GeForce 616.92で何が変わる?007 First Light・PUBGなど5タイトルのDLSS 4.5対応を比較

GeForce 616.92で何が変わる?007 First Light・PUBGなど5タイトルのDLSS 4.5対応を比較

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NEWS / NVIDIA / 2026年9月9日
GeForce 616.92で何が変わる?
007 First Light・PUBGなど5タイトルのDLSS 4.5対応を比較
NVIDIAが2026年9月9日に公開したGame Readyドライバー「GeForce 616.92」は、9月10日から16日にかけて登場する5タイトル(WARDOGS・PUBG・007 First Light・Active Matter・Aniimo)へまとめて対応するドライバーです。ただし「DLSS 4.5対応」と一括りにされていても、タイトルごとに使える機能もRTX世代ごとに使える機能も異なります。ゲーム固有の不具合修正は今回もゼロで、既知の問題も残ったままです。5タイトルの対応内容とRTX 20〜50世代でどこまで恩恵があるのかを整理します。
対象は5タイトル・9/10〜9/16Dynamic MFGはRTX50限定Super ResolutionはRTX20以降も対応

出典:NVIDIA公式リリースノート「Release 615 Driver for Windows, Version 616.92」NVIDIA公式Game Readyドライバー紹介記事NVIDIA公式DLSS対応表にもとづきます(2026年9月13日確認)。

NVIDIAが2026年9月9日、Windows向けの最新Game Readyドライバー「GeForce 616.92 WHQL」を公開しました。今回の616.92は単純な不具合修正版というより、9月10日から16日にかけて登場するPCゲームや大型アップデートへまとめて対応する「ゲーム対応寄り」のドライバーです。

対象となるのは「WARDOGS」「PUBG: BATTLEGROUNDS」「007 First Light」「Active Matter」「Aniimo」の5タイトルです。特に007 First Lightでは9月15日にパストレーシングとDLSS 4.5 Ray Reconstructionが追加され、WARDOGSやActive Matter、AniimoではDLSS 4.5のSuper ResolutionやDynamic Multi Frame Generationを利用できます。

ただし「DLSS 4.5対応」と書かれていても、RTX 20・30・40・50シリーズですべて同じ機能を使えるわけではありません。さらに616.92でゲーム固有の不具合が修正されたわけでもなく、公式リリースノートでもFixed Gaming Bugsは「N/A」です(一般不具合3件の内容は別記事で解説しています)。この記事では、GeForce 616.92が対応する5タイトルを整理し、「RTX 30やRTX 40でも更新する意味があるのか」「RTX 50でないと使えない機能は何か」まで掘り下げます。

目次

概要9月中旬の5タイトルをまとめてカバーするドライバー

NVIDIA公式のGame Ready Driver紹介では、616.92は007 First Lightのパストレーシングアップデート、PUBGのDLSS Super Resolution対応、さらにWARDOGS、Active Matter、Aniimoの発売に合わせたドライバーとして位置付けられています。対応内容を整理すると次のようになります。

タイトル対応日主なRTX機能
WARDOGS9月10日DLSS 4.5 Super Resolution、Dynamic Multi Frame Generation、Reflex
PUBG: BATTLEGROUNDS9月10日DLSS Super Resolution、DLSS Overrideで4.5モデル利用可能
007 First Light9月15日Path Tracing、DLSS 4.5 Ray Reconstruction(追加分)
Active Matter9月15日DLSS 4.5 Super Resolution、Ray Reconstruction、Dynamic Multi Frame Generation
Aniimo9月16日DLSS 4.5 Super Resolution、Dynamic Multi Frame Generation

今回のポイントは、5タイトル全部が同じDLSS機能を利用するわけではないことです。007 First Lightは映像品質を大きく引き上げるパストレーシングとRay Reconstruction、WARDOGSは高フレームレートと低遅延、Active Matterはレイトレーシングとフレーム生成を組み合わせる方向に重点が置かれています。616.92は「DLSS 4.5対応ドライバー」という一言でまとめるより、ゲームごとに異なるRTX機能を9月中旬にまとめてGame Ready化したドライバーと見る方が実態に近いでしょう。

007 First Light9月15日にパストレーシング対応が追加

616.92でもっとも大きな対象タイトルは007 First Lightです。PC版はすでにDLSS 4.5 Super ResolutionとDynamic Multi Frame Generationに対応していましたが、2026年9月15日のアップデートでパストレーシングとDLSS 4.5 Ray Reconstructionが追加されます。NVIDIAによると、アップデート後はライティング・影・反射表現がパストレーシングによって強化され、Ray Reconstructionを組み合わせることで映像品質をさらに高められます。

