『Donutal』PC版(Steam)はWindows 11必須|GPU要件は低いのにCPUは旧世代?必要スペックを解説【2026年9月時点】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
GPU要件は低いのにCPUは旧世代?必要スペックを解説【2026年9月時点】
出典:Steam公式ストアページ「Donutal」にもとづきます。スペック情報は本記事公開時点(2026年9月5日)にSteam公式ストアページ(日本語版)で直接確認した内容です。
「対話だけで宇宙人の正体を見抜く」という珍しいアドベンチャーに興味を持ったものの、アークシステムワークスといえば格闘ゲームで鍛えた描画エンジンのイメージが強く、「意外と重いのでは」と身構えた人もいるはずです。逆に、型落ちのノートPCしか持っていない人にとっては「そもそも自分の環境で起動するのか」がまず気になるところです。
結論から言うと、Steam公式のシステム要件に載っているグラフィックボードの水準はGeForce GTX 750やRadeon RX 460相当と、今から10年以上前のエントリークラスです。一方でCPUの欄にはIntel Core i3-3210・AMD A8-7600相当という、それよりさらに古い型番が最低・推奨の両方に共通して記載されています。そして対応OSはWindows 11のみで、Windows 10は要件に含まれていません。
この記事では、Steam公式ページに掲載されている最低・推奨要件の全項目、GPU・CPUがそれぞれどれくらいの世代なのか、グラボなし・ノートPCでも遊べるか、そして本題である「要件表のCPUを満たしていてもWindows 11自体が動かせるとは限らない」という食い違いの中身まで、公式情報にもとづいて整理します。




画像:Steam公式ストアページより。© Arc System Works
目次
要件Steamに掲載されている最低・推奨要件を確認する
Steam公式ストア(日本語版ページ)の「システム要件」欄に掲載されている内容は次のとおりです。最低要件と推奨要件でOS・プロセッサー・メモリー・DirectXの表記は完全に同一で、違いはグラフィックとストレージの2項目だけです。
| 項目 | 最低要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 64-bit | Windows 11 64-bit |
| プロセッサー | AMD A8-7600 / Intel Core i3-3210 | AMD A8-7600 / Intel Core i3-3210 |
| メモリー | 8GB RAM | 8GB RAM |
| グラフィック | Radeon RX 460 / GeForce GTX 750 / Intel HD Graphics 530 | Radeon RX 470 / GeForce GTX 950 |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 2GBの空き容量 | 4GBの空き容量 |
※出典:Steam公式ストアページ「システム要件」欄(2026年9月5日確認)
通常、推奨要件はCPU・GPU・メモリのすべてが最低要件より高く設定されることが多いのですが、本作の場合はグラフィックとストレージだけが引き上げられ、プロセッサーとメモリーは最低要件とまったく同じ表記です。会話とスキャンが中心のアドベンチャーというジャンルの性質上、演出の負荷はGPU側に寄っていると考えられます。
GPU年代最低・推奨のGPUはどれくらいの世代か
最低要件にあるGeForce GTX 750はNVIDIAが2014年2月に発売した「Maxwell」世代の初期モデルで、もう一方の選択肢Radeon RX 460はAMDが2016年8月に発売した「Polaris」世代のエントリー向けGPUです。もうひとつの選択肢であるIntel HD Graphics 530は、2015年発売の第6世代Core(Skylake)に内蔵されたグラフィックスです。推奨要件のGeForce GTX 950は2015年8月発売、Radeon RX 470はRX 460と同じく2016年8月発売で、いずれも最低要件から1段階上のグレードという位置づけです。
つまり、GPU側に限って言えば求められているのは2014〜2016年前後に登場したエントリークラスのグラフィックスであり、現行のミドルクラスGPUはもちろん、ここ数年に組まれたPCの内蔵グラフィックスでも大きく上回る水準です。会話とスキャン演出が中心のアドベンチャーというジャンルを踏まえれば、この要求水準は妥当な範囲といえます。
内蔵GPUグラボなし・内蔵グラフィックスでも遊べるか
Steam公式の最低要件には、単体グラフィックボードのGeForce GTX 750・Radeon RX 460と並んで、内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 530が名指しで挙げられています。HD Graphics 530は2015年発売の第6世代Core(Skylake)に搭載されたモデルで、単体グラフィックボードを積んでいないPCでも要件を満たせることが公式に明記されているかたちです。
第6世代Coreより新しい世代のCPUに内蔵されたグラフィックス、たとえば第8世代以降のIntel UHD Graphicsや、AMD Ryzenの内蔵Radeon Graphics(Vega世代以降)であれば、性能面でHD Graphics 530を上回るため、グラフィックボードを別途用意する必要は基本的にありません。ゲーミングPCでなくても、事務用・学習用として販売されている一般的なノートPC・デスクトップPCの多くが該当します。
ノートPCノートPCでも遊べるか
ノートPC専用の要件は公式ページに記載がなく、デスクトップ向けの要件がそのまま適用される形式です。前述のとおりGPU側のハードルは内蔵グラフィックスでも届く水準のため、ここ5〜6年以内に販売された一般的なノートPCであれば、性能面で不足するケースはあまり多くないはずです。
