RX 9070 vs RX 9070 XT どっちが買い?消費電力304W・性能差12%・推奨電源750Wで選ぶ【2026年10月最新】
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性能差12%に払える上限は、価格差1.5万円
RX 9070とRX 9070 XTの違いは、CU数(56対64)と消費電力(220W対304W)の2点だけです。VRAMはどちらも16GB GDDR6、メモリバスも256ビットで揃っています。選択は「どちらが速いか」ではなく、12%の性能差にいくらまで払えるかに絞られます。
結論は、価格差が1.5万円を超えたら無印、それ未満ならXTです。52タイトルの平均でXTは12%速く、この差は1440pでも4Kでも変わりません。10月5日時点では、最安どうしの差が8,000円、2番目に安い価格どうしが約1.3万円で、いずれもXTが有利な範囲に収まっています。
ただし店や型番によって値札は大きく違い、中央値どうしでは約2.8万円の差があります。今使っている電源が650Wなら、XTには電源の買い替えも必要です。まず手元の電源容量と、見ている2つの値札の差額を確認してください。
出典:AMD公式 Radeon RX 9070 XT 製品ページ/AMD公式 Radeon RX 9070 製品ページ/TechSpot「Radeon RX 9070 vs. 9070 XT」52タイトル検証/GamersNexus RX 9070 レビュー(消費電力実測)/TechPowerUp Sapphire RX 9070 XT Nitro+ 消費電力ページ/資源エネルギー庁 再生可能エネルギー発電促進賦課金/東京電力エナジーパートナー 料金プラン。価格は2026年10月5日時点の通販価格です。
目次
結論先に結論|価格差1.5万円で分かれます
- 無印との価格差が1.4万円未満で買える店を見つけた
- 750W以上の電源がある、またはPCを新規に組む
- 4Kでも遊ぶ予定がある
- 1%ローのカクつきをできるだけ減らしたい
- 価格差が1.5万円を超えている
- いま650W電源を使っていて、交換したくない
- 電気代を年4,200円ぶん抑えたい
- ケース内の発熱と騒音を上げたくない
スペックスペックを並べて比較
2モデルの違いはCU数と消費電力だけです。VRAMが両方16GBで揃っているため、下位モデルだけVRAMが先に詰まる事態は起きません。
| 項目 | RX 9070(無印) | RX 9070 XT |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | RDNA 4(Navi 48) | RDNA 4(Navi 48) |
| CUコア数 | 56 CU(3,584 SP) | 64 CU(4,096 SP) |
| ブーストクロック | 2,520 MHz | 2,970 MHz |
| VRAM | 16GB GDDR6 | 16GB GDDR6 |
| メモリバス幅 | 256-bit | 256-bit |
| TBP(公称) | 220W | 304W |
| ゲーム中の実測消費電力 | 224W | 310W |
| 公式の推奨電源容量 | 650W | 750W |
| 補助電源コネクタ | 8pin × 2 | 8pin × 2 |
| FSR 4 / レイトレ対応 | 対応(フレーム生成含む) | 対応(フレーム生成含む) |
| 実売価格(最安 / 中央値) | 119,800円 / 127,043円 | 127,800円 / 154,980円 |
※実測消費電力はPCIeケーブルとスロットで計測された値です。補助電源は両モデルとも8pinが2本で、12VHPWRアダプターは不要です。価格は2026年10月5日時点の通販価格(無印4製品・XT 11製品)の最安値と中央値で、変動します。
CU数は3,584対4,096で14%、ブーストクロックは2,520MHz対2,970MHzで18%の開きがあります。それでも実際のフレームレート差が12%に収まるのは、メモリバス幅とVRAM容量が同一で、帯域側が同じ天井を共有しているためです。カタログの数字ほどは離れません。
性能差性能差は12%|1440pでも4Kでも同じ
52タイトルで比較すると、RX 9070 XTの優位は1440pと4Kのどちらでも12%でした。解像度を上げれば差が広がるという一般論は、この2枚の間では成り立ちません。発売直後に少数タイトルで測られた時点では9〜14%と幅がありましたが、母数を52タイトルまで広げると12%へ収束しました。
平均が12%でも、タイトルごとの振れ幅は小さくありません。負荷のかかり方で3%から25%程度まで動きます。
| タイトル・条件 | 1440pのXT優位 | 4KのXT優位 |
|---|---|---|
| 52タイトル平均 | +12% | +12% |
| Marvel’s Spider-Man 2 Very High | +10% | +14% |
| Forza Horizon 6(Extreme) | +8% | +23% |
| 高負荷時の最大値 | 最大25%程度 | 最大25%程度 |
Forza Horizon 6のように、4Kで差が大きく開くタイトルもあります。
Spider-Man 2では平均フレームレートの差が10〜14%なのに対し、1%ローの差は両解像度で21%に開きました。カクつきの少なさを重視するなら、平均値だけを見ると差を過小評価することになります。
