ゲーミングPCのメモリは16GB・32GB・64GBのどれ?CPU-Zで32GBが減っても選び方は変わらない【2026年11月】
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CPU-Zで32GBが減っても選び方は変わらない
CPU-Zの検証サイトの統計で、32GBと64GBのPCの割合が前年より下がり、16GBと8GBが上がりました。メモリが高騰している時期だけに、ゲーム用のメモリも16GBに戻してよいのか、手持ちの32GBは多すぎたのかと迷う人もいるでしょう。
結論は、ゲーム用の容量の選び方は変わりません。32GBは37.2%で今も最多で、1年前の約38.2%から約1ポイント下がっただけです。16GBは約29.2%から33.0%へ増え、64GBは約8.9%から7.3%へ減りました。ただし、これはCPU-Zに登録されたPCの割合で、ゲームが必要とする容量を示す数字ではありません。
16GBで困っていなければ増設は要らず、32GBを16GBに減らす理由もありません。新しく買うなら32GBが基本です。VRAM 8GBのグラフィックボードで、VRAMがあふれる新作を遊んでカクつくなら、32GBへの交換が特に効きます。64GBは、公式が理想の要件に64GBを挙げるMicrosoft Flight Simulator 2024のような作品や、動画編集のように32GBを超える作業が決まっている人向けです。
目次
結論手持ちの容量と使い方で決める
| 状況 | 容量 | 理由 |
|---|---|---|
| 今は16GBで、遊ぶゲームが問題なく動く | 16GBのまま | 統計の割合が動いても、ゲームの要求は変わりません。カクつきが出てから替えれば間に合います |
| 今は16GBで、新作がカクつく VRAM 8GBのグラボでVRAMがあふれる、約20GB使う作品など | 32GBへ交換 | VRAMから溢れたデータがメモリに回り、16GBでは足りなくなる例があります。VRAM 8GBでも問題なく動いているなら据え置きです |
| 今は32GB | 32GBのまま | 32GBは最多の構成のままです。足りている容量を減らして得られるものは、ほとんどありません |
| 新しく買う・組む | 32GB(16GB×2枚) | 海外の検証では、32GBがすべてのタイトルで最適な動作を得られる容量でした |
| 新しく買う・組む。予算が最優先で、VRAM 12GB以上 | 16GBでも成り立つ | 16GBで動くゲームは多い一方、足りなくなったら32GBへの交換が前提です |
| 動画編集や仮想マシンも使う、64GBが理想要件のゲームを遊ぶ | 64GB | 検証したゲームは32GBで足りました。64GBは用途が決まっている人の選択です |
統計CPU-Zで動いたのは1〜4ポイント
CPU-Zの検証サイトは、利用者が自分のPCの構成を登録するサービスです。統計ページの「RAM Size (Total)」は、直近3か月に登録されたPCの合計メモリ容量を、割合の多い順に並べています。
| 容量 | 現在の割合 | 1年前との比較 |
|---|---|---|
| 8GB | 11.0% | 表示は+5.5%。約10.4%から約0.6ポイント増 |
| 16GB | 33.0% | 表示は+12.9%。約29.2%から約3.8ポイント増 |
| 32GB | 37.2%(最多) | 表示は−2.5%。約38.2%から約1.0ポイント減 |
| 64GB | 7.3% | 表示は−18.0%。約8.9%から約1.6ポイント減 |
※1年前の割合は、表示された増減を変化率として逆算した概算です。24GBが2.3%で+19.7%と表示されており、ポイント差ではなく割合の変化率です。
見出しになった64GBの−18.0%は、割合が約8.9%から7.3%に下がった変化率で、ポイントにすると約1.6ポイントです。32GBは約1ポイント、16GBは約4ポイント動いただけで、順位は変わっていません。32GB以上の主流が崩れたとは言えない動きです。
メモリの規格は、DDR4が54.5%(+6.0%)、DDR5が32.9%(−2.9%)、DDR3が11.3%でした。登録されたPCの半数以上がDDR4で、DDR5はまだ3分の1です。
容量が下がった理由は、統計からは分かりません。メモリの高騰と時期は重なりますが、買い控えが増えたのか、古いPCの登録が増えたのかは区別できません。
