『天穂のサクナヒメ』約5年ぶり大型アップデートがSteamベータで先行公開|マウス・VSyncなどPC版の不満点も一挙改善

『天穂のサクナヒメ』約5年ぶり大型アップデートがSteamベータで先行公開|マウス・VSyncなどPC版の不満点も一挙改善

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PC GAMES / STEAM OPEN BETA / 2026年8月25日
『天穂のサクナヒメ』約5年ぶり大型アップデートがSteamベータで先行公開
マウス・VSyncなどPC版の不満点も一挙改善
ゲームサークル「えーでるわいす」の開発者なる氏は2026年8月25日、自身のXアカウントで『天穂のサクナヒメ』の大型アップデートをSteamのベータ機能で先行公開したことを明らかにしました。目玉はニューゲーム+に相当する「再誕」で、稲の強さや装備を選んで引き継ぎながら物語を最初から遊び直せます。あわせて、マウス入力の引っかかりやDPIスケーリングの影響、Vsync有効時のフレームレートの乱れなど、PC版で長く指摘されてきた細かな不満点もまとめて修正されています。
ニューゲーム+「再誕」を実装マウス・DPI・Vsyncも改善参加は「open_beta」選択のみ・無料

出典:開発者なる氏(えーでるわいす)のX投稿「天穂のサクナヒメ 26アップデート」変更点シート(開発元公開)Steam公式ストアページにもとづきます。本記事の情報は2026年8月26日時点のものです。

『天穂のサクナヒメ』のPC版は、2020年11月の発売から5年近くにわたって、コンソール版とは別の悩みを抱えてきました。カメラを回すとマウスの動きがガクガクする、Windowsの拡大率設定によって操作感が変わる、Vsyncを有効にすると中途半端なフレームレートで張り付く。いずれも致命的な不具合ではないものの、腰を据えて遊ぶ人ほど気になる細かな引っかかりで、これまでの大型パッチは2021年12月を最後に止まっていました。

そこに来たのが今回の大型アップデートです。開発元「えーでるわいす」のなる氏は2026年8月25日、Xで「テストプレイご協力のお願い」と題した投稿を行い、アップデートの実装がほぼ完了し翻訳対応を待つ段階になったことを報告しました。ニューゲーム+に相当する「再誕」や新装備の追加など規模の大きな内容であることを理由に、正式配信に先立ってSteamのベータ機能で先行公開する形が取られています。Steam版を持っていれば誰でも無料で参加でき、参加方法はライブラリのプロパティからベータを選ぶだけです。

今回は「再誕」というニューゲーム+要素が目立ちますが、この記事ではあえてPC版だけに関わる改善点を中心に整理します。マウス入力・DPIスケーリング・Vsyncまわりの修正は、長く稲を育ててきたPC版ユーザーにとって新要素以上に嬉しい変更のはずです。あわせて、ベータへの参加手順とセーブデータのバックアップ方法、現時点でわかっている配信時期の見通しまで、実際に手を動かす際に必要な情報をまとめます。

先に結論

えーでるわいすのなる氏は2026年8月25日、『天穂のサクナヒメ』の大型アップデート「26アップデート」をSteamのベータ機能「open_beta」で先行公開したことをXで明らかにしました。目玉はニューゲーム+に相当する「再誕」で、稲の強さ・技・アイテム・装備から引き継ぐ項目を選んで最初から遊び直せます。新装備として倍速移動できる「武神の狩猟着」などが追加されたほか、PC版ではマウス入力のガクガクした動き、DPIスケーリングの影響、Vsync有効時のフレームレートの乱れ、フレームレートによる草の揺れとモデルのUVスクロールのズレなど、複数の不具合がまとめて修正されました。参加はSteamライブラリで「天穂のサクナヒメ」を右クリックし、プロパティのベータタブから「open_beta」を選ぶだけで、Steam版所有者なら誰でも無料です。ただしテスト中の変更でセーブデータが読み込めなくなる可能性があるため、開発元はバックアップを推奨しています。正式な配信日はこの時点では発表されていません。

目次

経緯開発者なる氏がXで告知、規模の大きさを理由にベータ先行公開へ

なる氏の投稿は「【天穂のサクナヒメ テストプレイご協力のお願い】」という一文から始まります。本文では、アップデートの実装がほぼ完了し翻訳対応を待つ段階になったこと、そして今回はニューゲーム+をはじめとした規模の大きな内容であるため、この時点でSteamのβ機能を使って先行公開することにしたと説明しています。投稿には詳細情報として、開発元が公開している変更点シートへのリンクが添えられていました。

