RTX 3060でNTE Neverness To Everness は遊べる?公式推奨の罠とLumen設定の分岐点を実機検証
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「公式推奨GPUのRTX 3060でNeverness To Everness(NTE)は本当に遊べるのか」——Hotta Studioが手掛けるこの基本無料の都市型オープンワールドRPGは、UE5のLumen・Nanite・レイトレを全採用した重量級タイトルです。海外GameGPUの実測では「公式推奨RTX 3060ですらLumen有効の標準画質で平均25fps」というショッキングなデータが出ており、額面通りに信じると裏切られます。
本記事では、RTX 3060 + Ryzen 7 7800X3D 環境で実機検証し、画質プリセット別・アップスケーリング別・解像度別に「実際に何fps出るのか」「どう設定すれば遊べるラインに乗るのか」を整理しました。NTEは設定項目自体は豊富で、画質プリセット5種・アップスケーリング5段階・テクスチャ等の個別調整も可能です。一方で RTX 3060 では「アンチエイリアス」「レンダリング精度」が変更不可、フレーム生成(DLSS 3/4.5 MFG)も RTX 40系以降の専用機能という独自の制約も判明しました。
本作の総合スペックガイドは NTE Neverness to Everness PC版 必要スペックとおすすめ構成 をご覧ください。RTX 3060全体の現在地は 親記事 にまとめています。
目次
RTX 3060でNTEは快適に遊べるか|設定別判定
RTX 3060でNTEを快適に遊べる設定と、画質を妥協してもfpsが足りない厳しい設定を、本記事の実測値をもとに分類しました。結論として「フルHD・バランスプリセット・DLSSバランス」を使えばRTX 3060でも余裕で遊べますが、画質を上げると一気に苦しくなる「壁」が存在します。
| 設定要素 | 〇 快適に遊べる | △ 妥協ライン | ✗ 厳しい |
|---|---|---|---|
| 解像度 | フルHD(108fps) | WQHD(95fps) | 4K(50fps、1% Low 25fps) |
| 画質プリセット | バランス(114fps) | スムーズ・パフォーマンス (114〜119fpsだが画質低下) |
高画質・最高画質 (71〜73fps、-36%急降下) |
| アップスケーリング | バランス・画質 (107〜108fps) |
閉じる・スペック (110〜114fps) |
DLAA (90fps、画質最強だが-21%) |
検証環境
| パーツ | 構成 |
|---|---|
| GPU | RTX 3060 12GB(検証対象・公式推奨GPU) |
| CPU | Ryzen 7 7800X3D |
| メモリ | DDR5-4800 64GB(A-DATA AD5U480032G-B 2枚、JEDEC標準動作) |
| ストレージ | NVMe SSD(PCIe Gen4、空き容量120GB以上を確保) |
| OS | Windows 11 |
| ドライバ | GeForce Game Ready 最新版(2026年5月時点) |
| ゲームバージョン | 2026年5月時点(グローバル配信開始: 2026年4月29日) |
| サーバー | Asiaサーバー(日本専用サーバーなし) |
NTE特有の事情|RTX 3060ユーザーが事前に知るべき4点
NTEは他のUE5タイトルと比べて、RTX 3060ユーザーにとって特殊な事情が複数あります。本記事の数値を理解する前提として整理しておきます。
画質プリセット別fps|フルHDで各プリセットの実態
NTEの画質プリセットは パフォーマンス / スムーズ / バランス / 高画質 / 最高画質 の5段階です。各プリセットでフルHDの実機fpsがどう変わるのかを計測しました。アップスケーリングは各プリセットの初期値(バランス等)に従っています。
| 画質プリセット | 平均fps | 体感 |
|---|---|---|
| パフォーマンス | 非常に快適 | |
