黒神話:悟空 GPU別ベンチマーク【2026年版】|ラスタで3社拮抗、RTで天と地——FSR4追加後の15GPU実測
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高設定ネイティブではRX 9070 XTがRTX 5070 Tiとほぼ互角(1440p: 83fps vs 87fps)です。しかしハードウェアRTを有効にした瞬間、NVIDIAが66%リードします。同じゲームで「ラスタは3社拮抗、RTで天と地」——これがUE5×黒神話の現実です。DLSS4.5 / FSR4 / XeSS2 三社アップスケーリング比較も含め、15GPU×3解像度の実測データで解説します。
黒神話:悟空はDLSS・FSR・XeSSの三社アップスケーリングすべてに公式対応しているという珍しいタイトルです。しかし条件を変えると評価が大きく変わります。ハードウェアRTなし・ネイティブ描画では、RX 9070 XTがRTX 5070 Tiの95%の性能を出します。ドラゴンズドグマ2ほど極端ではありませんが、AMD GPU が意外と健闘するゲームです。
ところがUE5の強みであるハードウェアレイトレーシング(Hardware Lumen)を有効にすると構図が一変します。1440pのMedium HW RTで、RTX 5070 Tiが52fps出るのに対しRX 9070 XTは31fps——NVIDIAが68%リードします。RTX 4090の96MB L2キャッシュがUE5 Lumenのキャッシュ依存処理で力を発揮し、RTX 5080(48MB)を1440pで上回るという現象も起きています。
2025年10月のパッチではFSR4が追加(RX 9000専用)され、GI Low品質も大幅に改善。アップスケーリングの三社比較も様変わりしました。RTを使わないならAMD、RTを活かしたいならNVIDIA——予算と遊び方次第で最適解が変わるゲームです。
目次
テスト環境
GPU別fps比較(高設定・ネイティブ・HWRTなし)
緑左ボーダーがNVIDIA、金左ボーダーがAMD。このゲームのラスタ描画ではAMDが大健闘します。オレンジのバッジはキャッシュ効果による逆転現象を示しています。
※単位はfps(平均値)。高設定プリセット・ハードウェアRTなし(ソフトウェアLumen)・アップスケーリングなし・屋外フィールドでの数値です。*印は参照データに基づく参考値です。4KはVRAM 9〜12GB消費のため8GBカードでは動作不安定になります。シネマティック設定は高設定比で約30〜40%fpsが低下します。
RTX 4090(96MB L2キャッシュ)はRTX 5080(48MB)より世代が古いにもかかわらず、1440p・4KでRTX 5080を上回ります。UE5のLumen(ソフトウェアGI)はレイキャスト処理に大量のL2キャッシュを使用するため、RTX 4090の大容量L2が有利に働きます。サイバーパンク2077のパストレーシングでも同じ現象が起きており、UE5・キャッシュ依存レンダリングではRTX 4090の競争力がまだ健在です。
ハードウェアRT(Hardware Lumen)の影響——ラスタから一転してNVIDIA圧倒
ハードウェアRTを有効にすると、AMD GPUのパフォーマンスが大きく落ちます。LumenのハードウェアレイトレーシングはNVIDIAのRT コア最適化を前提にしているためです。
※HWRTなしは高設定プリセット(ソフトウェアLumen)。Medium HW RTはハードウェアレイトレーシングMedium品質有効・アップスケーリングなし。フルパストレーシングはネイティブ4K・最高RT品質での参考値です。*印は参照データに基づく参考値。
ハードウェアRTなし(ソフトウェアLumen)ではRX 9070 XTがRTX 5070 Tiの95%まで迫りますが、Medium HW RTを有効にするとRTX 5070 Tiの60%のfpsに落ちます(52fps vs 31fps)。RT LowとMediumは体感・fps差がほぼなく、実質的に「RTオン」か「RTオフ」の二択です。AMD GPUで黒神話:悟空を遊ぶなら、ハードウェアRTはオフにしてソフトウェアLumenのままにするのが最良の選択です。
三社アップスケーリング実比較(DLSS4.5 / FSR4 / XeSS2)
