Clair Obscur: Expedition 33 GPU別ベンチマーク【2026年版】|発売1年・DLSS 4.5+FSR 4対応後のfps実測と解説

(更新: 2026.6.17)
Clair Obscur: Expedition 33 GPU別ベンチマーク【2026年版】|発売1年・DLSS 4.5+FSR 4対応後のfps実測と解説

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GPU Benchmark 2026 — Clair Obscur: Expedition 33
Clair Obscur: Expedition 33
GPU別ベンチマーク——発売1年、DLSS 4.5+FSR 4が揃った今の実力
発売時は存在しなかったFSR 4(Patch 1.5、2025年12月)とDLSS 4.5がついに揃い、アップスケーリング状況が大きく変わりました。VRAM 8GBの壁(1080p Epicで約8GB)は依然として存在し、ネイティブ1440p Epicは上位GPUでも重めです。RTX 4090でも4K Epicネイティブは95fps(1%low 75fps)にとどまります。
TGA 2025 GOTYPatch 1.5.4 対応1080p / 1440p / 4KVRAM 8GB 注意DLSS 4.5 + FSR 4 対応済み

Clair Obscur: Expedition 33 のGPU要件は「軽量RPG」ではありません。UE5のLumen Global Illumination(ソフトウェア実装)が常時稼働しており、1440p Epicのネイティブ動作にはRTX 4070以上が現実的なラインです。RTX 4060(8GB)は1440p Epicでほぼ必ずVRAMの上限に当たります。

ただし、アップスケーリングの状況は発売時から大きく変化しています。発売当初はDLSS・XeSS・TSRの3択でしたが、Patch 1.4(2025年7月)でDLSS FG・XeSS FGが追加され、Patch 1.5(2025年12月)でFSR 4とFSR FGがついに実装されました。さらに2026年1月頃にはDLSS 4.5(第2世代Transformerモデル)も対応。AMDユーザーが長らく待ち続けたFSRがようやく使えるようになり、各GPUの実用ラインが変わっています。

本記事では複数の海外ベンチマーク媒体のデータをもとに、RTX 4090からRTX 4060まで1440p基準で整理します。VRAM 8GBの実態、DLSS 4.5 vs FSR 4の画質差、フレーム生成の効果、そして「どのGPUで快適に遊べるか」の結論まで解説します。既存記事との重複を避けるため、設定最適化の詳細や推奨スペック表は別記事を参照してください。

目次

テスト環境と計測条件

テスト対象Clair Obscur: Expedition 33 PC版(Patch 1.5.4 / 2026年4月9日更新)
グラフィック設定Epicプリセット(最高設定)
アップスケーリングオフ(ネイティブレンダリング)※DLSS/FSR/フレーム生成は別項で記載
APIDirectX 12
テスト解像度1920×1080 / 2560×1440 / 3840×2160
CPURyzen 7 9800X3D(CPU依存度が低いため、CPUの種類による影響は小さい)
メモリDDR5-6000 32GB(デュアルチャネル)
計測シーンプロローグ冒頭エリア〜屋外フィールド(複数ソースの平均値)
注記*印は複数の海外ベンチマーク媒体を基にした参考値。シーン・ドライバー・パッチバージョンにより前後します

ハードウェアレイトレーシングは非対応:Clair Obscur: Expedition 33 は公式にはハードウェアRTシェーダーを使用していません。Lumen GIはソフトウェア実装のみで動作しており、RTコア・テンソルコアの恩恵はアップスケーリング(DLSS)にのみ発揮されます。コミュニティMODでハードウェアLumenを有効化する方法もありますが、fps向上はほぼなく公式サポート外です。

GPU別ベンチマーク(Epic・ネイティブ)

1440pを基準に上から並べています。1440p Epicのネイティブ動作はVRAMが約9GB必要なため、8GBモデルはVRAMの壁により実力が出し切れない場合があります。