実際にSteam側の配信設定を確認すると、通常配信とは別に「open_beta」という区分が用意されており、なる氏の投稿とほぼ同じタイミングで更新されています。個人・少人数規模の開発体制であることを踏まえると、正式配信の前に外部のプレイヤーからフィードバックを集める今回のやり方は納得できるものです。

なる氏のX投稿に添えられたサクナが猫を抱える画像
テストプレイ協力を呼びかけたなる氏の投稿に添えられていた一枚(本人のX投稿より)。新要素そのものを写したものではなく、告知に添えられたイメージです。
『天穂のサクナヒメ』のゲーム画面1
『天穂のサクナヒメ』のゲーム画面2
『天穂のサクナヒメ』のゲーム画面3
『天穂のサクナヒメ』のゲーム画面4

画像出典:Steam公式ストアページ「天穂のサクナヒメ」

新モードニューゲーム+に相当する「再誕」、稲の強さや装備を選んで引き継げる

最大の新要素は、タイトル画面から選択できる「再誕」です。一度ゲームをクリアしていれば、「稲の強さ」「技」「アイテム」「装備」といった項目から引き継ぐものを選び、物語をもう一度最初から始められます。通常なら終盤まで進めないと訪れられない「天返宮」の最深層にも、再誕直後からアクセスできるようになります。

変更点シートには、コントローラーでタイトル画面のL1+R1を2秒間押し続けるとゲームクリアフラグが立つデバッグ機能についての記載もあり、なる氏はこの機能を製品版でもそのまま残す方針であることを明らかにしています。クリア済みの実績を持っていない状態でひとまず再誕を試してみたい、という人には便利な小技になりそうです。

追加要素倍速移動の「武神の狩猟着」など新装備、装備を登録できる「早着替え」も

再誕とあわせて、条件を満たすと入手できる新装備が3種類追加されます。「武神の狩猟着」は装備すると倍速で移動できるようになり、ダメージを受けると翌日まで効果が無効になるという特性を持ちます。「豊穣神の狩猟着」は、前の年の稲作の成果を能力値に反映する装備です。もうひとつの「ゆるタマシリーズ」は、性能が毎日ランダムに変化するというユニークな仕様になっています。これらの新装備は、再誕時に条件を満たすと我が家の滝壺の奥に宝箱が出現する形で入手できます。

装備まわりでは、お気に入りの組み合わせを登録しておける「早着替え」機能も追加されました。あわせて、米の最大所持数がこれまでの999から9999に引き上げられています(他のアイテムの上限は999のまま据え置きです)。キャラクターとの会話イベントを多数追加するカットシーンの調整や、ポーズ画面でサクナを回転できるようにする変更など、シナリオ・演出面の細かな調整も入っています。

PC版改善マウスのガクガク・DPIスケーリング・Vsyncの不具合をまとめて修正

今回のアップデートでもうひとつ注目したいのが、PC版だけに関わる一連の修正です。変更点シートの「Windows対応」項目には、これまでプレイヤーから指摘の多かった操作感まわりの不具合がまとめられています。

マウス入力とDPIスケーリング

カメラを回転させるときや、種籾を選ぶ際にマウスをくるくる回す操作で、動きがガクガクしがちだった問題が修正されています。あわせて、Windowsの高DPIディスプレイ設定(拡大率)の影響を受けないよう変更されました。これまでは使用しているモニターの拡大率設定によってマウス操作の感触が変わってしまうことがありましたが、今回の修正でその影響を受けなくなります。

Vsyncとフレームレート依存の見た目のズレ

Vsyncを有効にしたうえで、フレームレートの上限をモニターのリフレッシュレートの半分以下に設定していると、フレームレートが中途半端な値に張り付いてしまう問題も修正されました。あわせて、フレームレートによってモデルのUVスクロールや草の揺れ方が変わってしまう見た目の不具合も直されています。滑らかさを優先してフレームレートの上限を絞っている人ほど、これまで違和感を覚えやすかった部分です。

コントローラーのボタンアイコン表示

XInputで初期化されたコントローラーは、これまで強制的にXboxのボタンアイコンで表示される仕様でしたが、今回のアップデートで設定からボタンアイコンの種類をXbox系・PlayStation系・Switch系のいずれかに固定できるようになりました。DualSenseやProコントローラーなどをSteam Input経由で使っていて、表示アイコンと実機のボタン配置が食い違って混乱していた人には嬉しい変更です。

参加方法Steamのベータタブから「open_beta」を選ぶだけ、参加は無料

参加方法はシンプルで、追加の申し込みや参加コードの入力は必要ありません。

Steamライブラリで「天穂のサクナヒメ」を右クリック一覧からゲームを選び、右クリックのメニューから「プロパティ」を開きます。
「ベータ」タブを開くプロパティ画面内にある「ベータ」タブに切り替えます。
プルダウンから「open_beta」を選択選択するとその場でベータ版のダウンロードが始まります。参加コードの入力は不要です。
Steam版を持っていれば誰でも参加可能追加の費用や事前申し込みは必要ありません。