このゲームはDLSS・FSR・XeSSすべてに公式対応した珍しいタイトルです。1440p・高設定での各アップスケーリング効果を比較します。
※アップスケーリングQualityモード = 内部解像度67%でレンダリング。DLSSはネイティブ比+50%前後、FSR4は+41%前後、FSR3.1は+36%前後のfps向上が目安です。Frame Generation(FG)はベースfps+80〜100%。MFGx2/x3はRTX 50シリーズ専用。XeSS 2は非掲載ですがFSR4と同等水準です。
2025年10月のFSR4追加により、RX 9070 XTはFSR4 Quality(67%)で117fpsを出せるようになりました。DLSS 4.5を使うRTX 5070 Ti(132fps)との差は13%で、ネイティブ比(4fps差)より開きますが許容範囲です。しかしMFG(マルチフレーム生成)の差は埋まりません。RTX 5080はMFGx2で295fps、RTX 5070 TiはMFGx2で260fps——一方RX 9070 XTのFSR FGは195fps止まりです。最大fps重視ならRTX 50シリーズが圧倒的に有利です。
VRAM消費量
※VRAM使用量はシーン・設定の組み合わせにより変動します。4Kフルパストレーシングは16GBでも不足するため32GB(RTX 5090のみ)が理想的な環境です。
4Kでフルパストレーシングを有効にするとVRAMが13〜15GBに達し、16GBのGPUでもVRAMが逼迫します。また4K PTのネイティブfpsは現状RTX 4090でも29fps前後であり、DLSS 4.5 Quality + MFGの組み合わせで初めて実用水準になります。4K PTを快適に楽しめるのは現状RTX 5090(32GB + MFGx3)のみで、それ以外はDLSSを使っても明らかな妥協を含みます。RTの視覚的恩恵と引き換えに、最高スペックが要求される世界です。
解像度別おすすめGPU診断
またはRX 9070(FSR4活用)
またはRX 9070 XT(RT非推奨)
RTなしならRX 9070 XTも選択肢
実測データで選ぶおすすめGPU
黒神話:悟空はラスタとハードウェアRTで最適なGPUが変わります。RTを使わずラスタ重視ならAMDのRX 9070 XTがコスパ良好、フルレイトレ・パストレまで楽しむならNVIDIAのRTX 5070 Ti以上が軸です。VRAM 8GBは1440pで不足するため、いずれも16GB以上を選んでください。


※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。
PCごと新調するなら(BTO 2選)
UE5の重い描画でCPUも酷使するため、PCごと組むならRyzen 7 9800X3D構成が安心です。ラスタ重視のフルAMDか、レイトレ対応のNVIDIA構成かを予算で選べます。
※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
黒神話:悟空は「RTを使うかどうか」でGPU選びが変わる唯一のゲーム
ラスタ描画(ハードウェアRTなし)に限れば、RX 9070 XTはRTX 5070 Tiの95%の性能を出し、RX 7900 XTXはRTX 5070 Ti・RTX 4080 Superと並ぶ。これだけ見ればAMDの選択も十分合理的です。さらにFSR4の追加により、RX 9000シリーズはアップスケーリング画質でも大幅に向上しました。
ただしハードウェアRT(Lumen HW Mode)を有効にした瞬間、構図が一変します。RX 9070 XTはMedium HW RTで1440p 31fps——RTX 5070 Tiの60%のfpsに落ちます。ハードウェアRTは現時点でNVIDIA RTコアに最適化されており、AMD GPUには事実上の制限がかかります。
もうひとつの見どころはRTX 4090のL2キャッシュ効果です。UE5 Lumenのレイキャスト処理が96MB L2を活かし、新世代のRTX 5080(48MB)を1440p・4Kで上回るという逆転が起きています。サイバーパンク2077のパストレーシングと同じ現象で、「新しいほど速い」とは限らないゲームです。設定最適化の詳細は設定ガイド記事、購入前のスペック確認は推奨スペック記事も合わせて参照してください。