むしろノートPCで注意したいのはストレージの空き容量とメモリーです。要件上のメモリーは8GBですが、これはOSやブラウザなど他の常駐アプリと共有する容量です。4GBや6GBのメモリーしか搭載していない廉価版のノートPCの場合、要件上の数字は満たしていても余裕がなく、動作が不安定になる可能性があります。購入前にタスクマネージャーなどで搭載メモリーを確認しておくと安心です。
注意Windows 11必須|要件表のCPUとの食い違いに注意
ここまでの内容だけを見ると「GPUの要求は低いし、内蔵グラフィックスでも動く」という軽いゲームに思えます。ただし、本題はここからです。Steam公式のシステム要件欄には「OS: Windows 11 64-bit」とだけ記載されており、Windows 10は選択肢に含まれていません。そして、その隣に並ぶプロセッサーの要件はIntel Core i3-3210(2013年発売の第3世代Core)とAMD A8-7600(2014年発売のKaveri世代APU)です。
この2つを並べると矛盾が生まれます。Windows 11には公式のプロセッサー対応リストがあり、Microsoft Learnの資料ではIntel第8世代Core(Coffee Lake、2017年発売)以降が対応の目安とされています(AMD側もRyzen 2000シリーズ以降が中心で、一部モデルは除外されます)。当サイトのWindows 11クリーンインストール手順を解説した記事でも確認したとおり、この対応リストは2026年時点でも変わっていません(詳しくは記事末の関連記事を参照してください)。つまり、Core i3-3210やA8-7600搭載のPCで要件表のCPU欄をぴったり満たしていたとしても、そのPCはWindows 11の公式対応プロセッサーには含まれていないということになります。
Steam公式のプロセッサー要件は「これだけの処理能力があればゲーム自体は動く」という基準であり、「Windows 11をインストールできるか」という基準とは別物です。Core i3-3210・A8-7600はいずれもWindows 11の公式対応プロセッサーリストより古い世代のため、これらのCPUを搭載した2012〜2014年前後のPCでは、TPM 2.0やセキュアブートの要件も含めて、Windows 11を正規の手順でインストールできない可能性が高くなります。
実務的に効いてくるのは、この矛盾の裏側にある事実です。Windows 11が公式に動くだけの新しいPCであれば、そのCPUに内蔵されたグラフィックスや、あわせて使われるGPUの性能は、Donutalが求めるGTX 750/GTX 950クラスをまず上回ります。つまり実際に確認すべきなのは「グラフィックボードの型番」ではなく「手元のPCがそもそもWindows 11に対応しているか」の1点に絞られます。Windows 10のまま使っている場合は、Microsoft公式の「PC正常性チェック」アプリでアップグレード可否を確認するのが最短です。
判定手持ちのPCでそのまま遊べるか
- 既にWindows 11を使っている人(GPU・CPUの水準はまず問題にならない)
- ここ5〜6年以内に組まれた一般的なノートPC・デスクトップPCを使っている人
- 内蔵グラフィックスのみの環境で、CPUが第8世代Core以降・Ryzen 2000シリーズ以降の人
- 今もWindows 10のまま使っている人(まずアップグレード可否の確認から)
- 2012〜2014年前後に組まれた古いデスクトップ・ノートPCを流用しようとしている人
- 搭載メモリーが4〜6GBと少ない廉価版ノートPCを使っている人
迷ったら、まずWindows 11が正式に動いているPCかどうかを確認してください。それさえクリアしていれば、Donutal側のGPU要件で引っかかることはほとんどありません。
結論Donutalのためにゲーミングパソコンを買う必要はあるか
結論として、Donutalを遊ぶためだけに新しいゲーミングPCを買う必要はありません。要件表のグラフィック水準はGTX 750/GTX 950クラスにとどまっており、Windows 11が動く程度の新しさのPCであれば、内蔵グラフィックスだけでも十分に上回ります。高性能なグラフィックボードを積んだゲーミングPCを検討する理由は、少なくとも本作単体には存在しません。
一方で、今のPCがWindows 10のままで公式のアップグレード対象にも入っていない場合は、Donutalだけでなく今後発売される新作の多くで同じ壁にぶつかることになります。その場合は買い替えを検討する価値がありますが、判断基準は「Donutalが遊べるかどうか」ではなく「Windows 11に対応しているかどうか」です。CS2やモンスターハンターワイルズのような重量級タイトルもあわせて快適に遊びたいという場合は、別途、予算別のゲーミングPC構成を紹介した記事を参考にしてください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|GPUは低要求、実際に確認すべきはWindows 11対応
『Donutal』の必要スペックで確認すべきなのは、グラフィックボードの型番ではなく「手持ちのPCがWindows 11に対応しているか」の1点です。Steam公式の最低要件はGeForce GTX 750・Radeon RX 460・Intel HD Graphics 530相当で、いずれも2014〜2016年前後のエントリークラス。ここ数年以内のPCなら内蔵グラフィックスでも上回ります。
一方でプロセッサー欄に記載されたCore i3-3210・AMD A8-7600は、Windows 11の公式対応プロセッサーリストより古い世代です。要件表のCPUをそのまま満たすPCでは、そもそもWindows 11が正規の手順で動かない可能性が高いという食い違いがあります。Windows 11が問題なく動いているPCであれば、Donutal側のスペックで困ることはほとんどありません。Windows 10のまま使っている場合は、まずアップグレード可否の確認から始めてください。



