PS6携帯機とPS5「省電力プレイ」は別物?Digital Foundryが否定、Steam Deck対抗機の現在地を整理
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Digital Foundryが説明、Steam Deck対抗機の現在地を整理
出典:TweakTown、Sony Interactive Entertainment公式ブログ、PlayStation公式サポートページ。本記事の情報は2026年9月5日時点のものです。
PS5に「省電力プレイ」という機能があるのをご存知でしょうか。対応するゲームの性能を意図的に落とすことで、消費電力を大きく下げられる機能です。この機能は2025年9月の登場当初から、「次世代のPlayStation携帯機(PS6携帯機、PSP2とも噂される)の開発テストなのでは」という見方がつきまとってきました。
2026年8月、この見方に技術メディアDigital Foundryが待ったをかけました。情報筋の話として、省電力プレイとPS6携帯機はそれぞれ独立したプロジェクトであり、混同すべきではないと説明したのです。
この記事では、省電力プレイという機能そのものの仕組み(PCユーザーにはむしろ馴染み深い、CPU・GPUの動作を絞る発想です)、Digital Foundryが説明した内容、それでも消えないPS6携帯機の噂、そしてもし登場した場合にSteam Deck・ROG Allyのような携帯ゲーミングPCと何が違うのかまで整理します。
PS5「省電力プレイ」は2025年9月に登場した機能で、CPUを16スレッドから8スレッドへ、GPUの演算ユニットを60基から36基へ絞り、メモリクロックも引き下げることで、消費電力を最大50%削減します。Digital Foundryの取材によれば、この機能は次世代PlayStation携帯機の開発テストではなく、EUの省電力規制への対応が本来の目的だったとされています。ただし、Digital Foundryのチーム自体はSonyが携帯機を開発していること自体は否定しておらず、噂は今も続いています。仮に登場した場合、Steam Deck・ROG Allyのような携帯ゲーミングPCとはOSやアーキテクチャの前提が大きく異なる見込みです。
目次
省電力プレイとはCPU・GPU・メモリを絞って消費電力を最大50%削減
「省電力プレイ」は、Sony Interactive Entertainment(SIE)が2025年9月にPS5・PS5 Pro向けに導入した機能です。対応ゲームでこの機能を有効にすると、ゲームの性能を意図的に抑える代わりに、消費電力を最大50%削減できます。実際の消費電力では、『Demon’s Souls』が約200Wから約90W程度へ、『Days Gone Remastered』が約230Wから約110W程度へ下がったと報告されています。
この節電の中身は、PCのハードウェアに詳しい人ほどピンとくる内容です。CPUの稼働スレッド数を16から8へ半減、GPUの演算ユニット(CU)を60基から36基へ制限、3Dオーディオ処理の電力を25%カット、GDDR6メモリのクロックも引き下げています。つまり、CPU・GPUの電力上限を絞り、メモリクロックを落とすという、PC自作erがTDP制限やアンダークロックで行うのと同じ発想です。PS5というワンパッケージの中で、これをソフトウェア側の設定だけで切り替えられるようにした機能だと考えると分かりやすいでしょう。
対応ゲーム『Demon’s Souls』『Death Stranding 2』など、対応タイトルは拡大中
省電力プレイは、すべてのPS5ゲームで使えるわけではなく、開発元が個別に対応させる必要があります。2025年10月時点で対応が確認されているのは、『Days Gone Remastered』『Death Stranding 2: On the Beach』『Death Stranding Director’s Cut』『Demon’s Souls』『Ghost of Yotei』の5作品です。本記事執筆時点ではさらに対応タイトルが増えている可能性があります。
