graphics settings」(2026年5月8日掲載)。測定機はRyzen 7 9800X3D・GeForce RTX 4070 Ti 12GB・DDR5-6200 32GB。比較用のスクリーンショットは2K解像度とされています。
この比較は、草木の多い開けた場所の1場面です。自分が遊ぶ屋内や夜の街でも見比べてください。反射・RT・アップスケーリングなどの設定値は画像内に表示されていないため、同じ条件で再現するときは次の測定手順で固定してください。
fpsへの効きオフで+25fps。反射の切り替えのほうがやや大きい
同じ計測で他の設定を軽くしたときの増加率と比べると、GIは反射に次ぐ2番目です。各設定は別の場面で測られているため、fpsの絶対値ではなく増加率で見てください。
| 設定 | 変更前→変更後 | 増加率 |
|---|---|---|
| 反射 | Lumen 72fps → SSR 100fps | +39% |
| グローバルイルミネーション | Lumen オン 80fps → オフ 105fps | +31% |
| マテリアル | ウルトラ/高 66fps → 最低 85fps | +29% |
| 焦点距離(描画距離) | ウルトラ/高 66fps → 低/最低 70〜71fps | +6〜8% |
| 植被率 | ウルトラ/高 59fps → 最低 61fps | +3% |
出典:GameGPU(上記と同じ計測)の掲載fpsから算出。増加率は小数点以下を四捨五入しています。
GIをオフにしたときの+31%は、軽くする設定のなかで上位です。同じ計測では、遠景の範囲を決める焦点距離は+6〜8%、草花の密度を決める植被率は+3%にとどまります。それぞれの詳細は焦点距離の記事と植被率の記事にまとめています。
この数値はRTX 4070 Tiでの結果です。GPUや解像度、アップスケーリングの設定、場面が違えば増加率も変わります。別のPCで同じ25fpsが出るとは限りません。
混同しやすい設定GI・反射・レイトレーシングは別の項目
GIだけを切っても、反射やレイトレーシングの設定は変わりません。3つは名前が似ていますが、別々に効く項目です。
| 設定 | 変わるもの | 海外の計測 |
|---|---|---|
| グローバルイルミネーション | 跳ね返った光による柔らかい明るさと陰影 | Lumen 80fps → オフ 105fps |
| 反射 | 濡れた路面やネオンの映り込み。SSRにすると画面端で映り込みが切れ、ぼやける | Lumen 72fps → SSR 100fps |
| レイトレーシング | 反射や柔らかい影をハードウェアで精密に計算する上位モード(フルRTが最も精密) | フルRT 26fps/RT 43fps/なし92fps(別の室内場面) |
出典:GameGPU(上記と同じ検証)。3項目は場面が異なるため、fpsの絶対値どうしは比べられません。
夜の街で濡れた路面とネオンの映り込みを楽しみたいなら反射を残し、草地や室内の陰影を重視するならGIを残す、という分け方ができます。両方を軽くするとfpsは大きく伸びますが、光の表現はどちらも簡素になります。
RTX 3060でNTEを動かしたときの設定の出方とfpsは、RTX 3060の検証記事にまとめています。
判断GIを切ってよい人・残したほうがよい人
| 状況 | GI | 理由 |
|---|---|---|
| 目標fpsに届かない | オフにして様子を見る | +31%は軽くする設定のなかで効きが大きい。反射のSSR化とどちらを先にするかは、残したい見た目で決める |
| fpsに余裕がある | オンのまま | 草地や屋内の陰影が豊かになる。不満がないのに下げる理由は薄い |
| 高リフレッシュレートのモニター | オフも選択肢 | 100fps超を安定させたいときは、GIと反射の両方が候補になる |
| 景色やスクリーンショットを楽しむ | オン | 影と奥行きが変わる設定のため、見た目の満足度に直結する |
NTEの公式推奨環境は、Core i7-12700とGeForce RTX 3060またはRadeon RX 6700相当以上です。この水準のGPUで重さを感じたときも、まずGIと反射が調整の候補になります。そのほかの軽くする順番はNTEのおすすめ設定ガイドで確認できます。
確かめ方自分のPCでGIの効果を測る手順
- 陰影の差が出やすい草木の多い場所に立ち、視点を動かさない。
- FPS表示を出し、GIがオンの状態で10秒ほどのfpsを控える。
- GIだけをオフにし、同じ場所・同じ向きで同じ時間のfpsを控える。
- 増えたfpsと見た目の変化を見比べ、納得できなければオンに戻す。
反射やレイトレーシングも同時に変えると、どの設定の効果か分からなくなります。解像度・アップスケーリング・フレーム生成・時間帯も前後でそろえてください。草地だけでなく、夜の街中でも測ると、自分の遊ぶ場面でGIが効くかを判断できます。
おすすめGIを切らずに遊びたいときの買い替え候補
GIをオンのまま高いfpsで遊ぶには、GPUに余力が必要です。公式の推奨環境はRTX 3060またはRadeon RX 6700相当以上で、より新しい世代のGPUなら設定を落とさずに済む場面が増えます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|fpsが足りないときだけ切る設定
海外のRTX 4070 Ti計測では、GIをオフにして得られるのは約25fpsで、代わりに影の濃淡と奥行きが失われます。fpsに不満がなければオンのまま、足りないときは反射と並べて残したい見た目から選ぶのがおすすめです。
GIはfpsに余裕があるならオン。足りないときは、海外計測で+31%のオフと+39%の反射SSR化を、残したい景色で選ぶ。