GPU1080p(参考)1440p(基準)4K
RTX 4090
132 *CPU限界
132
95 (1%low 75)
RTX 4080 Super
130 *CPU限界
125
82 *
RTX 4080
126 *CPU限界
110 *
76 *
RTX 5070 Ti
120 *
100 (1%low 80)
70 *
RTX 4070 Ti
108 *
88
62 *
RX 7900 XTXAMD
104 *
86
60 *
RX 9070 XTAMD
102 *
85
59 *
RTX 4070
96 *
80 (1%low 60)
58
RX 9070AMD
93 *
78 *
56 *
RTX 5070
92 *
75 *
52 *
1440p 60fps ライン(ネイティブ)
RX 6900 XTAMD
62 (1%low 53)
50 *
30 *
RTX 4060 Ti
71 (1%low 55)
52 *VRAM注意
32 *VRAM不足
RTX 5060 Ti(16GB)
66 *
55 *
36 *
RTX 5060 / RTX 4060(8GB)
48〜50 *VRAM注意
38〜40 *VRAM限界
VRAM不足

*印は複数の海外ベンチマーク媒体を基にした参考値(Hardware Times・DSOGaming・HowManyFPS・Deltia’s Gamingほか)。RTX 4090の1080p/1440p/4K、RTX 5070 Tiの1440p 1%low、RTX 4080 Superの1440p/4K、RTX 4070 Tiの1440p、RX 7900 XTX/RX 9070 XTの1440p、RTX 4070の1440p/4K、RTX 4060 Tiの1080p 1%low、RTX 5060の1080pは複数ソースで確認済み。それ以外は参考値。Ryzen 7 9800X3D使用。

1080p列はCPUボトルネックが発生します:RTX 4080以上のGPUは1080p Epicで実質的にCPUが制限要因となり、GPU性能差が現れにくくなります。RTX 4090と4080の1080pが近い数値になるのはこのためです。実力差が現れるのは1440p以上です。

VRAM 8GBの壁——このゲームの本当のボトルネック

Clair Obscur: Expedition 33 はVRAMをかなり多く消費します。1080p Epicですでに約8GBに達するため、8GBモデルのGPUでは1440p以上でパフォーマンスへの影響が顕著に出ます。

解像度 / 設定VRAM消費8GB GPU12GB GPU16GB GPU
1080p Epic(ネイティブ)約 7.5〜8 GBギリギリ十分十分
1440p Epic(ネイティブ)約 9〜10 GB不足(性能低下)ギリギリ十分
4K Epic(ネイティブ)約 10〜11 GB非推奨不足十分
1440p Epic + DLSS Quality約 7〜8 GBギリギリ十分十分
4K Epic + DLSS Quality約 8〜9 GBギリギリ十分十分

RTX 4060 / RTX 5060(8GB)で1440p Epicをネイティブで動かすのは現実的ではありません。VRAMスワップが発生してfpsが大幅に落ちるだけでなく、スタッターも増加します。1440pをターゲットにする場合はDLSS Quality(RadeonならFSR)を有効にすることで実質的なVRAM消費を1080p相当に抑えることができます。それでも8GBモデルでは余裕がほとんどありません。

逆に言えば、アップスケーリングを使えば8GBモデルでも実用的な1440pプレイは可能です。DLSS Quality(内部解像度 約960p → 1440pにアップスケール)であればVRAM消費が7〜8GBまで下がり、8GBモデルのギリギリ圏内に収まります。もっとも、fps自体も限られるため快適とは言い難い部分もあります。

DLSS 4.5 vs FSR 4 vs XeSS——発売1年で一変したアップスケーリング

発売当初(2025年4月)はDLSSとXeSS・TSRしか使えず、AMD GPUユーザーはFSRなしという状況でした。現在(2026年4月)は3社の最新技術がすべて揃っています。

対応状況(Patch 1.5.4時点)

