COLORFIRE「Lingchuang Mini Pro」発表|Ryzen AI Max+ PRO 495・192GB搭載ミニPCで3社目に
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Ryzen AI Max+ PRO 495・192GB搭載機、GMKtec/ACEMAGICに続き3社目
出典:VideoCardz、IT之家「COLORFIRE Lingchuang Mini Pro」発表記事、IT之家「20機種以上」報道、AMD公式製品ページ、AMD公式ブログ、NVIDIA公式「GeForce RTX 5090」製品ページにもとづきます。本記事の情報は2026年9月12日時点のものです。
Ryzen AI Max+ PRO 495・192GB統合メモリを積むミニPCは、ここ1週間でGMKtec「EVO-X5 Pro」、ACEMAGIC「F9A」と立て続けに登場しており、どのメーカーを選べばいいのか判断材料が追いつかない状態が続いています。
そこへ2026年9月10日、COLORFUL傘下のゲーミングブランドCOLORFIREが「Lingchuang Mini Pro」を公開し、同じRyzen AI Max+ PRO 495・最大192GB(最大160GBをGPUへ割当可能)を積む3社目のメーカーとなりました。同じイベントでは、前世代チップを積む自社ノートPC「K16」もあわせて展示されています。
チップそのものの詳しい仕様や前世代との数値比較はすでに整理済みのため、ここではCOLORFIRE固有の情報、具体的にはK16との違い、COLORFULグループという立ち位置、そして3社目という意味に絞って整理します。

目次
要点まず何が起きたか
発表COLORFIREが「Lingchuang Mini Pro」を公開
COLORFIREは2026年9月10日、北京で開催されたAMD Ryzen AI Max PRO 400シリーズ関連のメディアイベントで、新型ミニPC「Lingchuang Mini Pro」(灵创Mini Pro)を公開しました。搭載するのはAMD Ryzen AI Max+ PRO 495で、最大192GBのLPDDR5X統合メモリのうち、最大160GBをRadeon 8065S統合GPU側のメモリとして割り当てられます。筐体サイズやSSD構成、ポート類、そして価格や発売時期といった詳細は、2026年9月12日時点でまだ公表されていません。
Ryzen AI Max+ PRO 495は、Zen 5世代の16コア32スレッドCPUとRDNA 3.5世代のRadeon 8065S(40基・最大3.0GHz)、XDNA 2 NPU(単体55TOPS・プラットフォーム全体で131TOPS)を1パッケージに統合したAPUです。前世代のRyzen AI Max+ 395と比べるとPassMarkのCPU性能で+4.1%、メモリ帯域で+6.7%、最大メモリ容量で+50%(128GB→192GB)といった伸びにとどまり、劇的な進化というより着実な拡張という位置づけです。チップ単体の詳しい仕様と前世代との数値比較はRyzen AI Max+ PRO 495のスペック解説記事で整理しています。
影響このニュースで何が変わるか
- Ryzen AI Max+ PRO 495搭載機の選択肢がGMKtec・ACEMAGICに加えて3社に増え、今後は価格や拡張性で比較検討しやすくなります
- グラフィックボードで実績のあるCOLORFULグループが本格参入した一例として、AI PC市場の広がりを示しています
- Lingchuang Mini Proは筐体・価格・発売時期のいずれも未公表で、現時点では購入を検討できる段階にありません
- チップ自体は前世代からほぼ据え置きの性能のため、「192GB」「160GB」という数字だけでゲーム性能の向上を期待するのは禁物です
ブランドCOLORFIREとはどんなブランドか
COLORFIREは、グラフィックボードやマザーボードで知られるCOLORFULグループが展開する、若年層向けのゲーミングブランドです。今回のLingchuang Mini Proは、COLORFIREにとってAMD Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載する初めての製品になります。COLORFULグループはグラフィックボードの製造・販売で長年の実績を持つ一方、Ryzen AI Max系のような統合型AI PCを手掛けるのは今回が初めてで、GMKtecやACEMAGICのようなミニPC専業メーカーとは毛色の異なる新規参入という側面もあります。
比較同時展示のノートPC「K16」との違い
同じイベントでCOLORFIREは、前世代のAMD Ryzen AI Max+ 395・Radeon 8060Sを搭載する16型ノートPC「Lingchuang K16」(灵创K16)もあわせて披露しました。K16はLingchuang Mini Proに先行してすでに発売済みの製品で、COLORFIRE公式のJD.com(京東)ストアにて34,999元(中国国内価格。海外メディアの試算では約5,220ドル相当)で販売されています。日本円建ての価格ではない点に注意してください。

| 項目 | Lingchuang Mini Pro | Lingchuang K16 |
|---|---|---|
| チップ | Ryzen AI Max+ PRO 495 | Ryzen AI Max+ 395 |
| GPU | Radeon 8065S(40基・最大3.0GHz) | Radeon 8060S(40基・最大2.9GHz) |
| 統合メモリ | 最大192GB LPDDR5X | 最大128GB LPDDR5X |
| GPU割当上限 | 最大160GB | 最大96GB |
| フォームファクタ | ミニPC(筐体詳細は未公表) | 16型ノートPC(2560×1600 IPS 165Hz) |