FSR 4はRDNA 4のAIアクセラレータを使うアップスケーリングで、どちらのカードでもフレーム生成を含めてフル機能が使えます。機能面の差はありません。レイトレーシングを多用する重い条件では、2枚の開きが最大25%程度まで広がることがあります。VRAMはどちらも16GBなので、重量級タイトルで下位モデルだけVRAMが枯渇して差が消える逆転も起きず、CU数とクロックの差がそのままフレームレートに反映されます。
消費電力消費電力と電源・電気代の差
公称値の差は84Wですが、ゲーム中の実測差は86Wとわずかに広がります。どちらも実測値が公称TBPをわずかに上回っており、公称どおりまで使い切る挙動です。電源に余裕を持たせる意味はここにあります。
| 項目 | RX 9070(無印) | RX 9070 XT |
|---|---|---|
| ゲーム中の実測 | 224W(公称220W) | 310W(公称304W) |
| 公式の推奨電源 | 650W | 750W |
電気代の差(1日3時間 / 44.67円/kWh)
| 期間 | RX 9070(無印) | RX 9070 XT(差額) |
|---|---|---|
| 1ヶ月 | 約900円 | 約1,250円(+350円) |
| 1年間 | 約11,000円 | 約15,200円(+4,200円) |
| 3年間 | 約32,900円 | 約45,500円(+12,600円) |
家電のカタログでよく使われる1kWhあたり31円は業界団体の試算用の目安で、すでに電気を使っている家庭がゲーミングPCを足した分には当てはまりません。追加分はすべて従量電灯の第3段階(300kWh超)で計算されるためです。東京電力の第3段階は40.49円、これに再生可能エネルギー発電促進賦課金4.18円を足した44.67円が実際に効く単価になります。賦課金は2027年4月検針分まで据え置きです。詳しい内訳はゲーミングPCの電気代を実単価で計算する記事にまとめています。
AMDが公式に推奨する電源容量は、無印が650W、XTが750Wです。いま650Wを積んでいるなら、XTを選ぶ時点で電源の買い替えが発生します。750W以上の80PLUS Gold電源はおおむね1万円台から見つかるので、この分を価格差に上乗せして判断してください。逆に無印なら電源はそのまま使えます。容量の決め方はGPU別の推奨電源容量をまとめた記事で確認できます。
価格差価格差が1.5万円を超えたら無印を選ぶ
性能差が12%と分かっているので、本体価格の上乗せが12%を超えたら払いすぎです。無印の実売価格を基準にすると、12%にあたる金額はおよそ1.4万〜1.5万円で、ここが分岐点になります。
| 価格帯 | RX 9070(無印) | RX 9070 XT(無印との差) |
|---|---|---|
| 最安どうし | 119,800円 | 127,800円(+8,000円・+6.7%) |
| 2番目に安い価格どうし | 126,489円 | 139,800円(+13,311円・+10.5%) |
| 中央値どうし | 127,043円 | 154,980円(+27,937円・+22.0%) |
上乗せが12%以内に収まる最安どうし・2番目どうしはXT有利、12%を大きく超える中央値どうしは無印有利です。
つまりどちらが買いかは、型番ではなく見ている店の価格帯で決まります。XTの最安帯は無印の最安帯から1万円以内に収まっていますが、中央値で比べると3万円近い開きがあります。9月22日時点では最安どうしが同額でしたが、10月5日にはXTの最安が8,000円上がり、差が出ています。
最安どうしで買った場合、本体の差が8,000円、電気代の差が12,600円で、合計20,600円で12%速いカードが手に入ります。中央値どうしでは、本体の差が27,937円、電気代の差が12,600円で、合計40,537円です。12%の性能向上にこの金額を出すかどうかが判断になります。650W電源からの買い替えが必要なら、さらに1万円台が乗ります。
10月5日時点の通販最安値は、RX 9070 XTが127,800円、RTX 5070が139,800円で、1万2千円ほどの開きがあります。VRAMもRX 9070 XTが16GB、RTX 5070が12GBです。一方でレイトレーシングの効きとDLSSの対応タイトル数ではRTX 5070に分があるため、レイトレを常用するかどうかで判断が分かれます。
おすすめ価格差で選び分ける2枚
上の分岐点にそのまま当てはめられるよう、無印とXTを1枚ずつ挙げます。いま使っている電源の容量と、目の前の値札の差額を確認してから選んでください。
ゲーミングPCカードごと買い替えない人向けのゲーミングPC
グラボ単体の載せ替えではなく、PCごと買う場合の候補です。どちらも同じフロンティアの固定構成で、無印とXTの差がそのまま価格に出ます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|価格差が1.5万円を超えるかで決まります
性能差は52タイトル平均で12%、1440pでも4Kでも動きません。VRAMも同じ16GBなので、後から容量で困る心配もありません。あとは目の前の2つの値札の差が、1.5万円より大きいか小さいかを見るだけです。
価格差が1.5万円未満なら RX 9070 XT、1.5万円を超えるか650W電源を使い続けたいなら RX 9070(無印)です。各モデルの単体レビューはRX 9070とRX 9070 XTで確認できます。