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616.92で突然DLSS 4.5が使えるようになるわけではない

007 First Lightはすでに発売時からDLSS 4.5のSuper ResolutionとDynamic Multi Frame Generationを利用できます。616.92は9月15日に追加される新しいパストレーシング環境へ向けたGame Ready対応という位置付けです。現在通常のレイトレーシングやラスタライズでプレイしているなら緊急性の高い更新ではありませんが、9月15日からパストレーシングを試す予定なら更新しておく意味は大きくなります。

007 First Lightの推奨スペックやRTX 50シリーズでの実測性能は別記事で詳しく検証しています。4Kでパストレーシングまで狙う場合は、ドライバーだけでなくGPU性能そのものが大きく影響します。

PUBGDLSS Super Resolution対応、RTX 20シリーズでも恩恵がある

意外に対象ユーザーが多そうなのがPUBG: BATTLEGROUNDSです。9月10日のアップデートでDLSS Super Resolutionに対応し、NVIDIA AppのDLSS Overrideを利用すれば最新のDLSS 4.5モデルへアップグレードできます。ここはRTX 50シリーズだけの話ではありません。DLSS 4.5 Super ResolutionはRTX 20、30、40、50シリーズで利用でき、NVIDIA公式の対応表でもSuper ResolutionはすべてのGeForce RTX世代が対応しています。つまりRTX 2060やRTX 3060、RTX 4060といった旧世代GPUでも、PUBGのDLSS対応には意味があります。競技系タイトルという性格を考えると、RTX 50シリーズ限定のDynamic Multi Frame GenerationよりもSuper ResolutionでGPU負荷を下げながら実レンダリングFPSを引き上げる方が重要になるユーザーも多いでしょう。

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RTX 20・30では新モデルが必ず最適とは限らない

DLSS 4.5 Super Resolutionの新しいModel L/Model MはすべてのRTX GPUで利用できますが、NVIDIAはRTX 20・30シリーズについてネイティブFP8処理に対応していないため、新モデルの処理負荷が相対的に大きくなると説明しています。性能と画質のバランスを重視する場合は、DLSS 4世代のModel Kを使い続ける選択肢もNVIDIA自身が案内しています。「最新のDLSS 4.5にすれば必ずFPSまで高くなる」とは限らないため、RTX 20・30シリーズでは新モデルとModel Kを実際に比較し、自分の環境に適した方を選んだ方がよいでしょう。

WARDOGSDynamic MFGとReflexに初日対応、ただしMFGはRTX50専用

9月10日に早期アクセスが始まったWARDOGSも616.92のGame Ready対象です。最大100人が3チームに分かれて戦う大規模FPSで、GeForce RTX環境では発売初日からDLSS 4.5 Super ResolutionとDynamic Multi Frame Generation、NVIDIA Reflexを利用できます。NVIDIAによると、2026年8月のクローズドβには50万人以上が参加し、ウィッシュリストも150万件を超えています。

ただしDynamic Multi Frame GenerationはRTX 50シリーズ専用です。RTX 40シリーズで使えるのは従来のFrame Generationまでで、RTX 20・30シリーズはフレーム生成自体に対応しません。そのためWARDOGSでは、GPU世代によって616.92の意味がかなり変わります。RTX 50シリーズならSuper Resolution・Dynamic Multi Frame Generation・Reflexという新しい構成を利用できますが、RTX 40シリーズはSuper Resolutionと通常のFrame Generationが中心、RTX 20・30シリーズはSuper ResolutionとReflexが主な恩恵になります。特にWARDOGSのような対人FPSでは、生成フレームによる表示FPSだけでなく元となるレンダリングFPSや入力遅延も重要です。Dynamic Multi Frame Generationで数字上のFPSが伸びても、ネイティブ描画と同じ入力応答になるわけではない点は覚えておきたいところです。

Active Matter5タイトルの中でRTX機能がもっとも多い

機能面で見ると、616.92対応タイトルの中でもActive Matterはかなり充実しています。9月15日にSteam版が登場するPvPvE/PvE/PvP対応シューターで、DLSS 4.5 Super Resolution、Ray Reconstruction、Dynamic Multi Frame Generationに対応し、レイトレーシングによる反射と影も利用できます。007 First Lightが「パストレーシングをどこまで高画質で動かせるか」という方向なのに対し、Active MatterはSuper Resolution・Ray Reconstruction・Dynamic MFGを一式利用するタイプで、RTX 50シリーズでは616.92の機能をもっとも分かりやすく体験できるタイトルの1つになりそうです。一方、Ray Reconstruction自体はRTX 50限定ではなく、NVIDIA公式の対応表ではGeForce RTX 20シリーズ以降のすべての世代が対応しています。そのためRTX 30やRTX 40ユーザーでも、Active Matterのレイトレーシング画質改善という部分では616.92へ更新する意味があります。