| スムーズ | 非常に快適 | |
| バランス(標準推奨) | 非常に快適 | |
| 高画質 | 許容ライン | |
| 最高画質 | 許容ライン |
アップスケーリング設定でfpsはどう変わる|DLSS 5段階比較
NTEのアップスケーリング項目はRTX 3060でも個別選択可能で、「閉じる / DLAA / 画質 / バランス / スペック」の5段階から選べます。同じ画質プリセット(バランス)固定で、アップスケーリング設定だけ変えるとfpsがどう変わるかを計測しました。
| アップスケーリング | 内部解像度(フルHD出力時) | 平均fps |
|---|---|---|
| スペック(パフォーマンス) | 約960×540 → 1920×1080 | |
| 閉じる | ネイティブ1080p(DLSSオフ) | |
| バランス(標準推奨) | 約1130×636 → 1920×1080 | |
| 画質(クオリティ) | 約1280×720 → 1920×1080 | |
| DLAA | 1920×1080 + DLSS AA処理 |
解像度別fps|フルHD vs WQHD vs 4K
各解像度で画質プリセット「バランス」、アップスケーリングは「バランス」で固定して比較しました。WQHDの計測は 2560×1440(標準WQHD)で実施しています。
| 解像度 | ピクセル数 | 平均fps |
|---|---|---|
| フルHD(1920×1080) | 2,073,600 | |
| WQHD(2560×1440) | 3,686,400(フルHD比1.78倍) | |
| 4K(3840×2160) | 8,294,400(フルHD比4倍) |
シーン別の負荷分布|フルHDで実際に起きること
画質プリセット「バランス」、アップスケーリング「バランス」、解像度フルHDで固定し、ゲーム内の典型的なシーン4種類(都市部・屋内・戦闘・カットシーン)を実際に回って計測した実プレイfpsを整理します。平均fpsだけでは見えない「実際に重くなる場面」「スタッターが発生する場面」を可視化します。
| シーン | 実プレイfps | 体感 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 都市部 (屋外・人混みNPC密集) | 119.9fps | 快適 (時折スタッター) | 120fpsキャップに張り付くがGPU使用率85%・CPU使用率59%・スタッター率17.6%。他プレイヤー同期由来の微振動が常時発生 |
| 戦闘 (敵接敵・エフェクト多) | 119.7fps | 非常に滑らか | 120fpsキャップ張り付き。GPU使用率77%・1% Low 69.6fpsで安定。エフェクト多発シーンでスタッター率0.4%(他シーンよりやや高い) |
| 屋内 (建物内・閉所) | 119.8fps | 非常に滑らか | 120fpsキャップ張り付き。GPU使用率89%・1% Low 89fpsで安定、スタッター率0.1%。VRAM 7.4GBで閉所アセット少なめ |
| イベントシーン (カットシーン) | 119.9fps | 非常に滑らか | 120fpsキャップに張り付き。GPU使用率60%・スタッター率0.1%で実測中最も安定。一方でVRAMは9.4GBと過去最大(高解像度アセットの一斉ロード) |
| ムービーシーン (プリレンダー) | 119.6fps | 非常に滑らか | 120fpsキャップ張り付き。GPU使用率78%・CPU使用率42%・GPU電力132Wと負荷最軽量。GPU温度も67℃で最低 |
VRAM使用量の傾向
| 解像度 | 画質設定 | VRAM使用量 | RTX 3060(12GB)の余裕 |
|---|---|---|---|
| フルHD | バランス | 7.2GB | 余裕あり(残り約4.8GB) |
| フルHD | 最高画質 | 7.5GB | 余裕あり(残り約4.5GB) |
| WQHD | バランス | 7.5GB | 余裕あり(残り約4.5GB) |
| 4K | バランス | 8.6GB | 余裕あり(残り約3.4GB)。8GB機なら限界に近い |
シーン別検証で見えた本作の負荷特性
