GIGABYTE GAMING A16発売|RTX 5060が36万円・RTX 5070が40万円、16GB×1で買い?
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RTX 5060が36万円・RTX 5070が40万円、16GB×1で買い?

出典(確認日2026年9月13日):GIGABYTE公式プレスリリース、NVIDIA公式 GeForce Laptop比較ページ、Intel公式製品仕様(Core Ultra 9 185H)、Notebookcheck GPU比較(RTX5060 vs RTX5070 Laptop)、価格.com(競合モデル実勢価格)にもとづきます。
GIGABYTEは、Core Ultra 9 185HとGeForce RTX 50シリーズ Laptop GPUを組み合わせた16型ゲーミングノートPC「GIGABYTE GAMING A16」の家電量販店向けモデルを発売します。RTX 5060 Laptop GPU搭載の「GAMING A16 EVHS3JP894SP」は2026年9月12日発売で実売予想36万円前後、RTX 5070 Laptop GPU搭載の「GAMING A16 EWHS3JP894SP」は9月後半発売予定で実売予想40万円前後です。
Core Ultra 9、最大115WのRTX 50シリーズ、MUXスイッチ、165Hzディスプレイとスペック表だけを見れば高性能なゲーミングノートですが、両モデルとも標準メモリは16GB×1枚、GPUはどちらもVRAM 8GBで、CPUのCore Ultra 9 185Hも最新世代ではありません。そしてRTX 5060とRTX 5070の性能差も、型番から想像するほど大きくならない可能性があります。
GAMING A16の魅力は「Core Ultra 9+RTX 50」という名前よりも、最大115WまでGPUを動かせる比較的薄い2.2kg級の筐体、MUXスイッチ、メモリ・SSDの拡張性にあります。一方で2026年9月時点の約36〜40万円という価格はかなり強気です。競合製品との比較を含めて整理します。
目次
結論先に結論|どちらを選ぶべきか
- 内蔵ディスプレイのWUXGA(1920×1200)でプレイする
- 差額をメモリ32GB化やSSD増設に回したい
- MUXスイッチ・拡張性を重視し、GPU性能は必要十分でよい
- 外部WQHDモニターへ接続してゲームをする
- GPUレンダリングやAI処理を頻繁に行う
- 少しでもGPU性能を高くしたい明確な理由がある
スペック2モデルの違いはGPUのみ
今回投入されるGAMING A16は、CPUやディスプレイなどの基本構成を共通化し、GPUをRTX 5060 LaptopとRTX 5070 Laptopから選べる構成です。
| 項目 | RTX 5060モデル | RTX 5070モデル |
|---|---|---|
| 型番 | EVHS3JP894SP | EWHS3JP894SP |
| CPU | Core Ultra 9 185H | Core Ultra 9 185H |
| GPU・VRAM | RTX 5060 Laptop・8GB | RTX 5070 Laptop・8GB |
| 最大Graphics Power | 115W | 115W |
| ディスプレイ | 16型WUXGA・165Hz・300nits | 16型WUXGA・165Hz・300nits |
| メモリ | 16GB×1(最大64GB) | 16GB×1(最大64GB) |
| SSD | 1TB PCIe4.0(空きM.2×1) | 1TB PCIe4.0(空きM.2×1) |
| 実売予想価格 | 約36万円 | 約40万円 |
メモリはDDR5-5600の16GB×1枚で、SO-DIMMスロットは2基のうち1基が空いており32GB化しやすく、最大64GBまで対応します。SSDも1TBのPCIe 4.0を標準搭載し、もう1基M.2スロットが用意されています。メモリ・SSDの両方を後から増やせる点は、薄型化のため基板へ直接実装するノートが増えるなかで扱いやすい設計です。
GPU電力最大115WのRTX 5060・5070を搭載するのがポイント
GAMING A16でまず注目したいのがGPUの電力設定です。GIGABYTEは今回のCore Ultra 9搭載モデルについて、RTX 5060 Laptop GPU、RTX 5070 Laptop GPUともに最大Graphics Powerを115Wとしています。ノートPCでは筐体の冷却能力やメーカー設計によってGPUへ割り当てられる電力が異なるため、同じ「RTX 5060 Laptop」「RTX 5070 Laptop」という名称でも性能が同じになるとは限りません。実際、GIGABYTE自身も別のGAMING A16モデルではRTX 5060 Laptop GPUを80〜85W程度に抑えた構成を販売しています。今回のCore Ultra 9モデルが最大115W仕様になっている点は、そうした低TGP版とは区別して考えるべきです。
NVIDIA公式仕様ではRTX 5060 Laptop GPUが3,328基のCUDAコア・8GB GDDR7・128bit、RTX 5070 Laptop GPUが4,608基のCUDAコア・8GB GDDR7・128bitです(RTX 5070 Laptopには12GB版も存在しますが、今回のGAMING A16は8GB版です)。AI性能もRTX 5060が572 AI TOPS、RTX 5070が798 AI TOPSと、演算器の規模そのものはRTX 5070の方が明確に上です。ただし、これがそのままゲームのFPS差になるわけではありません。
