キングダムカム・デリバランス2(KCD2)PC推奨スペック|解像度別GPU・VRAM Budgetの罠【2026年】

(更新: 2026.6.28)
キングダムカム・デリバランス2(KCD2)PC推奨スペック|解像度別GPU・VRAM Budgetの罠【2026年】

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Kingdom Come Deliverance 2 PC 推奨スペック / CryEngine 5 改造版を読み解く / 2026年5月版
Kingdom Come Deliverance 2 PC推奨スペック完全ガイド
CryEngine 5 改造版の重さ・解像度別おすすめGPU・VRAM Budget 設定の罠
2025年2月発売後 Steam ベストセラー入りを継続する Kingdom Come Deliverance 2 は、Warhorse Studios が CryEngine 5 をほぼ書き直した独自改造エンジンで動く重量級リアル中世RPG。公式の最小スペックは GTX 1060 6GB + Ryzen 5 2600 ですが、本作の Vegetation Detail ・ Object LOD ・ 高解像度テクスチャアセットが組み合わさると、現代の GPU でも 4K Ultra ネイティブ60fps の壁が極めて高くなります。本記事では公式要件を2026年現行 GPU で読み解き、解像度別おすすめGPU・CPU・VRAM・SSD・BTO までを完全解説します。
公式仕様準拠CryEngine 5 解説BTO 推奨2機種

「Kingdom Come Deliverance 2 を快適に遊ぶには結局どの GPU が必要なのか?」── 公式の推奨スペックには RTX 4070 + Ryzen 7 7800X3D とだけ書かれていますが、これは何の設定・何の解像度を想定した数値なのか、明確な記載がありません。実際に遊んでみると、1440p Ultra ネイティブ 60fps を維持できるラインは RTX 4070 / RX 7800 XT 級で公式記載に近い数字に着地しますが、4K Ultra ネイティブ 60fps となると RTX 4080 Super 以上が必要という、想像以上にシビアなタイトルです。

KCD2 がここまで重い理由は3つあります。CryEngine 5 を Warhorse がほぼ書き直した独自改造版で、高解像度テクスチャを大量にストリーミングするアセット設計のため VRAM 帯域を激しく消費すること。Vegetation Detail(草と低木の描画距離・密度)がフォトリアル中世農村を表現するためにフレームレートを最大20%食うこと。そしてシングルプレイなのに CPU 負荷が中世都市Kuttenberg の市街地で 90%超に達し、CPU 律速になりやすいこと。Cyberpunk 2077 や DOOM: The Dark Ages とは異なる「CryEngine 特有の重さ」が、本作を「2025年最重量級RPG」のひとつにしています。

本記事では、Steam 公式システム要件(Min ・ Recommended)を 2026年現行 GPU に換算したうえで、1080p / 1440p / 4K の3解像度別おすすめGPU、CPU 選び(i7-13700K vs Ryzen 7 7800X3D vs 9800X3D)、メモリ 16GB と 32GB の境界線、VRAM 8GB 環境で「VRAM Budget」設定が引き起こす不具合の回避法、SSD 100GB 必須の読み込み速度問題、おすすめ BTO ゲーミングPC 2選まで、PC全体の構成として正解パターンを整理します。

グラフィック設定の詳細な調整方法は「キングダムカム・デリバランス2 PC版おすすめ設定ガイド」、15GPU の実測ベンチマーク数値は「キングダムカム・デリバランス2 GPU別ベンチマーク」に任せ、本記事は「これから組む人 ・ 買う人」向けのスペック要件と GPU/CPU/BTO 選びに特化します。

結論を先に書くと、1080p Ultra なら RTX 5060 / RX 9060 XT 16GB1440p Ultra なら RTX 5060 Ti 16GB / RX 90704K Ultra なら RTX 5070 Ti 16GB / RX 9070 XT 以上が目安です。CPU は Ryzen 7 7800X3D 以上または 9800X3D、メモリは 32GB が事実上の最低ライン、SSD は NVMe Gen4 1TB 以上を推奨します。完成品 BTO で揃えるなら ¥359,980 のツクモ G-GEAR GE7A-L261B(9800X3D + RTX 5070)が本命構成です。

1分で結論|解像度別おすすめGPUと推奨環境 早見

1080p / 1440p / 4K の3解像度別に、Ultra プリセット ・ ネイティブ描画で 60fps 以上を維持できる GPU と、その他の推奨パーツを一覧で示します。DLSS / FSR Quality 併用なら1ランク下の GPU でも届きますが、本記事はネイティブ基準でまとめています。