| ネットワーク・バッテリー | 未公表 | Wi-Fi 7・99Whバッテリー |
| 価格・販売状況 | 未定(2026年9月12日時点) | 34,999元でJD.comにて販売中 |
チップ・GPU・メモリの上限はいずれもLingchuang Mini Proが上回りますが、K16はすでに実売価格が判明しているのに対し、Mini Proは価格も発売時期も定まっていません。COLORFIREにとっては、K16で足場を固めたRyzen AI Max系ラインナップを、上位チップのMini Proでミニデスクトップ方向へ広げる動きと見ることができます。
立ち位置GMKtec・ACEMAGICに続く3社目という意味
Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載するメーカーとしては、GMKtec「EVO-X5 Pro」、ACEMAGIC「F9A」に続き、COLORFIRE「Lingchuang Mini Pro」が3社目です。GMKtec EVO-X5 ProはAMD DASHによる企業向けリモート管理機能とOCuLink経由のeGPU拡張を、ACEMAGIC F9AはPCIe 4.0 x4のOCuLinkを明記した約2Lの筐体を、それぞれ差別化点として打ち出しています。詳しい仕様はGMKtec「EVO-X5 Pro」の解説記事、ACEMAGIC「F9A」の解説記事で整理しています。
AMDはIT之家の取材に対し、Ryzen AI Max+ PRO 495プラットフォームを採用した製品が近く20機種以上登場する見通しだと説明しています。COLORFIREの参入は、この20機種という数字が単なる見込みではなく実際に積み上がりつつあることを示す一例といえます。CPU・GPU・メモリという中身がほぼ共通である以上、今後登場する各社モデルの実質的な違いは、拡張性・冷却・企業向け管理機能・ストレージ容量・価格といった周辺仕様に集約されていくと考えられます。
注意点160GBのVRAMは万能ではない
最大160GBという数字だけを見ると、単体GPUのVRAM容量を大きく上回るように感じられます。実際、NVIDIA GeForce RTX 5090のVRAM容量は32GBで、Lingchuang Mini Proの160GB割当はその5倍です。ただしメモリ帯域で見ると、RTX 5090は512bitのGDDR7で約1792GB/sを実現しているのに対し、Ryzen AI Max+ PRO 495のLPDDR5X-8533は256bitで約273GB/sにとどまり、帯域は6分の1以下です。AMDは自社ブログで、Ryzen AI Max PRO 400シリーズを「x86クライアントプロセッサとして世界初、3000億パラメータ級のモデルをローカルで実行できる」と説明していますが、これは4-bit量子化かつ160GBのGPU割当を使う場合の話であり、AMD自身によるマーケティング上の主張で、第三者による独立した検証結果ではない点には注意が必要です。容量の大きさはモデルをメモリに載せられるかどうかを左右しますが、実際の処理速度は帯域や演算性能に左右されるため、「VRAMが大きい=ゲームやAI処理が速い」わけではありません。内蔵GPUのメモリ割当を実際に設定する手順はRyzen AI MaxのVRAM設定ガイドで解説しています。
価格価格・発売時期、日本での入手性
2026年9月12日時点で、Lingchuang Mini Proの価格・発売時期は国内外を問わず公表されていません。同時展示されたK16がCOLORFIRE公式のJD.comストアで販売されているのとは対照的に、Mini Proはまだ発表段階にとどまっています。GMKtec「EVO-X5 Pro」・ACEMAGIC「F9A」の2機種も、2026年9月9日時点で価格・発売時期が未公表のままで、Ryzen AI Max+ PRO 495搭載機は3社そろって「発表済み・価格未定」という同じ段階にあります。
今すぐRyzen AI Max系のミニPCが必要な場合は、すでに販売実績のある前世代Ryzen AI Max+ 395・Radeon 8060S搭載機が現実的な選択肢です。Ryzen AI Max+搭載ミニPCおすすめ比較では、実機のゲーム性能やメモリ帯域の弱点まで含めて整理しています。Lingchuang Mini Proを含むPRO 495世代は、価格と日本国内での取扱いが判明してから検討するのが現実的です。
Q&Aよくある質問
まとめまとめ|COLORFIREも参入、判断は価格が出そろってから
COLORFIRE「Lingchuang Mini Pro」の発表により、AMD Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載するメーカーはGMKtec・ACEMAGICに続き3社目となりました。AMDが示唆する20機種以上という見通しを踏まえると、今後も同じチップを積む新モデルが相次いで登場すると見られます。
COLORFIREは2026年9月10日、北京のメディアイベントでAMD Ryzen AI Max+ PRO 495・最大192GB(うち最大160GBをGPUへ割当可能)を搭載するミニPC「Lingchuang Mini Pro」を公開しました。同時に披露した前世代Ryzen AI Max+ 395搭載のノートPC「K16」はすでに34,999元でJD.comにて販売中ですが、Mini Proの価格・発売時期は2026年9月12日時点で未公表です。
GMKtec「EVO-X5 Pro」・ACEMAGIC「F9A」もあわせると、Ryzen AI Max+ PRO 495搭載機は3社とも「発表済み・価格未定」という同じ段階にあります。CPU・GPU・メモリの中身は各社共通のため、実際に選ぶ段階になれば拡張性や企業向け管理機能、価格といった周辺仕様が判断材料になります。今すぐ導入したい場合は、実売価格が判明している前世代Ryzen AI Max+ 395搭載機を検討するのが現実的な選択です。