Aniimo9月16日発売、2027年にはNVIDIA ACEも追加予定

オープンワールドのクリーチャー収集RPG「Aniimo」は9月16日に正式サービスを開始します。発売時からDLSS 4.5 Super ResolutionとDynamic Multi Frame Generationに対応するため、RTX 50シリーズでは高フレームレートを狙いやすい構成になります。さらにNVIDIAは2027年初頭にNVIDIA ACEを追加する予定であることも明らかにしており、導入後はキャラクターとのやり取りにローカルで動作するNemotron系Small Language Modelを利用し、自然言語による会話や指示をゲーム内行動へ反映する仕組みが予定されています。ただしこのACE対応は616.92とは直接関係ありません。今回のドライバーで重要なのはAniimo発売時のDLSS 4.5対応で、ACEは2027年に追加される別フェーズの機能です。「616.92を入れるとAI会話まで使える」という意味ではない点に注意してください。

世代別対応RTX 20・30・40・50シリーズで616.92の意味はどう変わる?

今回の対応タイトルを見ると、「最新ドライバーだからRTX 50向け」というわけではありません。NVIDIA公式の対応表にもとづき、代表的な機能を世代別に整理すると次のようになります。

GPU世代Super Resolution/Ray ReconstructionFrame Gen/Dynamic MFG
RTX 50両方対応両方対応
RTX 40両方対応Frame Genのみ対応
RTX 30両方対応非対応
RTX 20両方対応非対応

NVIDIA公式も、Dynamic Multi Frame GenerationをGeForce RTX 50シリーズ向け機能として提供しており、Super ResolutionとRay ReconstructionについてはすべてのGeForce RTX世代が対応すると案内しています。この違いを踏まえると、616.92への更新価値はRTX 50だけにあるわけではありません。RTX 20・30シリーズでもPUBGのSuper Resolutionや007 First Light/Active MatterのRay Reconstructionは利用できます。RTX 40ではさらにFrame Generationを組み合わせられ、RTX 50になるとDynamic Multi Frame Generationまで加わるという階層です。DLSS 4.5全体の機能解説やNVIDIAアプリでの設定手順は別記事にまとめているので、ここでは616.92固有の対応タイトルに絞って解説します。

注意616.92は「DLSS 5を追加するドライバー」ではない

2026年9月はDLSS 5のニュースが多いため、616.92についても「DLSS 5向けドライバー」と混同しやすくなっています。しかしここは分けて考える必要があります。DLSS 5の3D-Guided Neural Renderingを「NBA 2K27」で利用できるようにしたのは、1つ前のGame Ready 616.64です。NVIDIAは9月3日に公開した616.64でNBA 2K27のDLSS 5対応を開始し、同時にRTX 50シリーズ向けのDynamic Multi Frame Generationなどを追加しました。対して616.92のGame Ready部分は、主にDLSS 4.5・Ray Reconstruction・パストレーシング対応ゲーム向けです。616.64はDLSS 5の初期展開、616.92は9月中旬のDLSS 4.5/RTXゲームをまとめて支える更新という整理の方が分かりやすいでしょう。「数字が616.92の方が新しいからDLSS 5もここで初対応した」というわけではありません。

不具合修正ゲーム固有の不具合修正は616.92ではゼロ

対応ゲームは増えましたが、不具合修正という観点ではかなり小規模なアップデートです。NVIDIA公式リリースノートでは、616.92の「Fixed Gaming Bugs」はN/A、つまり記載されたゲーム固有修正はありません。修正されたのはブラウザのちらつき・仮想ディスプレイ・RDP黒画面の一般不具合3件のみで、これらはすべて9月4日公開のHotfix 616.86ですでに先行修正されていた内容です。この3件の詳細と、616.56から続く画面ちらつき・暗転が今回も未解決である点は、616.92の不具合修正まとめ記事で詳しく整理しています。