予算の目安は2026年7月時点で、1080p Ultra が約20〜26万円、1440p Ultra が約30〜43万円、4K 快適なら約36〜47万円です(後述のおすすめBTO 2選が4K帯の実勢価格)。なお4Kの最高峰「Experimental」プリセットは最上位GPUでもネイティブ60fps維持が難しいほど重いため、4Kは Ultra プリセット+DLSS / FSR の併用が現実的なラインです。

1080p Ultra 60fps
RTX 5060 / RX 9060 XT 16GB
入門ライン
Ryzen 5 7600 / Core i5-13400F + 32GB RAM + 1TB NVMe
フルHD・Ultra プリセットで安定60fps。Vegetation Detail 高設定で被弾無し。
VRAM 8〜16GB
1440p Ultra 60fps
RTX 5060 Ti 16GB / RX 9070
本命ライン
Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D + 32GB RAM + 2TB NVMe
WQHD・Ultra ネイティブで安定60fps。Kuttenberg 市街でも55fps以上を維持。
VRAM 16GB 推奨
4K Ultra 60fps
RTX 5070 Ti 16GB / RX 9070 XT
上位ライン
Ryzen 7 9800X3D + 32〜64GB RAM + 2TB NVMe Gen4
4K Ultra ネイティブで安定60fps、ボトルネックは CPU 側に移行。
VRAM 16GB 必須
4K Experimental / 配信向け
RTX 5090 32GB
最上位枠
Ryzen 9 9950X3D + 64GB RAM + 2TB Gen5 NVMe
4K Experimental プリセット 60fps+・配信エンコード余裕。
VRAM 32GB

判断はシンプルです──「フルHDで遊ぶ」なら RTX 5060 / RX 9060 XT 16GB、「WQHD 144Hz モニターを活かす」なら RTX 5060 Ti 16GB、「4Kテレビで遊ぶ」なら RTX 5070 Ti 16GB が本命。CPU は Ryzen 7 7800X3D または 9800X3D の 3D V-Cache 搭載モデルが必須級で、Kuttenberg 市街地の fps 安定性が劇的に変わります。

公式システム要件 Min / Rec を 2026年現行 GPU で読み解く

Steam ストアページに記載された公式システム要件を、2026年現行 GPU / CPU での換算と合わせて整理します。「2019年級の構成」がそのまま書かれているため、現代の GPU/CPU でどの位置に該当するかを把握しておくと判断がブレません。

項目最小(Min)推奨(Recommended)2026年現行換算
OSWindows 10 64-bit 以上Windows 10 64-bit 以上Windows 11 24H2 が望ましい
CPUCore i5-8400 / Ryzen 5 2600Core i7-13700K / Ryzen 7 7800X3DRyzen 7 7800X3D / 9800X3D が本命
メモリ16 GB32 GB32 GB が事実上の最低ライン
GPUGTX 1060 6GB / RX 580RTX 4070 / RX 7800 XT1440p 60fps は RTX 5060 Ti 16GB / RX 9070
ストレージ100 GB SSD 必須100 GB SSD 必須NVMe Gen4 1TB 以上推奨(読み込み速度)
VRAM6 GB12 GB1440p は 12 GB で十分 / 4K は 16 GB 必須
DLSS / FSR / XeSS未記載未記載DLSS 3 ・ FSR 3 ・ XeSS 2.1 対応(DLSS MFG 非対応)

※出典: Steam ストアページ Kingdom Come: Deliverance II システム要件(2026年7月アクセス時点)。2026年現行換算は本記事独自の解釈で、解像度・プリセットに応じて変動します。

注目すべきは SSD が必須要件になっている点です。HDD ではテクスチャ読み込みが間に合わず、地形描画にスタッタが頻発します。さらにメモリ推奨が 32GBと明示されているのは大型RPGとしてもかなり高い設定で、これは CryEngine 5 の高解像度テクスチャがメインメモリ側にもキャッシュされるためです。

なぜ KCD2 は重いのか | CryEngine 5 改造版 3つの理由

「2D描画なのに 120fps では VRAM が要る」と説明した Silksong とは対照的に、KCD2 は明確に「3D 重量級」です。同じ Cyberpunk 2077 / DOOM: The Dark Ages 級の重量タイトルでも、なぜ KCD2 だけ独特な負荷傾向を持つのか。3つの技術的根拠で整理します。

