グラボはいくらまで出すべき?フルHD約8万円・WQHD約10万円・4K約15万円で止める線引き【2026年11月】
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RX 9070 XTからRTX 5070 Tiへ約8.7万円足しても、52本の平均fpsは1〜4%しか伸びません
GPUの価格は3か月で約35%上がりました。10か国の最安価格を追った調査では、発売時549ドルのRTX 5070が米国で約900ドルになっています。いくらまでなら出してよいのか、線を引けずに迷っている人は多いはずです。
止める価格は、フルHDなら約8万円、WQHDなら約10万円、4Kや高fpsのWQHDなら約15万円です。11月7日の国内最安で、それぞれRTX 5060、RX 9060 XT 16GB、RX 9070 XTが当てはまります。RX 9070 XTからRTX 5070 Tiに替えると約8.7万円高くなりますが、52本の平均fpsは1440pで約1.4%、4Kで約4%しか上がりません。
例外は、重いレイトレーシングを使うゲームです。この場合はRTX 5070 Tiが大きく上回る例があります。価格は店舗と日によって動くため、表の金額は11月7日時点の目安として、先に自分のモニターで必要なfpsを決めてください。
目次
早見表止める価格は解像度と目標fpsで決まる
下の表は、画質やアップスケーリングを調整する前提で、そのfpsに届く新品の現行GPUの目安です。軽いゲーム中心なら、もっと安いGPUでも足ります。これより上は、遊び方が変わらない限り、追加の支出に見合う伸びが小さくなります。
| 遊び方 | 止める価格 | 選ぶGPU | 根拠になる実測 |
|---|---|---|---|
| フルHD | 約8万円 | RTX 5060 8GB(最安79,800円)、RX 9060 XT 8GB(同78,911円) | RTX 5060の発売時検証で、1080pの平均は重いゲームで45〜48fps、Delta Forceで138fps |
| WQHDで60fps以上 | 約10万円 | RX 9060 XT 16GB(最安86,799円) | ネイティブ1440pの18本平均が70fps |
| WQHDで100fps超、または4Kで60fps前後 | 約15万円 | RX 9070 XT(最安147,999円) | 1440pの18本平均が119fps、4Kの52本平均が81fps |
| それ以上 | 出さない | RTX 5070 Ti(最安234,780円)以上 | RX 9070 XTに対し、52本の平均fpsの伸びが1440pで約1.4%、4Kで約4% |
※fpsは海外の検証サイトによる測定です。平均fpsなので、ゲームや画質設定によっては下回ります。たとえばRX 9060 XT 16GBは、ネイティブ1440pのOblivion Remasteredで平均41fpsでした。
国内価格国内最安は8万円台、15万円前後、23万円、33万円と段が開いている
最安同士で見ると、RX 9060 XT 16GB(86,799円)の次に安い16GBカードはRX 9070(125,800円)で、その上にRTX 5060 Ti 16GB(145,270円)、RX 9070 XT(147,999円)、RTX 5070(149,800円)が15万円前後に固まっています。RTX 5070 Tiは23万円台、RTX 5080は33万円台、RTX 5090は100万円を超えています。
| GPU | VRAM | 最安 | 2番目に安い | 中央値 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 8GB | 79,800円 | 81,800円 | 89,890円 |
| RX 9060 XT 8GB | 8GB | 78,911円 | 79,979円 | 84,800円 |
| RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 94,800円 | 95,780円 | 101,145円 |
| RX 9060 XT 16GB | 16GB | 86,799円 | 96,800円 | 102,147円 |
| RX 9070 | 16GB | 125,800円 | 128,800円 | 135,800円 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 145,270円 | 146,810円 | 158,000円 |
| RX 9070 XT | 16GB | 147,999円 | 149,800円 | 186,213円 |
| RTX 5070 | 12GB | 149,800円 | 152,527円 | 169,800円 |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 234,780円 | 239,800円 | 268,635円 |
| RTX 5080 | 16GB | 331,800円 | 337,800円 | 359,800円 |
| RTX 5090 | 32GB | 1,098,000円 | 1,149,800円 | 1,215,000円 |
※価格は国内通販の価格一覧(税込)に載る、各GPUの名前を含む製品ごとの掲載最安価格を並べた、最安・2番目に安い・中央値です。2026年11月7日に取得しました。1店舗の在庫切れで最安は一晩で変わるため、購入前に最新の掲載価格と在庫を確認してください。掲載は在庫があることを意味しません。
RX 9060 XT 16GBは最安と2番目の差が約1万円あり、中央値は102,147円です。最安のカードが買えなかった場合の現実的な価格は10万円前後なので、WQHDの目安は約10万円としています。Amazonの購入カードに表示される価格は、ブランドとモデルで最安より高いことがあります。
