Raptor Lakeは今買うべき?DDR5高騰でLGA1700・DDR4を再評価|第13・14世代Coreの総額比較
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出典:Tom’s HardwareのDDR4プラットフォーム需要に関する報道、Tom’s HardwareのLGA1700・DDR4/DDR5ゲーム比較、Intelの第14世代Coreメモリ仕様比較。価格・在庫は地域と販売店で変動します。情報は2026年8月15日時点です。
目次
先に結論DDR4を持つ人には有力。すべて新調する人は総額で比べる
| 現在の状態 | 判断 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| DDR4とLGA1700マザーを保有 | Raptor Lakeを優先して検討 | 第14世代対応BIOS、VRM、CPUの実売価格を確認します。 |
| DDR4だけを保有 | CPU・マザー込みの総額比較 | DDR4対応B760とDDR5/AM5構成の最終支払額を並べます。 |
| 高fpsを狙う上位GPU環境 | DDR5を優先 | 1080pや競技系ゲームではDDR4の性能差が出やすくなります。 |
| CPU・メモリ・マザーをすべて新規購入 | 現行DDR5環境も必ず比較 | 初期費用だけでなく、次回のCPU更新とメモリ流用も考えます。 |
背景DDR5高騰で「手持ちDDR4を使えるか」の価値が上がった
第13世代Coreは2022年、第14世代Coreは2023年に登場しました。デスクトップ向けIntelの主力はLGA1851のCore Ultra 200S系へ移りましたが、LGA1700にはDDR4とDDR5の両方を選べるという、現在では珍しい柔軟性があります。
たとえばCore i7-14700Kは、Intel公式仕様でDDR5-5600とDDR4-3200をサポートします。DDR5専用の新しいプラットフォームへ移ると、メモリも買い直しになります。メモリ価格が高い時期ほど、すでに所有するDDR4 32GBを使えることの意味は大きくなります。
Tom’s Hardwareは2026年の状況として、マザーボードメーカーやメモリモジュールメーカーでDDR4プラットフォームへの需要が増え、供給方針を見直す動きがあると報じています。Intelも旧メモリ技術へ対応する製品を継続して提供する考えを示しました。
価格と在庫2026年8月の実売で比較。旧世代だから安いとは限らない
DDR5購入を避けられるとしても、Raptor LakeのCPU自体が安いとは限りません。需要が戻る局面では、Core i5-14600KやCore i7-14700Kの在庫と実売価格も上下します。海外の過去セール価格やドル建て価格を日本円へ換算しても、日本の販売店での支払額とは一致しません。
比較する際は、CPU単体の値札ではなく、CPU・マザーボード・メモリ・CPUクーラーまで含めた総額を出します。特にDDR4メモリを新たに購入する場合は、「DDR5を回避できる」ことと「PC全体が安くなる」ことを同じ意味にしないことが重要です。
| 部品 | LGA1700・DDR4構成 | LGA1851・DDR5構成 |
|---|---|---|
| CPU | Core i5-14600K BOX:47,714円 | Core Ultra 5 245K BOX:32,980円 |
| マザーボード | GIGABYTE B760 GAMING X D4 GEN5:14,980円 | GIGABYTE B860 DS3H:16,282円 |
| メモリ32GB | Team DDR4-3200 16GB×2:38,880円 | G.Skill DDR5-5600 16GB×2:74,800円 |
| 3点合計 | 101,574円 | 124,062円 |
| DDR4をすでに持つ場合 | CPU+マザーのみ:62,694円 | DDR5 32GBの購入が必要:124,062円 |
実売比較の確認先(いずれも2026年8月15日確認):Core i5-14600K BOX、B760 GAMING X D4 GEN5、DDR4-3200 32GB、Core Ultra 5 245K BOX、B860 DS3H、DDR5-5600 32GB。
ゲーム性能DDR4は平均で差が出る。ただし検証条件をそのまま全PCへ当てはめない
Tom’s Hardwareの2026年比較では、同じLGA1700 CPUでDDR4を使うと、DDR5に対して15ゲーム平均でおよそ9〜14%低い結果が示されています。Core i9-14900Kでは14%、Core i7-14700Kでは約14%、一部タイトルでは25%を超える差も確認されました。
| 遊び方 | DDR4を選ぶときの見方 | 優先したいこと |
|---|---|---|
| WQHD・4K中心 | GPU負荷が高ければ差は相対的に小さくなりやすい | 手持ちDDR4の流用による総額削減 |
| 1080p・高fps・競技系 | CPU・メモリの差がフレームレートへ現れやすい | DDR5と高性能メモリ設定 |
| Core i9/RTX上位GPU | 高価なCPUの余力をメモリで制限しやすい | DDR5環境または構成全体の再検討 |
向く人最も合理的なのは、DDR4をすでに持つLGA1700ユーザー
既存のB660・B760・Z690・Z790とDDR4メモリを持つ人なら、対応BIOSを確認したうえで第13・14世代Coreへ交換できる可能性があります。CPUとマザーを両方買い直す必要がないなら、Raptor Lakeの延命策は実用的です。
DDR4メモリだけを流用し、マザーボードから新調する場合は判断が難しくなります。B760 DDR4マザーボードの価格、CPUの在庫、DDR5環境の総額を同条件で比べてください。2026年に新しいDDR4環境を選ぶ理由は、性能ではなく、すでに持っている部品の再利用にあります。
DDR4とDDR5の価格差・性能差の考え方は、DDR4とDDR5の比較記事で詳しく解説しています。DDR4自体の値上がりと「古い規格なら安い」という前提が崩れるリスクは、DDR4高騰と延命策の注意点を確認してください。
注意点第13・14世代の上位Kモデルは、BIOSと使用履歴を確認する
Core i9-13900K/14900Kなど、第13・14世代Coreデスクトップの一部上位モデルでは、過去にVmin Shift Instabilityが問題となりました。新品・中古を問わず、対象CPUを検討する場合はマザーボードメーカーが提供する最新BIOSとIntel Default Settingsを確認してください。
中古の上位Kモデルは、長期間の高電圧設定や冷却状態を外観だけでは判断できません。DDR4を再利用して費用を抑える目的なら、無理にCore i9を選ぶより、用途に十分なCore i5/Core i7と冷却・電源の状態を優先する方が構成として自然です。
Raptor Lake Next2027年の再投入説は未確認。現行Raptor Lakeの継続供給とは分けて考える
2027年前半にLGA1700向け「Raptor Lake Next」が登場するという情報がありますが、これはIntelが製品仕様や発売日を正式発表したものではありません。現時点で確認できるのは、既存のRaptor Lake系を継続して市場へ供給する方針です。
リークを前提に購入を先延ばしするより、現在使っているマザーボードの対応CPU、BIOS、CPUの実売価格を見て判断する方が安全です。Raptor Lake Nextの情報は、LGA1700再投入に関する別記事で、確定情報と未確認情報を分けて整理しています。供給拡大の報道と対象世代の整理は、Intel旧世代Coreの供給動向もあわせて確認できます。
FAQRaptor Lake・DDR4のよくある質問
まとめRaptor Lakeは「DDR4を買う人」より「DDR4を持つ人」の選択肢
DDR5高騰によって、DDR4とLGA1700を使えるRaptor Lakeの価値が再び注目されています。ただし、これは旧世代CPUが無条件に安くて得になったという話ではありません。
手持ちのDDR4やLGA1700マザーボードを流用できるなら、CPU交換だけで更新できる可能性があります。一方で、CPU・マザー・メモリをすべて新調するなら、DDR5環境との総額差、ゲーム性能、将来の更新先を比較する必要があります。