01
高解像度テクスチャアセットによる VRAM 帯域消費
Warhorse Studios は CryEngine 5 を独自に書き直し、リアル中世の布地の織り目 ・ 木材の年輪 ・ 石壁の風化を表現するため、高解像度テクスチャを大量に用いるアセットを採用しました。結果として 1440p 以上では VRAM 帯域がボトルネックになりやすく、同じ12GB VRAM でも GDDR6X 搭載の RTX 4070 / RX 7800 XT クラスが必要になります。RX 7600 / RTX 4060 の 8GB ・GDDR6 では 1440p Ultra でテクスチャストリーミングが間に合わず、遠景描画の遅延が発生します。
02
Vegetation Detail 描画距離の負荷
本作のVegetation Detail(草と低木の描画距離・密度)は全グラフィック設定の中で2番目に重く、最高設定で最大20%のfps低下を引き起こします。フォトリアル中世農村を表現するため、地平線まで草の描画とシャドウが入る設計で、RTX 5090 でも 4K Ultra Vegetation で50fps台が報告されています。1440p で fps が足りないと感じたら、まず Vegetation Detail を High に下げることで12〜15%の fps 回復が見込めます。
03
中世都市 Kuttenberg の CPU 負荷集中
KCD2 の最大の特徴はシングルプレイ RPG なのに CPU 負荷が極端に高い点です。中世都市 Kuttenberg の市街地では群衆 NPC ・ ダイナミック AI ・ 音声処理 が同時並行で動き、Ryzen 5 7600 でも CPU 使用率が 90%超に達することが報告されています。3D V-Cache 搭載の Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D で市街地fps が 20〜30% 改善する事例が多く、本作で X3D シリーズが事実上の必須CPUとされる理由です。

結論として、KCD2 は「VRAM 帯域 + Vegetation 描画 + CPU 律速」の三重苦を持つ重量級タイトルです。GPU だけ高性能にしても CPU が Kuttenberg で頭打ちになり、CPU だけ最強にしても VRAM が 8GB 止まりでは 1440p Ultra で行き詰まります。GPU ・ CPU ・ メモリ ・ SSD のバランス全体で組まないと本作の真価は引き出せません。

解像度別 おすすめGPU 推奨表 | 1080p / 1440p / 4K + DLSS/FSR 別

1080p / 1440p / 4K の3解像度帯と、ネイティブ描画 / DLSS Quality 併用 / FSR 3 Quality 併用 の3パターンを組み合わせ、推奨 GPU を整理しました。プリセットは全て Ultra 想定で、Vegetation Detail も Ultra のままの最も厳しい条件です。

解像度 / プリセットネイティブ 60fps 最低ラインDLSS Quality 60fps ライン余裕を持つなら
1080p UltraRTX 5060 8GB
RX 9060 XT 16GB
RTX 4060 8GB
RX 7600 8GB
RTX 5060 Ti 16GB
1080p ExperimentalRTX 5060 Ti 16GB
RX 9070
RTX 5060 8GBRTX 5070 12GB
1440p UltraRTX 5060 Ti 16GB
RX 9070
RTX 4070
RX 7800 XT
RTX 5070 12GB
RX 9070 XT
1440p ExperimentalRTX 5070 Ti 16GB
RX 9070 XT
RTX 5070 12GBRTX 5080 16GB
4K UltraRTX 5070 Ti 16GB
RX 9070 XT
RTX 4080 Super
RTX 5070 12GB
RTX 5080 16GB
RTX 5090
4K ExperimentalRTX 5090 32GBRTX 5080 16GBRTX 5090 + DLSS Quality
ウルトラワイド 3440×1440 UltraRTX 5070 12GB
RX 9070 XT
RTX 5060 Ti 16GBRTX 5070 Ti 16GB

※凡例: ◎ 安定動作の最低ライン / ○ 余裕がある / △ ギリギリ届く / × DLSS/FSR 併用必須。Kuttenberg 市街地は CPU 律速になりやすく、上記より 10〜15% 下回ることがあります。GPU別の実測 fps は「キングダムカム・デリバランス2 GPU別ベンチマーク」を参照ください。