訂正「616.64以降」との報道はNVIDIA公式では616.56

国内報道の一部では、仮想ディスプレイを作成できない問題とRDP黒画面について「616.64 Driverにアップデート後」と紹介されています。しかし、NVIDIA公式の616.92リリースノートでは両方とも616.56へ更新後と明記されています。NVIDIAが9月4日に公開した616.86 Hotfixの公式説明も同じく616.56としており、この2件については616.64ではなく616.56以降の問題として扱うのが正確です。ドライバー不具合を切り分ける際にはバージョン番号が重要なので、報道をそのまま鵜呑みにせず公式リリースノートの表記を確認する価値があります。

対象GPUGTX 10シリーズは616.92のGame Ready対象外

もう1つ見逃しやすいのが対応GPUです。616.92の公式リリースノートに掲載されているデスクトップ向けGPUはRTX 50・40・30・20シリーズとTuring世代のGTX 16シリーズまでで、GTX 10シリーズは一覧に含まれていません。そのためGTX 1060・GTX 1070・GTX 1080 TiなどPascal世代を使っている場合、616.92を前提に更新を考える必要はありません。一方でGTX 1650・GTX 1660などTuring世代のGTX 16シリーズは616.92のサポート対象です。ただしGTXシリーズにはTensor Coreがないため、今回話題になっているDLSS 4.5の恩恵を受けることはできません。ゲーム側の通常の最適化や一般修正が必要かどうかで更新を判断する形になります。

判定GeForce 616.92へ更新するべき?

今回の616.92は、「最新だから全員すぐ更新」というタイプではありません。007 First Lightで9月15日のパストレーシングを試す人、WARDOGS・Active Matter・Aniimoを遊ぶ人、PUBGで新しく追加されたDLSSを利用したい人なら、更新する理由があります。特にRTX 50シリーズではDynamic Multi Frame Generationまで利用できるため、616.92のGame Ready対応をもっとも活かしやすいでしょう。一方、今回の5タイトルを遊ばず現在のドライバーで不具合も出ていないのであれば、急いで更新する必要性はそれほど高くありません。ゲーム固有の修正は0件であり、既知の問題も残っています。Hotfix 616.86を利用している場合は、3件の一般修正が正式版に統合された616.92へ移行する意味があります。

FAQよくある質問

616.92にすればどのGPUでもDLSS 4.5の全機能が使えますか
いいえ。Super ResolutionとRay ReconstructionはRTX 20シリーズ以降で対応しますが、Frame GenerationはRTX 40以降、Dynamic Multi Frame GenerationはRTX 50シリーズ限定です。GPU世代によって使える機能の範囲が変わります。
RTX 30やRTX 40でも616.92を入れる意味はありますか
あります。PUBGのDLSS Super Resolutionや、007 First Light・Active MatterのRay ReconstructionはRTX 20〜50の全世代で利用できます。Dynamic Multi Frame Generationが使えないだけで、更新自体に意味がなくなるわけではありません。
616.92でDLSS 5も使えるようになりますか
いいえ。DLSS 5(NBA 2K27対応)は1つ前の616.64で先に対応済みです。616.92はDLSS 4.5・Ray Reconstruction・パストレーシング対応ゲーム向けのGame Ready更新です。
ゲームの不具合は修正されていますか
いいえ。公式リリースノートのFixed Gaming Bugsは「N/A」で、ゲーム固有の修正はありません。修正されたのはブラウザちらつき・仮想ディスプレイ・RDP黒画面という一般不具合3件のみです。
GTX 10シリーズでも616.92は使えますか
Game Ready対象には含まれていません。公式リリースノートの対応GPU一覧はRTX 50〜20とGTX 16シリーズまでで、GTX 10シリーズは記載がありません。

まとめDLSS 4.5対応はGPU世代によって範囲が違う

まとめ

GeForce 616.92は、不具合修正の多さよりも2026年9月中旬に集中する新作・大型アップデートへのGame Ready対応が中心のドライバーです。007 First Lightは9月15日にパストレーシングとDLSS 4.5 Ray Reconstructionが追加され、PUBGはDLSS Super Resolutionへ対応、WARDOGS・Active Matter・AniimoもDLSS 4.5に対応します。

ただし「DLSS 4.5」という名称だけを見て「RTX 50でなければ意味がない」と考えるのは正しくありません。Super ResolutionとRay ReconstructionはRTX 20シリーズ以降で利用でき、RTX 40ではFrame Generation、RTX 50ではさらにDynamic Multi Frame Generationまで利用できます。007 First Lightのパストレーシングや9月中旬の新作を遊ぶなら616.92へ更新、現在安定していて対象ゲームを遊ばないなら無理に急がない。今回のドライバーは、この判断がもっとも分かりやすいでしょう。

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