性能差RTX 5070は約4万円高いが、性能差は意外と小さい
今回もっとも判断が難しいのが、RTX 5060モデルとRTX 5070モデルのどちらを選ぶかです。実売予想ベースの価格差は約4万円あります。
Lenovo Legion 5でRTX 5060 Laptop GPU(115W)とRTX 5070 Laptop GPU(115W)を同条件で比較した実測では、合成ベンチマークでの差は約7%にとどまったという結果があります。海外の実測レビューでは別モデルで「RTX 5060がRTX 5070を上回る」という意外な結果も報告されており、TGP設定次第では型番ほどの性能差にならないケースがあることが分かります。もちろんこれはGAMING A16そのものを直接測定した数値ではなく、CPU・冷却・クロック・タイトルによって差は変化します。
NVIDIA公式のGPU比較ページでは、TGP条件をそろえないRTX 5060とRTX 5070の一般的な性能差はおおむね15〜17%程度とされています。しかし今回のGAMING A16のように両モデルとも同じ115Wで動かす場合は、この差がさらに縮む可能性があります。RTX 5060 Laptop・RTX 5070 Laptopでは、型番ほど大きな性能差にならないケースがあることは購入前に知っておきたいところです。
VRAMRTX 5060とRTX 5070はどちらもVRAM 8GB
RTX 5070モデルを選びにくくしているもう一つの理由がVRAMです。RTX 5060 Laptop GPUは8GB GDDR7、RTX 5070 Laptop GPUも8GB GDDR7で、メモリバスもいずれも128bit、メモリ帯域幅も同水準です。つまり約4万円を追加してRTX 5070へ変更しても、VRAM容量は増えません。
ここはRTX 5070 Ti Laptop GPUとの大きな違いです。RTX 5070 Ti LaptopになるとVRAMが12GB GDDR7、メモリバスも192bitへ拡大します。近年のゲームでは高解像度テクスチャ・レイトレーシング・フレーム生成によってVRAM使用量が増えやすく、8GBが将来的に制約となる可能性があります。GAMING A16の内蔵ディスプレイは1920×1200なので、WUXGAでゲームをする限り8GBでも対応しやすいでしょう。しかし40万円近いノートPCを数年使うことを考えると、「RTX 5070にしたのだからVRAMにも余裕がある」という構成ではない点には注意が必要です。
内蔵ディスプレイは2560×1600ではなく1920×1200です。RTX 5060 Laptop GPUを最大115Wまで使えるなら、WUXGAでDLSSも組み合わせる用途では十分高性能です。約4万円を追加したときに変わる主要パーツがGPUだけなので、コストパフォーマンスではRTX 5060モデルが有利になる可能性があります。外部のWQHDモニターへ接続する、GPUレンダリングやAI処理を頻繁に行うといった明確な理由がなければ、RTX 5060モデルを購入して差額をメモリ32GB化やSSD増設へ回す方が、PC全体として使いやすくなるでしょう。
メモリむしろ気になるのは16GB×1というメモリ構成
今回のGAMING A16で最も気になる仕様はGPUではなく、標準メモリかもしれません。約36万円と約40万円の両モデルとも、標準では16GB×1枚です。2026年のゲーミングPCとして16GB自体が直ちに不足するわけではありませんが、この価格帯なら32GBを標準搭載してほしいところです。GIGABYTE自身も製品ページではデュアルチャネルDDR5メモリと2基のSO-DIMMスロットを訴求していますが、今回の国内構成は16GB×1枚のシングルチャネルです。
そのため購入後に16GBモジュールを追加して、16GB×2の32GB構成へすることを前提に考えた方がよいでしょう。ゲームをしながらDiscord・ブラウザ・録画ソフトを立ち上げたり、動画編集や生成AIを併用したりするなら、32GBのメリットはさらに大きくなります。空きスロットが用意されているので増設そのものはしやすいものの、36万円以上の完成品ゲーミングノートとしては惜しい部分です。
CPUCore Ultra 9 185Hは高性能だが「最新CPU」ではない
搭載されているCore Ultra 9 185Hは16コア22スレッド(Pコア6基・Eコア8基・低消費電力Eコア2基)、最大5.1GHz、キャッシュ24MB、プロセッサーベース電力45W・最大ターボ電力115Wという、Meteor Lake世代の高性能モバイルCPUです。性能自体が低いCPUではなく、ゲーム・配信・動画編集を同時にこなせるだけの処理能力があります。
2026年9月時点では、発売から約3年が経過したCore Ultra Series 1にあたります。「40万円近い最新ゲーミングノートだからCPUも最新世代」と思って購入するのは避けた方がよいでしょう。GAMING A16は、既存のCore Ultra 9 185Hを採用しつつGPU側をRTX 50シリーズへ更新した構成と考える方が実態に近いです。