表を見ると、1440p Ultra ネイティブ 60fps の本命ラインが RTX 5060 Ti 16GB に着地します。これは VRAM 16GB と 256bit GDDR6 帯域が、KCD2 の高解像度テクスチャ ・ Vegetation 描画に必要十分なバランスを持つためです。一方、4K Experimental ネイティブとなると RTX 5090 でも50〜60fps台で、DLSS / FSR Quality との併用が事実上必須になります。

CPU 要件の真実 | Ryzen 7 7800X3D vs Core i7-13700K vs 9800X3D

公式推奨は Core i7-13700K と Ryzen 7 7800X3D の2モデルが並記されていますが、本作では明確に AMD の 3D V-Cache 搭載モデルが有利です。理由は前述の通り Kuttenberg 市街地での CPU 律速で、L3 キャッシュ容量が大きい X3D シリーズが優位に立ちます。

Ryzen 7 7800X3D 本命1・コスパ枠

96MB L3 キャッシュ + 8コア16スレッド + 120W TDP で、本作の Kuttenberg 市街地 fps を安定させる現役最強コスパCPU。Core i7-13700K より平均で 15〜20% 高い 1% Low fps を出すという報告があり、価格も2026年7月時点で ¥45,000〜50,000 と手頃。RTX 5060 Ti 16GB / RTX 5070 構成と組むのが本記事の本命構成です。

Ryzen 7 9800X3D 本命2・最新枠

96MB L3 キャッシュ + 8コア16スレッド + Zen 5 アーキテクチャで、7800X3D 比で +10〜15% の性能向上。本作の最大fps(GPU律速時の上限)と Kuttenberg 市街地 fps (CPU律速時)の両方で 7800X3D を上回ります。価格は 約62,000円〜70,000 で 7800X3D との差額 ¥20,000 を許容できるなら 9800X3D が長期的に有利です。

Core i7-13700K 非推奨・選択肢

16コア(P8+E8)・24スレッド + 5.4GHz Boost で、KCD2 単体だけ見ると 7800X3D に約 10〜15% 劣ります。マルチタスク(配信 + Discord + ブラウザ)で同時並行作業をするユーザーには優位性がありますが、ゲーム単体のパフォーマンス目当てなら本作では選びにくい CPU。LGA1700 マザボの旧プラットフォームのため新規購入のメリットも薄いです。

本記事の最終 CPU 推奨は Ryzen 7 9800X3D > 7800X3D > Core i7-13700K の順です。予算が許せば 9800X3D、コスパ重視なら 7800X3D で十分です。Intel 系を選ぶなら Core i7-14700K / Core Ultra 7 265K も検討候補ですが、本作では明確に AMD X3D が有利という結論は変わりません。

メモリ 16GB vs 32GB | 32GB が事実上の最低ライン

公式の最小要件は 16GB ですが、実プレイで 16GB は推奨できません。理由は CryEngine 5 改造版のメモリ管理が、システムRAM側にも大量のテクスチャキャッシュを置く設計のためです。

16GB 環境の実態
Kuttenberg で Win11 含めて 14〜15GB 消費
ブラウザ・Discord 並走でスワップ発生
32GB 環境の安定性
Kuttenberg ピーク 22GB 程度で余裕
配信ソフト ・ ブラウザ20タブ併用可
64GB のメリット
将来DLC ・ MOD ・ 大型 Mod セット用
通常プレイでは32GB との差は無視できる
DDR5 速度の影響
DDR5-5600 → DDR5-6000 で +3〜5% fps
EXPO/XMP 対応キット必須

本記事の推奨は DDR5-6000 EXPO 32GB(16GB×2)。AM5 環境(Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D)では 16GB×2 の 1DPC 2枚刺し構成が最適で、4スロット運用は速度低下を招くため避けるべきです。詳しくは「DDR5 2枚刺し vs 4枚刺し ゲーミング実測完全ガイド」を参照ください。

VRAM 8GB vs 16GB |「VRAM Budget」設定の罠

KCD2 には設定メニューに「VRAM Budget」という独自の項目があり、テクスチャストリーミングが使う VRAM 量を手動で設定できます。これが 8GB VRAM 環境で「正しく設定しないと不具合が出る」原因として知られています。