比較価格差と性能差を段ごとに比べる
隣り合うGPUに乗り換えると、価格と性能はそれぞれ動きます。性能差が価格差に届かない段が、止める位置の候補です。
| 乗り換え | 価格差(最安同士) | 性能差 | 判断 |
|---|---|---|---|
| RX 9060 XT 8GB → 16GB | +7,888円(約10%) | 1440pのOblivion Remasteredで平均19fps→66fps、1% lowは10fps→52fps | 16GBを選ぶ |
| RX 9060 XT 16GB → RX 9070 XT | +61,200円(約70%) | 別々のレビューの18本平均で70fps→119fps(ゲームの顔ぶれは同一とは限らない) | 必要なfpsで選ぶ |
| RX 9070 → RX 9070 XT | +22,199円(約18%) | 52本平均で1440p・4Kとも約12%速い | 価格の伸び(約18%)が性能の伸び(約12%)をやや上回る |
| RTX 5070 → RX 9070 XT | -1,801円(RX 9070 XTが安い) | 52本平均で1440pは約24%、4Kは約25%、RX 9070 XTが速い | GeForce固有の機能が不要ならRX 9070 XT |
| RX 9070 XT → RTX 5070 Ti | +86,781円(約59%) | 52本平均(レイトレ有効・無効を含む)で1440pは約1.4%、4Kは約4%の差 | 平均では割高(重いレイトレは例外) |
| RTX 5070 Ti → RTX 5080 | +97,020円(約41%) | 発売時の検証で4Kは5070 Tiが約13%遅い(5080が約15%速い) | 4Kの最高設定に予算を足せる人向け |
※性能差は、RX 9060 XT・RX 9070 XTのレビュー(各18本、別々の測定でゲームの顔ぶれは同一とは限りません)と、RX 9070・RTX 5070・RTX 5070 Tiとの52本比較の値です。52本比較はレイトレーシング有効・無効の設定を含む平均です。RTX 5080の値は2025年の発売時の検証です。
RX 9070からRX 9070 XTへの段は、価格が約18%、性能が約12%上がります。予算を抑えるならRX 9070、必要なfpsに余裕を持たせたいならRX 9070 XTです。70fpsと119fpsは別々のレビューの平均なので、厳密な比率ではなく目安です。60fpsで足りる人は、追加の約6万円を出さずにRX 9060 XT 16GBで止められます。
フルHDフルHDは約8万円で止める。8GB版を選ぶ条件はWQHDに替えないこと
RTX 5060(最安79,800円)とRX 9060 XT 8GB(同78,911円)はほぼ同じ価格です。RTX 5060の発売時の検証では、1080pの平均がClair Obscur: Expedition 33で48fps、Oblivion Remasteredで45fps、Stalker 2で47fpsでした。一方、Delta Forceは138fps、Call of Duty: Black Ops 6は75fpsです。重いゲームでは設定を調整する前提で、軽いゲーム中心ならRTX 5050(最安59,800円)のような下位でも足りる場合があります。
8GBには別の注意があります。RX 9060 XTは16GB版の最安が86,799円で、8GB版との差は7,888円(約10%)です。1440pの検証(Oblivion Remastered、Ultra、FSR Balanced)では、8GB版は平均19fps、1% lowは10fpsでした。16GB版は平均66fps、1% lowは52fpsです。RTX 5060もStalker 2の1440pで平均6fpsまで落ちています。
これはいずれも1440pの結果で、フルHD専用なら差は小さくなる可能性があります。ただし、数年のうちにWQHDのモニターへ替えるなら、約8千円を足して16GB版を選ぶほうが安全です。
WQHDWQHDは約10万円のRX 9060 XT 16GBが基準で、RTX 5060 Ti 16GBは5.8万円高い
RX 9060 XT 16GBは、発売時のレビューでネイティブ1440pの18本平均が70fpsでした。Horizon Forbidden West(Very High、Qualityのアップスケーリング)では平均95fpsです。60fpsを狙うWQHDなら、このクラスが目安です。重いゲームでは画質かアップスケーリングの調整が要ります。
RTX 5060 Ti 16GBの最安は145,270円で、RX 9060 XT 16GBより58,471円(約67%)高くなります。発売時の検証では、RX 9060 XTとRTX 5060 Tiはゲームごとに速い側が入れ替わり、Oblivion Remasteredでは9060 XTが11%速く、Counter-Strike 2では17%、Star Wars Jedi: Survivorでは8%遅くなりました。同じ性能帯の価格差としては大きく、DLSSなどGeForce固有の機能が必要な人以外には向きません。
4Kと高fps4Kや高fpsのWQHDは約15万円のRX 9070 XTで足りる
RX 9070 XTは、発売時のレビューで1440pの18本平均が119fpsでした。RTX 5070 Tiとの52本比較では、4Kの平均が81fpsです。007 First Lightの4K Ultraでも57fpsを出しています。120Hz以上のWQHDモニターを活かしたい人や、4Kで60fps前後を狙う人が、この価格帯で止める目安です。
最安は147,999円、2番目は149,800円で、ここまでは15万円以内に収まります。Amazonの購入カードでは157,374円でした。RX 9070(125,800円)との差は22,199円で、52本平均の性能差は約12%です。価格の伸び(約18%)のほうが性能の伸びよりやや大きくなります。予算を抑えたいならRX 9070、必要なfpsに余裕を持たせたいならRX 9070 XTです。