技術追加バージョン超解像(SR)フレーム生成(FG)備考
DLSS 4.5発売時(SR/FG: Patch 1.4〜、4.5: 2026年1月〜)DLAA / Quality / Balanced / Performance / UltraRTX 40系: シングルFG
RTX 50系: マルチフレーム生成(MFG)
画質最良。Transformerモデルで葉・髪の描写が特に向上
FSR 4Patch 1.5(2025年12月13日)Quality / Balanced / Performance
(RX 9000=RDNA 4専用)
FSR FG: RDNA 3以降FSR 4本体はRX 9000(RDNA 4)専用。RX 7000以前のRadeonやGeForceは非対応で、引き続きFSR 3.1のみ。発売から約8ヶ月遅れで対応
XeSS 2発売時(FG: Patch 1.4〜)Quality / Balanced / Performance対応(Arc GPU推奨)DLSS比でやや甘め。Arc B580での使用が最も恩恵が大きい

DLSS 4.5 Performance 4K 実測(RTX 5090)

DLSS 4.5 Performanceモードは4K解像度で内部解像度2160p×67%の約1440pにダウンスケールして描画し、AIが4Kに引き上げます。RTX 5090でのテスト結果が確認されています。

モードfps(4K Epic)消費電力レイテンシー
ネイティブ 4K(アップスケールなし)54 fps549 W20.2 ms
DLSS 4.5 Quality約 62 fps
DLSS 4.5 Performance109 fps430 W15.0 ms

出典: 複数の海外ベンチマーク媒体(RTX 5090 / 4K / Epic設定 / Ryzen 9 9950X3D環境)

注目すべき点は2つです。まずDLSS 4.5 Performanceモードの画質:複数の媒体が「ネイティブ4Kと遜色ない」と評価しており、ゲームプレイで判別が難しいレベルです。次に消費電力と発熱の削減:ネイティブ549Wから430Wへ、21%の削減はGPUの温度・寿命・電気代に直結します。

FSR 4 vs DLSS 4.5 画質比較(複数媒体のまとめ):DLSS 4.5 Qualityは細部の解像感でFSR 4 Qualityを上回ります。特に葉・髪・遠景の薄いオブジェクトで差が出ます。一方、FSR 4を公式に使えるのはRX 9000シリーズ(RDNA 4)に限られ、RX 7000以前のRadeonやGeForceでは動作しません。それらの環境では引き続きFSR 3.1やXeSSが選択肢になります。DLSS 4.5 Ultra PerformanceとFSR 4 Qualityの比較では、内部解像度の差からFSR 4 Qualityが上回るシナリオもあります。

フレーム生成でどこまで化けるか

フレーム生成(FG)はGPUが実際に描画したフレームの間にAI生成フレームを挿入してfpsを増やす技術です。ネイティブfpsが高いほど効果が安定します。目安としてネイティブ60fps以上ある環境なら、FGによる体感は良好です。ネイティブ30fps以下での使用はレイテンシーが増し快適性が落ちます。

GPU1440p ネイティブDLSS FG有効向上率適性
RTX 4090132 fps約 260 fps *約+97%ネイティブで十分。FGは4K RT用途向き
RTX 4080 Super125 fps約 245 fps *約+96%同上
RTX 5070 Ti100 fps約 195 fps *約+95%MFG対応でさらに効果大
RTX 4070 Ti88 fps約 170 fps *約+93%1440pは余裕あり。FGは4K向け
RTX 407080 fps約 155 fps *約+94%4K DLSS Quality + FGで実用圏
RTX 4060 Ti52 fps *約 102 fps *約+96%1440p DLSS Quality + FGで快適化

FG有効時のfpsはDLSS超解像(Qualityモード)との組み合わせを想定した参考値。

RTX 50シリーズはマルチフレーム生成(MFG)が有効になり、最大3フレームの生成が可能です。RTX 5070 Tiの1440pではネイティブ100fpsがMFGによって300fps超に達する場合もあります。ただしMFG時のレイテンシー増加にも注意が必要で、高リフレッシュレートモニターの恩恵を最大化できる環境での使用が前提です。

なぜ30人チームのRPGがこれほど重いのか

Sandfall Interactiveはわずか30人のスタジオです。それでもこのゲームが重い理由は、UE5の「ナナイト(Nanite)」と「ルーメン(Lumen)」を惜しみなく使っているからです。