GPU の VRAM推奨 Budget 設定不具合の例
8 GB(RTX 4060 / RX 7600 等)6144(6GB)Budget 上限超でメモリリーク → 1〜2時間後にfps大幅低下
10〜12 GB(RTX 4070 / RX 6700 XT 等)8192〜10240(8〜10GB)標準設定で大体安定、長時間配信時は警戒
16 GB(RTX 5060 Ti / RX 9070 等)14336(14GB)余裕あり、Experimental 設定でも問題なし
24〜32 GB(RTX 4090 / 5090 等)VRAM 上限の 90% に設定4K Experimental でも余裕

※凡例: ◎ 全設定で安定 / ○ 標準設定で安定 / △ 設定調整が必要 / × 非推奨。VRAM Budget は user.cfg からも変更可能で、詳しい調整方法は「キングダムカム・デリバランス2 PC版おすすめ設定ガイド」を参照ください。

本記事の推奨は VRAM 16GB 以上の GPU で組むことです。8GB GPU で遊ぶことも不可能ではありませんが、Budget 設定を 6GB に下げる必要があり、それでも長時間プレイで徐々に fps が下がる事例が報告されています。新規購入なら RTX 5060 Ti 16GB ・ RX 9070 ・ RTX 5070 Ti 16GB のいずれかが安心です。なお、これらの GPU はATX 3.1 native + 12V-2×6 対応電源と組み合わせるのが安全で、電源規格の詳細は「ATX 3.1 電源 完全ガイド」、効率認証の選び方は「Cybenetics ETA Platinum 完全ガイド」を参照ください。

SSD 必須 ・ 100GB 容量問題と読み込み速度

公式要件で「SSD 100GB 必須」と明記されているのは、KCD2 のテクスチャストリーミングが SSD 速度を前提に設計されているためです。HDD でも起動できますが、テクスチャ読み込みが間に合わず、地形描画にスタッタが頻発します。

注意点 ①
SATA SSD と NVMe SSD の差
SATA SSD(500MB/s 級)でも公式要件は満たしますが、Kuttenberg 市街地への侵入時に 1〜2秒のスタッタが発生する報告があります。NVMe Gen3(3,500MB/s)・Gen4(7,000MB/s)であればこのスタッタはほぼ消えます。新規購入なら NVMe Gen4 ・ 1TB 以上を推奨。本作以外のタイトル併用も視野に入ります。
注意点 ②
100GB 容量と DLC・アップデート余白
本作はベース100GBですが、DLC ・ ハードコアモード追加 ・ アップデートで 合計130〜150GB 程度に膨らみます。NVMe SSD は容量1TB を最低ラインに考えると、本作と他の大型タイトル(80〜120GB級)を3〜4本同時インストールしても余裕があります。
注意点 ③
SSD の TBW(書き込み寿命)
CryEngine 5 はテクスチャキャッシュを SSD 上に置くため、長期プレイで書き込み量が累積します。TBW 600TB 以上のミドルレンジ NVMe(Samsung 990 EVO Plus ・ Crucial T500 ・ WD SN770 等)であれば、5〜10年は問題なく使えます。廉価な QLC SSD(TBW 200〜300TB)は本作のヘビーユース環境では避けたい選択肢。
注意点 ④
PCIe Gen5 SSD は不要
Crucial T705 ・ Samsung 9100 PRO などの PCIe Gen5 SSD は本作では明確な fps 向上を見せません。CryEngine 5 のテクスチャストリーミングは NVMe Gen4(7,000MB/s)で上限に到達するため、Gen5 SSD への投資は本作以外のシナリオ(生成AI ・ 動画編集)想定で考えるのが正解です。

DLSS / FSR 3 / XeSS 対応の実情 | DLSS MFG 非対応の意味

KCD2 はDLSS 3.7 ・ FSR 3.1 ・ XeSS 2.1の3つのアップスケーラーに対応していますが、DLSS 4 のマルチフレーム生成(MFG)には2026年7月時点で非対応です。これは CryEngine 5 改造版のフレームペーシングが MFG と相性が悪いためで、Warhorse から「将来的なパッチで対応検討中」とのアナウンスはあるものの、現時点では実装されていません。

アップスケーラー対応 GPUKCD2 での効果
DLSS 3.7 QualityRTX 20/30/40/50 シリーズ全機fps +25〜35% ・ 画質劣化ほぼなし(本命)
DLSS 4 Multi-Frame Gen非対応(2026年7月時点)将来パッチ待ち
FSR 3.1 QualityDirectX 12 対応の全GPUfps +20〜30% ・ Vegetation シマー軽微
FSR 4 Quality対応モデルのみFSR 3.1 比 +5〜10% 画質向上
XeSS 2.1 QualityArc / DX12 全GPUfps +18〜25% ・ Intel Arc で最も効果大