性能の落とし方は開発元によって差があります。『Demon’s Souls』はグラフィック設定を維持したまま、フレームレートを60fpsから30fpsへ下げる方式を採用。一方『Days Gone Remastered』は、内部解像度や一部のグラフィック設定を下げることで、50〜60fps程度の動作を保つ方式を選んでいます。対応ゲームを有効にすると、コントロールセンターに「省電力プレイ オン」と表示され、視覚的にも動作中であることが分かる仕組みです。なお、VRモードでは省電力プレイを利用できません。
本来の目的EUの省電力規制への対応が出発点
Digital Foundryの取材に応じた情報筋によれば、省電力プレイという機能自体は、そもそもEU(欧州連合)の省電力規制への対応を主な目的として開発されたとされています。開発時点では携帯機向けではなく「メディアモード」に類する別の名称で呼ばれていたとも説明されており、携帯機向けに特別設計された機能ではないというのがDigital Foundry側の見立てです。
噂の行方それでもPS6携帯機の噂自体は消えていない
ここが今回の話の核心です。Digital Foundryが否定したのはあくまで「省電力プレイ=PS6携帯機の開発テスト」という直接の結びつきであり、「Sonyが次世代携帯機を開発しているかどうか」自体を否定したわけではありません。Digital Foundryのチームは、Sonyが携帯機を開発していること自体は引き続き信じているとされ、省電力プレイの技術が携帯機に何らかの形で役立つ可能性があること自体は認めています。
つまり実態は、「省電力プレイは携帯機のための機能ではない」が「携帯機の開発自体は続いている(とDigital Foundryは見ている)」という、やや込み入った構図です。PlayStation公式の省電力プレイのサポートページを確認しても、携帯機や次世代機についての言及は一切なく、あくまでPS5・PS4向けの節電機能としてのみ説明されています。
比較もし登場したら、Steam Deck・ROG Allyと何が違うのか
仮にPS6携帯機が登場するとしても、Steam Deck・ROG Allyのような携帯ゲーミングPCとは前提が大きく異なる見込みです。Steam DeckはSteamOS(Linuxベース)、ROG AllyはWindowsを搭載したx86 PCで、Steamはもちろんストアを問わず幅広いPCゲームを動かせる汎用性が売りです。一方、PS6携帯機が出るとすれば、PS5・PS6向けに最適化された専用機(クローズドなプラットフォーム)になる可能性が高く、対応ソフトはPlayStation関連タイトルが中心になると見られます。
「携帯機でPCゲームを幅広く遊びたい」なら現状はSteam DeckやROG Allyのような携帯ゲーミングPCが選択肢になりますし、「PS5・PS6の人気タイトルを携帯機で遊びたい」というニーズに応えるのがPS6携帯機、という棲み分けになりそうです。携帯ゲーミングPC同士の比較や個別モデルのレビューは、下記の内部リンクも参考にしてください。
- 省電力プレイはCPU・GPU・メモリの動作を絞り、消費電力を最大50%削減する機能
- 本来の目的はEUの省電力規制への対応で、携帯機向けに設計された機能ではない
- PlayStation公式サポートページにも、携帯機・PS6への言及は一切ない
- Sonyが次世代携帯機(PS6携帯機)を開発しているかどうか自体は公式に未確認
- 携帯機が登場する場合のスペック・発売時期・対応ソフトの範囲
- 省電力プレイの技術が携帯機に実際にどう転用されるか
FAQPS5省電力プレイとPS6携帯機に関するよくある質問
PS5の「省電力プレイ」は、CPU・GPU・メモリの動作を絞って消費電力を最大50%削減する機能で、本来の目的はEUの省電力規制への対応でした。Digital Foundryの取材により、この機能自体はPS6携帯機の開発テストではないことが分かりましたが、Sonyが携帯機を開発していること自体はDigital Foundryのチームも引き続き信じているとされ、噂は完全には消えていません。
もしPS6携帯機が登場するとしても、PC向けゲームを幅広く遊べるSteam Deck・ROG Allyのような携帯ゲーミングPCとは、対応ソフトの範囲が大きく異なる見込みです。携帯ゲーミングPC選びで迷っている場合は、下記の内部リンクも参考にしてください。続報が入り次第、この記事も更新します。