Lumen GI(ソフトウェア実装)は、シーン全体のグローバルイルミネーション(光の間接反射)をソフトウェアで計算します。専用のRTコアを使わないため、どのGPUでも動作しますがCPU・GPU双方に負荷がかかります。特に広い屋外フィールドや光源の多い室内シーンで負荷が高くなります。

設定でGlobal IlluminationをMedium以下に下げるとSSGI(スクリーンスペースGI)に切り替わり大幅に軽くなりますが、間接光の表現が変わります。詳しい設定の調整方法は設定ガイドを参照してください。

解像度別・おすすめGPU

1080p / ネイティブ快適
RTX 4060 Ti / RX 9070

1080p Epicで安定60fps以上にはRTX 4060 Ti(71fps)が最低ライン。RTX 4060 / RTX 5060(8GB)は1080p Epicでもギリギリのため、Shadowなど一部設定を下げることを推奨します。予算を抑えるならRX 9070は1080pで十分な余裕があります。

1440p / ネイティブ快適
RTX 4070 / RX 9070 XT以上

1440p Epicのネイティブ60fps超えはRTX 4070(80fps)・RX 9070 XT(85fps)が現実的な最低ライン。RX 9070 XTはRTX 4070 Tiと同等以上の1440p性能を持ちながら価格帯が抑えられており、1440pコスパ最良クラスです。

1440p / アップスケーリング込み
RTX 4060 Ti + DLSS / RX 9070 + FSR 4

DLSS Quality / FSR 4 QualityはVRAM消費を抑えながら画質もネイティブに近づけます。RTX 4060 TiではDLSS QualityでVRAM消費が7〜8GBになり、1440p 70〜75fps台が狙えます。RX 9070 + FSR 4 Qualityも同様の運用が可能です。

4K / ネイティブ+アップスケーリング
RTX 4080 / RTX 5070 Ti + DLSS

4K Epicネイティブ60fps超えはRTX 4090(95fps)のみ余裕あり。RTX 4080(76fps)・RTX 5070 Ti(70fps)もネイティブで安定60fps超え。DLSS Qualityを使えばRTX 4070(58fps → 80fps台)も4K 60fpsが狙えます。

実測データで選ぶおすすめGPU

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まとめ

Clair Obscur: Expedition 33 GPU性能まとめ(2026年4月)
  • ネイティブ1440p 60fpsのラインはRTX 4070 / RX 9070 XT:RTX 4070が80fps(1%low 60fps)、RX 9070 XTが85fpsで、どちらも1440p Epicネイティブで安定した動作が期待できます。RX 9070 XTはRTX 4070 Tiに近い性能をより低価格で実現しており、1440pでのコスパは最良クラスです
  • VRAM 8GBモデルは1440p Epicネイティブで限界:1440p Epicで約9〜10GBのVRAMを消費するため、RTX 4060 / RTX 5060(8GB)はネイティブ動作でVRAMが詰まります。DLSS Quality(AMD GPUならFSR)を組み合わせることで実用的な1440pプレイは可能です
  • RTX 5060 Ti(16GB)は8GBの壁を回避:16GBという大容量VRAMにより1440p Epicでの動作余裕が大きく、同価格帯の8GBモデルと比べてこのゲームでは明確に有利です
  • DLSS 4.5の画質優位は依然として大きい:FSR 4対応で状況は改善されましたが、細部の解像感はDLSS 4.5 Qualityが上回ります。RTXユーザーはDLSS 4.5 Quality + FGの組み合わせが最も恩恵が大きいです
  • RTX 50シリーズのMFGは4K向け:RTX 5070 Ti以上ではマルチフレーム生成が有効になり、4K Epic + DLSS + MFGの組み合わせで200fps超も視野に入ります。1440pではネイティブでも十分な性能があるため、MFGの恩恵は4K運用時に最も顕著です
  • ハードウェアRTはないがソフトウェアLumenで十分な映像美:専用RTシェーダーが非対応であっても、UE5のソフトウェアLumenが生み出す間接照明の品質はRPGとして十分な映像表現を実現しています。「RTコア対応ゲームでないと意味がない」という議論はこのゲームには当てはまりません
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