GIGABYTEはGAMING A16を「AIゲーミングノートPC」としています。Core Ultra 9 185HにはIntel AI Boost NPUが搭載され、Intel公式仕様ではNPU単体性能11 TOPS、CPU・GPUなど含むプラットフォーム全体で最大35 TOPSです。一方でRTX 5060 Laptop GPUは572 AI TOPS、RTX 5070 Laptop GPUは798 AI TOPSと、GPU側にははるかに大きなAI演算能力があります。Stable Diffusionやローカル生成AIなど、GeForce RTXを利用できる処理ではGPU側が主役になるため、「AI PC」という言葉からNPU性能を期待するより、RTX 50シリーズを搭載したGPUコンピューティング向けノートと考える方が分かりやすいでしょう。
筐体2.2kg・MUXスイッチは評価できる部分
ディスプレイは16型・1920×1200・165Hz・応答速度3ms・ノングレア・300nitsです。16:9の1920×1080より縦方向が120ピクセル広い16:10なので、ゲーム以外の用途でも使いやすくなります。ただし36〜40万円という価格を考えると、ディスプレイそのものにプレミアム感があるわけではありません。GIGABYTEの国内仕様ページでは300nitsであることは確認できますが、sRGBカバー率などの色域についての明記は確認できず、写真編集やカラーグレーディングまで重視するなら実機レビューでの確認をおすすめします。
競合比較ASUS TUF Gaming A16と比べると価格差が大きい
GAMING A16の価格を評価するうえで無視できないのが競合製品です。2026年9月時点で、AMD Ryzen 9 8940HX・RTX 5060 Laptop GPU・16GBメモリ・1TB SSDを搭載するASUS TUF Gaming A16が価格.com最安値24万9,800円で販売されています。同構成でメモリ32GBのモデルも34万9,800円前後で存在します。GIGABYTE GAMING A16 RTX 5060モデルの実売予想約36万円と比べると、10万円以上の差があります。
さらに価格重視で探すなら差はさらに広がります。Core 7 240H・RTX 5060 Laptop GPU・16GBメモリ・1TB SSDを搭載するASUS Gaming V16は、価格.com最安値で22万9,800円です。もちろんCPU・GPUの電力設定・筐体・冷却・ディスプレイなどが異なるため単純な同等品ではありませんが、「RTX 5060 Laptop搭載ノートを購入する」という目的だけなら、2026年9月時点で20万円台前半から選択肢があります。36万円のGAMING A16 RTX 5060モデルを選ぶなら、Core Ultra 9・115W GPU・MUX・拡張性・筐体設計に追加費用を払う価値があるかを考える必要があります。
RTX 5070モデルはさらに判断が難しくなります。約40万円まで予算を上げると、RTX 5070 Ti Laptop GPU搭載モデルが視野に入る可能性が出てくるからです。RTX 5070 Ti LaptopはCUDAコア数が多いだけでなく、VRAMも8GBから12GB、メモリバスも128bitから192bitへ拡張されます。GAMING A16 RTX 5070モデルを約40万円で購入する場合は、RTX 5070 Ti搭載機まで比較するのがおすすめです。
対象読者こんな人ならGAMING A16は候補になる
GAMING A16が向いているのは、価格だけでなく性能と拡張性を組み合わせて長期間使いたい人です。最大115WのRTX 50シリーズ、MUXスイッチ、メモリ交換可能、SSD増設可能という構成は、薄型ノートの中では扱いやすくなっています。16型ながら約2.2kgに収まっているため、据え置き中心にときどき持ち運ぶ使い方にも向いています。一方、RTX 5060搭載ゲーミングノートをできるだけ安く買いたい人にはおすすめしにくい価格です。メモリ32GBや高品質ディスプレイ、最新CPUなど、36〜40万円という価格から期待する部分を優先する人も競合製品との比較が必要です。
発売直後に急いで購入する必要性は低いと考えます。今回のGAMING A16は家電量販店モデルのため、発売後にポイント還元やセール、価格改定が入る可能性があります。RTX 5060モデルが30万円前後まで下がれば、Core Ultra 9・115W RTX 5060・MUX・1TB SSD・増設対応・2.2kgという構成は比較候補に入れやすくなります。RTX 5070モデルも同様で、40万円のままならRTX 5070 Ti搭載機まで比較したいところです。
FAQよくある質問
まとめ製品より価格が課題のゲーミングノート
GIGABYTE GAMING A16は、Core Ultra 9 185Hと最大115WのGeForce RTX 5060/5070 Laptop GPUを組み合わせた16型ゲーミングノートです。RTX 5060モデルは実売予想約36万円(9月12日発売)、RTX 5070モデルは約40万円(9月後半発売)で、MUXスイッチ・メモリとSSDの拡張性など設計面は扱いやすい構成です。
一方で、標準メモリは両モデルとも16GB×1、GPUのVRAMも共に8GB、CPUのCore Ultra 9 185HもMeteor Lake世代と、36〜40万円という価格から期待する部分には届かない面があります。同等スペックのASUS TUF Gaming A16が24万9,800円〜で買える現状では、RTX 5060モデルが30万円前後まで下がるか、競合製品と比較してから購入を判断するのがおすすめです。