RTX 5070RX 9070 XTはRTX 5070より約1,800円安く、52本平均で約24〜25%速い
RTX 5070の最安は149,800円で、RX 9070 XTより1,801円高くなります。52本の平均では、RX 9070 XTが1440pで約24%、4Kで約25%速く、VRAMも12GBに対して16GBです。DLSSやNVIDIA固有の機能を使わないなら、同じ予算でRX 9070 XTを選ぶほうが性能で上回ります。
RTX 5070 Ti以上RTX 5070 Ti以上は平均fpsでは価格ほど速くならない
RTX 5070 Tiの最安は234,780円で、RX 9070 XTより86,781円(約59%)高くなります。52本の平均では、1440pで約1.4%、4Kで約4%しか上回りません(レイトレーシング有効・無効を含む平均)。消費電力はRX 9070 XTのほうが約20%多いので、電気代を重く見る人には小さな利点があります。
例外はレイトレーシングです。Indiana Jones and the Great Circleでは、重いレイトレーシングを有効にするとRTX 5070 TiがRX 9070 XTを1440pで56%上回りました。この種のゲームを高画質で遊びたい人には、5070 Tiに差額を出す理由があります。
RTX 5080は最安331,800円で、RTX 5070 Tiからさらに97,020円(約41%)上がります。2025年の発売時の検証では、4Kの平均でRTX 5070 Tiが約13%遅く、RTX 5080が約15%速い結果でした。RTX 5090は最安1,098,000円で、掲載も6製品だけです。ゲーム用の支出としては、ここまで出す理由が明確な人に限られます。
CPUGPUに予算を足す前に、CPUが古くないかを確かめる
CPUが古いと、高いGPUに替えても速くなりません。2026年11月6日の検証では、Ryzen 5 5500と組むとRX 9060 XTが1080pのMarvel RivalsでRTX 5070を17%、Space Marine 2では25%上回りました。GeForceのCPU負荷が重い問題で、RTX 5070の本来の速さが出ません。
Ryzen 5 5600以下の環境でGPUに10万円以上を足すなら、先にCPUまわりの支出を比べてください。詳しい数値はRTX 5060・RTX 5070・RX 9060 XTを古いCPUで動かした検証にまとめています。PC全体の予算はゲーミングPC自作の予算別構成でも比べられます。
電源とケースGPUを上げるなら、電源とケースの追加費用も予算に入れる
GPUの価格だけでなく、手持ちの電源とケースが新しいカードに合うかで総額が変わります。AMDが公表している推奨電源は、RX 9060 XT 16GBが450W(ボード電力160W)、RX 9070が650W(同220W)、RX 9070 XTが750W(同304W)です。
いまの電源がこれを下回る場合は、電源交換の費用ぶんだけGPUを下げるか、総予算を増やすかを決めてください。カードの長さと厚みはモデルごとに違うので、ケースのGPU最大長と照らし合わせてから選びます。
結論約8万円・約10万円・約15万円で止めるのが向いている人・向かない人
- フルHDかWQHDで、60fps前後を目標に、画質やアップスケーリングを調整できる人
- 4Kや120Hz超のWQHDを、15万円以内で試したい人
- DLSSやCUDAなど、NVIDIA固有の機能に依存しない人
- 重いレイトレーシングを高画質で遊びたい人
- 4Kの最高設定を、アップスケーリングなしで維持したい人
- 古いCPUのまま、GPUだけを大幅に上げようとしている人
おすすめ止める価格に合うおすすめモデル
WQHDの約10万円はRX 9060 XT 16GB、約15万円はRX 9070 XTです。RX 9070は差額を抑えたい人向けで、RTX 5080は重いレイトレーシングや4Kの最高設定に予算を足せる人向けの選択肢です。カードの価格はAmazonの表示で、国内最安より高くなる場合があります。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|止める価格は約8万円、約10万円、約15万円の3段
GPUに出す金額は、解像度と目標fpsを決めてから選びます。RX 9060 XT 16GBからRX 9070 XTまでは、必要なfpsに応じて価格が上がります。RTX 5070 Ti以上は、平均fpsでは価格の伸びに届きません。
フルHDはRTX 5060の約8万円、WQHDはRX 9060 XT 16GBの約10万円、4Kや高fpsはRX 9070 XTの約15万円で止めるのが目安です。RTX 5070 Ti以上は、重いレイトレーシングを高画質で遊びたい人だけが選んでください。
出典:TechSpot GPU価格レポート(2026年11月2日) / TechSpot RX 9060 XTレビュー / TechSpot RX 9060 XT 8GB版の検証 / TechSpot RTX 5060レビュー / TechSpot RX 9070 XTレビュー / TechSpot RX 9070とRX 9070 XTの比較(52本) / TechSpot RTX 5070とRX 9070 XTの比較(52本) / TechSpot RTX 5070 TiとRX 9070 XTの比較(52本) / TechSpot RTX 5070 Tiレビュー / TechSpot 予算PC向けGPUのCPU別検証(2026年11月6日) / AMD RX 9070 XT仕様 / AMD RX 9070仕様 / AMD RX 9060 XT仕様。fpsはいずれもTechSpotの測定値で、ゲームの顔ぶれ・画質設定・測定時期が記事ごとに異なります。