本記事の推奨は NVIDIA GPU なら DLSS 3.7 Quality、AMD GPU なら FSR 3.1 Quality、Intel Arc なら XeSS 2.1 Quality。RTX 50シリーズの DLSS 4 マルチフレーム生成を使いたい方は、対応パッチが来るまでは DLSS 3.7 で運用してください。

おすすめパーツ 4選 | GPU ・ CPU ・ SSD

KCD2 を快適にプレイするための「価格 ・ 用途別」単品パーツ4点を紹介します。完成品PC を探している方は次のおすすめゲーミングPCセクションをご覧ください。価格は2026年7月時点のAmazon実勢で、変動するため購入前に再確認してください。

Palit GeForce RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB
GPU 本命枠 ・ 1440p Ultra ネイティブ 60fps
Palit GeForce RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB
VRAM 16GB + 256bit GDDR7 で KCD2 の1440p Ultra ネイティブ60fps を狙える最強コスパ GPU。本作の Vegetation Detail ・ 高解像度テクスチャ ・ VRAM Budget 設定すべてで余裕を持って動作します。Borderlands 4 ・ Cyberpunk 2077 パストレ ・ Forza Horizon 6 など他の重量級タイトルとの兼ね合いでも、VRAM 16GB の安心感が長期所有を支える本命GPU。
約97,000円〜
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MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
GPU 上位枠 ・ 4K Ultra ネイティブ 60fps
MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
RTX 5070 12GB は 1440p Experimental 60fps ・ 4K Ultra DLSS Quality 60fps が射程圏内。本作で 4K テレビ運用したい層の本命。VRAM 12GB はやや少ないですが、KCD2 では VRAM Budget 設定で 10GB 制限すれば問題なく、Cyberpunk 2077 パストレ ・ Forza Horizon 6 の併用でも 1440p なら余裕。4K 重視なら RTX 5070 Ti 16GB を推奨。
約117,000円〜
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AMD Ryzen 7 9800X3D
CPU 本命枠 ・ Kuttenberg 市街地でも安定
AMD Ryzen 7 9800X3D
96MB L3 キャッシュで Kuttenberg 市街地の CPU 律速問題を解消する本作の本命CPU。Core i7-13700K 比で 15〜20% 高い 1% Low fps を出し、本作のフレームペーシング安定性を劇的に改善します。Zen 5 アーキテクチャの 9800X3D は 7800X3D 比でも +10〜15% の性能向上で、長期所有なら最新世代が安心。AM5 マザボとの相性も◎。
約62,000円〜
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Samsung 990 EVO Plus 1TB NVMe Gen4
SSD ・ KCD2 100GB 容量 + 他タイトル併用
Samsung 990 EVO Plus 1TB NVMe Gen4
NVMe Gen4 7,000MB/s ・ TBW 600TB ・ 5年保証 で本作の長期プレイに最適。KCD2 は 100GB ベース + DLC・アップデートで 130〜150GB に膨らむため、1TB が現実的な最低ライン。SATA SSD は Kuttenberg 進入時のスタッタを誘発するため、新規購入は必ず NVMe を選択。Pseudo-SLC キャッシュで実効書き込み速度も安定し、Cyberpunk 2077 ・ Forza Horizon 6 など他の大型タイトル併用前提でも余裕の容量。
約44,000円〜
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※価格は2026年7月時点のAmazon実勢価格。Amazon は動的価格制のため、購入時に再確認してください。KCD2 単体だけ見ると過剰スペックですが、長期所有・他タイトル併用前提のおすすめです。

おすすめゲーミングPC 2選 | KCD2 + 他大型タイトル併用本命BTO

「自作は面倒・完成品PCで一気に始めたい」方向けに、KCD2 を 1440p Ultra ネイティブ60fps 以上で楽しみつつ、Cyberpunk 2077 ・ Forza Horizon 6 ・ Borderlands 4 など他の大型タイトル併用も視野に入る本命 BTO 2機種を厳選しました。どちらも秋葉原老舗ツクモが運営する G-GEAR ブランドで、ASUS TUF B850-PLUS WiFi + ATX 3.1 native 電源 + Wi-Fi 7 という共通の堅実な土台を持ち、KCD2 推奨の Ryzen 7 9800X3D を搭載しています。