ベータから通常配信に戻したい場合は、同じベータタブでプルダウンを「なし – 通常配信に戻す」に選び直せば元のバージョンに戻ります。

注意点セーブデータは事前にバックアップを、テスト中の変更で読み込めなくなる可能性

セーブデータのバックアップを忘れずに

変更点シートには「テスト公開中の変更によっては、テストプレイで使用したセーブデータが読み込めなくなる可能性があります」と明記されています。長時間かけて育てた稲や周回データを失いたくない場合は、ベータに参加する前に「dataWin/Savedata」フォルダをコピーして別の場所に保管しておくことが推奨されています。

開発規模を考えると、ベータ期間中に細かな仕様変更が重ねて入る可能性は十分にあります。再誕を試すために積み上げてきたセーブデータを先に使う場合は、バックアップを取ってから臨むほうが安全です。

見通し正式配信の時期は今回発表されず、翻訳対応の完了が次のステップ

なる氏の投稿では、アップデートの実装そのものはほぼ完了しており、残る作業は翻訳対応だと説明されています。裏を返せば、テストプレイで見つかった不具合の修正と翻訳作業が終わった段階で、正式なアップデートとして配信される流れになりそうです。ただし、具体的な配信日についてはこの投稿でも変更点シートでも触れられていません。ベータテストで寄せられる反応や翻訳作業の進み具合によって、この先の日程が固まっていくとみられます。

今分かっていること
  • なる氏(えーでるわいす)が2026年8月25日、Steamのベータ機能で「26アップデート」を先行公開したとXで明らかにした
  • 目玉はニューゲーム+相当の「再誕」、稲の強さ・技・アイテム・装備を選んで引き継いで最初から遊べる
  • マウス入力のガクガク・DPIスケーリングの影響・Vsyncのフレームレートの乱れなど、PC版の不満点がまとめて修正された
  • 参加はSteamライブラリのプロパティ→ベータタブで「open_beta」を選ぶだけ、Steam版所有者なら誰でも無料
  • テストプレイのセーブデータは読み込めなくなる可能性があり、バックアップが推奨されている
i
まだ確定していないこと
  • 正式アップデートとして配信される具体的な日程
  • 翻訳対応がどこまで進んでいるか、対応言語の追加有無
  • テストプレイの結果を受けて仕様がさらに変更される可能性

FAQよくある質問

『天穂のサクナヒメ』の2026アップデートはどこで試せますか
Steamのベータ機能で試せます。ライブラリで「天穂のサクナヒメ」を右クリックし、プロパティのベータタブから「open_beta」を選択すると参加できます。Steam版を持っていれば誰でも無料です。
アップデートの目玉は何ですか
ニューゲーム+に相当する「再誕」です。稲の強さ・技・アイテム・装備から引き継ぐ項目を選んで、物語を最初からやり直せます。倍速移動できる「武神の狩猟着」など新装備も追加されています。
PC版では具体的に何が直りましたか
マウス入力・DPIスケーリング・Vsync・コントローラー表示まわりの不具合がまとめて修正されました。マウス操作のガクガクした動き、DPIスケーリングの影響、Vsync有効時のフレームレートの乱れ、フレームレートによる草の揺れとUVスクロールのズレ、コントローラーのボタンアイコン表示などが対象です。
テストプレイのセーブデータは消えますか
消える可能性があります。開発元は、テスト公開中の変更によってセーブデータが読み込めなくなる場合があるとして、「dataWin/Savedata」フォルダのバックアップを推奨しています。
総評

これまで『天穂のサクナヒメ』のPC版は、コンソール版に比べて地味に遊びにくい部分を抱えたまま長く放置されてきました。マウスのガクガクした動きやDPIスケーリングの影響、Vsyncまわりの中途半端なフレームレートは、いずれも致命的ではないものの、腰を据えて遊ぼうとするほど気になる種類の不満です。今回のアップデートは「再誕」という目立つ新要素の裏で、こうした細かな部分を一気に片付けてきた点に価値があります。

すでに『天穂のサクナヒメ』を持っている人は、セーブデータをバックアップしたうえでベータに参加し、直ったPC版の操作感を先に試してみる価値があります。まだ持っていない場合も、発売から5年が経ち価格がこなれている作品なので、正式配信を待たずに今のうちに稲作を始めておき、アップデートが正式配信されたタイミングで再誕に挑む、という遊び方もできます。正式な配信時期が分かり次第、この記事を更新します。

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自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。