出典:CPU-Z Validator Statistics(2026年11月8日に確認)
比較CPU-ZとSteamでは最多の容量が違う
同じ時期でも、Steamのハードウェア調査では最多の容量が16GBです。2026年10月分(Windows)と並べると、64GBや8GBの割合も違います。
| 容量 | CPU-Z(直近3か月) | Steam(2026年10月・Windows) |
|---|---|---|
| 8GB | 11.0% | 7.02% |
| 16GB | 33.0% | 41.27%(最多) |
| 32GB | 37.2%(最多) | 38.18% |
| 64GB | 7.3% | 3.95% |
出典:CPU-Z Validator Statistics / Steam ハードウェア&ソフトウェア調査(2026年10月)(Windowsの集計。2026年11月8日に確認)
集計の対象が違います。CPU-Zには、DDR3以前の古いPCも合わせて11.9%含まれます。Steamはゲームを遊ぶPCの任意の調査です。2026年9月には32GBが43.28%まで跳ねて16GBを上回り、10月に38.18%へ戻りました。同じ月に簡体字中国語の回答も32.84%から23.21%へ動いており、月ごとの回答者の構成が影響している可能性があります。
どちらも国別の内訳を示しておらず、日本のゲーマーの平均ではありません。そして、どちらも「今のPCに載っている容量」であって、ゲームに必要な容量ではありません。月ごとの動きはSteamハードウェア調査 2026年10月で見られます。
必要量ゲームが使う容量は、別の検証で見る
必要な容量は、実際にメモリ容量を切り替えて測った検証で判断します。2026年1月の海外の検証は、Ryzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5090の環境で、おもに4Kの最高画質で測っています。64GBのキット1組を使い、Windowsが使える容量だけを8GB・16GB・32GBに絞る方法で、メモリの速度は全容量で同じです。Chromeを6タブ、Discordと監視ツールも動かした状態で測っています。
| ゲーム・構成 | 結果 | 読み方 |
|---|---|---|
| マフィア:オリジン ~裏切りの祖国 | 16GBではフレームタイムが悪化。滑らかに動くには約20GB | 16GBでは足りない例。24GB〜32GBが推奨 |
| S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl | 16GB・32GB・64GBで平均fpsも1% lowもほぼ同じ | 使用量は64GB構成で約18GB、16GB構成で14GB。使用量が多くても、16GBで足りる例 |
| Clair Obscur: Expedition 33 | 16GBが推奨で、それ以上は不要。使用量は最大13GB | 16GBで足りる例 |
| Marvel’s Spider-Man 2 RX 9060 XT 8GB | 16GBから32GBで1% lowが60%以上改善。総使用量は23GB | VRAM 8GBでは、あふれた分がメモリに回る |
| Marvel’s Spider-Man 2 RX 9060 XT 16GB | 16GBから32GBでほぼ変化なし | VRAMが足りていれば、容量を足しても伸びない |
出典:TechSpot「How Much RAM Do Gamers Need?」(2026年1月8日)。ゲームの版や場面、設定で結果は変わります。
同じ検証は、VRAM 8GBのRX 9060 XTと16GB版を16GBメモリで比べると、16GB版の平均fpsが35%、1% lowが70%高かったとも報告しています。安いグラフィックボードほどメモリに余裕が必要で、16GBで困るかどうかは、メモリ単体ではなくVRAMとの組み合わせで決まります。
この検証は、32GBを「ゲーマーにとってのスイートスポット」と結論づけています。一方で、メモリ価格が高い今は、遊ぶのが16GBで動くゲーム中心なら16GBも現実的としています。13本の結果と費用の比較はゲーム用メモリは16GBで足りる?32GBが要る条件にまとめています。
64GB64GBが要るのは理想要件に載るゲームと作業