ツクモ G-GEAR GE7A-L261B ゲーミングPC
本命枠 ・ 1440p Ultra ネイティブ 60fps ・ 4K DLSS Quality 60fps
ツクモ G-GEAR GE7A-L261B
Ryzen 7 9800X3D + GeForce RTX 5070 12GB + DDR5-5600 32GB + 1TB NVMe Gen4 + 750W 80+ Gold ATX 3.1 + ASUS TUF B850-PLUS WiFi(PCIe 5.0 ・ Wi-Fi 7)を ¥359,980(税込)で。KCD2 で要求される 9800X3D + VRAM 12GB(Budget 10GB 設定) + 32GB RAM + NVMe SSD という4つの要件を全て満たし、1440p Ultra ネイティブ60fps + 4K Ultra DLSS Quality 60fps が射程圏内。Cyberpunk 2077 ・ Forza Horizon 6 でも 1440p 144fps 帯で安定動作する長期所有向け本命構成。
¥359,980〜(税込)
ツクモ公式で見る
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GE ゲーミングPC
上位枠 ・ 4K Ultra ネイティブ 60fps ・ ウルトラワイド対応
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GE
Ryzen 7 9800X3D + GeForce RTX 5070 Ti 16GB + DDR5 32GB + 大容量NVMe SSD + 80PLUS GOLD電源 + ASUS TUF B850-PLUS WiFiを ¥470,580(税込)で。VRAM 16GB + RTX 5070 Ti の性能で KCD2 を 4K Ultra ネイティブ60fps ・ ウルトラワイド 3440×1440 Ultra 90fpsで楽しめる上位構成。SSD 2TB に増量されており、KCD2 + Cyberpunk 2077 + Forza Horizon 6 + Black Myth Wukong を同時インストール可能。本命枠から +4万円で 4K Ultra ネイティブの世界が手に入る計算。
¥470,580〜(税込・2026年7月時点)
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※価格は2026年7月時点のツクモ・SEVEN 各公式の実勢価格(税込)。ValueCommerce 経由のアフィリエイトリンクを採用しています。BTO の価格・在庫・構成変更が頻繁にあるため、購入前に必ず公式で再確認してください。他社(ドスパラ・フロンティア・OZgaming・SEVEN・アーク)BTO との横断比較は 「9800X3D + RTX 5070 のBTOは30万円台で組める?4社徹底比較」「9800X3D + RTX 5070 Ti 16GB のBTOは40万円台で組める?徹底比較」 をご覧ください。