シーン別実機検証から、平均fpsだけでは見えないRTX 3060ユーザーが意識すべき4つの負荷特性を整理します。設定を最適化しても残るボトルネックと、想定より軽い場面の両方をデータで可視化しました。
RTX 3060でNTEを遊ぶときの最重要ポイント
本検証から導いた、RTX 3060ユーザーが優先して押さえるべき設定ポイントを整理します。詳細な全項目の解説は NTE 必要スペックとおすすめ構成 をご覧ください。
| 項目 | 推奨値 | 理由 |
|---|---|---|
| 画質プリセット | バランス | RTX 3060の現実的な妥協点。高画質以上で大幅fps低下 |
| 解像度 | 1920×1080 or 2560×1440 | フルHD 108fps・WQHD 95fpsで両方とも実用範囲。4Kは50fpsで妥協ライン |
| NVIDIA DLSS | オン | FSR/XeSS非対応のため事実上必須 |
| アップスケーリング | 画質 または バランス | 画質維持優先なら「画質」、fps優先なら「バランス」 |
| フレームレート上限 | 120 | RTX 3060では多くのシーンで上限に届かないため気にせず |
| テクスチャ・マテリアル | 高 or 最高 | VRAM 12GBの余裕で品質維持可能 |
| アンチエイリアス・レンダリング精度 | 変更不可 | RTX 3060では触れない |
RTX 3060で遊ぶ場合の限界とフォロー
- 高画質・最高画質プリセットは事実上不可(fpsが大幅に低下)
- アンチエイリアス・レンダリング精度が変更不可
- Ray Tracing 項目が表示されない(推測)
- フレーム生成(DLSS 3/4.5 MFG)非対応
- FSR / XeSS 非対応でDLSS一択(AMD/Intel代替手段なし)
- 4K解像度はバランスプリセットでも50fps前後(1% Low 25fps)で妥協必須
- バランスプリセットでフルHD実用ライン到達
- アップスケーリング5段階の個別選択が可能(DLAA含む)
- テクスチャ・マテリアル・植被率等の個別調整も可能
- VRAM 12GB の余裕で長期的にもVRAM不足の不安なし
- F2Pで試すリスクが低い(買う前に動作確認できる)
買い替えるべき人・まだ使える人
- フルHD・バランスプリセット・60fpsで楽しめる人
- 画質より探索・ストーリーを重視する人
- F2Pで試したいだけのライトユーザー
- 他のゲームメイン、NTEはサブで遊ぶ人
- 高画質・最高画質プリセットで遊びたい人
- アンチエイリアス・レンダリング精度・Ray Tracing を調整したい人
- 4K解像度で快適に遊びたい人
- フレーム生成で144fps以上を狙いたい人(RTX 50系推奨)
まとめ
本検証では、公式推奨GPUとされるRTX 3060でNTEを実際に動かし、画質プリセット別・アップスケーリング別・解像度別の挙動を整理しました。NTEは設定項目自体が豊富で、画質プリセット5種・アップスケーリング5段階・テクスチャ等の個別調整も可能です。一方でRTX 3060では「アンチエイリアス」「レンダリング精度」「Ray Tracing」「フレーム生成」が変更不可・非対応という制約があり、画質を突き詰めたい場合は上位GPUが必要になります。
実用的な結論として、バランスプリセット + DLSS(アップスケーリング「画質」または「バランス」)でフルHD実用ラインが確保できます。F2Pで気軽に試せるメリットも残されており、画質面の妥協を許容できるならRTX 3060継続でも問題なく遊べます。
買い替え候補のおすすめGPU
RTX 3060からの買い替えを検討する場合、NTEの最高画質運用やフレーム生成・他の重量級UE5タイトルを快適に遊びたい方向けの候補です。フレーム生成対応のRTX 40/50系が本作には決定的に有利です。
買い替え候補のおすすめゲーミングPC
GPU単体ではなくPC一式で買い替えたい方向けに、RTX 3060からのステップアップとして実用的な2モデルを紹介します。いずれもツクモのG-GEARシリーズで、NTEの最高画質運用やフレーム生成活用を視野に入れた構成です。