ゲームで64GBが公式の要件に出てくる例が、Microsoft Flight Simulator 2024です。PCの要件は、最低・推奨・理想の3段階で示されています。
| 段階 | メモリ・VRAM | GPU・CPU |
|---|---|---|
| 最低 | メモリ16GB・VRAM 4GB | Radeon RX 5700 / GeForce GTX 970、Ryzen 2600X / Core i7-6800K |
| 推奨 | メモリ32GB・VRAM 8GB | Radeon RX 5700 XT / GeForce RTX 2080、Ryzen 7 2700X / Core i7-10700K |
| 理想 | メモリ64GB・VRAM 12GB | Radeon RX 7900 XT / GeForce RTX 4080、Ryzen 9 7900X / Core i7-14700K |
出典:Microsoft Flight Simulator 2024 Guide「PC System Requirements」(Microsoft Flight Simulator 2024の公式ガイド)
理想の欄は、RX 7900 XTやRTX 4080クラスのGPUと組み合わせる前提で、メモリだけを64GBにして得られる数字ではありません。推奨でも32GBなので、このゲームを遊ぶ人も、まず32GBで足りるかを確かめるのが先です。
64GBにする場合は、32GB×2枚の2枚組が基本です。16GB×4枚の4枚挿しにすると、CPUが保証する速度が下がる場合があります。違いはDDR5の2枚刺しと4枚刺しの比較で、配信や動画編集を含めた32GBと64GBの比較はDDR5メモリ32GBと64GBどっちが正解?で扱っています。
DDR4DDR4のPCは、DDR4のまま32GBにできる
CPU-Zで登録されたPCは、半数以上がDDR4です。DDR4のPCを使っていて16GBで足りなくなったときは、PCを組み替えなくても、DDR4の32GBキットへの交換で済みます。DDR4とDDR5は切り欠きの位置が違い、互換性はないため、マザーボードが対応する規格を選びます。
DDR4の32GBキットは、DDR5の32GBキットより安く買えます。16GBを足すか、32GBに交換するかの判断はCFD W4U3200CS-8GのDDR4を16GB追加するか32GBへ交換するかにまとめています。DDR4とDDR5のどちらで組むかはDDR4 vs DDR5、2026年に買うならどっちで比べています。
おすすめ容量別に選ぶメモリキット
いずれも2枚組です。16GBは足りなくなったら32GBへ交換する前提で、32GBと64GBは、そのまま長く使う前提の容量です。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
FAQ容量で迷いやすい点
減らす理由はありません。CPU-Zの割合は他の人のPCの構成で、手持ちのPCが足りているかとは関係がありません。32GBは今も最多の容量です。
統計からは分かりません。16GBで動くゲームは多い一方、約20GBが要る作品や、VRAMがあふれる設定で16GBが足りなくなる例もあります。遊ぶゲームとグラボで決めます。
ゲームを遊ぶPCの傾向を知りたいなら、Steamのほうが目的に近いです。ただし、どちらも自分のゲームに必要な容量を決める数字ではありません。必要量は、遊ぶゲームの要件と、タスクマネージャーで見るメモリの使用状況で確かめます。
Microsoft Flight Simulator 2024のように、公式が理想の要件に64GBを挙げる作品はあります。ただ、同じ公式の推奨は32GBです。ゲームだけなら、まず32GBで足りるかを確かめてください。
まとめまとめ|統計で選ぶのではなく、グラボと遊ぶゲームで選ぶ
CPU-Zで32GBは37.2%の最多のまま、約1ポイント下がっただけです。16GBは約29%から33.0%へ、64GBは約8.9%から7.3%へ動きました。ゲームが必要とする容量を示す数字ではないため、手持ちのPCの判断は変わりません。
16GBで困っていなければ据え置きです。VRAM 8GBのグラボでVRAMがあふれてカクつくなら、32GBへの交換が効きます。新しく買うなら32GBが基本です。64GBは、理想要件に64GBが載るゲームや、32GBを超える作業が決まっている人に絞って選んでください。