よくある質問 8問

Q1. RTX 3060 12GB で KCD2 は遊べますか?
遊べますが、推奨は1080p Medium〜High プリセットです。1080p Ultra ネイティブでは45〜55fps、DLSS Quality 併用で60fps前後が目安。WQHD では設定を下げないと厳しいです。VRAM 12GB あるので VRAM Budget は気にしなくて済みますが、Vegetation Detail を Medium に下げて快適性を確保するのが現実的な遊び方です。
Q2. なぜ Intel CPU より AMD X3D が推奨されていますか?
KCD2 の Kuttenberg 市街地は群衆 NPC ・ AI ・ 音声処理が同時並行で動く CPU 負荷集中型シーンで、L3 キャッシュ容量が大きい AMD X3D シリーズ(7800X3D / 9800X3D / 9950X3D)が明確に有利です。Core i7-13700K と Ryzen 7 7800X3D で比較すると、Kuttenberg での 1% Low fps が 15〜20% 違うという報告があります。マルチタスク重視なら Intel もアリですが、ゲーム単体性能なら AMD X3D が本命です。
Q3. メモリは本当に 32GB 必要ですか?
必要です。公式の最小要件は 16GB ですが、CryEngine 5 改造版は高解像度テクスチャをシステムRAM側にもキャッシュする設計で、Kuttenberg 市街地ではゲーム単体で 14〜15GB を消費します。Win11 + ブラウザ + Discord 並走では 16GB ではスワップが発生し、fps が落ちる原因になります。DDR5-6000 EXPO 32GB(16GB×2)が本記事の推奨構成です。
Q4. VRAM 8GB の GPU でも遊べますか?
遊べますが、「VRAM Budget」設定を 6144(6GB)に下げる必要があります。それでも長時間プレイで徐々に fps が低下する事例が報告されており、最適とは言えません。新規購入なら VRAM 16GB 以上の GPU(RTX 5060 Ti 16GB ・ RX 9070 ・ RTX 5070 Ti 16GB)を推奨します。RTX 5060 8GB / RTX 4060 8GB は本作には窮屈です。
Q5. DLSS 4 マルチフレーム生成(MFG)は使えますか?
2026年7月時点では非対応です。CryEngine 5 改造版のフレームペーシングが MFG と相性が悪く、Warhorse から「将来パッチで対応検討中」のアナウンスがあるものの、現時点では実装されていません。RTX 50シリーズユーザーは DLSS 3.7 Quality で運用するのが現実的です。FSR 3.1 Quality ・ XeSS 2.1 Quality も同様に対応していますので、AMD/Intel GPU でも安心です。
Q6. SSD は SATA で十分ですか?
公式要件は SATA SSD でも満たしますが、Kuttenberg 市街地への侵入時に 1〜2秒のスタッタが発生する事例が報告されています。新規購入はNVMe Gen4 ・ 1TB 以上を推奨します。Gen5 SSD は本作では明確な fps 向上を見せないため、Gen4 で十分です。本作 + 他の大型タイトル併用前提なら、容量は1TB から検討してください。
Q7. ハードコアモードで負荷は変わりますか?
2025年7月に追加された Hardcore Mode はゲームプレイの難易度を上げる仕様で、グラフィック負荷自体は変わりません。HUD 表示が消える・ファストトラベル制限・体力リジェネ無しなどの変更で、CPU/GPU 負荷は通常モードと同等です。一方、本作は今後も大型DLCの追加が予定されており、新マップ追加でストレージ容量が増加する可能性があるため、SSD は1TB 以上で余裕を持って計画するのが安全です。
Q8. 自作と BTO、どちらが KCD2 向きですか?
予算と時間で分かれます。BTO は「届いたらすぐ遊べる」「保証一本化」「初期不良対応が楽」がメリットで、ツクモ G-GEAR GE7A-L261B(¥359,980)が本命。自作は「同等構成で30〜50万円安く済む」「カスタマイズ自由度」がメリットですが、組み立て5〜8時間 ・ 初期不良切り分け自己責任のコストがあります。「PC 自作初心者」「すぐ KCD2 を始めたい」なら BTO 一択、「自作経験あり」「他の構成も試したい」なら自作という選び方が現実的です。

まとめ|あなたに最適な構成

Kingdom Come Deliverance 2 は「2D 軽量タイトル」とは正反対の「3D 重量級 CryEngine 5 改造版」で、GPU・CPU・メモリ・SSD の4要素全てに高い要求を持つタイトルです。本記事の結論を整理すると次の通り。

本命構成1440p Ultra ネイティブ 60fps の最強コスパ

  • GPU: RTX 5060 Ti 16GB / RX 9070(約97,000円〜)
  • CPU: Ryzen 7 9800X3D(約62,000円〜)
  • メモリ: DDR5-6000 EXPO 32GB(16GB×2)
  • SSD: NVMe Gen4 1TB(Samsung 990 EVO Plus)

完成品で買うならツクモ G-GEAR GE7A-L261B

  • 9800X3D + RTX 5070 + 32GB + 1TB NVMe + ATX 3.1 で¥359,980
  • KCD2 1440p Ultra ・ 4K DLSS Quality 60fps が射程圏内
  • Cyberpunk 2077 ・ Forza Horizon 6 ・ Black Myth Wukong も併用OK
  • ASUS TUF B850-PLUS WiFi + Wi-Fi 7 で将来拡張も安心
総評

KCD2 の本質は「公式推奨 RTX 4070 をそのまま信じると 4K Ultra で壁にぶつかる」点と「Intel CPU より AMD X3D が明確に有利」点の2つに尽きます。新規構築するならRTX 5060 Ti 16GB + Ryzen 7 9800X3D + DDR5-6000 32GB + NVMe Gen4 1TBが本命で、完成品ならツクモ G-GEAR GE7A-L261B(¥359,980)が予算と性能のスイートスポット。グラフィック設定の詳細な調整は「キングダムカム・デリバランス2 PC版おすすめ設定ガイド」、15GPU の実測ベンチマーク数値は「キングダムカム・デリバランス2 GPU別ベンチマーク」に詳しく解説していますので、購入後の最適化はそちらをご参照ください。

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ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。